テロを防ぐための長期的政策とは?宗教・信条に関する批判精神を養う教育が世界規模で必要だ

パリ

フランスで起きた同時多発テロ(パリ同時多発テロ)は、100人以上の死者を出す最悪の事態となっています。

2001年の世界同時多発テロ以降、脈々と続くテロ事件。

どうすれば防げるのでしょうか?

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二つの教育

思うに、必要なものは教育です。宗教や信条に対する批判的な教育が、世界的規模でなされる必要があります。

より具体的には、次の2つのことを想定しています。

宗教がもたらした害悪について教える

骸骨

ひとつは、人類の歴史の中で、宗教や信条がいかに多くの暴力と不幸をこの世にまき散らしてきたか、体系的に学ぶ機会を作ることです。

イスラム教原理主義による現行の破壊的行動は言うに及ばず、日本でかつて起こったオウム事件、聖書に描かれている大量殺人など、例には困らないでしょう。

宗教・信条というものが時として人を暴力的にするものだということを全ての人が認識しておかなければなりません。「信じる心」は実は危険物なのだと意識させる、ということです。

神を疑うことを教える

獣像

もうひとつ必要な教育は、自己の宗教・信条が誤りである可能性に目を向ける、そのような態度を養うことです。

「自分の信じていることは他人とは違うのだし、絶対ではないのだし、間違っているかもしれない。」

テロ事件を引き起こす人間にはこのような思考が全く欠如しています。だからこそ、神の名のもとに彼らは他人の命を平気で奪います。彼らは彼らの神を疑うことを知らないのです。

疑うことを知らないのは、彼らばかりではなく、一般の多くの人々もそうでしょう。義務教育では「自分の思想・信条を疑え」などと教わる機会はまずありませんから。

しかし、そのような人が一度「絶対的な神の存在」を受け入れてしまったら最後、良心に背く教えもその絶対者の言葉によって容易に正当化されるようになり、その人は自身の宗教・信条の奴隷と化し、破壊者・殺戮者になり得ます。

神がそう言った。だから殺した。そういう正当化をさせないためには、「神がそう言ったとしても自分は疑う」、そういう心の強さを教育によって養成しておく必要があるのです。

まとめ

人は時として、宗教・信条という思い込みによってとてつもない悲劇を作り出します。今後の人間社会においてそれを防ぐにはどうしたらよいのか。問題は宗教・思想に対して人々が批判精神を持っていないことにあります。

このことを改めるには、まず宗教・信条が生んだ愚かな歴史を共有するための教育をすべきです。次に、「神を疑う心」を教育によって養成する必要があります。

テロ対策に関心のある方は、こちらも手に取ってみてください。

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