有給を踏み倒されそうだったけど、無事買取りにこぎつけた話

行動する者だけが得る

私が2年務めた会社を退職することになったときのこと。

退職日まで3週間を切ったくらいの頃になっても、「残っている有給休暇をどうするのか」の話が無い…。

まあね、薄々分かっているんです、この会社の方針は。踏み倒すつもりなんです、きっとね。

中小企業ではよくあることだと思います。従業員の退職間際に、蓄積している有給休暇を無かったことにして逃げ切ろうとする行為。

だいたい、普段から好きなときに有給を取ることさえできない旧態依然とした会社なので、労働者に損を食わせるのは朝飯前です。

それで私はどうしたか?という話を、この記事ではしていこうと思います。

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従前の経過

話を進める前に、少し状況を整理しておきます。

まず、私は某年3月末時点で退職の意思を上席・社長に伝え、受理されていました。

労働契約上、退職の意思は1ヶ月前に示せばよいことになっていたので、それに従うとすれば4月末には退職できるはずです。私も次の職が決まっていたので、早く辞めたいという希望がありました。

ただ、小さい会社だったので、会社としては後任の採用と引き継ぎが必須であり、かつ時間がかかることが予想されました。なので会社側と話し合って、退職は2ヶ月後、つまり5月末にしようということになりました。そこは私が譲歩したわけです。

しかし、私が丸1ヶ月も長く務めるという気遣いを見せているにも関わらず、有給休暇の取扱いの話は一切無し。

踏み倒せるものなら踏み倒そうという態度なのだから呆れたものでした。

(早いうちに私の側から話を出してもよかったのですが、会社の姿勢を見ようと思い黙っていました。期待した私がバカだった…)

ちなみに、この会社では病欠をしたときは自動的に有給休暇扱いとなっていました。それを差し引いて、退職時点で10日以上の未消化分有給が残っているはずでした。

自ら交渉に乗り出した

退職の期日も迫ってきた頃。これ以上はウヤムヤにしておけないなと思い始めました。そこから私が取った行動は、単純でした。

社長のところに赴き、

「社長! 今月末で退職するので、有給休暇のことについて相談したいんですけどぉ~!」

「お、おぅ…」(←不意を突かれて少し動揺)

「でも、後任者のこともあるので私が月末に休むとまずいですよね。買取りで大丈夫ですよ!」

「お、おぅ…そうだな… 分かった。」

買取り交渉成功。

あっけない!

結果的に、有給買取で支給された額は10万円以上になりました。

リスクは会社も分かっている

近年、労働者の権利意識が浸透し、労使に関わる紛争は増加しています。そして、会社側が一方的に負け、多額の賠償金を支払わざるを得なくなったり、社会的な評価を落としてしまうということも珍しいことではなくなりました。

このような情勢を背景に、会社の側も、労働者を勝手気ままに扱った結果、訴えられて敗訴するリスクというのは、理解しているわけです。

だとすれば、モノ言わぬ従業員に対しては踏み倒せという姿勢を貫く会社であっても、明確な要求をしてくる従業員のことを軽く扱うのは危険と判断し、基本的は拒まない方針をとるのではないか、、、私は考えました。

そこで、「有給消化 or 買取は当然してくれますよね(^^)」という態度で交渉に挑んだわけです。結果は上記の通りで、5分の交渉で10万円以上を手にしました。当然もらえるものをもらっただけとはいえ、あるのと無いのとでは大違いです。

なお、後付けですが、交渉を通しやすくするポイントも押さえていたかなと思います。ひとつは、あまり最初から対決姿勢にならなかったこと。こっちが戦闘モードだと、相手も柔軟な対応をしてくれなくなる可能性が高まります。

もうひとつは、辞めるまでの期日に十分に余裕をもたせる等の配慮をしていたこと。「こいつも譲った部分はあるし、こっちも折れてやるか」という気分にさせてやるわけです。

まとめ:労働者として権利を主張しよう

中小の、社員をあまり大事にしない会社に勤める人の場合、有給の消化や買取りがスムースに行かないこともあるでしょうが、何といっても泣き寝入りが一番損だと私は思います。気が弱くって要求できず、後になって周囲にグチを漏らすだけの人も多いですが、それは一円の得にもなりません。

主張すべきはハッキリ主張しましょう。辞める会社なのだし、失うモノはないでしょう。

私のようにアッサリと通ってしまうかもしれませんよ?

でも、頑張ってももし交渉が成功しなかったら? その時はその時で、労基署や弁護士に相談すれば良いのです。というか、「では労基署と弁護士に相談します」と会社側に伝えるだけでも、効果はあると思いますよ。

取れる手段は、色々あります。調べてみてください。

では、あなたの退職間際の有給消化・買取交渉が、うまくいきますように!

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