普通のファッション・普通のオシャレにたどり着きたい男性に贈る、基本の2冊プラスアルファ

決して「オシャレ」でなくても良い!他人から笑われない、普通レベルの格好がしたい!

って思うことはないでしょうか?

私は、20代の始め頃からそんなふうに感じるようになりました。

それまでは自分の見た目に何の頓着もしていなかったのですが、周囲の同じくらいの年の人たちが服や髪形に気を使い始め、次々と友達や彼女を作って人生を楽しんでいるのを見て、焦りを感じ出したのです。

私はその時から、訳も分からず自己流で服を買っては着る、また買っては着る、ということを繰り返しました。

ファッションのことは何も分からなかったので、まずは色々な服を着て試して、経験しながら学んでいこうとしたのです。無知のまま服を買いあさったので、物凄く変な格好もたびたびしていたと思います。

ジタバタともがきながら、10年もの長い時間をかけて、近頃はようやく「普通レベル」の格好ができるようになった・・・と感じています。

でも、先日、衝撃を覚える出来事がありました。

書店を歩いて本を物色していたところ、男性向けファッションの書棚があることに気付いたんです。

そこには、男性が普通レベルのファッションができるようになるための入門書・指南書的な本が、何冊も売られていました。

それらに興味をひかれた私は、書棚から幾冊か取り出して読み、愕然としたんです。

それらの本には、私が10年あまりかけてようやく身に付けることができた男性ファッションの基本のことが、とても分かりやすく丁寧に書かれていたからです。

なぜもっと早くにこういった本を読んでいなかったんだろう!

男性向けファッション入門本に早い段階で出会っていれば、私は10年ではなく、わずか1~2年で男性のオシャレを楽しめるようになったことでしょう。

そして、10年前にそれらの本に出会っていたら、今ではもっとずっと気の利いた服装ができるようになっていただろうと感じます。

私の10年は、完全にムダだったとは思いませんが、ムダが大きかったのです。相当に遠回りで、非効率的なことをしてしまいました。

こんな素晴らしい本が売っているなら、早いところ入手して、男性ファッションの基本的なところを書籍で学ぶということをするべきだったと思います。

あなたがもし、今の自分の服や見た目に不満があるのなら、あるいは、「ダサい」と言われない」レベルの格好になんとかなれないか?と考えているなら、

是非!以下の本を読んでみてください。

自己流でやっていれば何年もかかるプロセスを、サクサクっと、思いきりショートカットできるはずです。

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まずはここからスタート!『脱オタクファッションバイブル』

自分の服装や外見に少しでも磨きをかけたいと思っている人にまず読んで欲しいのが、この本です。

『もうミスらない 脱オタクファッションバイブル』

自分はオタクではないから、、、という人も、絶対にこの本に目を通しておくことをオススメします。

何故かというと、仮にあなたがオタクではなかったとしても、普通レベルのオシャレに関心を持ってこなかったという点では、あなたはオタクな人々と全く同じだからです。

そういう人は、得てしてオタクと同じ間違いを犯していたり、オタクと同じような発想をしていたりするものです。

私がまさにそういう人間だったので、分かります。

私は、アイドルが好きでもなければゲーム・プラモデルが好きということも無く、全くオタク的趣味を持ち合わせてはいませんでした。

でも、ファッション・オシャレに対する意識は、オタクの人々のそれと同程度だったんです。ジャストサイズの服を着るとか、よれよれのTシャツを着ないとか、そういう基本的な意識さえありませんでした。

いや、オタクの人々のほうが私よりずっとまともな格好をしていたのかもとすら思います。彼らは、たとえばチェックシャツを着て、それをズボンに入れるなど、彼らなりのポリシーに従ってコーディネートをしているわけです。

他方、かつての私にはそういったポリシーすら無く、ただなんとなく服を着ていただけでした。マジで何も考えていませんでした。。。

そんな過去を持つ私が本書を読んで感じたこと。それは、本書は名前こそ『脱オタク』となっているけれど、オタク以外の全ての「オシャレに興味を持ってこなかった男性」にとって参考になるということです。

なぜか?本書には次のような特徴があるからです。

  1. 見た目改善の方向性・方針が明確である
  2. 基本用語の解説が豊富である
  3. 髪型や眉など、服以外で気をつけたい点についても取り上げている

(1)の「方向性・方針が明確である」について見てみましょう。本書の最初のほうで、こんなふうに語られています。

オシャレではなく普通でOK

「シンプルさわやか系」を目指すのが一番

私たちは、何かしら見た目をよくしようと考えたとき、ちょっと飾り気のある服を着ないといけないとか、街でなかなか見ないような奇抜なデザインのジーンズを履かないといけないとか、ツヤツヤで先のとがった靴を履かないといけないとか、そんな風に思いがちです。

でも、そうじゃない、と。

長袖白シャツに普通のパンツ(いわゆる長ズボン)、春や秋なら一枚ジャケットを羽織って、それでOKなのだと。

シンプルに、爽やかに見える格好をすればそれで良いし、それこそが良いっていうのが、この本の主張するところなんです。

何が良いのかといえば、まず万人受けすることですよね。

シンプル爽やか系のオシャレなら、誰が見ても、シュッとした好青年だと見てもらえます。もちろん女性にも。

(というより、多くの若い女性は、男性が度を越したオシャレをするのを好ましく思いません。スッキリとした服装のほうが、良い印象を持ってくれます。)

そして、シンプル爽やか系の格好は、たいしてお金もかかりません。

もちろん、これまで服装に全く気をつかってこなかったよ!っていう人から見れば、少々のお金は要るでしょう。

でも、白シャツ4,000円、パンツ4,000円、ジャケット1万5,000円、靴に1万円くらい、合計で3万円も出せば、かなり良い印象のコーディネートができるはずです。

私がかつてやったように、当たって砕けろと言わんばかりに闇雲に洋服を買っていくと、多額のお金を無駄にしてしまいます。それとは逆に、本書を読んでちょっとだけ「シンプル爽やか系」を目指すための知識をつけておけば、その後はずっとスマートな買い物を実現できるでしょう。

次に(2)「基本用語の解説が豊富」について。

私もそうでしたが、オシャレ関係の用語って馴染みが無いと分からないものです。

たとえばジーンズは分かるけど、「チノパン」って何? 「カットソー」って何?? 「トップス・ボトムズ」って何???という人は、実は男性には多いんじゃないでしょうか。

私が自分の着る服のことを真剣に考えだしたときは、これらの用語のどれも知りませんでした。それまで着るものに関心が無かったので、知らなくても当然と言えば当然です。

誰でも最初は知らないのだから、順番に覚えていけば良いのですが、私のように無知のまま服屋に通って覚えようとすると、やはりとんでもなく時間がかかります。

その点、本書はごく基本的な用語の解説もしてくれています。例えば、チノパンの解説。

(↑解説が分かりやすい上、選ぶ際の目安となる絵や、おおよその値段も記載されていることに注目)

カットソーの解説。

(↑「ざっくり言えばこう」という、初心者が頭を悩ます必要のない、明快な解説)

あと、ネット通販でシャツを買うときには、「身幅」「着丈」などの用語を知っておくと便利ですが、それが一覧できる図なんかもあったり。

本書の作者は、もともとオタクだった(今も?)のだそうです。だからこそだと思うのですが、この作者の方は「ファッションがまるでダメな人たちが何を知らないのか」「何を知っておくべきなのか」がよ~くわかっていらっしゃるんですね。

だから、基本中の基本の用語から、キチンと説明してくれます。このレベルの解説は、以降で紹介するどの本にも無いので、とっても貴重です。服のことは何も分からないよ・・・という人でも安心して読み進めていけます。

最後、(3)「髪型や眉など、服以外で気をつけたい点についても取り上げている」について。

実は、普通レベルのオシャレを目指すのでも、服や靴だけ揃えれば良いってもんじゃありません。

むしろ、「あなたの肉体に近い部分」のほうがもっと重要です。

具体的には、髪型・眉・鼻毛・口臭など。

髪がボサボサとか、眉が整ってないとか、鼻毛が出ているとか、口臭がヤバいとかってなったら、どんなに服がキマっていようが、あなたの評価はゼロ、というかむしろマイナスになります。

なぜか分かるでしょうか? 分からなければ考えてみてほしいのですが、「着ているモノはすごく可愛いんだけど、髪がボサボサで、眉が極太で、鼻毛が出ていて、口がクサい女子」がいたら、あなたはお近づきになりたいでしょうか?

なりたくないですよね?

女子だけじゃなく、男性も同じなのです。ファッション以前の問題、清潔感。これが一定のレベルに達していなければ、何をやっても意味がありません。

ですが、多くの男性向けファッションの本には、そんなことはイチイチ書いてありません。なぜなら、そんなことは常識に近いとされているし、鼻毛を切れだの口臭を防げだのと書くと、何かカッコ悪い内容の本のように見えてしまうからです。

でも本書は違います。清潔感が足りてない男性が非常に多い現実を直視し、そのような男性を1人でも多く救うべく、「ファッション以前の問題」をしっかりと取り上げてくれています。

総括して言うなら、あなたがするべきことはたった一つ。この本に書かれていることを、まずはひとつひとつ実行してみることです。それだけで、あなたはすぐに「シンプル爽やか系」な男性に近づいていけます。

もちろん、服や靴はひとつひとつ買い揃えないといけないし、髪や鼻毛の手入れは習慣の問題もあるので、少々時間はかかるでしょう。すぐに成果が見えないこともあるかもしれません。

でも、この本の方向性はマジで正しいです。騙されたと思って、1~2年従ってみたら良いと思います。今まで見た目に一切気をつかってこなかったあなたも、誰からも愛される好青年に生まれ変われるはず。

私は10年かけて、この本に書いてある内容を自分でつかもうとしてきましたが、誰もそんな労力をかける必要は無いんです。

さっさと本書を読了して、つまらない「ファッション暗黒時代」にピリオドを打ちましょう。

スーツ周りも抜かりなく!:『ビジネスという勝負の場は一瞬、しかも服で決まる』

カジュアルな格好、つまり、仲間と街へ出かけるとか、恋人と公園・図書館などへ行くときの格好については、先の『脱オタクファッションバイブル』を隅から隅まで読んで、書いてある通りにやれば正解にたどり着けます。

しかし、多くの男性、特に社会人の男性にとっては、カジュアルな服装以外にも、ある程度の知識を備え、実践経験を積んでおきたい分野が存在していると思います。

それは、ビジネスの世界での格好。すなわちスーツスタイです。

スーツといえば、初めて購入するのは大学の入学式用だったり、就活用だったりすることが多いと思います。

その際には父親や母親に言われるままに「なんとなく」で選んで購入し、その後も「なんとなく」で買い揃えてきた人が多いのではないでしょうか。

でも、それってとってももったいないことです。

男性の場合、社会に出ると週7日のうち5日はスーツを着るんだという人も多いわけです。1週間のうちの半分以上を、「なんとなく」で買ったモノで済ませてしまっているんです。

しかも、「男性が3割増しに見える」「男性が最も格好よく見える」と言われるスーツスタイルを、です。

せっかくお金をかけてスーツを揃えるのですから、少しだけでもスーツに関係するイロハを学んで、「コレを揃える」と決めてからスーツを買ってみてはいかがでしょうか。

あなたの印象は見違えるでしょうし、不要なものを買って失敗することも無くなるはず。

「ビジネススーツ」の知識をつけるために、1冊でいいので何か読みましょう。私はこの本をおすすめします。

『ビジネスという勝負の場は一瞬、しかも服で決まる』。

本書は、タイトルからはちょっと分かりにくいところもありますが、スーツスタイルに必要な知識をコンパクトにまとめてくれた本です。

必要な知識とは、ネクタイ、上下スーツ、シャツ、革靴、腕時計、財布、カバン等にまつわるもの。

それぞれのグッズに対して、どういうモノを買うべきで、どんなモノを買ってはいけないのか、かなり明確に述べられています。

この本の一番良いところは、オールカラーで、写真がとてもたくさん使われているところです。

たとえば、文章で「ネクタイはスポーティーなストライプ柄のものを」とか「シャツは襟がやや大きいセミワイドのものを」とかって言われても、あまりピンとこないですよね。

本書では、著者の解説のとなりに、必要な写真が必ず添えられています。なので実際の色や形を確認しながら、「何が良くて何が悪いのか」について理解を深めていくことができます。

それから、「えっ?そうなんだ!知らなかった!」と思わせる知識も随所で語られており、その点も良いです。

たとえば著者いわく、スーツの色は紺がグレーの二択だそうです。つまり、黒はダメ。

なぜかというと、スーツの発祥の地であるヨーロッパでは、黒は冠婚葬祭用の色だから。

知っていましたか? 私は全然知りませんでした。そのため、今まで黒のスーツしか買ったことがなかったくらいです。黒が一番高級そうに見えてカッコいいと思っていたので…

「黒はダメ」と言うと、「日本ではたくさんの人が黒を着ているんだから別にいいじゃん」と反論したくなる人もいると思います。もちろん、そう考えるのは自由です。

でも、「黒は元来、冠婚葬祭用」という知識を持っていれば、私のような人間でも、黒ばかり買うということはせずに、紺やグレーを1つくらい買っていたはずだと思うんですよね。

別にいくつかの色を持っておくのは悪いことではないし、いつ「ヨーロッパ人が参加する会合」に招かれないとも限りませんから。

ビジネススーツに関するある程度の知識を持っておけば、それだけで購入するモノが変わってきますし、より良い買い物をすることができます。

自然と、日々の着ているモノも、質の高いものに変わってくるわけです。

そうであれば、やはり「どんなスーツを着るべきか」ということについては、一通りの知識を得ておくのが良いんじゃないでしょうか。

ちなみに、本書の著書は、政治家や経営者を相手に「外見力強化のコンサルティング」を行っている女性の方です。つまり、ビジネススタイルの一流スタイリストというわけ。

本書は2,000円に満たない金額で変えます。政界・経済界のお偉いさんが受けるようなコンサルを、わずか2,000円で受けられると考えれば、これ以上の費用対効果はそうそう無いと思います。

背伸びしたい人のためのプラスアルファな2冊

上記の2冊で、普通レベルのカジュアルファッションを極め、またビジネスシーンで恥ずかしくないスーツスタイルを実現することが可能です。

しかし、もう少し背伸びして、「オシャレと言われたい!」「もう少し知識を深めたい!」と思う人もいるのではないかと思います。

そういう人におすすめの本をピックアップしておきます。次の2冊です。

10代~20代向け:『おしゃれの法則』

1冊目は、『Men’sファッションバイヤーが教える「おしゃれの法則」』

こちらの本のタイトルにも入っていますが、この本の著者は「バイヤー」です。

バイヤーというのは、ファッション関係の会社や店舗で服の仕入れを担当する人のことを言います。

仕事として日々大量の衣類に関わっている人なので、当然のことながら非常に目が肥えていて、何を着ればどうオシャレになるかを熟知しているわけですね。

そんな著者が冒頭でこんな風に言っています。

おしゃれになるために大切なことは(中略)ロジックを知っているかどうかだけです。

周囲から「あの人おしゃれだね」と言わせるのは、実はとても簡単なことなんです。はじめにそろえるのは、4つの基本アイテムだけ。金額はトータルで1万円ちょっとくらい。これだけでおしゃれはできます。

この二言に、本書のエッセンスがつまっていると思います。

要は、オシャレとはロジック(論理)であり、一定の法則に従って衣服を身にまとえば、簡単に実現できるということ。そしてロジックをおさえてさえいれば、ファッションのためにたくさんのお金は要らないということ。

実際、この本では様々なおしゃれの「法則」が語られています。

いちばん大事なのは、「ドレス」と「カジュアル」のバランス

色使いは、「モノトーン+1色」まで

(夏場でも)「半袖シャツ」より「長袖シャツ」

など。

どこがロジックなんだよ?オシャレな人がやってそうなことをフワッと言葉で言っただけだろ?と思うかもしれません。でも、そうではないです。

上では法則として考えやすい部分、つまり「結論だけ」を書いているから、そう見えるだけなんです。

なぜその結論に至るのか? つまり、「なぜカッチリしたアイテムばかりだといけないのか?」「なぜモノトーン以外の色は1色におさえたほうがいいのか?」「なぜ長袖が良いのか?」といった理屈の部分は、きちんと本文の中で解説されています。

だから、この本を読むと、オシャレに対して「理屈っぽく」考えることができるようになるんです。

今まで、「オシャレとはこういうものです」と、お上(オシャレでリア充な人々)に言われて「ははぁ~」とひれ伏すしかなかった私たちは、

本書を読むことで、オシャレの背景にある考え方や、オシャレな人の目線を習得することができます。

それができれば、自分なりのオシャレを自力で開拓していくことだって可能になるはず。

オシャレに関して「こうしてれば間違いない」と言える法則を知りたい、同時にその法則に行きつくまでの思考プロセスを知りたい、という人は、是非手に取ってみてください。

30代以上向け:『最強の服選び』

オシャレは、いつの世の中も若い人のモノだと思います。やはり10代や20代の頃は、一生懸命外見を良く見せたいと思うものですから。

そのため、特にカジュアルファッションについての本は、若い人向けの服装にフォーカスを置きがちです。

実際、上に挙げた『おしゃれの法則』本はかなりそのような傾向が強いように思います。10代と20代の人にとって最も役立つように書かれているんですね。

若い人向けのファッション解説本を読むのは、悪いことではありません。それらを使って基本的な知識を得られれば、今後の服選びに活かすことができるでしょうから。

しかし、フレッシュさが薄まり、男としての味わいを醸し出していこうという年齢の男性が、若者向けの本に載っている格好をそのまま真似てしまうと、やや違和感が出てくると思います。あれ?この人のスタイル、何か年齢に合ってないな・・・?とか、ちょっとこの人若作りしている・・・みたいな。

なので、30代以上の男性には是非、次の本に目を通していただきたいと思います。

『おしゃれが苦手でもセンスよく見せる最強の「服選び」』

著者が冒頭で次のように語っている通り、30代を過ぎた男性には、30代を過ぎた男性にふさわしいファッションがあるのです。

30代、40代の男性だからこそ似合う服があります。(中略)年を取るにつれて似合うようになる服があるのです。

学生時代のファッションを引きずるのではなく、今の年齢に合ったファッションにアップデートしなくてはいけません。

自分の年齢にふさわしいスタイルを見つけよう。そんなゴールにたどり着くために、著者は「こんなふうにアイテムを揃えると良いよ」と教えてくれています。

著者が本書を通して繰り返し説いていることは、「少数精鋭」のクローゼットを目指すべきだということです。

どういうことかというと、もしあなたのクローゼットやタンスに、着古した衣類が溜め込んであったら、どうなるでしょうか。

あなたは何年も前に購入したボロボロのシャツを未だに着てしまったり、思い入れはあるがとっくに時代遅れになってしまったジャケットをまた羽織ったりと、無意識のうちにみっともないことをしてしまうことでしょう。

私たちは着古したモノほど愛着を持ってしまい、そこにあると無意識に「着なければもったいない」と思って着てしまうからです。

こうなると、あなたのファッションはいつまでも洗練されないままになってしまいます。

いくら本を読んでファッションの知識を増やしても、格好のつかないボロを着ていたら決まりません。これでは意味が無いですよね。

そのため著者は、クローゼットの服は一定の基準に従って処分をするべきだと力説しています。

具体的な基準としては、2つあります。一定の年数を経過したら捨てる、気持ちが上がらない服は捨てるという明快な基準ですが、詳細は本の中で確認してみてください。

ファッション解説本で「クローゼットの服を捨ててスッキリさせよ」と言っている本は本書くらいじゃないでしょうか? こんなアイテムが良いよ、こんなのはダサいから買わないほうが良いよ、という内容になりがちな中で、「捨てることから始めよ」と言うメッセージは新鮮で、しかも本質的です。

私も、ボロボロになったユニクロのタンクトップや、穴のあきかけた靴下などを複数所持していたので、ハッと思わされ、次の瞬間にそれらをゴミ箱に突っ込みました。

著者も言っているように、30代以降の男性で、休日が週に2日ほどであるとすれば、必要な私服の数はごく限定されているはずなのです。

だから要らない服はどんどん処分して、代わりに自分のための少数精鋭を育てる、という意識を持つ。

そうすることで、オトナの男の外見に磨きをかけよう。

本書を読んで得られるのは、そんな意識改革のチャンスだと思います。

おわりに

以上、4冊の男性向けファッション解説本をご紹介してきました。

といっても、絶対に読んでほしいと思える本ははじめに紹介した『脱オタクファッションバイブル』と、『ビジネスという勝負の場は一瞬、しかも服で決まる』の2冊のみです。

それらを読み込んで実践してください。

その上でもう1歩踏み出して成長したいなと思う方は、年齢に応じて『おしゃれの法則』または『最強の服選び』を読んでいただければ良いと思います。

繰り返しになりますが、私は10年がかりでようやく普通のファッションに落ち着くことができました。でも、それは時間とお金のかかる作業で、ずいぶん非効率的な歩みだったなぁと今となっては思います。

せめてあなたは、これらの本を上手に使って、短い期間と少額のお金で普通に格好良くなってくださいね。