フォーサイト行政書士講座の講義時間は?短くても合格可能な理由3つ

フォーサイト行政書士

フォーサイト行政書士講座を実際に受講してレビューしている杉山貴隆です。

フォーサイトの行政書士講座に興味はあるけれど、「講義時間が短い」という評判を聞いて、本当に大丈夫なのかと気になっていませんか?

特に法律の学習が初めてだと、「講義が少ないぶん、知識に穴ができるのでは?」と不安を感じるのは自然なことだと思います。一方で、仕事やプライベートに忙しい日々を過ごしているからこそ、コンパクトな講義に魅力を感じている方も多いでしょう。

そこで今回は、フォーサイト行政書士講座の講義時間を科目別・コース別に徹底的に整理し、主要な他社講座との比較も行った上で、「講義時間が短くても合格できる3つの理由」をお伝えします。

この記事を読めば、フォーサイトの講義時間の全体像と、その短さの裏にある合理的な設計思想が分かり、あなた自身に合った講座かどうかを判断するための材料が手に入ります。ぜひ最後までお付き合いください。

フォーサイト行政書士講座の講義時間

フォーサイト行政書士講座 講義時間 図解1

まず、フォーサイト行政書士講座の講義時間について、公式サイトに掲載されている教材別のデータをもとに整理していきます。

基礎講座(インプット)の科目別講義時間

基礎講座は、合格に必要な法律知識を体系的に学ぶメインの講義です。フォーサイト公式サイトに掲載されている2025年度試験対策の教材実績によると、科目別の講義時間は以下のとおりです。

科目講義時間
憲法479分(約8時間)
民法A587分(約9時間47分)
民法B539分(約8時間59分)
行政法A319分(約5時間19分)
行政法B453分(約7時間33分)
商法377分(約6時間17分)
基礎法学128分(約2時間8分)
基礎知識321分(約5時間21分)
基礎講座 合計3,203分(約53時間23分)

行政書士試験で最も配点が高い行政法(A+B)の合計は約12時間52分、次いで配点の大きい民法(A+B)は約18時間46分です。この2科目だけで基礎講座全体の6割近くを占めており、配点の重みに応じた時間配分がされていることが分かります。

一方、商法は試験での配点が比較的低いにもかかわらず約6時間17分が割かれています。「捨て科目にせず、頻出論点はきちんと押さえる」というフォーサイトの方針が反映されたバランスと言えるでしょう。

過去問講座・直前対策講座の講義時間

基礎講座以外の主な講義の時間も確認しておきましょう。

講座カテゴリ内訳講義時間
受講サポートブック受講ガイド・戦略立案編・合格必勝編・
講師挨拶・入門講座
169分(約2時間49分)
過去問講座憲法98分、民法A85分、民法B98分、
行政法A89分、行政法B①91分+②58分、
商法90分、基礎法学42分、一般知識A54分
705分(約11時間45分)
直前対策講座記述問題対策編70分、
一般知識対策編77分、
択一対策編97分
244分(約4時間4分)

過去問講座では、すべての過去問を逐一解説するのではなく、合否を分ける重要問題や法的思考の組み立て方に重点を置いた構成になっています。直前対策講座は記述式・一般知識・択一式の3本立てで、試験直前期の総仕上げに特化した内容です。

コース別の総講義時間

フォーサイトでは複数のコース(バリューセット)が用意されており、含まれる講座の範囲によって総講義時間が変わります。公式の教材別講義時間データから、講義時間が公表されている範囲で合計すると次のようになります。

コース含まれる講座総講義時間(公表分の合計)
バリューセット1基礎講座+過去問講座約68時間
バリューセット2基礎講座+過去問講座+直前対策講座約72時間
バリューセット3上記+ペースメーカー答練講座約72時間
(答練講座に講義は含まれない)

ここで注目していただきたいのが、バリューセット3に含まれるペースメーカー答練講座には講義動画が付属しないという点です。答練講座は問題を解いて実力を測るための演習教材であり、講師による映像講義は含まれていません。

そのため、バリューセット2とバリューセット3の講義時間は実質的に同じ約72時間です。バリューセット3を選ぶメリットは「講義が増えること」ではなく「演習の機会が増えること」にある、と理解しておくとよいでしょう。

また、上記はあくまで「講義動画の収録時間」です。実際の学習では、テキストの読み込み、過去問の周回、記述式答案の作成といった自習時間が別途必要になります。「講義時間=学習の全体量ではない」、という点はぜひ押さえておいてください。

他社との比較

フォーサイトの約72時間(バリューセット2・3基準)という数字は、他の行政書士講座と比べてどのような位置付けなのでしょうか。主要な通信講座の講義時間を一覧にまとめました。

講座名コース名(参考)総講義時間(目安)
ユーキャン行政書士講座約40時間
フォーサイトバリューセット2約72時間
東京法経学院新・最短合格講座約88時間
スタディングコンプリート約109時間
LECS式合格講座約105時間
伊藤塾速修コース約119時間
TACプレミアム本科生約198時間
資格スクエア森Tの1年合格講座約236時間
アガルート入門カリキュラム(フル)約387時間

※各社の公式サイトの情報をもとに作成。コースの選び方や年度によって変動する場合があります。

講義時間の「短い派」と「長い派」

この表を眺めると、各社の設計思想がはっきり2つの方向に分かれていることが見えてきます。

ユーキャンやフォーサイトは「講義時間を絞り込み、残りの時間を自習・演習に充てる」という設計です。講義は要点を凝縮し、受講生が自分の手を動かす時間を最大化する考え方と言えます。

一方、アガルートや資格スクエアは「講義の中で可能な限り多くの論点をカバーする」というアプローチです。試験範囲をくまなく解説することで、受講生が知識の穴を感じにくくなるメリットがあります。

どちらが優れているかは一概に言えません。ただ、一つ確かなことがあります。それは、講義時間が長いほど「講義を一巡するだけで膨大な時間がかかる」という事実です。

たとえばアガルートの入門カリキュラム(フル)(約387時間)を1日2時間ずつ視聴した場合、1周するだけで約6か月半を要します。フォーサイト(約72時間)なら同じペースで約36日です。この差は、後述する「反復学習の回数に直結」します。

「同じ土俵」で比較するときの注意点

講義時間を比較する際、一つ気をつけたいことがあります。それは、「講義時間」の定義が各社で微妙に異なる場合があるということです。

たとえば、ある講座はインプット講義のみの時間を公表し、別の講座は過去問解説や答練の解説時間まで含めた数字を出していることがあります。また、通学型の予備校では、講師が板書する時間や受講生がノートを取る待ち時間が講義時間に含まれるケースもあります。

フォーサイトの講義は通信講座専用のスタジオで収録されており、電子黒板の活用や不要な間のカットにより、情報密度が高く設計されています。つまり「72時間」という数字に含まれる情報量は、通学型予備校の72時間分の講義とは質的に異なると考えてよいでしょう。

数字の大小だけで判断するのではなく、「その講義時間の中にどれだけの情報が詰まっているか」という視点を持つことが、講座選びでは大切です。

講義時間が短くても合格できる3つの理由

ここからが本記事の核心部分です。フォーサイトの講義時間が他社より短いにもかかわらず、同社が高い合格実績を公表できているのはなぜなのか。その背景にある3つの理由を、学習の仕組みに踏み込んで解説します。

反復学習に多くの時間を回せる

人間の記憶に関する有名な研究に「エビングハウスの忘却曲線」があります。これによると、学習した内容は何もしなければ1日後に大部分を忘れてしまうとされています。記憶を定着させるには「反復(繰り返し)」が欠かせません。

忘却曲線 - Wikipedia

ここで考えてみてください。仮に試験までの総学習時間が800時間だとします。講義時間が200時間の講座を選んだ場合、講義を2周するだけで400時間を費やし、残りの400時間で過去問演習や記述対策を行うことになります。

フォーサイトの場合はどうでしょう。講義時間が約72時間なので、3周しても216時間です。残りの584時間を過去問の周回や弱点補強に使えます。しかも1.5倍速で視聴すれば、2周目以降は1周あたり約48時間で回せる計算になります。

講義を何度も繰り返すことで「薄く何度も塗り重ねる」学習が可能になり、記憶の定着率が格段に上がります。講義が短いからこそ、この反復サイクルを高速で回せるのです。

アウトプット(問題演習)の時間を最大化できる

学習科学の分野では、効率的な学習には「インプットよりもアウトプットの比率を高めること」が重要だとされています。テストや想起(思い出す行為)を伴う学習のほうが、繰り返し読むだけの学習よりも記憶の長期保持に効果がある、という研究結果も報告されています。

行政書士試験は「知識を知っているかどうか」ではなく「問題を正しく解けるかどうか」が問われる場です。いくら講義を聴いて「分かった気」になっても、実際に問題を解く訓練をしなければ本番で得点にはつながりません。

フォーサイトの講義が短いということは、その分だけ問題演習に使える時間が増えるということです。過去問を繰り返し解き、間違えた箇所をテキストで確認し、もう一度解く。このサイクルを回す回数が多いほど、実戦力は着実に上がっていきます。

講義を聴く時間と問題を解く時間、試験本番で得点に直結する時間は後者です。フォーサイトの設計は、この「得点に直結する時間」を最大限に確保するための構造になっているのです。

高密度な講義設計で「量」を「質」に置き換えている

「短い=薄い」とは限りません。フォーサイトの講義が短時間で成立している背景には、講義そのものの密度を高める工夫があります。

まず、講義は通信講座専用のスタジオで収録されています。教室での対面授業を録画したものではないため、板書を書く時間や、受講生がノートを取る待ち時間がありません。電子黒板を使ってテキストの図表を瞬時に表示し、講師は「説明すること」だけに集中できます。

また、講義動画は1単元あたり最大15分程度に区切られています。オンライン学習の研究では、動画が長くなるほど学習者の集中力とエンゲージメントが低下する傾向が指摘されています。短時間で区切ることで、集中力を維持しやすい設計になっています。

さらに、テキスト自体がフルカラーで図解を多用した構成になっているため、「文章で長々と説明しなければ伝わらない」という問題が起きにくくなっています。テキストの視覚的な分かりやすさが、講義時間の圧縮を下支えしていると言えます。

つまり、フォーサイトは講義の「量」を減らす代わりに、1分あたりの情報密度を徹底的に高めることで「質」を確保しているのです。

フォーサイト行政書士講座が向いている人・向いていない人

ここまでの内容を踏まえて、フォーサイトの行政書士講座がどんな人に向いていて、どんな人には合わない可能性があるのかを整理します。

向いている人

  • 仕事や家庭と両立しながら合格を目指す社会人。1日の学習時間が限られている場合、講義時間が短いフォーサイトなら完走しやすく、演習時間も確保しやすい
  • 「満点は不要、合格点(180点)を確実に超えたい」と割り切れる合理的な考え方の持ち主
  • 同じ教材を何度も繰り返す反復学習に抵抗がない人。フォーサイトの強みを最大限に活かすには、講義を複数周する前提で臨むのが効果的
  • 試験まで残り数か月しかなく、短期間で追い込みたい人。講義の総量が少ない分、短期集中型の学習にも対応しやすい

向いていない人

  • 試験範囲をくまなくカバーしないと不安を感じるタイプの人。テキストに載っていない論点が出たときに動揺しやすい場合は、網羅型の講座(アガルートなど)のほうが精神的に安定するかもしれない
  • 法律の背景にある理論や学説の対立まで深く理解したい人。フォーサイトの講義は「試験で問われる知識」に特化しているため、アカデミックな知的好奇心を満たす設計にはなっていない
  • 講義を聴くこと自体を学習の中心に置きたい人。フォーサイトは講義を聴いた後に自分で手を動かす(問題を解く)ことが前提の設計であり、講義だけで知識が定着することを期待するのは難しい

「フォーサイトだけで本当に足りるの?」という不安に答える

ここまでお読みいただいたあなたの中に、もしかするとこんな疑問が浮かんでいるかもしれません。

「理屈は分かった。でも、やっぱり講義が短いと知識に穴ができるのでは? 特に難しい年に当たったらどうするの?」

この不安はもっともです。実際、口コミなどでも「フォーサイトだけでは足りないのでは」という声を見かけます。正直に言えば、試験が難化した年や、過去に出題されたことのない論点が出た場合、網羅型の講座を受講していた人のほうが対応しやすい場面はあるでしょう。

しかし、ここで思い出していただきたいのが、行政書士試験は300点満点中180点で合格する「絶対評価」の試験だということです。つまり、全問正解する必要はありません。基本的な問題を確実に拾い、記述式でもある程度の得点ができれば、合格ラインには届きます。

フォーサイトの講義がカバーしているのは、まさにこの「基本的な問題を確実に正解するための知識」です。Aランク・Bランクの頻出論点をしっかり身につけ、過去問を何度も解いて実戦力を養えば、見たことのない問題が数問出たとしても合格点には十分に手が届きます。

むしろ心配すべきは、網羅型の講座を選んだ結果、講義を消化しきれずに挫折してしまうリスクのほうかもしれません。

300時間を超える講義を仕事の合間に消化しようとすれば、インプットが終わる頃には最初に学んだ内容を忘れてしまい、過去問を解く時間が取れないまま試験日を迎える、ということも起こり得ます。

完璧を目指して消化不良になるよりも、合格に必要十分な知識を確実に定着させるほうが、結果的に合格に近づく。これがフォーサイトの「合格点主義」の考え方であり、私はこの考え方には合理性があると感じています。

もちろん、不安をゼロにすることは難しいかもしれません。そんなときは、フォーサイトの直前対策講座で法改正情報や最新論点を補強したり、過去問を解く中で出会った周辺知識をテキストに書き込んだりする「能動的な学習」を意識してみてください。

講義が短い分、あなた自身の手で教材を育てていく余地があるのも、フォーサイトの特徴の一つです。

この記事のまとめ

フォーサイト行政書士講座 講義時間 図解2

今回は、フォーサイト行政書士講座の講義時間について、科目別・コース別の内訳から他社との比較、および短い講義時間でも合格できる理由まで、一通りお伝えしました。

改めて要点を振り返ります。

  • フォーサイトの基礎講座は約53時間、バリューセット2・3の講義時間は約72時間
  • 他社の講義時間は約40時間(ユーキャン)から約387時間(アガルート)まで幅広く、フォーサイトは短い側に位置する
  • 講義が短いことで、反復学習の回数を増やせる、問題演習に多くの時間を割ける、高密度な講義設計で情報の質は確保されている、という3つのメリットがある
  • 社会人や短期合格を目指す人に特に向いている一方、完璧主義の人やアカデミックな学びを求める人には他の選択肢がある

講座選びにおいて「講義時間の長さ」は目に見えやすい指標だからこそ、つい数字の大小に目が向きがちです。しかし、本当に大切なのは「その講義時間を使って、自分がどれだけ効果的に学べるか」です。

あなたの毎日の生活の中で確保できる学習時間はどのくらいでしょうか。その貴重な時間を、講義の消化だけで使い切ってしまうのか、それとも講義と演習をバランスよく回して知識を定着させるのか。

この視点で考えると、フォーサイトの「短いけれど密度の高い講義」が持つ価値が、より実感できるのではないかと思います。

行政書士試験の合格を目指す道のりは、決して楽なものではありません。しかし、正しい戦略と自分に合った教材があれば、忙しい日々の中でも合格は十分に手の届く目標です。この記事が、あなたの講座選びの一助になれば幸いです。

以上、参考になれば嬉しいです。

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