稼ぐ人の思考とは?30代で5億円の資産をつくった人に学ぶ

稼ぐ男

私は基本、お金が無い。

社会人として働きはじめた時期が遅かったというのもあるし、稼いだお金が奨学金の返済や納付していなかった年金保険料の追納に消えて行っているということもある。

だからとにかくお金が無い! なんとか、お金が手に入らないか…orz

そんなことを日頃思っている私にとって、かなり刺激的に思えるタイトルの本があった。

30代で5億円…? 私も30代になったところだが、5億円なんて、とても手の届かない額のように思える。

でも、他人にできるんだったら私にだってできていいんじゃないか?

しかし実際にはできておらず、できないのにはきっと色々な理由がある。その一つは、私が「稼ぐ人の思考」を知らないことだろう。

稼ぎに稼いで資産をどんどん増やしている人たちは、仕事や時間やお金のことを一体どのように捉えているのだろうか? 私とは全く違う世界が、この人たちには見えているのだろうか?

そんなことに興味を持って本書を読んでみた。

この記事では、著者の午堂氏の考え方の中で特に印象的だったものをいくつか、ピックアップする。その上で、「稼ぐ人」と、私のような「稼がない人」の違いについて気が付いたことを最後に記す。

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「緊急度は低いが重要度が高い事」

未来を探す

午堂氏は、誰にでも「緊急度は低いが重要度が高い事」があるという。それは例えば、5年後・10年後に自分がどうなっていたいかということ。

今すぐに考えなければならないわけではないので、皆つい後回しにして、結局考えないまま置き去りにしてしまう。でも、実は5年後・10年後の理想像をしっかり描くことこそが大事なのだと、午堂氏は言っている。

確かにそうだ。未来の自分のあるべき姿を見据えておかなければ、「今自分が本当にするべきこと」は見えてこないはず。

私は現在不動産の仕事に就いている。でもこの仕事を5年後・10年後も続けたいとはどうしても思えなかった。だからこの業界から脱出しようと考えて、転職活動を決意した。これは一応私なりの、「緊急度は低いが重要度が高い事」を考えた結果だったと思う。

かといって、私の5年後・10年後の姿がはっきりと見えているわけではない。でもひとつのぼんやりとした理想像はある気がする。そこに近づくために私に今何ができるか? それは、次の新しい仕事に懸命に取り組むこと、それからブログを書くことだ。

タイムパフォーマンス

タイムパフォーマンス

皆コストパフォーマンスは考えるけど、タイムパフォーマンスはあまり考えないよね、と午堂氏は言う。

タイムパフォーマンスというのは、例えば、たまたま見始めた映画がつまらなくって、でもせっかくチケット代を払ったのだからとガマンして見続けたら、いったいどのくらい損しているのか?ということ。

損はチケット代だけではなく、映画2時間分の時間や、往復の交通費、移動にかける時間などがムダになっている。時間をお金に換算すると、合計で10,000円くらいは損をしているというふうに考えられる。そんなに損をするくらいなら、さっさと映画を切り上げて別の有意義なことをしたほうが良いよね?と考える。これが、タイムパフォーマンス。

私も先日ちょうどこんなことがあった。ある好きな作家さんの本を読み始めて、でも残念ながらその本はいまいちしっくりこなかった。「せっかく読み始めたから…」と思って最後まで読もうかとも思ったが、心がワクワクしない本に時間をかけるのもどうかと思い、読むのを辞めた。

午堂氏の言葉に一致した行動を私もとっていたのだ。ただ、私は私の行動を「タイムパフォーマンス」という視点で考えてはいなかった。ただなんとなくそうしていただけのことだったので、もしかしたら、他の本であれば「まあ頑張って最後まで読もうか」と考えて、心の踊らないことに時間を費やしたかもしれない。

しかしそれではいけないのだ。人生はどうしたって有限。タイムパフォーマンスを考えて行動する必要がある。

走りながら軌道修正

走り出す

これまでにいくつものビジネスを興してきた午堂氏は、次のように考えている。事業は計画通りに行くほうが珍しい。開始した後に軌道修正をするのが常である。それであれば、準備や計画に時間をかけるのには意味が無い。むしろ見切り発車してしまえと。

そうなのだ。たとえば私の人生だって、まさか田舎を出て京都に移んでみたり、その後は福岡に移住して何年も研究を続けてみたり、さらにはそれを辞めて不動産業界に入ったりしてみるとは、想像もつかなかった。まさに軌道修正の連続。

だから「じっくり考えて、次の一手を」とかじゃなく、とりあえず始めてみる、やってみる。楽しいかどうか試してみる。行きたい場所に行ってみる。書きたいことを書いてみる。色々と動いてみて、必要に応じて方向を変える。入念な準備よりも、まずは始めてみたほうがよい。

甘え上手は聞き上手

聞き上手

私は人に甘えるということをしないタチだ。何でも自分でやりたいし、自分でやるのが当然と思っている。でもそれは「他人に甘えた方が良いときでも甘えられない」ということであり、人に助けを求めるのが苦手ということでもある。

一方、周りを見渡してみると、目上の人やお金持ちに甘えることで、要領良く自分のやりたいことを実現している人がいる。そういう人たちは、能力ある人の懐に飛び込んで、ショートカットで人生を進んでしまう。

だから私は、自分が「甘え下手」であることで、すごく遅れをとっている気がしている。

では他人に甘えようと思ったら、どうしたらよいのか? 午堂氏いわく、甘え上手になるには、聞き上手になること。相手の話に相槌を打って、どんどん相手に話させる、自慢させる、説教させる。そうすると相手は自分を可愛がってくれるようになる。

私の場合、そもそも他人の話にあまり興味を持っていないことが多く、「聞き下手」になっている。まずはここから改善してみよう。上司や友人、交際相手の話をたくさん聞いて、自分をより気に入ってもらう。相手に甘えていくのは、その後でなら自然にできるはず。

まとめ

僕が30代で5億円の資産をつくれたのは、誰でもできるシンプルなことを大切にしただけ。

以上のように、本書『僕が30代で5億円の資産をつくれたのは…』では、巨額の資産形成に成功した午堂氏が考える「時間の使い方」や、「人生・人間関係についての考え方」が記されている。

本書を読んでいて思ったのは、お金を稼ぐ人でも、考えていることやポリシーは意外と普通ということである。私でも時々同じようなことを思ったり、知らないうちにやっていたりする。

ただ私のような凡人と違うのは、「稼ぐ人」はそういう思考を明確に意識しており、かつ徹底しているということである。生活の中のあらゆる場面において、単純かつ理にかなった仕事術・時間術を徹底的に実施している。その効果が蓄積されて、彼らに財をもたらしているように思う。

成り上がりのお金持ちといっても、ぶっ飛んだ思考をしているわけではない。シンプルで前向きな発想を大切にして、それをやり抜くこと。それが午堂氏のような「飛びぬけられた人」のしていることなのである。