漫画で分かる「うつ」のこと。『ツレがうつになりまして。』は明るく楽しくうつを学べる良書です。

うつの男性

バブル崩壊後に景気が低迷し、労働環境が悪化していった日本では、うつ病に罹患する人がとても多くなりました。

でも、実際に周りにうつを患う人がいないと、その実態というのはなかなか分かりません。

コトバだけはよく聞くけれど、実際問題、うつ病の人というのはどんな感じなのか? 生活にはどのような問題が起きるのか? どのようにして治していけばよいのか?

今日ご紹介するのは、うつのことをまずは少しでも理解したい、でも分かりにくい専門書はちょっと無理…という人におすすめの、うつ超入門とも呼べる本です。

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細川貂々著『ツレがうつになりまして。』

『ツレがうつになりまして。』は、「スーパーサラリーマン」だった夫がうつになり、そのうつが回復していくまでの1年間をつづったマンガ形式の文庫本となっています。

このマンガ、絵がとってもかわいらしい。そして、うつという病気を扱ったマンガなのに、ノリが軽くて楽しいです。例えば出勤時のウツ夫の様子を描写したこちらのシーン。

ツレうつ1シーン

ツレうつ1シーン

夫の想像の中で、ゴミがしゃべっています。「ゴミでーす 仕事します」だって。こんな想像をして落ち込んでしまうとか、申し訳ないけど少し笑えてしまう…

冒頭にも書きましたが、周囲にうつの人がいない限り、うつ病の方が実際にどんな生活をしているのか、何を思っているのか、というのはなかなか知る機会が無いですよね。

でもこの本を読めば、まるで身近にうつのダンナがいるかのように、この病のことを学ぶことができます。

『ツレうつ』は明るく読めるうつ入門

うつをはじめ、何らかの病気について語る体験記的な本は数多く出ています。

その類の本を読むときは、「この大変な病気のことを知って、患者がいかに苦しんでいるのかか少しでも理解せねば…」というような重圧を感じてしまいがちです。身構えてしまうんですよね。

その点、本書『ツレがうつになりまして。』はとても対照的で、徹底的に「病気の重さ・深刻さ」を取り払い、笑えるレベルにまで昇華させています。

私自身、うつに対してそれほどは関心がなかったのですが、ギャグをちりばめたマンガという形式だったからこそ、さらっと読み終えることができたのだと思います。

「うつのことをもうちょっと気楽に理解したい」、そう思う人にすごくおすすめです。

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