マーケティング初心者向けの本。サクッと3冊で基礎固め!

グアテマラお面市場

最近、ふとしたことがきっかけで、マーケティングというものに興味をもちました。

マーケティングは、要はモノをより効率的に売るための方法を考える、っていうことなんです。でも、単に値下げをしたり、万人が「まあまあ良い」と感じるものを作ったとしても、売れるわけではないし、利益が上がるわけでもない。

一体どうすれば私たちはモノをもっと売ることができるのか? 一体どうすればたくさんのお客さんに自分のお店を選んでもらえるのか? 

そんなことを考えるためにいくつか本を読んだのですが、このマーケティングという領域は本当に面白い知見に溢れており、かなり興奮して読み進めることができました。

というわけで、私もマーケティング初心者なのですが、同じような初心者の方に向けて、マーケティングの基礎力養成に使える3冊のおすすめ本をご紹介します。是非、あなたの読書リストに加えてみてくださいね。

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『ドリルを売るには穴を売れ』

まず始めは、「小説」を楽しみながらマーケティングを勉強できるこちらの本。

この本は面白い構成をとっています。各章が、「著者による入門的なお話」と、「マーケティングを題材にした小説」で綴られているんです。

小説の部分は、とある会社のマーケティング部署に勤める若い女性社員が主人公。彼女は突然、ある重大な仕事を任されます。それは、経営難で閉店の危機にあるイタリアン飲食店を立て直すこと。

この小説、めっちゃワクワクドキドキさせてくれます。まだ何のマーケティング経験も無い女の子が、上司や親戚のマーケターの腕を借りて、必死に企画書を考え、しかしボコボコに叩かれ、それでも負けじと新しい企画書を練り上げる。

最後のほうでは舞台は一時イタリアに移ります。イタリア料理は本場で学べということで、シチリアの料理研究家に会いに行くんです。果たして、主人公はイタリアン料理店を立て直すことができるのか。

一人の女性が成長していく過程を追いながら、「マーケティングの現場ってこういう感じなんだ!」と体感できます。「マーケティングをする」って言われても、一体どういうことなのか、何をすればよいのか、素人としては想像しにくいじゃないですか。本書では「マーケティングをする」ということの実際を、疑似体験させてもらいました。

各章の小説以外の部分は、著者がマーケティング概論をぽつぽつぽつ…と話しています。そこはそこで勉強になるのですが、私は小説部分が断然面白く、印象に残りました。

通勤時間中などに気軽に読めて、かつ、リアルなマーケティングの一連の流れを知ることができます。情報量いっぱいの一冊です。

『「モノ」を売るな!「体験」を売れ!』

次は、今回ピックアップする3冊の中で、最も面白かった本です。

それはもう、脳がトロトロになるくらい興奮して読みました。

著者いわく、現代社会は、モノであふれかえっています。だから、消費者はもうモノを欲しがっていない。欲しいのは、モノ自体ではなく、そのモノを通して得られる体験なんです。そうであれば、体験を売るという視点を持たずしては何も起こらない。

体験を売るとはどういうことか? たとえば私(Kiryu)から見ると、スターバックスがなぜあんなに流行っているのか全く分かりません。そりゃ、スタバのコーヒーは多少は美味しいのかもしれないけど、500円とか800円とか1,000円とか払ってでも、飲む価値があるのかね?と、ずっと思っていました。

でも、そうじゃないんです。スターバックスが売っているのは、コーヒーではない。そこを全然理解していませんでした。

スターバックスに入店する瞬間を想像してみてください。配色に統一感があって落ち着いた雰囲気の空間に入ると、店員が洗練された手つきでコーヒーを淹れている。美しい部材で作られたテーブルに席を取り、心地よい音楽を耳にしながら、ゆっくりと流れていくひと時を過ごす… そういう「カフェ体験」。この「カフェ体験」を売っているのが、スターバックスなんですね。

そして、消費者が求めているのはまさにそのような「体験」である。だから、モノを売るには、あるいは飲食店を繁盛させようと思うなら、そこに消費者が求める何かしらの体験を伴わせ、それを消費者に想像させなければならない。

具体的にはどうすればいいのか? この本には、その具体例が豊富に取り上げられています。それらは、著者が経営コンサルティングの仕事で実際に納めた成功事例です。どの話も現実味があって、読むほどに「これは自分にも応用できる」と思えてくる。

「モノを売る」には良いモノを作って売ればよい、という素朴な発想しか無かった私には、非常に衝撃的であり、刺激的な本でした。

『マーケット感覚を身につけよう』

最後はこちらの本。

この本は、「モノを売るためのマーケティング」から一歩引いて、マーケット(市場)というものを、もっと広い視野で捉えなおしてみよう、という本です。

例えば、世の中には婚活をしている男女がいます。端的に言えば、男性は経済力を売り、女性は美貌や母性を売るなどしています。求め合う男女はマッチングされて、互いに「経済力」や「美貌」といった価値を交換しているので、そこには「婚活市場」というマーケットが存在しているとみなせる、というふうに著者は言います。

なるほど。マーケットといっても、必ず金銭が関与するわけじゃないわけです。売り手と買い手がマッチングされ、価値の交換があれば、そこにはマーケットがあると言える。だとすると、世の中には実に色々なマーケットが存在するんだな、と意識できるようになります。

そして、マーケットで何かを売らんとするとき非常に重要になるのが、マーケットの選択である、と著者は主張します。先の婚活市場の例に戻って考えてみましょう。今ここに、20代で爽やかイケメンで、年収は200万円、学歴は高卒、そんな男性がいたとする。この人が婚活市場で自分を売りたいと思ったとき、適切なマーケットは次のどれか?

  1. 婚活情報サービス会社(男性側が自分の経歴や顔写真などの情報を登録しておくと、女性が検索してくれる)
  2. 伝統的なお見合い
  3. 街コン企画

さあ、どれでしょう? そして、そう考える理由は?

うーん、分からない、という方は、マーケット感覚不足が深刻です。ちなみに、私がそうでした(笑) 本書を読んで、マーケット感覚のマの字から学んでみることにしたほうがいいです。

何となく直観で答えられるけど、理由を明確に言語化できない、という方は、良いマーケット感覚の持ち主なのではないでしょうか。その感覚に磨きをかける意味で、本書の通読をオススメします。ぼんやりした感覚を研ぎ澄まして、はっきりと言語化できるようになるための、大きな助けになると思います。

まとめましょう。マーケットに対する分析力・洞察力を高めて、市場をメタ的視点で眺めることができるようになりたいと思う方。この本は、そういう要求に応える本です。

おわりに

ということで、三冊の本をご紹介しました。いずれも、高い知的満足が得られる良書となっています。

他にこんな良いマーケティング本があるよ!というのがあったら、是非教えてくださいね!

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