超分かり易い!ネットの仕組みを高速で理解する為の本2冊

3分間HTTP・DNS基礎講座

インターネット上のホームページは、HTML という言語で書かれていて、CSS で装飾している。それくらいは何となく知っている。でも、その通信の仕組みは長年不明なまま放置中。

ウェブ上のコンピュータ間の情報のやり取りは、一体どのようになされているのか? 勉強したいけど、あまり専門的すぎると分からなくなるので、小難しくならない範囲で知りたい。ただ仕事で必要な知識でもあるので、普通の人よりはちょっと深く知らなければならない…

そんな動機がありまして、ちょうど良い学習書が無いかなぁと思って悩んでいました。

そうしたら、直属の上司(←大手のベンダーを渡り歩いてきた経歴をもつスゴい人)に、「この本良いよ、読みなよ」と勧めていただきまして。

で、読んでみたら文系出身の私にもピッタリの書籍でした。ご紹介します。

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DNS と HTTP が、根っこから分かる!

インターネット上で情報をやり取りする際には、まず「情報が欲しい側のコンピューター」が、「情報を持っている側のコンピューター」を探し出して、通信を開始する必要があります。

その探索システムの根幹を DNS (ドメインネームシステム、あるいはドメインネームサーバー)が作っています。例えば、 kiryusblog.com のようなドメインと、183.90.xxx.xxx という IP アドレスとを対応づけたシステムです。

DNS を利用することで晴れて目的の情報が置いてあるサーバーと通信を始めることができたとしましょう。そして、手に入れたい情報がホームページという形で公開されている場合は、ブラウザがWebサーバーに働きかけて、情報を取り出します。その時の通信規約が HTTP。

なんとなくそういうことになっているらしいのですが、実際のコンピュータ間のやり取りがどういう手順で、どんな制御情報をやり取りしているかって、イメージが付きにくいものです。

この2冊が解説しているのは、まさにそこです。クライアントとサーバーの舞台裏での「会話」を、1からステップ・バイ・ステップで解説してくれています。一読して、あぁ、そういうことだったのかと、そんな単純な仕掛けの組み合わせだったのかと、スッキリ理解できました。

偉大なる「図解」のパワー

この2冊の大きな特徴は、図解が非常に豊富に取り入れられている点です。たぶん全ページの半分くらいは図になっているんじゃないかなぁ。

たとえば、DNS本の例だとこんな感じ↓

DNS本の図解

HTTP本だとこんな感じです↓

HTTP本の図解

もちろんメインの話の流れは文章で進んでいくのですが、その文章の大部分を図としても起こしてくれているといっていいでしょう。文を読んでいていまいちピンと来ない場合でも、図を見て行くと具体的なイメージが湧き、納得できてしまいます。

ちなみに、この図解は、本書の「先生」であるインター博士の「板書」という設定です。意外と細かい設定も大事にしていますね。笑

対話形式が苦手なあなたにもオススメ

実を言うと、私、対話形式の本ってずっと食わず嫌いしていたんです。何となく、まどろっこしいような気がしていて。一人語りの普通の本でいいじゃんと。別にわざわざ誰かと誰かが会話している形にすることないよ、って思ってました。

でも、この本を読んで対話形式の書籍に対するイメージが全く変わってしまいました。入門書には、対話形式ってすごく適していますね。

対話形式の例

どういうことかというと、この本を例にとるなら、先生である「インター博士」と、その学生の「ネット君」とのやり取りで進行していくのですが、ちょうど「ネット君」が読者目線のところに居てくれるんです。

つまり、私たちが疑問に感じているところを質問してくれたり、間違えやすいところを見事に間違えてくれたりする。それに対して先生からアドバイスやツッコミが入る。

こういう書き方は、読者の思考を追いかけるということをしないことには、できません。本を作成する段階で、「よく分かっていない読み手」がどういうふうに思考を展開するのかというところをじっくり考えて始めて、対話形式って成立するんですよね。

だからこそ、初心者の頭脳に染み入りやすい、痒いところにも手が届く本に仕上がっているのだと思います。

まとめ

会社での業務のため、ネットワーク関係の知識を少し急ぎで仕入れる必要があったので、ダダ~ッと駆け足で読みました。それでもしっかり基礎がおさえられるのがこの本の素晴らしところ。

図解って素晴らしいというのは前々から思っていましたが、対話形式もこんなに良いものだとは。こういう良い本は、もっとあってほしいです。

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