「司法試験・予備試験の対策講座はアガルートか伊藤塾が良さそう。でも、どちらが自分に合っているのか決め手がない」
そんなふうに迷っていませんか。どちらも資格試験の受験界隈でよく名前を聞く講座ではありますが、それぞれの公式サイトを別々に眺めていても、両者を同じ基準で比較することは難しいですよね。
そこで今回は、アガルート 予備試験最短合格カリキュラム/フルと伊藤塾 合格プレミアムコース スタンダード本科生を10個の観点で徹底比較します。最初に結論をお伝えすると次の通りです。
- 合格したら受講料を取り戻したい人
- 紙とデジタルを併用してテキストを使い倒したい人
- 質問も添削もすべてプロ講師に任せたい人
- 短答式の対策をWeb演習でとことんやり込みたい人
- 長年磨かれた王道カリキュラムで学びたい人
- 自分のペースで長期間じっくり継続したい人
以下では比較表を交えつつ詳細をお伝えします。ぜひ参考にしてみてください。
※本記事は2026年6月時点で入手できる情報を基に作成しています。
【比較表あり】2講座の違いを10項目で検証
まずは10項目の比較結果を一覧表で明示します。
| 比較項目 | アガルート | 伊藤塾 |
|---|---|---|
| 受講料 | △ 約130万円 | △ 約150万円 |
| 合格実績 | ○ 合格者数公表 | ○ 合格占有率公表 |
| 講師・講義 | ◎ 豊富な講義とゼミ | ◎ 講義豊富+特進ゼミ |
| テキスト | ◎ フルカラー製本+電子 | ○ 紙の教材を発送 |
| 問題集 | ○ 過去問・重要問題 | ◎ 短答過去問を網羅 |
| 模試 | △ 外部模試の案内 | △ 模試は別講座 |
| 学習アプリ | ○ 動画視聴が中心 | △ 専用アプリなし |
| 受講中のサポート | ◎ 質問・添削が充実 | ◎ 質問・面談に対応 |
| 合格特典 | ◎ 全額返金あり | △ 金銭特典なし |
| 不合格時のフォロー | ○ 2か年継続できる | ○ 再受講割引あり |
| 総合評価 | 92点/100点 | 89点/100点 |
| 公式サイト | アガルート 公式サイト | 伊藤塾 公式サイト |
- ◎:特に優れている(10点)
- ○:十分な水準(9点)
- △:やや課題がある(8点)
- 評価は4社比較記事に基づく
より多くの講座を比較した4社比較記事もぜひチェックしてみてください。

それでは上記の表で示した各項目について、順番に深掘りしていきましょう。
受講料
- どちらも受講料は高めの価格帯
- 価格差は約20万円
- 伊藤塾は入塾料も別に必要
正直なところ、受講料についてはどちらを選んでも安い買い物にはなりません。
アガルートのフルカリキュラムが約130万円、伊藤塾の合格プレミアムコースが約150万円と、いずれも司法試験・予備試験対策のなかでは高い水準にあります。どちらも、受講を決めるには思い切りが要る金額だというのが私の率直な印象です。
ただ、両者を冷静に比較すると、伊藤塾のほうが約20万円高いという違いがあります。さらに伊藤塾では受講料とは別に入塾料も必要です。したがって、実際の負担額の差はそれなりに開いています。
ところで、私は両講座の金額を単純に「高い」と切り捨てるべきではないと感じています。どちらも膨大な講義と手厚いサポートを丸ごと含んだフルパッケージであり、合格までに必要なものが一通りそろっているからです。
アガルート・伊藤塾の2講座で検討しているなら、価格そのものより「どちらが自分にとってより価値があるか」で判断するほうが後悔が少ないでしょう。
合格実績
- どちらも公表するのは「占有率」で、受講生の合格率ではない
- 伊藤塾は数字こそ大きいが模試の利用者も含む
- アガルートは講座受講生の数字
合格実績は、数字の見せ方を丁寧に読み解くべき項目です。
アガルートが公表しているのは、令和7年の司法試験で有料講座の受講生618名が合格し、合格者全体の約4割を占めたという実績です。
伊藤塾も同じく、合格者数とその占有率を公表しています。同年は受講生が司法試験合格者の約9割を占めたとし、さらに30年以上にわたる年度別データも公開しています。
数字の大きさだけを見れば、伊藤塾が圧倒しているように見えるかもしれません。ただ、ここは少し立ち止まって考えたいところです。
まず、この「約4割」「約9割」はどちらも受講生の合格率(合格した受講生数÷受講生全体の人数)ではありません。あくまで「その年の司法試験合格者全体のなかに、自社講座の受講生がどれだけ含まれていたか」を示す割合です。
さらに見落とせないのが、両者で「合格した受講生」の数え方がそろっていない点。
伊藤塾の「約9割」には、入門講座の受講生だけでなく、答練や模試だけを利用した合格者まで含まれます。内訳を見ると、そのうちおよそ3割は模試の利用者です。
したがって、伊藤塾の「約9割」という数字は、入門講座そのものの実力というより、多くの合格者がどこかで伊藤塾に触れているという「存在感の大きさ」を反映しているとみるのが良いでしょう。
一方のアガルートの「約4割」は、あくまで「アガルートの有料講座」を受講した合格者の数です。アガルートが案内している模試は辰已法律研究所のものであり、「約4割」には模試受験者はおそらく含まれません。
模試の利用者でかさ上げされていないぶん、額面どおりに受け取りやすい数字だと言えます。
こうして整理すると、私はこの「合格実績」という項目において一方が明確に上だとは言いにくいと感じています。
伊藤塾の長年の蓄積は頼もしく、アガルートの数字は講座受講生に絞った誠実なもの。性格は違えど、どちらも合格者を着実に送り出してきた裏づけがあると受け止めるのが、最も公平でしょう。
参考【アガルート公式】司法試験・予備試験 合格者の声・合格実績
講師・講義
- どちらも講義量が豊富で双方向のゼミも用意されている
- アガルートは倍速とオフライン
- 伊藤塾は塾長講義と選抜ゼミが核
講義と講師については、両社ともに◎をつけたほど充実しています。ここは甲乙つけがたい部分です。
アガルートは、フルカリキュラム全体で700時間を超える講義をそろえ、9段階もの倍速再生に対応しています。
さらに「バーチャル校舎」と呼ぶオンライン拠点では、講師と受講生が双方向にやり取りするゼミや、月1回のホームルームなども開かれるのが心強い。映像を中心に、自分のペースでぐいぐい進めたい人に向いた設計だと感じます。
対する伊藤塾は、論文対策の中核講座だけで200時間を超えるなど、こちらも講義量は膨大です。特徴的なのは、伊藤真塾長が主要科目を自ら担当し、体系をつかむ講座から基礎、論文へと段階的に積み上げる伝統のカリキュラムで学べる点。
さらに、合格プレミアムコース限定の「特進ゼミ」も用意されています。ただし特進ゼミは選抜試験に通った人だけが参加できる仕組みです。選抜を設けないアガルートのゼミとは、ここで性格が分かれます。
テキスト
- アガルートはフルカラー製本とデジタルの二刀流
- 伊藤塾は紙のテキストを自宅に発送する
テキストについては、アガルートの作り込みが頭一つ抜けていると私は感じています。
アガルートは、フルカラーの製本テキストに加えて、その多くを同じ内容のままパソコンやスマホで読めるデジタルブックも用意しています(一部の講座は対象外)。
デジタルブックにはマーカーやふせん、書き込みの機能が付いているので、紙で全体像をつかみつつ、移動中はスマホで復習するといった使い分けが可能です。論点マップや各種の索引など、知識を立体的につなげる工夫も施されています。
伊藤塾も紙のオリジナルテキストを自宅に発送してくれます。ただし、こちらは綴じ込み済みの冊子ではなく、各自でバインダーにとじて使う26穴のルーズリーフ形式です。
必要なページを差し替えたり並べ替えたりできる利点はあるものの、整理の手間は受講生側に委ねられます。なお、デジタルでの閲覧は一部のみ対応となっています。
紙とデジタルを両方そろえて効率よく学びたいなら、アガルートのほうがより良い学習体験になるでしょう。
問題集
- 伊藤塾はWebの短答演習システムが充実している
- アガルートは論文の過去問解説が手厚い
問題演習は、伊藤塾が一歩リードする項目です。
伊藤塾には、2006年以降の司法試験・予備試験の短答過去問をまるごと収録した演習システムや、過去問を1肢ずつ○×形式で解ける確認システムが用意されています。
正答率のランクが表示されるなど、Web上で短答対策をとことんやり込める環境が整っているのは大きな強みでしょう。短答式は数をこなすほど実力が伸びる分野ですから、これは心強い装備だと感じます。
アガルートも、重要問題を演習する講座や、予備試験論文の過去問を丁寧に解説する講座など、論文対策を中心に複数の形式をそろえています。
ただし、短答についてはカリキュラム同梱の過去問解説講座がテキスト配付中心で、伊藤塾のように過去問を網羅したWeb演習システムが主軸という構成にはなっていません。
論文の過去問解説の手厚さはアガルートの強みである一方、短答の過去問を大量に解いて鍛えたいなら、演習システムの充実した伊藤塾に軍配が上がります。
模試
- どちらも本試験形式の模試は標準で付かない
- 模試は外部や別講座で補う形になる
模試に関しては、2講座とも横並びと考えてよいでしょう。いずれも本試験そっくりの模試がカリキュラムに標準で含まれているわけではありません。
アガルートの場合、外部の法律系研究所と連携した予備試験・司法試験の模試が案内されていますが、これは別売りの扱いです。
伊藤塾も、入門講座そのものには本試験形式の模試は付かず、ふだんの演習は「答練」と呼ばれる演習講座でこなす形になります。伊藤塾は自社の模試も用意していますが、こちらは演習講座とは切り離された別サービスです。
結局のところ、模試は講座選びの決め手にはなりにくい項目だと私は考えています。どちらを選んでも、本番形式での腕試しをしたい場合は別途申し込む前提で考えておくとよいでしょう。
参考【アガルート公式】予備試験「総合択一模試」「論文公開模試」
参考【伊藤塾公式】予備試験「全国公開論文模試」「論文直前答練」
学習アプリ
- アガルートは公式アプリでオフライン視聴に対応
- 伊藤塾は専用アプリがなくブラウザ視聴が中心
スマホ学習のしやすさでは、アガルートに分があります。
アガルートには「AGAROOT Learning」という公式アプリがあり、講義をあらかじめダウンロードしておけば、通信量を気にせずオフラインで視聴できます。
倍速再生や、映像とテキストを同時に表示する機能もそろっており、通勤・通学のスキマ時間を講義消化に充てたい人には便利です。ただし、アプリの中で問題を解く演習機能は現状では無く、用途は動画視聴が中心と見ておくほうが無難でしょう。
一方の伊藤塾には、現時点で専用の学習アプリは見当たりません。スマホやタブレットのブラウザで講義を視聴でき、短答演習などもWeb上で行えますが、アプリで講義をダウンロードしてオフラインで見るといった使い方は前提になっていないんです。
スキマ時間も活用しスマホで講義視聴を進めたいなら、専用アプリのあるアガルートのほうが快適でしょう。
参考【アガルート公式】公式アプリ「AGAROOT Learning」
受講中のサポート
- どちらも質問・添削・面談がそろっていて手厚い
- アガルートは質問対応までプロ講師、伊藤塾はフォーラムの質問を専任スタッフが担当
サポートの手厚さは、両社ともに◎です。ここも力の入れ方が拮抗しています。
アガルートは、24時間いつでも投げられる質問サービスや、答案を見てもらえるオンライン添削、担任講師との定期的なコーチング、ゼミ拠点での個別相談などを用意しています。
私が注目したのは、これらの対応をすべて新司法試験に合格したプロ講師が担っている点です。アガルートは、質問から添削、面談まで、答える相手が一貫してプロフェッショナルであることを前面に押し出しています。
伊藤塾も負けていません。マイページのフォーラムで質問すると、自宅受講をサポートする専任のクラスマネージャーが答えてくれます。これに加えて、講師によるカウンセリングや合格者によるカウンセリング、学習スケジュールを一緒に確認してくれる制度などもそろっています。
手段の幅広さは心強いものの、日々の質問にまでプロ講師が直接答えてほしいと考えるなら、アガルートのサポートのほうが充実感を得やすいでしょう。
合格特典
- アガルートは合格時に受講料の全額返金がある
- 伊藤塾は金銭的特典がなく合格後の支援が中心
合格特典は、両者で性格がはっきり分かれる項目です。
アガルートには、フルカリキュラムの受講生が予備試験に合格して一定の要件を満たすと、対象講座の受講料(税抜分)が全額返金されるという大きな特典があります。
ただし、これは合格体験記の提出やインタビューへの出演に対する原稿料・講演料という扱いで、源泉徴収も行われる点には注意したいところです。とはいえ、合格できれば実質的な費用負担を大きく削減し得ることには間違いありません。
これに対して伊藤塾には、合格したら受講料が戻るといった金銭的な特典はありません。代わりに用意されているのは、合格祝賀会や、キャリア・実務に関する案内、同窓会を通じたネットワークづくりなど、合格後を見据えた非金銭的な支援です。
お金が戻ることを重視するならアガルート、合格後のつながりに価値を感じるなら伊藤塾、という整理になるでしょう。
不合格時のフォロー
- どちらも不合格時の返金保証はない
- 伊藤塾は配信期間が長く、アガルートは2か年設計
最後に、思うように結果が出なかったときのフォローを見ておきましょう。前提として、両社とも「不合格なら返金」といった保証は用意していません。司法試験・予備試験は最難関の国家試験ですから、ここは現実的に確認しておきたいところです。
アガルートのカリキュラムは、連続する2回の予備試験に対応できるよう設計されています。初年度に届かなくても、追加購入なしで翌年まで学習を続けられるんです。
ただし演習講座の一部は単年度向けに作られており、翌年の法改正などには対応しない点に気をつけてください。
伊藤塾は、講義の配信期間を原則4年と長めに取っているのが特徴です。仕事や学業と両立しながら、複数年かけてじっくり取り組みたい人には心強い設定でしょう。
加えて、過去に同等の講座を受講した人を対象にした再受講割引も用意されています。長期戦を見据えるなら、配信期間に余裕のある伊藤塾が心強い味方になるはずです。
アガルートはこんな人におすすめ

ここまでの内容を踏まえると、アガルートの受講をおすすめできるのは次のような方です。
合格したら受講料を取り戻したい人
約130万円という受講料は、誰にとっても決して小さな出費ではありません。だからこそ、アガルートが用意している合格特典「全額返金制度」は大きな魅力になります。
先に指摘したように、「返金」という名目ではありますが、これは実際には合格体験記の提出やインタビュー出演に対する原稿料・講演料という形での支払いで、源泉徴収もなされます。そのため、まるまる全額が戻ってくるわけではありません。
それでも、合格という結果さえ出せば費用負担を大きく取り戻せる可能性が出てきます。これは伊藤塾にはない強みでしょう。高い受講料に二の足を踏みがちな人ほど、「自分の頑張り次第で取り返せる」という設計が、最後のひと押しになってくれるはずです。
紙と電子のテキストを併用したい人
教材を紙とデジタルの両方で使いこなしたいなら、アガルートがよく合います。アガルートは、フルカラーの製本テキストに加えて、その多くを同じ内容のままパソコンやスマホで読めるデジタルブックを用意しているからです(一部の講座を除く)。
デジタルブックに備わっているのは、マーカーやふせん、書き込みといった機能です。机に向かうときは紙のテキストで全体像をつかみ、外出先ではスマホで気になった箇所を見返す、といった使い分けが自然にできます。
論点どうしのつながりを示すマップや、複数の索引といった工夫も盛り込まれているため、知識がバラバラにならず体系として頭に残りやすいのも利点です。テキストの完成度と使い勝手を重視する人にとって、この二刀流は心強い味方になるでしょう。
質問も添削もプロ講師に任せたい人
学習中の疑問や答案へのフィードバックを、すべてプロの講師から受けたい人にもアガルートは向いています。
アガルートは、24時間受け付ける質問対応、答案のオンライン添削、担任講師との定期コーチングといった手段を、いずれも新司法試験に合格したプロ講師が担当しているからです。
独学に近い通信講座では、「この理解で合っているのか」という不安がつきまといます。そんなとき、質問から添削、面談に至るまで、答えてくれる相手が一貫してプロであるという安心感は大きいものです。
誰に相談しているのか分からないまま進むのではなく、実力の確かな講師に正面から見てもらいたい。そう考える人にとって、アガルートのサポート体制は頼れる存在になるはずです。
伊藤塾はこんな人におすすめ

ここまでの内容を踏まえると、伊藤塾の受講をおすすめできるのは次のような方です。
短答対策を演習でやり込みたい人
短答式の対策をとにかく数をこなして固めたい人に、伊藤塾は適しています。伊藤塾には、2006年以降の司法試験・予備試験の短答過去問をまるごと収録したWeb演習システムや、過去問を1肢ずつ○×形式で確認できるシステムが用意されているからです。
短答式は、知識の正確さと反射的な判断力が問われる分野で、結局のところ演習量がものを言います。正答率のランクが見える形で過去問を回せる環境があれば、苦手な肢をあぶり出しながら効率よく弱点をつぶせるはずです。
通勤・通学のスキマ時間にスマホで一問でも多く解きたい、そんな積み重ねを大切にする人にとって、伊藤塾の演習システムは頼もしい土台になってくれるでしょう。
王道のカリキュラムで学びたい人
奇をてらわず、長年磨かれてきた正攻法のカリキュラムで力をつけたい人には伊藤塾が合います。伊藤塾では、伊藤真塾長が主要科目を自ら担当し、体系をつかむ講座から基礎、論文へと段階的に積み上げる伝統の流れで学べるからです。
司法試験の世界で30年以上にわたり受験指導を続けてきた蓄積は、カリキュラムの随所に染み込んでいます。さらに、合格プレミアムコース限定の「特進ゼミ」のように、上を目指す受講生を引き上げる仕組みがあるのも魅力です。
新しさよりも、多くの先輩が歩んできた確かな道を着実にたどりたい。そんな堅実な学び方を望む人にとって、伊藤塾の王道カリキュラムは安心して指導を任せられる選択肢になります。
参考【伊藤塾公式】司法試験入門講座 コース・カリキュラム・日程
長期間じっくり続けたい人
時間をかけて腰を据えて取り組みたい人にも、伊藤塾がフィットします。伊藤塾は講義の配信期間を原則4年と長めに設定しており、複数年にわたって同じ講座で学習を続けられるからです。
司法試験・予備試験は、一度の受験で決着がつくとは限らない難関です。仕事や学業と両立しながら準備を進める人なら、なおさら長い時間軸での計画が欠かせません。
配信期間にゆとりがあれば、思うように進まない時期があっても焦らずに立て直せますし、初年度で届かなくても腰を据えて次の年に備えられます。
短期決戦より、自分のペースで着実に積み上げたい。そう考える人にとって、配信期間の長さは大きな安心材料になるでしょう。
この記事のまとめ
今回はアガルートと伊藤塾の違いについてお伝えしました。比較表を再掲します。
| 比較項目 | アガルート | 伊藤塾 |
|---|---|---|
| 受講料 | △ 約130万円 | △ 約150万円 |
| 合格実績 | ○ 合格者数公表 | ○ 合格占有率公表 |
| 講師・講義 | ◎ 豊富な講義とゼミ | ◎ 講義豊富+特進ゼミ |
| テキスト | ◎ フルカラー製本+電子 | ○ 紙の教材を発送 |
| 問題集 | ○ 過去問・重要問題 | ◎ 短答過去問を網羅 |
| 模試 | △ 外部模試の案内 | △ 模試は別講座 |
| 学習アプリ | ○ 動画視聴が中心 | △ 専用アプリなし |
| 受講中のサポート | ◎ 質問・添削が充実 | ◎ 質問・面談に対応 |
| 合格特典 | ◎ 全額返金あり | △ 金銭特典なし |
| 不合格時のフォロー | ○ 2か年継続できる | ○ 再受講割引あり |
| 総合評価 | 92点/100点 | 89点/100点 |
| 公式サイト | アガルート 公式サイト | 伊藤塾 公式サイト |
ここまで10項目にわたって細かく比べてきましたが、最後にお伝えしたいことがあります。それは、今回取り上げた2社がいずれも、数多くの合格者を世に送り出してきた優良かつ高品質な講座だということです。
評価の点差はわずかですし、その差は「どちらが優れているか」というより「どちらがあなたに合っているか」の違いにすぎません。
- 合格したら受講料を取り戻したい、紙とデジタルを併用したい、プロ講師にすべて任せたいならアガルート
- 短答演習をやり込みたい、王道のカリキュラムで学びたい、長期間じっくり続けたいなら伊藤塾
こんなふうに、あなた自身の優先順位に照らして選べば、大きく外すことはありません。
司法試験・予備試験は長い道のりですが、信頼できる講座を相棒にできれば、その道のりは確かなものになります。どうか安心して、自分に合うと感じる方を選び取ってください。あなたの挑戦が実を結ぶことを、心から応援しています。


