「サーバーとは?」を最速で学ぶ!初心者も安心の超入門書

サーバー入門の入門

私は最近転職をして、IT関係の仕事に就いた。就いたはいいけど、私は工学部出身者でもないし、IT関連会社で仕事をした経験も全然無い(なのに、なぜ雇ってもらえたのか、よく分からないのだが…)

だから、例えば「サーバー」という基本的な言葉についてさえ、よく分かっていない。何度も耳にしたことはあるけど、具体的にどういう意味なんだろう?という状態。

ところが、この先仕事では「サーバー」にログインしたり、「サーバー」にソフトをインストールしたり、「サーバー」を移転・構築したり、色々とあるらしい。実際、先日は生まれて初めて「仮想サーバーにCentOSというLinuxを入れる」作業をやるように言われて、ワケが分からずかなり焦った…orz

さすがに、このまま何も分からない状態ではまずい、業務に支障をきたすと思った。

そこで先日書店に駆け込み、書棚に並んでいる本の中で一番難易度が低そうな本を選び取った。今回ご紹介する『これならわかるサーバ 入門の入門』である。

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『これならわかるサーバ』はこんな本

導入部分

本書は、サーバーのサの字も知らない人がサーバーのことを理解できるよう、懇切丁寧に説明した学習書である。

孤立したPC1台しか無い状態ではサーバーになることは有り得ない。複数台のPCが接続されて、互いに役割を持ったときに初めてサーバーが誕生する。サーバーがこの世に存在し始める瞬間という、基礎中の基礎の第1ステップから説明してくれるのだ。

基礎知識を脳にインストール

ラックマウント

そして、モノ(ハードウェア)としてのサーバーにはラックマウントやブレードなんてものがあり、モノの中でうごいているプログラム(ソフトウェア)としてはWindows系とUNIX系があり…と話が続いていく。

知っている人からしたら「そんな当たり前のこと!」と思うようなことだろうが、私のように分からない人にとっては、ゼロから教えてもらわなければ本当に分からない。だからこのような「超入門」系の本は本当にありがたい。

本書を読むとサーバー周りの専門用語が理解でき、具体的にイメージできるようになる。用語というのは、たとえばWebサーバーとか、プロキシサーバー、ファイルサーバー、メールサーバーとか、ルーター、LANケーブル等、諸々である。

入門書なので、もちろんそれぞれの言葉の奥深いところまでは分からないかもしれない。しかし、日常業務についていったり、他のもうすこし難しい本を読んでいくにあたっての基礎が、これ1冊で十分にできたと感じる。

文系による文系のための指南書

プロトコルの説明部分

著者の瀬下氏は、文系出身者(しかも女性)なんだそうだ(現在は自然言語処理関連の開発をしているとのこと)。なので、文系出身者の気持ちがよ~く分かっている。

例えば、「プロトコル」の解説として、「コンピューターどうしの会話方式のことである」と説明している。「通信のための規約・手順である」というような、専門用語をさらに専門用語でくるむような言い方はしないので、スッと頭に入ってくる。

本来写真やイラストがありそうな場所に、走り書きしたような(?)手書き感のある絵が載っていることに、始めのうちは驚いた。でも、慣れてみるとこのような単純化された絵で図解するのも、スッキリしてムダが無いように思える。少ない線だけで形成された白黒イラストは、かえって頭にイメージとして残しやすいんじゃないかな、と。

こんな人にオススメ

本書『これならわかるサーバ 入門の入門』は、私のようにほとんど知識が無い状態でITの仕事をするようになった人に、はじめの1歩としてオススメできる。本書で得られた知識とイメージをもとに、他の入門書に進んでいけば習得がスムースに行くはず。

また、予期せず社内PCや社内ネットワークの管理をまかされることになった人も読むと良いと思う。休日にさらっと目を通して、まずはサーバー関連の話題と用語をざっくり押さえておく。そうすれば、会社の人から問合せを受けたときも、スマートに対処できることだろう。

最後に、「ホームページやブログを運営しようと思っていて、レンタルサーバーを契約したり、あるいは個人でサーバーを自作しようと考えているが、まずはサーバーそのものがどういう仕組みのなのか知りたい」という、知的欲求の強い方。本書を一読してサーバーの概略を知ることで、安心してサーバー選び・マシン比較の段階に進めるはずである。