働きながら転職活動をして良かったこと・悪かったこと

転職活動

私はこれまでに2回、転職活動を経験している。

1回目は、人生で初めて就いた仕事を半年で辞めて、完全に無職の状態から転職活動をした。数か月かけて、なんとか新しい職に就いた。

それから1年ほど経過したところで、仕事と自分の適性との間で色々なミスマッチが出てきた。そこで再び転職活動を開始したのが2015年の8月頃から。ある会社に採用が決まったのが2016年の3月頃で、今月(5月)いっぱいで退職し、来月から新しい職場に移ることになっている。今回は、仕事を続けながらの転職活動となった。

2回の転職活動を通じて分かったことは、無職の状態で転職活動をするのと、働きながら転職活動をするのとでは色々な違いがあるということだ。この記事では、主として働きながら転職活動をするという視点に立ちながら、私が感じたメリット・デメリットをまとめておこうと思う。

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働きながら転職活動をするメリット

メリットだらけだぜ

生活に困らない

働きながら転職活動をすることのメリットの1番は、やはりこれである。転職をしたいと思うくらいだからイヤイヤながらではあるのだが、一応毎日働いている。なので、月々安定した収入が入ってくる。

私の場合、一度目の転職活動のときは無職の状態だったから、生活費は貯金を切り崩してまかなっていた。しかしどんなに切り詰めて生活していても、毎月10万円ほどは無くなっていく。いつ経済的に破綻してしまうのかと怖くて仕方が無かった。

この恐怖は私にとってトラウマもので、「次に転職するときは絶対に仕事を続けながら職探しをしよう」とこのときに決めたほどだ。

働きながらであれば、「明日食うための金はあるか」「来月生きていくための金はあるか」といった恐怖に怯えなくて済む。精神的にかなりラクな状態で、安心して新しい仕事を探せるのである。

じっくりと仕事を選べる

生活がかかっていない分、仕事はゆっくり時間をかけて選べる。これも良い点だった。

一度目の転職活動のときは、先述のように毎月減っていく貯金との闘いでもあり、なるべく早く就職を決める必要があった。だから雇用条件もある程度譲歩せざるを得ないというか、足元を見られてしまうというか。

働きながらの転職であれば、そういうことがない。納得のいかない条件が提示されたら、さっさと見切りをつけて別の求人に応募することができる。満足できる条件の仕事を、時間をかけて選べるのである。

時間をかけられるということは、雇用条件の面で吟味する余裕があるということだけではない。自分の適性を重視して、自分に合った仕事を幅広く探せるということでもある。

私の1度目の転職活動のときは、宅建をとった直後であったから、不動産業界で仕事を探した。宅建を活かした就活をすることで、短期決戦を狙ったのである。他方、他の業種をほとんど考えていなかったという意味で、自分の可能性を自ら狭めていた面があった。

これに対して、2度目の転職活動のときには、不動産業界に応募することも基本的には多かったものの、不動産に関連した別の事業をやっている会社(保証会社とか)に応募してみたりもした。

最終的には、ふと思い立って応募してみたITの会社の仕事内容・雇用条件・会社の雰囲気が最も気に入って、そのIT会社に転職することが決まった。

このように、働きながら仕事を探す場合、「キャリアや資格を活かして採用がもらえる可能性が高い会社」ばかりではなくて、業種や職種に関わらず「やってみたい仕事」「自分に合う雰囲気の会社」など、色々なところに応募できるメリットがあると思う。

働きながら転職活動をするデメリット

デメリットもあるよ

面接の日程調整が難しい

働きながら転職活動をしていくときの最大の壁がこれである。

多くの企業は、面接を原則として平日の昼間にやっている。ところが、たとえば私の現職は平日の昼間が勤務時間で、休みは土日祝なのだから、全く時間が合わないのである。

今の会社はブラックとは言わないまでもグレーな会社なので、有給をとって転職活動をするのはなかなか難しい。

ではどうするか、というと、平日夜に面接をお願いするのが基本になる。夜の7時開始とか、それくらいの時間に面接を設定してもらう。その上で、仕事をいつもより早く切り上げて、ダッシュで面接に向かう。

ただし、これを繰り返したので会社からは若干怪しまれた。まあ、怪しまれたところで気にすることはないと思っていた。こちらは人生がかかっているのだ。

もうひとつ別の方法としては、「土日の少なくとも一方は営業しており、平日に代わりの休みがあるような会社」を狙って応募することだ。そういう会社の場合、土曜等でも問題無く面接をしてくれる。営業日なのだから当然といえば当然である。

しかし、こういった方法がとれるにせよ、相手が大企業で良い会社であればあるほど、夜の面接、土曜の面接というように融通をきかせてくれる可能性は小さくなる。大きくて優良な企業は、わざわざそんなことをしなくても良い人材が集まってくるからだろう。なかなかこちらのスケジュールには合わせてもらえない。

そこで、面接日程調整の最後の手段を使う。病気か何かだということにして、会社を休んで転職活動をするのである。大企業・優良企業の書類選考が通って、どうしても面接に行きたいときに使えるよう、このオプションは大事にとっておこう。

ここだけの話、2回目の転職活動時にUR(独立行政法人都市再生機構)の書類面接・1次面接に通ったことがあった。URといったら準公務員みたいなものだから、とても魅力的だと感じた。そのとき、1次面接はたまたま会社の休みの日に設定してもらうことができ、場所も福岡市内だったから良かったのだが、2次面接は平日にしかやってもらえそうになかった。

しかも、2次は福岡から遠く離れた横浜で面接するという。私はどうしても会社を休まなければ行くことができなかった。仕方がないので、会社にはゴニョゴニョとテキトーな理由を言って休暇を取り、面接に行った。

結果は残念ながら、不採用となってしまったけれど…orz

以上のように、面接の日程調整が難しいことは、自分が選考を受けられる会社の範囲を狭めることを意味している。特に大企業・優良企業は難しくなる。これは結構重大な問題であると思う。

一度に応募できる数に限界がある

仕事を辞めてから転職活動をするのであれば、一度に何社も応募して、毎日のように面接に行けば良いだろう。私も1度目の転職のときはそうした。

しかしながら、仕事をしながらだとそうもいかない。1週間に2回も3回も夜の面接を設定して、そのたびに早く帰ったり、応募や面接の準備のために夜遅くまで起きていたりしたら、現職を十分に遂行できなくなる。

だから、応募できる数は、私の場合は月に1~3件程度が限界だった。

ただ、応募できる数が少ないということは、否が応でも求人内容を吟味することになるから、むしろメリットであるという捉え方もできる。

まとめ

前に進もう

以上、私の経験から、働きながら転職活動をすることのメリット・デメリットを述べてきた。

これらのメリット・デメリットは、無職の状態で転職活動をするときのメリット・デメリットと表裏一体である。

すなわち、在職中に転職活動をする場合は、経済的な不安は無く、時間をかけて仕事を選べる反面、面接に行くスケジュールを立てるのが難しい。これに対して、無職で転職活動をするときは、経済的な不安は大きく、短期決戦を考える必要があるが、面接に行く日程の都合はつけやすい。

そう考えると、働きながら転職するか、仕事を辞めてから転職するか、というのはどちらが良いとも決められない、微妙な問題だというのが今の私の結論である。

もしあなたがこの問題で悩んでいるとしたら、私のアドバイスとしてはこうだ。どちらを選んだとしてもメリット・デメリットがある。だから総合判断で決断しよう。

あなたが、今の仕事をすぐに辞めて逃げ出したいと思うくらい辛く感じているのであれば、無職になってから転職をしたほうが良いだろう。仕事を続けながら転職しようと思っても、応募数に限界があるから時間がかかる。その間に心や体が疲れ切ってしまったら元も子もない。当面の生活費に不安があるのなら、前もって親兄弟に相談するか、つなぎのアルバイトを探すことにして、なんとか道筋をつけよう。

貯金に十分に余裕がある人の場合は、さっさと無職の状態になってしまって、それから転職活動をしたほうが良い結果になりやすいと思う。無職でも短期決戦にする必要が無いのであれば、それが一番理想的な転職活動である。

今の仕事がすごく辛いというわけではなく、漠然と仕事を変えたいと思っているとか、もうちょっとだけ良好な環境に移りたいだけということであれば、現職を続けながら仕事探しをしたほうがおそらく良い。生活の心配をせずに、じっくり時間をかけて次の職を見つけよう。

一度仕事を辞めてしまうと後戻りできない、という点も考慮に入れておこう。だから、「兎にも角にも転職活動を始めたい」という思いが強い人は、まずは現職を継続しつつ応募をしてみて、それでもどうしても現職を辞めなければ無理だという判断ができたところで、退職という方向に進めば良いと思う。

「新しい仕事を探すとき、現職を辞めるべきかどうか」問題。こうしよう!と言い切れないのが歯がゆいところだが、あなたの状況にあった選択をするのが、最も良い結果につながっていくと思う。

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私は2013年に初めて就職しました。20代も後半の、遅いスタートでした。残念なことに、それからの数年間は、ほとんど暗闇に生き...
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