宅建とは何か?超入門

要点をおさえる

宅建、タッケンというけど、何なんだろう…

今さら人に聞けない!

とお悩みの方のために。

不動産業界で宅建士として絶賛活躍中の私が、できるだけ簡潔に・分かりやすく解説していきます。

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宅建って何なの?

宅建って何だろう?

宅建は、正式名称を宅地建物取引士といいます。

読みは、「たくち たてもの とりひきし」です。

宅建は、「不動産の取引」についての、「法律の専門家」であることを証する資格です。

順序良く考えてみましょう。

不動産って何?

不動産というのは、「不動の財」のこと。日本では土地と建物のことです。

「不動」っていうのは、100%絶対に移動しない、という意味ではなく、簡単には移動しない、という程度の意味です。

土地や建物でも、地震で動くことはありますよね。

じゃあ「不動産取引士」「土地建物取引士」でもいいじゃん?

あえて「宅地建物取引士」と言っているのはなぜなのでしょうか。

それは、日本における主要な土地取引は「建物を建てるための土地」(宅地)を対象にしているからです。

つまり日本の法律では、土地全体ではなく、「建物を建てるための土地」の取引を重点的に規制しています。

それで、わざわざ「宅地」建物取引士という名前をつけています。

「取引」って何?

ひとつは、「売り買い」することです。

売り手はお金を受け取って不動産を手放し、買い手はお金を手放して不動産を受け取ります。法律用語では「売買(ばいばい)」といいます。

(「売買」と似たやり方で、「交換」という取引もあります。Aさんの不動産とBさんの不動産をお互いの合意で交換するというやり方です。物々交換ですね。)

もうひとつは、「貸し借り」することです。

賃貸のマンションに住んでいる人も多いと思いますが、この場合、大家さんが自分の持っている建物を有料で他人に貸しているわけです。法律用語では「賃貸借(ちんたいしゃく)」といいます。

「士」って何?

日本では、特に法律関係の分野で専門的な知識を有する人に、公的な資格を認める制度があります。

それらの資格は、「昔の武士のように偉いんだぞ」ということを示すために「~士」という名前がついています。

有名どころでは、弁護士、税理士、公認会計士、一級建築士、不動産鑑定士、司法書士、行政書士などです。

宅建は、従来「宅地建物取引主任者」と呼ばれていて「士」ではなかったのですが、2015年4月から「宅地建物取引士」に格上げされました。

それで何が変わったか?というと…

何も変わってないよ、というのが現場の実感です(笑)

今でも「取引主任者」ということがよくありますが、昔の言い方に慣れていて言い間違っただけなので、あまり気にしないで大丈夫です。

宅建士にしかできない仕事って?

不動産

「士」がつく資格には、その資格を保持している人にしか許されていない特別な仕事がある場合が多いです。「独占業務」と呼ばれていてます。

たとえば、弁護士の仕事、つまり報酬をもらって法律相談に乗ったり、訴えられた人に代わって法廷でその人の弁護をしたりするのは、弁護士にしか認めらていません。

宅建の保持者「宅建士」にしかできない仕事とはなんでしょうか?

いくつかありますが、代表的で分かりやすいのは、不動産取引に関する重要事項説明ができることです。

不動産業者が不動産取引を仲介する場合、不動産業者は、買主(または借主)に対して、その契約に関する重要な事項(物件の価格や規模、法令上の使用制限、違約金に関する事項など)を説明する義務があります。これは、不動産に関する知識があまり多くない一般の買主・借主を保護するための決まりです。

そして、その説明はその不動産業者に雇われている宅建士がすることとされています。宅建は「不動産取引に関する法律の専門家」であることを証する資格ですから、その保持者である宅建士にきちんとした説明をさせなさい、というわけです。

不動産屋に行って部屋探し・賃貸契約をした経験のある人も多いと思いますが、そのときに重要事項説明をしてくれたスタッフがいたのではないでしょうか。その人こそが宅建士なのです。宅建士って、意外と身近なところにいるんですよ!

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