フォーサイト行政書士講座を実際に受講してレビューしている杉山貴隆です。

フォーサイトの行政書士講座について情報を集めていると、「フォーサイトだけでは合格に足りない」という意見を目にすることがあります。
そうした声に触れた瞬間、「もしかしてこの講座だけでは本試験に届かないのでは」「他社の教材も買い足さないといけないのでは」と、肩に重いものを感じてしまいますよね。
私もその気持ちはよくわかります。行政書士試験は合格率10~15%前後の難関試験である上、決して安くはない受講料を払うわけですから、「この教材で本当に足りるのか」は誰もが気になる疑問です。
しかし、不安にとらわれて複数社の教材を抱え込んでしまうと、どれも中途半端になって逆に合格が遠のいてしまう。そんな残念な結果になるのは何としても避けたいところ。
そこで今回は、「行政書士合格にフォーサイトでは足りない」という意見が真実なのかどうかを、フォーサイト行政書士講座を実際に受講して合格した受講生たちの声をもとに、具体的に検証していきます。
この記事を最後まで読めば、「フォーサイトだけで本当に大丈夫なのか」というモヤモヤした不安に終止符を打ち、自信を持って学習に専念できるようになるはずです。
※本記事は2026年4月時点で入手できる情報を基に作成しています。ただし、引用している受講生の評価は受講当時のものであり、現在とは状況が異なる場合があります。
「フォーサイトでは足りない」が嘘である理由

結論からお伝えすると、「フォーサイトでは足りない」という言説は正しくありません。理由は一言でシンプルに言えてしまうのですが、フォーサイトの教材だけで行政書士試験に合格している受講生が現実に数多く存在するからです。
しかも一部の特殊な才能を持った人に限定された話ではなく、属性もバックグラウンドも多様な人たちが、同じように「フォーサイトだけで合格できた」と声を揃えています。
これから、その実証例を次の3つの角度から見ていきます。
- 法律初学者でも一発合格できた事例
- 多忙で他の教材に手を出す余裕がなかったが合格できた事例
- むしろ教材を増やして失敗した反省からフォーサイトだけに絞り直して合格できた事例
これらの事例を通じて、「フォーサイトで足りるかどうか」という問いに対する答えの輪郭が、はっきりと見えてくるはずです。
法律初学者でも一発合格できた事例
まずは、法律をそれまで一度も学んだことがない初学者が、フォーサイトの教材だけで一発合格を果たしたという事例を見ていきます。
もしあなたが「自分は法律の素人だから、初学者向けの講座だけでは手薄なのでは」と心配しているなら、このセクションの声は特に響くのではないかと思います。
- 「フォーサイト以外の教材に手を出さないこと!与えられた教材を自分のものにできれば合格できると信じて、市販の教材、模試、YouTubeなどには一切手を出しませんでした。」「今はSNS等で無限に情報が流れており、不安になる時もありましたが、何よりフォーサイトの分かりやすい講義やテキストに自分自身が納得して取り組んでいたため、最後まで手を広げることなくやり切ることができました。」【引用元】
- 「学習に使った教材はフォーサイトのみ。法律初学者の私が半年で合格出来たのは、フォーサイトのおかげです。」「しっかり学習時間を確保出来るなら、追加で市販の問題集などを購入しなくてもフォーサイトの教材だけで余裕を持って合格する事が出来ると思います。」【引用元】
- 「法律知識ゼロの状態から、フォーサイトの教材と過去問対策で行政書士試験に一発合格できました。」「市販の様々な参考書に手を出すのではなく、フォーサイトのテキストと過去問講座に絞って学習を進めました。」【引用元】
- 「また、勉強していくうちにやっぱり過去問が気になってしまい、別で過去問を買ってみました。ですがほとんどがフォーサイトさんの教材に出てくる内容だったので、買ったけど意味がないなと思いました。本当にこの教材だけで十分だったんだと知ることが出来ました。」【引用元】
上に並べた声を読んでいて私が強く感じたのは、法律の予備知識がまったくない状態からのスタートであっても、フォーサイトの教材1本で合格できた受講生が珍しくないという事実です。
育休中の30代会社員、半年で合格した20代の女性、高校中退からの逆転合格を遂げた20代の男性と、バックグラウンドはバラバラなのに、口を揃えて「フォーサイトだけで足りた」と語っている。これは偶然では片付けられません。
特に印象深いのが、4番目の受講生の「買ったけど意味がないなと思いました」という一言です。
この方は学習の途中で不安に駆られて市販の過去問を買い足したのですが、開いてみると結局フォーサイトの教材と内容が大きく重なっていた。つまり、フォーサイトのテキストと過去問講座の中に、合格に必要な論点がすでに十分に入っていたということです。
追加した教材が無駄だったと気づけたのは合格した後だからこそ言える話で、受験中は誰もが「もっと何か買わなければ」という誘惑と戦っています。
ここから読み取れる教訓はシンプルです。法律初学者にとって本当に怖いのは「教材が足りない」ことではなく、「手を広げすぎて基礎が固まらない」ことではないでしょうか。
自身の実力を限られた時間で合格水準まで引き上げるには、1つの教材を繰り返すことが、結局のところ最短距離になる。初学者だからこそ、複数の情報源をつまみ食いするのではなく、信頼できる1つの教材に腰を据えるべき。
合格者たちの声は、そんなメッセージを放っているように思えてなりません。
多忙でもフォーサイトだけで合格した事例
次に紹介するのは、仕事や育児でとにかく時間が足りず、他の教材に手を出す物理的な余裕がなかったにもかかわらず合格を勝ち取った受講生たちの声です。
「忙しい自分には、むしろ情報量を絞った講座のほうが合うのだろうか」と感じているあなたに、具体的なイメージを持ってもらえると思います。
- 「試験までの期間が短かったため、フォーサイト以外の教材には一切手を出さないと決めていました。参考書も購入せず、フォーサイト一本で勉強を進めました。これで合格できたということは、フォーサイトの教材だけで合格点の180点は必ず取れるということですね!」【引用元】
- 「直前期には本当にこのフォーサイトのテキストだけでよいのか不安に感じることもありましたが、福澤先生が繰り返し、ほかに手をつけずにフォーサイトの教材を何度もやってくださいと言ってくれたことを、結果的に信じてよかったです。」「トータルでよく言われる400時間とれたかどうかというところだと思いますが、効率のよいテキストがあればそれでも合格できました。」【引用元】
- 「他の参考書は一切使わず、フォーサイトの教材だけで完結させる戦略です。」【引用元】
- 「正直、他社の教材に手を出す時間もありませんでしたが、この講座の内容は本当によくできていると感じます。繰り返すごとに確実に身についていく実感がありました。」【引用元】
- 「仕事が介護というのもあって時間も不規則だし他の教材や模試を受けてる時間もありませんでした。」「フォーサイトの教材を使って分かったことは他の教材を使わなくても合格にたどり着くということです。いかに浮気をせず福澤先生の講義を聞いてテキストでインプット過去問でアウトプットできるかが合格のカギな感じがしました。」【引用元】
ここに登場するのは、いずれも時間との戦いを強いられた次の人たちです。
- フルタイム勤務と1歳児の育児を両立した派遣社員
- 正社員として働きながら行政書士事務所への転職を目指した40代女性
- 医療職として働く40代男性
- 2人の子育てと家族行事の合間を縫って学習した40代公務員
- 不規則勤務の介護職20代男性という、
学習時間は1日2~3時間が限界だった、合計でも400時間届いたかどうか、といった率直な告白が並んでいます。
私が特に注目したいのは、2番目の受講生が語る「効率のよいテキストがあればそれでも合格できました」という言葉です。
一般的に、行政書士試験の標準的な学習時間は800~1,000時間と言われることが多い。それを半分以下に圧縮して合格できたという事実は、「足りない」どころか「むしろ足りるように設計されている」ことを物語っているのではないでしょうか。
そもそもフォーサイトは「合格点主義」を掲げていて、満点を狙うのではなく合格ラインを確実に越えることを目的に教材を作っています。時間が限られている学習者ほど、この設計思想の恩恵を受けやすいはずです。
もうひとつ、介護職の方のコメントにある「いかに浮気をせず」という表現は、なんとも示唆に富むと感じます。多忙な人は物理的に浮気できないからこそ、結果として最も合理的な学習ができていた、という見方もできるわけです。
時間がないことを呪うのではなく、それをむしろ武器にして、絞り込んだ教材をとことん繰り返す。フォーサイトはそのスタイルと相性のよい教材だと、私はこれらの声を読んで改めて思いました。
教材を増やして失敗し絞り直した事例
最後は少し角度の違う事例です。一度目の受験ではフォーサイトに加えて他の教材にも手を広げたものの不合格となり、二度目の挑戦ではフォーサイト一本に絞り直して合格した、という受講生たちの声を紹介します。
「足りないと不安だからとりあえず買い足しておこう」という判断が、実は逆効果になる可能性を示す、貴重な証言です。
- 「1回目の挑戦でも私はフォーサイトの教材を使用していましたが、170点で不合格となりました。振り返ると、試験直前になって『フォーサイトの教材だけでは量が不足している』という不安に駆られ、市販の各種予想問題集に手を出してしまったことが失敗でした。数多くの問題に触れた方が良いと思い込んでいましたが、後日の答え合わせで気づいたのは、基礎的な問題を数問落としてしまったことが不合格の原因だったということです。教材を広げすぎたことで、かえって基本がおろそかになってしまったのです。」「前回の反省を踏まえ、問題集やテキストは一切追加購入せず、フォーサイトの教材に集中することを徹底しました。」「フォーサイトの比較的薄いテキストを最初は信じきれなかったのですが、今となっては確かに合格圏内まで最速・最短で導いてくれる教材だと実感しています。」【引用元】
- 「前回不合格だった時は、様々な模試や補助テキストに手を出していましたが、今回は迷わずフォーサイト一本に絞りました。」「教材はフォーサイト以外使いませんでした。一般知識のDVDで福澤先生が『一般知識の範囲は膨大だが、分析して作ってあるので信じてやってほしい』と言われていたことを信じ、一つの教材に集中しました。」【引用元】
この2人の受講生の経験は、「足りない」という不安に駆られて行動した結果を実際に味わった人だからこそ語れる、重みのある証言だと思います。
1人目の方は、あと10点で合格というところまで来ていたのに、直前期に市販の予想問題集へ手を広げたことで基礎が揺らぎ、落とすはずのなかった問題で失点してしまいました。
2人目の方も、最初の受験では模試や補助テキストを複数抱えていたものの合格に届かず、フォーサイト一本に絞った回でようやく合格しています。
ここには、受験勉強における大切な事柄が見え隠れしているように感じます。それは、合格を決めるのは「どれだけ多くの知識に触れたか」ではなく「どれだけの知識を確実に引き出せる状態にしたか」だ、という原理です。
教材を増やせば触れる知識の量は確かに増えますが、各々の定着度は必然的に薄まります。そして本試験では、知っているはずなのに思い出せない知識ほど悔しいものはない。広く浅くより、狭く深く。この当たり前のような学習が、合格と不合格を分ける分水嶺になっているわけです。
また、1つ目のコメントで「薄いテキストを最初は信じきれなかった」と振り返っている点にも注目したいところです。
フォーサイトのテキストは意図的にコンパクトに作られており、それが初見では心もとなく映る。その第一印象こそが、「足りないのでは」という不安の正体なのかもしれません。
ところが実際に通しでやり切ってみると、「最速・最短で合格圏内まで導いてくれる教材」だったと評価が180度変わる。教材の厚みと合格可能性は、必ずしも比例しないということです。
足りないという声はなぜ生まれるのか
ここまで読んで、「フォーサイトで本当に合格できるなら、なぜ『足りない』という声がこんなに出回っているのか」と感じた方もいるかもしれません。このセクションでは、その疑問について私なりに整理してみます。
結論を先に言えば、「足りない」という声は多くの場合、合格水準に届かなかった結果の報告ではなく、学習途中で誰もが一度は感じる不安の発露なのではないかと私は考えています。
- フォーサイトのテキストが意図的に薄く作られているため、第一印象で「これで大丈夫か」と感じやすい
- 学習が進むにつれて「もっと他にも論点があるのでは」という漠然とした不安が湧いてくる
- SNSや比較サイトで他社の豪華な教材ラインナップを目にして、相対的に物足りなく感じる
- 実際に「足りない」と感じて手を広げ、基礎が揺らいで不合格になった人が後悔の声として発信する
ここで注目してほしいのは、これらの声が必ずしも「フォーサイトの内容が客観的に不十分だった」ことを意味していない点です。
合格した受講生の中にも、受験中は強い不安を抱えていた方がたくさんいます。前のセクションでも学習途中に不安を感じた声をいくつか取り上げましたが、それ以外にも、不安と向き合いながら最終的に合格にたどり着いた声が数多く残されています。
興味深いのは、こうした不安を抱えていた方々が、合格後にはほぼ例外なく「教材を信じて続けて良かった」と振り返っている点です。
受験中の不安と合格後の実感の間にははっきりとしたギャップがあり、当時は「足りない」と感じていた教材が、振り返ってみれば「十分だった」と評価が180度変わっています。
ここから私が感じるのは、「足りない」という言葉は二通りの意味で使われているということです。ひとつは「合格に本当に必要な内容が欠けている」という意味。もうひとつは「学習中に主観的に感じる物足りなさ」という意味です。
前者の意味での「足りない」という証言は、実は合格体験記の中にはほとんど見当たりません。見かける「足りない」のほとんどは後者、すなわち受験中の不安を言語化した主観的な表現なのです。
ここを混同したまま「足りない説」に振り回されることは、何の意味もなさない! 私はそう思います。
さらに一歩踏み込んで考えると、「足りない」という不安そのものは、熱心に学んでいる証拠でもあります。勉強を真剣に進めているからこそ、出題範囲の広さや難問の存在に気づき、「これで本当に太刀打ちできるのか」と怖くなる。その感覚は決して悪いものではありません。
ただし、その不安を解消する方法として「教材を買い足す」を選ぶと、前セクションで見たように基礎が揺らぐリスクが出てきます。不安に対する正しい応答は、買い足すことではなく、今ある教材を繰り返し復習することで確信へと変えていくことなのだと思います。
フォーサイトだけで大丈夫?と思うあなたへ
ここまで「フォーサイトだけで合格した人」の声をたくさん紹介してきましたが、公正を期すためにお伝えしておきたいことがあります。フォーサイトで合格した受講生の全員が、フォーサイト一本で合格しているわけではありません。
中には、フォーサイトをメインとしつつ他の教材を一部追加して合格した受講生もいます。このセクションでは、その事実も正直に提示した上で、どう考えればよいかを整理したいと思います。
- 「記述式問題対策のみは、他社の記述式問題集中対策講座をとり、集中的にその解答を記憶」「一部、他社のものも活用しましたが、試験対策全体の対策指導も含めて、フォーサイトの通信講座を活用して本当に良かったと思います。」【引用元】
- 「前年の試験で判例が多く出題されていたので判例集は別で買い足して、要件をまとめたのを作成して持ち歩くようにしていました。また、過去問講座と直前対策講座は申込みしていませんでしたので、過去問はネット問題集、直前対策としては市販されている模試を数冊買いました。」【引用元】
- 「とにかく時間配分を鍛えるために、過去問に加えて市販の模擬試験問題集を数冊買い足し、模擬試験をやりまくる方針にしたところ、なんとか時間内に回答を終え、得点は本試験レベルを6割にするところまで来た」【引用元】
これらの声を読むと、教材を追加した受講生たちにはいくつかの共通点が見えてきます。
ひとつは、漠然と不安だったから追加したのではなく、「記述式を集中的に鍛えたい」「判例対策を強化したい」「時間配分を実戦的に練習したい」といった明確な狙いを持って追加していることです。
もうひとつは、追加の規模が限定的で、フォーサイトを主軸に据える姿勢は崩していないことです。
ここから私が導き出した教訓は、「足し算をするなら目的を明確に」ということ。「なんとなく足りない気がする」「SNSで他の教材が話題だったから」といった曖昧な理由での追加は、前のセクションで見たように基礎を揺るがすリスクがあります。
一方で、自分の学習状況を冷静に分析した上で「ここが弱い」とピンポイントに把握できているなら、その弱点だけを補う追加は合理的な選択になり得ます。
もうひとつ付け加えると、追加を検討するタイミングとしては、フォーサイトの教材を最低でも2周、できれば3周してからをおすすめします。なぜなら、1周目・2周目で感じる「足りない」は、たいていの場合は定着不足であって教材不足ではないからです。
3周した上でなお特定の領域に課題が残っているなら、それは本当に補強が必要な領域だと判断できます。言い換えれば、手持ちの教材を使い切ってから足し算を考えるべきで、順序を逆にしてはいけないということです。
あなたにとって必要なのは、「追加すべきかどうか」という問いを受験の最初から抱えることではなく、まずはフォーサイトの教材を信じて走り出し、学習が進んだ段階で必要に応じて判断する姿勢だと思います。
この記事のまとめ
最後に、この記事で見てきた内容を振り返ります。「行政書士合格にフォーサイトでは足りない」という意見は、合格体験記という客観的な証拠に照らしてみると、正確ではないことがわかりました。
法律初学者でフォーサイトだけで一発合格した人、多忙な生活の中でフォーサイト一本で合格した人、そして一度は教材を増やして失敗したもののフォーサイトに絞り直して合格した人。多様な受講生たちが、それぞれの立場から「フォーサイトで足りた」という実体験を語っています。
「足りない」という声の多くは、合格に届かなかった人の客観的な評価ではなく、学習途中で誰もが抱く主観的な不安の表れでした。そしてその不安に対する正しい応答は、教材を買い足すことではなく、今手元にある教材を繰り返し反復して確信へと変えていくことでした。
もちろん、全ての合格者がフォーサイト一本だったわけではなく、明確な目的を持って限定的に他の教材を加えた人もいました。ただそれは例外的な補強であり、あくまでフォーサイトを主軸に据えることがメインの戦術でした。
だからもしあなたが今「フォーサイトで足りるのか」と迷っているなら、どうかその不安に呑まれないでください。あなたと同じ不安を抱えながらも、教材を信じて走り切り、合格の扉を開けた受講生たちが大勢います。
それはあなたにもきっとできます。一歩踏み出して、フォーサイトの教材を味方につけた行政書士試験への挑戦を、ぜひ楽しんでほしいと思います。



