壬申の乱と奈良時代の幕開けが分かる!マンガ日本の歴史6

マンガ日本の歴史6

石ノ森章太郎氏のマンガ日本の歴史シリーズがやめられない止まらない。今日は第6巻を読了した。この巻では、古代日本が終結し奈良時代に入っていく重要な時代が描かれている。その時何が起こっていたのか?どんな人物が歴史を動かしたか? じっくり味わいながら読んでいった。

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前半:壬申の乱が起きるまで

乱直前の大海人皇子

中大兄皇子は母である斉明天皇が没したあともしばらく即位せずに政治を執っていたが、667年に大津に遷都し天智天皇となった。

その前後。663年、唐から百済を守るため、彼は大軍を朝鮮に派遣したが、大敗を喫した(白村江の戦い)。また急進的な改革を進めたことにより、国内では豪族・庶民の不満が高まっていった。

671年、天智天皇が没すると、子である大友皇子が後継となる。これを良く思わなかったのが、天智天皇の政治に多大な協力をした大海人皇子であった。

672年、大海人皇子は伊賀・伊勢等周辺の豪族を従えて乱を起こし、大友皇子を自害に追い込んだ(壬申の乱)。

後半:奈良時代の始まり

銭の普及

都を飛鳥に戻した大海人皇子は673年、天武天皇として即位する。天武天皇は律令の編纂に着手して国家体制を固めるとともに、地方豪族が朝廷に納めていた宝物を返還するなどして、地方豪族に対する宥和策をとった。

天武天皇の死後、その遺志は后である持統天皇が継ぐ。律令の「令」を完成させ、さらに日本初の本格的な都、藤原宮を完成させて遷都した。

持統天皇没後は、持統天皇の孫にあたり、生前に皇位を受けていた文武天皇が国政を執る。701年には完成された律令である大宝律令が公布された。日本初の通貨「和同開珎」が流通するようになり、さらに都は手狭になったために平城京に遷都された。こうして奈良時代の幕が開かれる。

その後の元明天皇、元正天皇は律令国家の確立と維持に努め、それまで小国の集まりに過ぎなかった日本が、一つの国としてまとめ上げられていく時勢となった。

雑感

大海人皇子出現以降の日本史はいかにもダイナミックに動いている。あれよと言う間に大友皇子が倒され、地方豪族を取り入れた国家の体制化、その基盤となる都城の造営が急ピッチで進んでいったわけだ。

このダイナミックさを社会科の教科書で感じたことはなかった。やはりマンガが私たちに与えてくれるものは大きいと感じる。国家が形成されていく瞬間が生き生きとイメージできるようになる。

また一方で、当時の皇位継承は一貫した規則が無かったことが印象的だった。このために親族どうしで皇位をめぐって憎しみ合ったり、殺し合ったりすることが度々起こっている。この点、皇室典範が定まり基本的には一貫した規則のもとで皇位が移動していく現代とは、かなり違う姿があったのだと分かった。

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