Windows PC使用歴20年の杉山貴隆です。
小さい「ゥ」が含まれているときの打ち方って、つい忘れてしまいます。何度か練習しても、時間が経つと思い出せなくなるから困りものです。
そこで今回はPCのキーボードで「トゥ」「ドゥ」を入力する方法を解説します。入力方法は全部で3通りあるのですが、はじめに最も覚えやすい入力方法と具体的な覚え方をお伝えし、そのあと他の2つの入力方法についても補足します。
ちなみに今回紹介する「覚え方」を知っておくだけで「ァ」「ヵ」「ュ」といった他の小さい文字も全く問題なく打てるようになります。ぜひ参考にしてみてください。
トゥ・ドゥを入力するおすすめの方法
PCで「トゥ」「ドゥ」を入力する際の一番おすすめの方法は「ゥ」を L → U で入力するやり方です。次の手順で入力してみてください。
- 「トゥ」の入力方法
- T → O → L → U
- 「ドゥ」の入力方法
- D → O → L → U
この方法では「ト」と「ゥ」を別々に入力します。
「ト」を入力するために T → O の順でキーを押します。これはいつもやっている通りです。続けて「ゥ」を入力するために L → U の順でキーを押します。
次のアニメーションのような感じで入力できるはずです。
おすすめの理由1:覚えやすい
「ゥ」を L → U で入力するやり方をおすすめする理由の1つめは覚えやすいからです。
「ゥ」を「エルとユー」の組み合わせで入力するなんてむしろ覚えにくくない?と思うかもしれません。でも次のように連想することでいつでも思い出すことができます。
- 小さい「ウ」を入力したい
- 言い換えると、Little な「ウ」を入力したい
- L → U
「エルとユー」の「エル」は「Little」の「L」。だから小さいウを入力したいときはLをつける。そう考えるとすごく簡単ですし覚えやすいですよね。
おすすめの理由2:応用が利く
「ゥ」を L → U で入力するやり方をおすすめする理由の2つめは応用が利くからです。
実は「ゥ」同様「小さいア」「小さいイ」「小さいエ」「小さいオ」も同じように「エル」を使って入力できます。
- 「ァ」の入力方法
- L → A
- 「ィ」の入力方法
- L → I
- 「ゥ」の入力方法
- L → U
- 「ェ」の入力方法
- L → E
- 「ォ」の入力方法
- L → O
なぜ「ァ」を入力するときは L → A の順でキーを打つのでしょうか? もうお分かりですよね。「小さいア」はすなわち「Little ア」。なので L → A と入力します。
応用はまだ終わりではありません。「ァィゥェォ」にとどまらず、そのほかの「小さい文字」も同じように L を頭につけて入力できます。
- 「ヵ」の入力方法
- L → K → A
- 「ヶ」の入力方法
- L → K → E
- 「ッ」の入力方法
- L → T → U
- 「ャ」の入力方法
- L → Y → A
- 「ュ」の入力方法
- L → Y → U
- 「ョ」の入力方法
- L → Y → O
- 「ヮ」の入力方法
- L → W → A
ここまでをまとめると次の覚え方として一般化できます。
「ゥ」などの小さい文字を打つには、頭に Little の L をつける
この覚え方を知っておけば、もう小さい文字は怖くありません。
トゥ・ドゥを入力するその他の2つの方法
「トゥ」「ドゥ」を入力するその他の方法を紹介します。
「ゥ」をXUで入力する
PCで「トゥ」「ドゥ」を入力する際「ゥ」を X → U で入力することもできます。次の手順で入力してみてください。
- 「トゥ」の入力方法
- T → O → X → U
- 「ドゥ」の入力方法
- D → O → X → U
この方法では「ト」と「ゥ」を別々に入力します。
「ト」を入力するために T → O の順でキーを押します。これはいつもやっている通りです。続けて「ゥ」を入力するために L → U の順でキーを押します。
次のアニメーションのような感じで入力できるはずです。
「小さいウ」を「XU」で入力するこのやり方も、ほかの「小さい文字」に対する応用が利きます。
- 「ァ」の入力方法
- X → A
- 「ィ」の入力方法
- X → I
- 「ゥ」の入力方法
- X → U
- 「ェ」の入力方法
- X → E
- 「ォ」の入力方法
- X → O
- 「ヵ」の入力方法
- X → K → A
- 「ヶ」の入力方法
- X → K → E
- 「ッ」の入力方法
- X → T → U
- 「ャ」の入力方法
- X → Y → A
- 「ュ」の入力方法
- X → Y → U
- 「ョ」の入力方法
- X → Y → O
- 「ヮ」の入力方法
- X → W → A
一般化して「小さい文字を打つには頭にXをつける」と覚えられるので便利なのですが、1つ問題点があります。それは連想がきかないことです。
先にお伝えした「頭にLをつける」やり方は「LittleのL」と覚えることができました。でも「X」はそういう覚え方ができません。このことから個人的には「X」よりも「L」のほうをお勧めしています。
TWU・DWUで入力する
PCで「トゥ」「ドゥ」を入力する際「TWU」「DWU」と打つこともできます。
- 「トゥ」の入力方法
- T → W → U
- 「ドゥ」の入力方法
- D → W → U
この方法では「ト」と「ゥ」を分けず、次のアニメーションのように一度に入力します。
* * *
この方法の良いところは、打鍵数(キーを打つ回数)が少ないところです。
先に見てきたやり方では「トゥ」を入力するのに4回キーを叩く必要がありました(例:T → O → L → U)。でも T → W → U と打つなら3回で済みます。素早く楽に入力できるのです。
他方、この方法のあまり良くないところは「覚えにくいこと」と「応用が利かないこと」です。「TWU」「DWU」という打ち方は何かに関連付けて覚えるわけではないので、明日になったら忘れてしまいそうな気がします。
また「TWU」「DWU」という打ち方は「ァ」「ヵ」といった他の小さい文字を打つときのヒントにはなりません。
以上のような難点があることから、「TWU」「DWU」を使った入力方法は「可能な限り打鍵数を減らしたい上級者向けのやり方」だと言えるでしょう。
この記事のまとめ
今回はPCで「トゥ」「ドゥ」を入力する方法3つをご紹介しました。この記事の要点を復習しておきましょう。
簡単に覚えられておすすめできる方法は「ゥ」を L → U で入力するやり方です。
- 「トゥ」の入力方法
- T → O → L → U
- 「ドゥ」の入力方法
- D → O → L → U
「ゥ」などの小さい文字を打つには、頭に Little の L をつけると覚えておけば、他の小さい文字(ァィェォヵヶッャュョヮ)に応用できます。
よく似た入力手順として「ゥ」を X → U で入力するやり方も紹介しました。
- 「トゥ」の入力方法
- T → O → X → U
- 「ドゥ」の入力方法
- D → O → X → U
最後に、キーを叩く回数が少なくなる方法として「TWU」「DWU」と打つやり方も紹介しました。
- 「トゥ」の入力方法
- T → W → U
- 「ドゥ」の入力方法
- D → W → U
3つの方法を紹介しましたが、最終的には自分が最も打ちやすいと感じたものを1つ選んでいただければOKです。しばらく使っていると自然と指が打ち方を覚えて楽にタイピングできるようになりますよ。
以上、参考になれば嬉しいです。