宅建受験と同じ年度に取れるオススメ資格(1)

志

宅建の受験を考えている方は、基本、志の高い人だと思います。難化してきていると言われている国家試験を、敢えて受験しようというのですから。

そういう人の場合、「宅建の受験だけに丸1年を注ぎ込むのは少しもったいない。できればもう1つか2つくらの資格をとっておきたい」と考える人も、多いのではないかと思います。

あるいは、「そんなふうに考えたことは無かったけど、もし自分にもできるのであれば、もう1つの資格にチャレンジすることも考えてみたい」という人もいるでしょう。

この記事では、そのような方々に向けて、宅建と同じ年度に取得できる可能性が高く、しかも今後につなげやすい資格について考察していきます。そして、私の経験からひとつの資格をピックアップしてご紹介します。

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考慮すべきこと

考える男

宅建と同じ年度に資格をとるには、大きく分けて2通りのやり方があります。

ひとつは、宅建と同時並行で学習を進めていくやり方。これは、時間に余裕がある方や、宅建の合格にかなり自信のある方向けの方法ですね。

もうひとつは、宅建の本試験が終わった直後からもう1つの資格の学習を開始し、同じ年度内に受験して合格を狙うというやり方。働きながら宅建を取ろうという人は、こちらの選択肢のほうが現実的、という人が多いでしょう。

どちらのやり方を取るかは、もちろんその人次第。ただ、どちらのやり方を取るにしても重要なのは、

そのもう1つの資格の取得にかかる負担が、宅建よりもずっと軽いこと

だと思います。

なぜか…は、だいたい想像がつきますよね。まず、同時並行で学習し受験する人の場合を考えてみると、宅建と同じ程度か、それより重めの資格の学習を開始した途端、容量オーバーになってしまうことでしょう。最悪の場合、どちらも失敗、ということになってしまいかねません。

その意味で、私は以前の記事で、宅建と管理業務主任者のW受験に対してどちらかというと否定的な意見を書きました。

宅建と管理業務主任者のダブル受験って、どうなの?
宅建を狙う人なら1度は考える、宅建と管理業務主任者のダブル受験。宅建が不動産取引の資格であるのに対し、管理業務主任者はマンシ...

次に、宅建受験後に学習を開始するという人のケースを考えてみます。この場合、宅建の受験が終わった後のそう長くない期間で、学習から受験・合格までを狙うわけです。必然的に、短期決戦でも十分合格できるような、負荷の軽いものを、ということになります。

もちろん、宅建より易しい資格試験は色々あるんですが、その中でも一定の評価があるもの、受験時期の合うもの、という基準をつけて、さらに絞り込んでいく、というわけです。

私のオススメは、日商簿記3級

嬉しい女性

上記の考慮をした上で、私がおすすめしたい資格が日商簿記3級です。その理由を以下に書いてみます。

必要学習時間がちょうどよい

日商簿記3級の合格に必要な学習時間は、60時間程度と言われています。毎日1時間学習するとして、2ヶ月くらい。

宅建の学習に300時間を要するとすると、単純計算で5分の1の学習量です。宅建よりもだいぶ負担の軽い資格だと言えるでしょう。

なお、私の感覚では、もう30時間、つまりプラスあと1ヶ月あると、余裕、かつ簿記への理解を十分に深めた上での合格が可能になると思います。試験合格も重要ですが、せっかく学ぶのであれば内容をきちんと身に着けるということも大切なので、そのあたりも見極めながら学習計画を立てたいところです。

時期がちょうどよい

日商簿記3級の試験は、毎年2月・6月・11月に行われています。

2月の試験で言うと、例年第4日曜日です。宅建の試験が10月の第3日曜ですから、宅建の試験後に受験をすると考えても、丸々4か月は学習期間をとることができます。前節で考えた必要学習時間と合わせて考えても、かなり余裕がありますよね。

そして、受験後1ヶ月くらいで合否は判明しますので、ギリギリですが、同一年度内に合格をゲットできます。

定評がある

日商簿記は、そこらの新興乱立の資格・検定試験とは異なり、長い歴史があります。Wikipediaによると、第1回はなんと60年以上も前の1954年だそうです!

日商簿記検定 – Wikipedia

昔からある資格である分、認知度も高く、その評価も定まっています。簿記3級を持っていれば、複式簿記の基礎は心得ており、個人商店程度の会計を理解しており、そこから会社会計を取り扱う人材になることも十分可能、というふうに見てもらえます。

特に女性の場合、事務・経理的な仕事につくチャンスが多いと思うのですが、この資格を持っていることで、当然持っていない人に比べたら採用してもらえる可能性は高まります。実際、「日商簿記3級取得者尚可」の求人って多いので、取得を検討する価値が十分ある資格だと思います。

管業試験の準備になる

管理業務主任者の試験では、毎年、簿記の基本的な技術である「仕訳」について、最低1問は問われます。2問の年もあります。

ところが、私が思うに、仕訳の勘所は管理業務主任者のテキストだけでおさえるのは不可能です。そんなに難しいものではないのですが、管理業務主任者のテキストの数ページ分で理解できるほど易しいものでもありません。その証拠に、仕訳で苦戦する受験者は多いと聞きます。

一方で、簿記3級を取得していれば、管理業務主任者試験の仕訳で間違うことは決して無くなります。はっきり言って、サービス問題かと思うくらい簡単です。もちろん、簿記3級の知識を少々、管理業務主任者試験用にチューニングする必要はありますが、それが終われば楽々。

なので、私的には、宅建を受験する年と同じ年に簿記3級を取得し、翌年に管理業務主任者を狙う(さらに余裕のある人はマンション管理士をW受験)、というのが黄金ルートなのではないかと思っています。

簿記と宅建と私

私の話

最後に私の話もしておきます。私の場合は、宅建を平成25年10月に受けた後、翌11月の日商簿記試験を受験し、両方とも合格しました。

宅建の受験勉強期も基本的には働いていたので、それにしてはスピーディーに簿記3級を受験をしています。この強行スケジュールには色々と事情があったのですが、長くなるので割愛。

簿記の学習法については、別途記事にしたいと思うのですが、ここでは私のオススメの参考書だけピックアップしておきます。テキストと、練習問題と、過去問15回分、これだけをやり込めば、独学で十分合格可能です。

ちなみに、私は簿記3級の学習がとても楽しかったので、その後2級も受験して取得しました。簿記の世界って、踏み込んでみるとお金の動きに対する感性が変わってくるので、面白いですよ。そういう意味でもおすすめです。

日商簿記に興味が湧いた人は、よければ次の記事も読んでください!

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まとめ

以上、宅建の受験と同一年度内に取れる資格として、日商簿記3級をオススメしました。

でも、「簿記にはイマイチ惹かれないなぁ~…何か他には無いの?」という人もいらっしゃると思います。そういう方には、また別の資格をご紹介しようと思っています。続きの記事をお楽しみに。

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