アガルート司法試験・予備試験講座 セールを待つべきでない理由3つ

アガルート司法試験・予備試験

アガルートの司法試験・予備試験講座への申し込みを検討しつつも、「セールが始まるまで待ったほうが得なのでは」と迷っていませんか。

初学者向けプラン「予備試験最短合格カリキュラム」のフル版の受講料は、税込で約130万円にのぼります。数%の割引でも見逃したくないと考えるのは、当然の金銭感覚でしょう。

ただ、率直にお伝えすると、アガルートの司法試験・予備試験講座に関して「セールを待つ」という選択は裏目に出る可能性が高いです。

私は通信講座の研究のため、アガルートのセール情報を数年にわたり記録してきました。今回はその記録と公式サイトの現在の表示を突き合わせ、セールを待つべきでない理由を3つに絞って解説します。

この記事を読み終える頃には、いつどう申し込むのが合理的か、自信を持って判断できるはずです。ぜひ最後まで目を通してください。

※本記事は2026年7月時点で入手できる情報を基に作成しています。

そもそもアガルートのセールとは?

そもそもアガルートのセールとは?

アガルートはセールをよく実施しています。司法試験・予備試験講座に関係するセールは、大きく次の2つに分けられます。

アガルートの2大セール
  • 受験生応援セール:期間を区切って対象講座を値下げするセール。近年の割引率は5%OFF
  • アウトレットセール:発売から時間が経ち、受講期間が短くなった旧年度版の講座・カリキュラムを値下げするセール。かつては30%OFFの例もあった

受験生応援セールは実施頻度が高く、期間も数か月単位と長めです。実は本記事の執筆時点でも実施されています。

「もし今も受験生応援セール中なら、すぐに買わなきゃ」と思ったかもしれません。ところが、話はそう単純ではないんです。この点については後述します。

もう1つのセールであるアウトレットセールは、いわば在庫処分に近い性質のセールです。視聴期限が近づいた旧年度版を安く売る仕組みで、割引率は大きいですが、学べる期間は短くなります

セールを待つべきでない3つの理由

セールを待つべきでない3つの理由

ここからが本題です。私がセール待ちをおすすめしない理由を、重要な順に3つ挙げます。いずれも公式サイトの表示や公開資料で確認できる事実が議論の土台です。

最短合格カリキュラムは受験生応援セール対象外

セールを待つべきでない最大の理由は次の通りです。

  • 近年の受験生応援セールは、初学者向けの主力商品である予備試験最短合格カリキュラム(フル・ライト)を対象外と明記している

たとえば記事執筆時点では「受験生応援セール」が実施されていますが、その案内ページを開くと次の記載を確認できます。

参考【アガルート公式】司法試験・予備試験講座 キャンペーン・SALE情報

除外リストの先頭に並んでいるのが、予備試験最短合格カリキュラムのフルとライトです。これから学習を始める人に向けた本命の商品ですが、セールの対象から真っ先に外されています。この除外リストを初めて読んだとき、私も「そこを外すのか」と驚きました。

かつては予備試験最短合格カリキュラム(またはその前身)が受験生応援セールの対象に含まれていたこともありますが、ここ何年かは完全に対象外です。

もちろん、今後再び予備試験最短合格カリキュラムが同セールの対象に含まれる可能性もゼロではありません。とはいえ、それを期待させる材料が特に存在しない間は「予備試験最短合格カリキュラムは対象外」の状況が続くとみるのが良いでしょう。

アウトレットセールは近年実施されていない

「では、アウトレットセールの大幅割引を待てばいいのでは?」と考えた方もいるかもしれません。そこで、このセールの実施状況を確認してみましょう。

  • 司法試験・予備試験講座のアウトレットセールは、2024年3月に終了したものを最後に確認できていない
  • 対象になるのは「受講期間が短くなった」旧年度版で、最新年度版が安くなるわけではない

私の記録では、アウトレットセールの最後の実施は2024年3月。それから2年以上、司法試験・予備試験講座では一度も確認できていません。

【2026年7月】アガルート最安値購入法とキャンペーン・クーポン一覧
アガルートの最新割引情報(キャンペーン・セール等)と合格特典情報を掲載しています。クーポンの獲得方法も解説。

アガルートの他資格の講座では近年も実施例があるため、会社としてこのセールを廃止したわけではないでしょう。しかし、少なくとも司法試験・予備試験講座においては「次のアウトレットセール」を待ってよい状況ではないと言えます。

なお、仮に復活したとしても、その中身は冷静に見ておく必要があるでしょう。アウトレットセールで安くなるのは、発売から時間が経って受講期間が短くなった旧年度版だからです。

つまり安さの正体は、言ってしまえば「学べる期間の短さ」。試験本番まで2年ほどかけて仕上げる設計の講座で、学習期間を削る代わりに割引を受けるのは、これから腰を据えて学び始める初学者には割に合わない取引だと私は思います。

待つほど毎月の負担が増える

3つ目は、セールの有無にかかわらず発生する「待つこと自体のコスト」です。

アガルートは開始月ごとにモデル学習スケジュールを用意しています。そちらの数字を参考に検討してみましょう。たとえば2026年7月開始のスケジュールと2026年8月開始のスケジュールを比較すると、次の通りです。

項目2026年7月開始2026年8月開始
目標の試験月2028年7月2028年7月
残り期間24か月23か月
必要な学習時間の目安3,000時間3,000時間
1か月の学習時間の目安125.0時間130.4時間

どちらの月に学習をスタートしても、必要な学習時間は3,000時間と変わりません。とすれば、1か月待つとは、アガルートが「この月にこなす」と見込んだ125時間の枠が、丸ごと未消化になることを意味します。

もちろん未消化分は「勉強しないでよくなった」わけではなく、残りの学習期間に上乗せされます。毎月の学習時間の目安の数字が大きくなるわけです。セールを待てば待つほど、この上乗せ分の負担が肥大化し、あなたの学習はより辛く苦しいものに変わっていきます。

失われるのは学習時間だけではありません。学習開始が遅れた分だけ、カリキュラムに含まれる講義やその他のサービスの利用可能期間も短くなっていきます。

利用可能期間が短くなるということは、いわば「1日当たりのカリキュラム利用料」が増えていることと同じ。「セールを待てば待つだけ実質的には高くつく」という逆説的な事実を認識しておきましょう。

参考【アガルート公式】司法試験・予備試験講座 予備試験最短合格カリキュラム

安く買うための最良の方法

安く買うための最良の方法

では、最短合格カリキュラムを少しでも安く購入したい場合はどうすればよいのでしょうか。結論からお伝えすると、答えはセールではなく、常設の割引制度にあります

予備試験最短合格カリキュラムが対象の主な割引制度
  • 他校乗換割引:20%OFF
  • グループ割引:人数に応じて10~20%OFF
  • 他資格試験合格者割引:5~10%OFF
  • 受験経験者割引、家族割引、大学生協割引、中学・高校生割引など:各5%OFF

参考【アガルート公式】司法試験・予備試験講座 各種割引制度

少なくとも本記事の執筆時点では、これらの割引制度においては予備試験最短合格カリキュラムが除外されていません。(最新の状況については、都度ご自身で確認していただければと思います。)

利用にあたっての注意点は2つあります。第一に、割引制度どうしは併用できないこと。自分が該当するもののうち、割引率の高い制度を1つ選ぶ形です。

第二に、多くの制度では証明書類を用意して申請し、クーポンの発行を受けてから購入する流れになること。手続きの日数を考えて、早めに動くようにすると良いでしょう。

ちなみに、アガルート公式サイトの各種割引制度のページには「最大50%OFF」というバナー画像が掲げられています。

しかしながら、この数字は予備試験にすでに合格した人向けの割引率です。これから学習を始める人が使えるものではないので、混同しないようにしてください。

最後にもう1つ。予備試験最短合格カリキュラムのフルプランには全額返金制度が設けられています。対象年度の予備試験に合格したうえで所定の要件を満たすと、受講料の税抜価格相当分が返金されるという特典です。

参考【アガルート公式】司法試験・予備試験講座 合格特典

つまり、本当に大きな「値引き」は、合格の先に用意されています。合格する可能性を少しでも上げてこの値引きの利用につなげるという意味でも、セールを待つことなく早めに受講を開始することをお勧めします。

アガルート司法試験・予備試験講座 プランの選び方と費用の目安
「アガルートで司法試験合格を目指す!でもどのプランに申し込めば良いの?」と困っている方へ。予備試験ルートと法科大学院ルート、それぞれに必要なプランと費用をまとめました。迷う時間を減らす手がかりにしてください。

この記事のまとめ

この記事のまとめ

最後に、この記事の内容を振り返ります。

この記事の要点
  • 初学者向けプラン「予備試験最短合格カリキュラム」は、近年の受験生応援セールで対象外が続いている
  • アウトレットセールは司法試験・予備試験講座では2年以上確認できていない。仮に実施されても対象は受講期間の短い旧年度版
  • 1か月待つごとに、公式が見込む1か月分の学習量が未消化となり、その分が残りの期間の負担増に直結
  • カリキュラムの利用期限(終了日)は変わらないため、待てば待つほど同じ受講料で使える期間が短くなる
  • 安く買うために見るべきは常設の「各種割引制度」。申請準備に日数がかかる場合があるため早めの確認が得策

セールを待つべきかどうか、事前に調べてから決めようとしたことは合理的です。大きな決断の前に情報を集めて比較する姿勢は、そのまま法律の学習にも活きてくるでしょう。

ただし、その慎重さが決断の先延ばしに変わらないようにご注意を。材料がそろったら、できるだけ早くスタートを切るのが最適です。ぜひ、今日という日を「合格から逆算した1日目」にしてくださいね。

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