プレゼンが上手くなる方法。ダメプレゼンを分析して得られた教訓7つ。

聴衆を感動させる

この週末は、某資格を取得するのに必ず受けなければならない、ある講習を受けに行きました。

講習では、その道の専門家の方々が講師として話をするということだったので、きっと色々な話が聞けるだろうと期待していたのですが、私を待っていたのは、

衝撃的かつ圧倒的なつまらなさ

でした。あまりにも、あまりにも聞く気になれない退屈な講習で、心底ガッカリ…。

それで私は講義を真剣に効くのはやめてしまい、むしろ「この人たちのプレゼンテーションはなぜこんなにも聞きたくならないのか?」ということを分析するほうに関心を移しました。

今回はその結果を「超絶ダメなプレゼンの特徴と、そこから得られる教訓」としてここにまとめておきたいと思います。

これから何らかの講習の講師や、学校の授業の先生をする方、企画プレゼン・成果報告プレゼンをする方、講演をする方。この記事の内容を、回避すべき悪い例としてぜひ参考にしてみてください。

下記の「ダメな特徴」にあてはまっているものが無いかチェックして、ひとつひとつ潰していけば、きっとあなたのプレゼンは洗練され、質の良いものになるはずです。

スポンサーリンク

画像・映像を使え!

視覚に訴えないとこうなる

私が受けた講習では、基本、講師が資料(というかぶ厚いテキスト)を片手に話すというスタイルでした。スライドも無ければ、写真も動画も何もない。

今はもうそういう時代じゃないと思うんです。ちょっとの時間をかければ、聞き手に理解してもらったり、興味を持ってもらったりするための色鮮やかな資料が作れる時代。それをパッとスクリーンに投影できる時代じゃないですか。

なのにそれを利用しない。この姿勢は、「聞いてもらおう」「理解してもらおう」「楽しんでもらおう」という気持ちの欠如だと受け取られてしまい、聴衆にそっぽを向かれてしまいます。

教訓:人前に立って何かを話し、それを聞いてもらおうと思うなら、ぜひ画像・映像といった媒体を利用しよう。視覚に訴えよう。

体験談を入れろ!

強烈な体験

講習の講師たちは、業界であれば誰でも名前を聞いたことのある立派な会社の、課長級かそれ以上の役職者であろう、ちょっと偉いっぽい雰囲気の方々でした。

にも関わらず、彼らはひたすら用意された無味乾燥なテキストの内容を追いかけていくばかりでした。そのテキストの内容も、講師たちオリジナルの書き下ろしというわけでもなく、その資格に関する市販テキストと同じような内容が綴られただけのもの。

テキストを読み上げるだけなら、どうして偉い人たちを講師にする必要があるのでしょうか? というか、テキストは個々人で読めばいいのだから、人間に話をさせる理由すら、無いのでは?

私は、せっかくその道で何年も仕事をしてきている人たちを呼ぶのであれば、その方々の「体験」を中心に話してほしいと思いました。こんなことがあった、こんな問題があってこんなふうに解決した、こんな失敗があったので皆さんは気を付けて、そういう具体的なストーリーをこそ、望んでいたのです。

教訓:聴衆は一般論や基礎知識を聴きたいのではない。あなたのオリジナルな体験を生き生きと伝えることが期待されている。

感情を語れ!

感情

上の「体験談が無い」とも関連していますが、とにかくその講師たちが「何を感じたのか・何を感じているのか」という話が無かったです。

ただ淡々と、

「こういう制度がある」
「こういう製品がある」
「こういう考え方がある」
「こういう問題がある」

という話。そんな事実ばかり伝えられても…。

繰り返しになりますが、それで完結するのであれば、手元の資料を各自読むだけで済んでしまいます。今回の講師たちがそれを話す意味は何なのでしょうか。

私は講師である「その人」が感じたことを聞きたかったです。

「こういう制度がある。良くできていますよね!」
「こういう製品がある。私も使ってみたんですけど素晴らしいものでした」
「こういう考え方がある。面白いと思いませんか?」
「こういう問題がある。私も同じ問題でとても苦悩しました」

講師であるその人自身の思いを語ってこそ、まさにその人が講師である意味があるのではないでしょうか。

教訓:事実ではなく、感情を語れ!

立って話せ!

立って動いて話す

どの講師たちも、冒頭、自己紹介と簡単なあいさつが終わったあとは、「では掛けさせていただきます」と言って座ってしまいました。

その後は、資料に目を落として話すばかり。聴衆も資料にしか目がいってない。みんなが下を向いていて、なんか暗い雰囲気…。

いやいや講師の人! 立って話そうよ! マイク持って、歩き回って、動き回って話そうよ!

腕も足もあるのだから、全身を使って表現してほしかったです。オーバーリアクションしろとは言いません。でも最低限の身振り手振りを交えながら、聞き手に「伝えよう」としてほしいかったなぁと。

聞き手は常に、話し手の色々な動きを理解の助けにして、話を聞きたいのです。

教訓:よほどの理由が無い限り、座って話すな。動け。

メリハリをつけろ!

メリハリが無いと眠くなる

講師たちの話しは基本的に

ただ長い

というものでした。しかもひたすら淡々と、同じトーンで話が続いていくので、どこにポイントがあるのか、よく分からないものとなっていました。

教訓:話は要点を絞って簡潔に、歯切れよく。長くなるのであれば、力を入れるべきところ、そうでないところに差をつけろ。

コミュニケーションをとれ!

コミュニケーション無し

講師たちの話は一方通行でした。会場には聞き手の受講生が60人いましたが、受講生とのやり取りは一切無し。「質問はありますか?」とか、聞いてくれてもいいのではないかと思いました。

皆シャイなのでなかなか質問する人は少ないかもしれません。でも、何回も聞いていれば、1人くらいは質問する人があるかもしれない。1人が質問したら、我も我もと続くかもしれません。

そして、質問者が話し出すと、皆、その人が何を訊こうとするか、講師がどう切り返すかに気が向くので、集中力が高まり、プレゼンの内容に変化がつき、面白さを生む原動力になるはずです。

教訓:聴衆と交流しよう。

楽しめ!

楽しもう

これが多分一番の大問題。講師自身が楽しいと思ってしゃべっていない感じでした。本当につまらなそうにしている。それだと、聞き手が面白いと思ったり興味を持ったりするわけがない。

話し手も聞き手も楽しくない時間が流れていきます。参加者は皆、人生の貴重な時間を割いてひとつの会場に来ているというのに、こんなもったいない時間の過ごし方があるでしょうか?

少なくとも講師だけでも楽しげに、熱意を持って語ってほしかったです。そうすれば、きっとその楽しさ・熱意は聴衆に伝染し、講習を盛り上げたことと思います。

教訓:話し手はまず自分が楽しいと思えることを楽しみながら話すべきだ。

おわりに

以上、ダメなプレゼンの特徴を分析し、プレゼンを改善するための教訓としてまとめてみました。

この先、何かを人前で話す機会のある人には、是非参考にしてみてください!

上記ではプレゼンが上手くなるためのやや抽象的な教訓をお話ししたのですが、社内プレゼン・社外プレゼンをする際の具体的なテクニックを学びたい!という方は、こちらの本が参考になると思います。

説得力を生む構成とは? 1つのスライドに何秒を割くか? 「数字」「グラフ」「動画」の効果的な使い方とは?

ビジネスで結果を出すためのプレゼンの手法が満載です。