アガルート・スタディングの司法試験・予備試験講座を実際に受講してレビューしている杉山貴隆です。


予備試験対策の通信講座を検討するとき、必ずと言っていいほど候補の1つに挙がるのが資格スクエアです。講座の内容は充実しており、十分な合格実績を公表していますよね。
ただし受講料は決して安くなく、どちらかと言えば高価格帯に位置します。だからこそ、本当に合格へ近づけるのか、サポートは足りるのかと考えると、不安でなかなか申し込みができなかったとしても不思議ではありません。
そこで今回は、資格スクエア予備試験講座の受講生の口コミをテーマ別に整理・分析し、講座の特徴から他社との比較、注意点までを徹底的に検証しました。
読み終える頃には、この講座が自分に合うかどうかを判断する材料がそろっているはずです。ぜひ最後までお読みください。
※本記事は2026年7月時点で入手できる情報を基に作成しています。ただし、引用している受講生の評価は受講当時のものであり、現在とは状況が異なる場合があります。
評判(口コミ)まとめ

まずは資格スクエア予備試験講座(合格フルパッケージ)の受講生の口コミを、テーマごとに整理して見ていきましょう。良い評判だけでなく、気になる声もありのままに紹介します。
講義とカリキュラムのわかりやすさ
講義そのものの質と、カリキュラム全体の設計に関する声から見ていきましょう。
- 「初学者向けに、難解な用語や中級・上級者向けの専門用語が少なく、基礎からしっかりと理解できるように進めていただけた」 【引用元】
- 「他校の講座だと、最初から難しい用語を使って説明されることが多く、そういった部分が理解できないまま進むと、どうしてもやる気が失われてしまいますが、資格スクエアの講義ではその心配がなかったのが大きなポイントだと思います。」 【引用元】
- 「資格スクエアの基礎講義は判例ベースではなく、全体の流れの中で必要な時に判例や条文が登場する講義スタイルだったので、初学者の自分でも取っ付きやすく、わかりやすかったです。」 【引用元】
- 「独自のパワーポイントなどを使用して講義をされていたので、非常に分かりやすかったですね。図や表も豊富で難しい概念も視覚化されており、初学者でも原理原則をイメージしやすかったです。」 【引用元】
- 「プロが適切な例や図を交えて説明してくれるので分かりやすいですし、理解できないところは何度も聴き返せるのは本当に助かりました。」 【引用元】
ここで挙げた声を眺めて印象的なのは、「わかりやすい」という評価の中身が具体的なことです。
専門用語を乱発しない、判例ベースではなく全体の流れで教える、図表で視覚化する。初学者がつまずくポイントを踏まえた講義設計が、実際に受講した人の言葉で裏付けられています。
法律の勉強は最初の数か月で挫折する人が多い世界ですから、「やる気が失われる心配がなかった」という声には重みがあると私は感じました。
もう1つの軸は「コンパクトさ」への満足です。予備試験の講座は情報量で勝負する傾向がありますが、資格スクエアはあえて基礎講義を絞り込み、早くアウトプットに移る設計を採っています。
「最後までやり切れた」「サクサク進めた」という表現は、この設計が机上の理屈ではなく、実際の完走体験につながっていることを示していますよね。
私は、予備試験のような長期戦では「消化しきれる量であること」自体が重要な講座性能だと考えています。その意味で、講義の量を絞る判断を受講生が肯定的に受け止めている点は注目に値するでしょう。
参考【資格スクエア公式】司法試験予備試験 戦略合格カリキュラム
テキスト・問題集への評価
次に、論証集・基礎問・テキストといった教材への声です。
- 「どこから手をつけていいか分からないという状況の初学者にとって、小さいステップでどこから手をつければ良いのかがわかりやすく、論文対策に進みやすいため、基礎問はありがたい教材でした。」 【引用元】
- 「実際に解いてみると、基礎問は基礎講義のインプットと過去問のアウトプットの中間的な役割を果たしていると感じました。」 【引用元】
- 「基礎問は非常にコンパクトでありながら、試験直前期に論証を見返すために使えるくらい中身のつまった教材であると思っています。」 【引用元】
- 「過去問を中心に勉強していると、試験でよく出る特定の分野や論点があることに気づきます。基礎問は、そうした過去問で出題される論点をカバーしているので、しっかり押さえておくことで試験でも安定して答えられるようになります。」 【引用元】
教材への評価で目立つのは、論証集と基礎問という2つのオリジナル教材への言及の多さです。
論証集は「短くて本番で使いやすい」という方向で評価が一致しており、友人に見せてほしいと頼まれたという受講生までいます。論文式試験は時間との勝負ですから、覚えやすく書きやすい長さに絞った論証は、実戦での武器になりやすいのでしょう。
基礎問については「インプットと過去問の中間的な役割」という表現が本質を突いていると感じました。予備試験の論文過去問は初学者がいきなり挑むには難しすぎて、多くの受験生がインプットから過去問への飛躍に苦しみます。
その断崖に階段を架けるのが基礎問の役割で、単一論点の短い問題から書く練習を始められる設計です。現在は基礎問の全問がAI添削の対象になっており、書いたら早期にフィードバックを得られる体制が整っています。
オンラインレジュメの条文リンク機能への言及も見逃せません。条文部分をクリックすると該当条文が表示され、前後の条文もスクロールで確認できる機能で、六法を引く手間を省きながら体系的な理解を助けてくれます。
この機能は地味ですが、毎日使う教材だからこそ、じわじわと学習を支えてくれる工夫だと感じました。
サポート体制への評価
論文添削・質問対応・学習相談という3つのサポートへの声を見ていきます。
サポートへの声で一貫しているのは「速さ」への驚きです。添削も質問回答も、記憶が新しいうちに返ってくることの価値が繰り返し語られています。
疑問や答案の記憶が薄れてからフィードバックをもらっても学習効果は半減しますから、この回転の速さは通信講座の弱点を潰す重要な性能だと言えるでしょう。
もう1つ印象的なのは、フォローアップ(月1回の学習相談)がメンタル面の支えとして機能していることです。
予備試験の受験生活は長く孤独で、周囲に同じ挑戦をしている人がいないケースも珍しくありません。合格者と定期的に話せる機会が「やる気をつないでくれた」という言葉は、勉強を教わる場というより伴走者を得る場として機能している証拠だと感じます。
「最初から添削を受けていればよかった」という後悔の声も、これから受講する人には貴重な情報ですよね。
実力がついてから出そうと添削を温存する気持ちはよくわかりますが、経験者は早期提出を勧めています。下手な答案を見せる恥ずかしさより、早く軌道修正することの利益が大きいというわけです。
参考【資格スクエア公式】司法試験予備試験講座 講師・サポート
短答攻略クエストの使いやすさ
短答対策アプリ「短答攻略クエスト」に関する声は、量・熱量ともに突出していました。
短答攻略クエストは、司法試験・予備試験の短答過去問を肢別形式で演習できるスマホアプリです。ここで挙げた声では「これだけで短答対策を済ませた」という人までいて、補助教材ではなく主戦力として使われていることがわかります。
注目するべきは、正誤の記録に加えて「自信がなかった問題」だけを抽出して回し直せる機能への言及です。この評価は、提供されているアプリが(単なる過去問アプリではなく)復習効率まで考えて設計されたツールであることを物語っています。
私が特に面白いと感じたのは、「スマートフォンを使っているだけの見かけで演習ができた」という声です。
紙の問題集を広げられない場所や時間は日常に無数にあり、そこを全部演習時間に変えられるかどうかで、社会人や学生の年間演習量は大きく変わります。
予備試験の短答式は毎年、受験者の2割前後しか通過できない関門ですから、演習量を積みやすい環境そのものが合否に直結する要素だと言えるでしょう。
なお、口コミの中には「短答アプリ」という呼び方も登場しますが、これは現在の短答攻略クエストを指しています。アプリは会員登録だけで一部の過去問を無料で試せるので、受講前に操作感を確かめられるのも安心材料です。
参考【資格スクエア公式】予備試験短答式試験対策の決定版 短答アプリ
資格スクエアを選んだ理由
数ある予備校の中から資格スクエアを選んだ決め手についての声です。
- 「その時にすごく丁寧に説明していただき、自分の中で一番納得感のある予備校だと感じたことが理由です。」 【引用元】
選択理由として最も多く語られているのは、やはり価格です。ただ、注意深く読むと「安いから選んだ」という単純な話ではないことに気づきます。
「安い+カリキュラムがコンパクト+講師の評判が良い」というように、価格は複数の条件の1つとして挙げられており、安さだけで飛びついた人はここで挙げた声の中にはほとんど見当たりません。
予備試験という長期戦の相棒選びだからこそ、価格と中身のバランスを見極めた上での決断だったのでしょう。
無料の受講相談や説明会で納得してから申し込んだという声があるのも、良い判断プロセスでしょう。数十万円の投資ですから、講義の無料体験や相談を経て「一番納得感のある予備校」と確信できるかどうかを確かめる価値は十分にあります。
この点は、これから検討するあなたにもそのまま応用できるアプローチです。
気になった点・不満の声
公平を期すため、批判的な声や苦労した経験も紹介します。
- 「1問1答形式は自分の勉強スタイルに合わないと思い、2年目は紙の問題集をメインにしました。」 【引用元】
不満の声は大きく3系統に分かれます。1つ目は進捗や合格ラインが見えにくいという不安です。
この声の受講生が使っていたのは数年前の版で、現在は「合格ロードマップ」で学習ルートが、「ステップ学習シート」で各科目のタスクと所要時間が段階的に示され、「何を・どの順で・どれだけやるか」の見通しは以前より立てやすくなっています。
また、月1回のフォローアップで学習計画を相談することもできます。
ただし、これらはあくまで学習の道筋を示すツールであって、合格ラインまでの距離や、受験生の中での自分の位置をメーターのように映してくれるわけではありません。
自分の立ち位置の見えにくさは、教室で机を並べる環境に比べれば、オンライン講座にどうしても残る課題だと言えるでしょう。
2つ目は、基礎問から予備試験の論文過去問へ移る段階の難しさです。特に注目すべきは、苦労を語った受講生自身が「カリキュラムが悪いわけではなく、過去問とそれ以外の難易度差が激しい試験特性の問題」と分析している点。
実際、この難易度の飛躍はどの予備校を使っても直面する壁で、市販問題集や答練で演習量を上乗せする工夫は予備試験受験生に広く見られます。講座をベースにしつつ、必要に応じて自分で補強する柔軟さは持っておきたいところです。
3つ目のアプリの形式が合わないという声は、学習スタイルの相性の問題です。
肢別の1問1答は反復には最適ですが、本番同様に1問単位でまとめて解きたい人には物足りない場合もあるでしょう。幸い、講座には全年度の短答過去問を本番形式で解く短答本番演習も含まれているので、両方を使い分けるのが賢明だと思います。
総括
数多くの口コミを整理して見えてきたのは、「絞り込んだ教材を、速いサポートで回す」という資格スクエアの設計思想が、受講生の実感としておおむね機能しているという構図です。
講義のわかりやすさとコンパクトさ、論証集や基礎問の実戦性、添削・質問回答の速さ、そして短答攻略クエストによるスキマ時間の活用。これらは別々の長所ではなく、可処分時間の限られた受験生が合格ラインまで走り切るための一貫したパッケージとして評価されていました。
一方で、進捗の見えにくさへの不安や、過去問レベルへの移行の苦労も率直に語られていました。前者は、現行版で学習の道筋こそ見通しやすくなったものの、合格ラインや自分の立ち位置の把握しにくさはオンライン講座に残る課題です。
後者は試験自体の性質に根ざす壁であり、いずれにせよ講座任せにせず演習を積み増す主体性が求められます。
つまりこの講座は、示された道筋を自分のペースで走れる人にとって強力な相棒になる一方、手取り足取りの管理を求める人には物足りない可能性がある。そう理解しておくと、受講後のギャップを防げるはずです。
特徴

口コミの背景を理解するために、資格スクエア予備試験講座の特徴を「合格実績」「講師」「カリキュラム」の3つの観点から概括します。
受講生の高い予備試験合格率
まず、公式サイトが掲げる合格実績の数値を整理します。
- 受験者全体の予備試験最終合格率:3.6%(令和4~7年度の平均)
- 資格スクエア受講生の最終合格率:21.7%(同期間の平均・受講生アンケートによる)
- 両者を比較すると約6倍
予備試験は司法試験の受験資格を得るためのもう1つのルートですが、その最終合格率は毎年3%前後という国内屈指の狭き門です。その中で、アンケートに回答した受講生の2割超が最終合格しているという数値は、全体平均との対比で約6倍に相当します。
もちろんこの数値はアンケート回答者ベースであり、受講生全員を母数とした合格率ではない点は正確に理解しておくべきでしょう。合格した人ほどアンケートに答えやすいという偏りは、この種の統計に常について回ります。
それでも私がこの数字を重視するのは、受講した人を分母に置いた合格率をあえて公表している点にあります。受講を検討している人が本当に知りたいのは「この講座で学んだ人がどれだけ受かるのか」という問いのはずで、その問いに正面から向き合う数値だからです。
母集団の偏りという限界を抱えつつも受講生ベースの数値を出す姿勢は、講座の効果に対する一定の自信の表れと解釈できます。
付け加えると、この21.7%は令和4年度から令和7年度までの4年間を平均した数字です。単年ではなく複数年をならした値なので、たまたま結果の良かった1年だけを切り取ったものではありません。講座の実力を測るうえで一定の参考にはなるでしょう。
参考【Wikipedia】司法試験予備試験 過去の合格率等一覧
科目担任制と実績ある講師陣
資格スクエアは、科目ごとに専門の講師を置く「科目担任制」を採用しています。主な担当講師は次の通りです。
- 樋田早紀講師(民法・民事訴訟法):予備試験 短答1位、司法試験 総合40位
- 斉藤伸明講師(刑法・刑事訴訟法):予備試験 論文3位、司法試験 短答3位・総合17位
- 佐々木一彦講師(商法):予備試験 論文1位、司法試験 総合50位
- 宮武広講師(憲法・行政法):国際法務等を手がける弁護士、東京大学法科大学院修了
- 小野大輝講師(戦略合格講義):学習ガイドを担当
目を引くのは、基本科目を担当する講師陣の受験成績です。予備試験の短答1位や論文1位といった、その試験を極めた実績を持つ講師が、自分の得意分野に絞って講義を担当しています。
1人のカリスマ講師が全科目を教えるスタイルとは対照的に、科目ごとのスペシャリストが「この科目はこう攻める」という戦い方まで含めて教えられるのが科目担任制の強みです。
口コミにあった「考えの筋道までしっかり解説してくれる」という評価は、講師自身が受験生として頂点レベルの答案を書いてきた経験に裏打ちされていると考えると納得がいきます。
ユニークなのは、学習ガイド役の小野講師の立ち位置です。上位合格者ぞろいの講師陣の中で、小野講師は不合格を重ねた末に勉強法を改めて4回目で合格した経験を公式プロフィールで公開し、「しくじり先生」を標榜しています。
天才の勉強法ではなく、つまずいた経験者だからこそ語れる現実的な学習法を初学者に案内する役割で、この人選には受講生への誠実さを感じました。挫折を知る人がガイドを務める構造は、長丁場の予備試験対策では意外なほど心強いものです。
参考【資格スクエア公式】司法試験予備試験講座 講師・サポート
アウトプット重視の逆算式カリキュラム
資格スクエアのカリキュラムは「徹底アウトプット主義」を掲げています。骨格は次の通りです。
- 東京大学の池谷裕二教授(脳科学)の監修のもとカリキュラムを開発
- 基礎講義は「早く1周して全体像をつかむ」ためのコンパクト設計
- 論文対策は、論文攻略講義→基礎問→論文過去問→合格者添削→判例攻略フィルのスモールステップ
- 短答対策は、肢別アプリ「短答攻略クエスト」を学習の中心に配置
- 合格ロードマップ・ステップ学習シート・戦略合格講義の「三種の神器」で学習の道筋を提示
このカリキュラムの根底には、「情報を実際に使うことで記憶に定着する」という脳科学の知見があります。インプット講義を聞き込んで完璧にしてから問題を解く、という多くの受験生が陥りがちな学習順序を逆転させ、早々に書く練習・解く練習へ移行させる設計です。
口コミで「早めにアウトプットに入れたことは非常に価値があった」と語られていた体験は、まさにこの設計の狙い通りの効果だと言えます。
私が合理的だと感じるのは、アウトプットへの移行を精神論ではなく教材の構造で実現している点です。いきなり過去問を解けと言われても初学者には無理ですが、単一論点の短い基礎問なら手が出ます。
書いた答案は合格者による添削とAI添削の両方でフィードバックされ、判例攻略フィルでは判例の穴埋め演習を通じて知識を能動的に使わされる。「アウトプットせざるを得ない仕掛け」が随所に埋め込まれているのです。
また、学習の迷子を防ぐ三種の神器も見逃せません。
- どの科目のどの学習をやるのかを示す合格ロードマップ
- 各科目のタスクを段階的に可視化するステップ学習シート
- 講座の使い方自体を解説する戦略合格講義
独学に近い環境で挫折する最大の原因は「今、何をすべきかわからない」ことですから、道筋の提示に専用の仕組みを3つも用意しているのは、オンライン専業の予備校としての経験の蓄積でしょう。
参考【資格スクエア公式】司法試験予備試験 戦略合格カリキュラム
他講座との比較

ここからは、予備試験対策の通信講座4社を比較し、資格スクエアの立ち位置を確認します。比較対象は各社の通信・初学者向け最上位プランです。
- スタディング:予備試験合格コース(総合)
- 資格スクエア:合格フルパッケージ 製本テキストあり
- アガルート:予備試験最短合格カリキュラム/フル
- 伊藤塾:司法試験入門講座 合格プレミアムコース スタンダード本科生
受講料のポジション
まず、受講料(税込・割引適用前の正規価格)の比較です。
| 社名 | 受講料(税込) | 位置づけ |
|---|---|---|
| スタディング | 148,000円 | 最安・オンライン特化 |
| 資格スクエア | 877,800円 | 中位・製本テキストあり |
| アガルート | 1,298,000円 | 高価格・フル装備 |
| 伊藤塾 | 1,496,000円 | 最高価格・通信+選抜ゼミ |
予備試験講座の価格は約15万円から約150万円まで、実に10倍の開きがあります。
資格スクエアの約88万円はその中間に位置しますが、これを単に「中くらいの値段」と捉えると本質を見誤るでしょう。注目すべきは、この価格帯で「人間による論文添削」「合格者への質問」「月1回の電話相談」という人的サポートが揃っている点です。
最安のスタディングは魅力的な価格ですが、論文添削はAIが担い、質問はチケット制で、紙のテキストは付属しません。徹底したコスト構造の産物であり、それ自体は合理的な割り切りでしょう。
一方、アガルートと伊藤塾は、講義量・教材量・双方向サービスの厚みで勝負する高価格路線です。
資格スクエアはそれらの間で、「最大手の6割前後の費用で、人的サポートの中核は削らない」という独自のバランスを取っています。口コミで「安いのに手厚い」という趣旨の満足が多かったのは、この構造ゆえでしょう。
何にお金を払うかという観点で整理すると、スタディングとの差額は主に人による添削・相談と製本テキストの代金、大手2社との差額は主に講義量・ゼミ・ブランドの代金です。自分にとってどの要素が合格に必要かを考えれば、価格の妥当性を判断しやすくなるでしょう。
参考【資格スクエア公式】司法試験予備試験講座 有料プラン価格一覧
合格実績の開示スタンス
次に、各社が合格実績として何を公表しているかを比較します。
| 社名 | 公表している合格実績 | 指標の性格 |
|---|---|---|
| スタディング | 公表なし (合格体験談のみ掲載) | ー |
| 資格スクエア | 受講生の予備試験最終合格率 (令和4~7年平均21.7%) | 受講生アンケートに 基づく合格率 |
| アガルート | 司法試験の合格者数と 合格者占有率 | 全合格者に占める 自社合格者の割合 |
| 伊藤塾 | 司法試験・予備試験の 合格者占有率 | 全合格者に占める 自社合格者の割合 |
この比較で大切なのは、数字の大小ではなく「指標の種類」です。
アガルートと伊藤塾が掲げる占有率は、その年の合格者全体のうち自社受講生が占める割合を示します。合格者の多くが使っている実績の証明にはなりますが、分母は合格者であって受講生ではないため、「受講した人がどれだけ受かるか」はわかりません。
スタディングはそもそも数値を公表しておらず、体験談で判断するしかない状態です。
その中で資格スクエアだけが、受講生を分母にした予備試験の最終合格率を公表しています。前述の通りアンケートベースという限界はあるものの、受講検討者の関心に最も近い形の指標を出しているのは4社中この1社だけです。
各社の指標は性格が異なるため数字同士を並べて優劣をつけることはできませんが、「何を開示しようとしているか」という姿勢の違いは、講座選びの判断材料として十分に意味があると私は考えます。
なお、同じ占有率でも各社で対象とする試験が異なります。アガルートが前面に掲げるのは司法試験の合格者数・占有率で、予備試験単体の数値は公表していません。
伊藤塾は司法試験に加えて予備試験の合格者占有率も公表しています。予備試験の講座を選ぶ場面では、その数字が予備試験のものかどうか、そして受講生の合格率なのか占有率なのかまで確かめる視点を持っておきたいところです。
参考【資格スクエア公式】予備試験講座 合格者の声・合格体験記
短答対策の演習環境
予備試験の最初の関門である短答式試験への対策環境を比較します。
| 社名 | 短答演習の中心教材 | スマホアプリでの演習 |
|---|---|---|
| スタディング | スマート問題集 セレクト過去問集 | アプリで完結 |
| 資格スクエア | 短答攻略クエスト (肢別・全年度の短答過去問) | 専用アプリあり |
| アガルート | 短答過去問(テキスト収録)+ 短答セルフチェックWebテスト | 動画視聴が中心 |
| 伊藤塾 | 短答式過去問題 演習システム(Web) | 専用アプリなし |
予備試験の短答式は、令和7年で受験者約1万2千人に対し合格者約2,700人と、2割強しか通過できない関門です。しかも法律7科目に一般教養まで課される広い試験範囲を、繰り返しの演習でどれだけ回せるかが勝負になります。この「回転数」を左右するのが演習環境です。
4社の中でスマホアプリによる肢別演習を提供しているのは、資格スクエアとスタディングの2社。資格スクエアの短答攻略クエストは司法試験・予備試験の短答過去問を全年度収録し、間違えた肢や自信のない肢だけを抽出して回せます。
アプリから関連講義に飛べる導線や、他の受験生と競うミニテスト・ランキング機能もあり、口コミで語られていた「ゲーム感覚」の継続しやすさはこうした仕掛けの産物です。
参考【資格スクエア公式】予備試験短答式試験対策の決定版 短答アプリ
一方、アガルートは短答過去問をテキストに豊富に収録し、範囲ごとに知識の定着度を確認する「短答セルフチェックWebテスト」も用意しています(2026年12月開始予定)。
ただし公式アプリの中心は講義動画の視聴で、資格スクエアのようなアプリ内での肢別演習機能は確認できません。
伊藤塾もWeb上の演習システムで全年度の短答過去問を提供しているものの、専用のスマホアプリはなく、論文用のCBTシステムはPCでの利用が前提です。
机に向かえる時間が長い人には差が出にくい論点ですが、移動時間や細切れ時間が主戦場になる人にとって、資格スクエアの演習環境は4社の中でも強みが際立つ部分だと言えます。
メリット

特徴と比較を踏まえて、資格スクエアを受講することで得られる利点を、受講者の視点から3つに絞って掘り下げます。
大手の6割前後の費用で学べる
第一のメリットは、費用対効果です。
- 税込で約88万円と、約130万~150万円の大手2社より数十万円安い
- 人による論文添削は合計275通(公式は業界最多をアピール)
- 合格者への質問・月1回の電話相談という人的サポート付き
- 受講可能期間は開講日から2年間で、翌年の試験まで追加費用なく継続できる
予備試験の受験を決意した人が最初に直面するのが、予備校費用の高さです。大手の初学者向けフルパッケージは100万円を大きく超え、学生や若手社会人にとっては簡単に出せる金額ではありません。
資格スクエアなら、その6割前後の負担で、講義・教材・添削・質問・相談まで揃ったオールインワンの環境が手に入ります。差額の数十万円は、受験に伴う他の出費や、万一の再挑戦への備えに回せると考えると、家計へのインパクトは決して小さくないでしょう。
安さの理由が明確なのも安心材料です。物理校舎を持たないオンライン専業で、ライブ授業や対面イベントのコストを削る一方、答案を人が読む添削や電話での学習相談は残す。
つまり「合格に直結する人的サポート」と「あれば嬉しいが必須ではない付帯サービス」を切り分けた結果の価格です。口コミで受講生が「安い水準なのに納得感がある」という趣旨の評価をしていたのは、この切り分けが受験生の感覚と合っているからだと思います。
また、受講可能期間が2年間確保されている点も、費用対効果を考える上で見逃せません。
予備試験は初回受験で最終合格まで到達できる人ばかりではなく、2年計画で臨む人も多い試験です。1回の受講料で翌年の試験まで同じカリキュラムで学び続けられる設計は、実質的な年間コストをさらに下げてくれます。
参考【資格スクエア公式】司法試験予備試験講座 有料プラン価格一覧
スキマ時間で学習を積み上げられる
第二のメリットは、生活の隙間を学習時間に変換できることです。
- 短答攻略クエストでいつでもどこでも肢別演習ができる
- 講義音声のダウンロードに対応し、移動中や家事中の耳学習ができる
- 講義は21段階の倍速機能で視聴時間を圧縮できる
- オンライン完結なので、机に向かえない日でも学習を前に進められる
予備試験の合格に必要な学習時間は、一般に数千時間の規模と言われます。この量を確保する上で最大の敵は「まとまった勉強時間が取れない日々」です。資格スクエアの学習環境は、この問題への解答が具体的でした。
通勤・通学中はアプリで肢別演習か講義音声の耳学習、待ち時間はスマホで数問、帰宅後に机で論文を書く。口コミにあった「通学時間をそのまま学習時間に変えられた」「エレベーターを待つ間にも演習できた」という体験は、日常の死角を潰していく学習スタイルそのものです。
私は、この「積み上げやすさ」は単なる利便性ではなく、合格可能性に直結する性能だと考えています。1日30分のスキマ時間を活用できれば、1年では180時間を超える計算です。短答式の合否は知識の反復量に大きく左右されますから、この差は決して誤差ではありません。
さらに、21段階という細かい倍速調整は、講義の消化速度を自分の理解度に合わせて最適化できることを意味します。
得意分野は速く、難所はゆっくり。もともとコンパクトに設計された基礎講義を倍速で回せば、インプットの1周目を短期間で終えて、合格の本丸である論文対策に早く到達できます。カリキュラムの思想と視聴機能が同じ方向を向いているのが、この講座の巧みなところです。
疑問や不安をすぐ解消できるサポート
第三のメリットは、学習の停滞要因を素早く取り除けるサポート体制です。
- ワンクリック質問:講義画面からすぐ質問でき、合格者が回答
- 論文添削:合格者が答案を添削し、答案の改善点をわかりやすい形でフィードバック
- フォローアップ:月1回、合格者に電話で学習相談ができる
- AI添削:基礎問の答案にAIが素早くフィードバックを返す
通信講座の弱点は、疑問が生じたときに聞ける相手が近くにいない点にあります。小さな疑問を放置すれば、理解の穴が広がり、やがて学習全体が停滞しかねません。資格スクエアはこの弱点を、質問への回答スピードで潰しにきました。
口コミでは「当日中に返ってきた」「疑問をすぐに解消でき、学習の流れを止めずに済んだ」という体験が語られ、公式も平均回答日数が1日未満(社内調査による)であることを訴求しています。
添削についても、人とAIの二段構えが実用的です。人による添削は答案の筋や構成まで踏み込んだ質の高いフィードバックを返し、AI添削は提出のハードルの低さと速さで数をこなさせてくれます。
「他人に見られるのが恥ずかしい」という初学者の心理的な壁を、AI相手なら越えやすいという設計思想も現実的でしょう。書く量が合否を分ける論文式試験において、フィードバック付きの答案作成を大量に回せる環境は強力です。
そして月1回のフォローアップは、勉強内容よりもむしろ「学習の方向性とメンタル」を支える仕組みとして機能しています。
口コミで「メンタル維持につながった」「やる気をつないでくれた」と語られていた通り、孤独になりがちな通信学習に定期的な伴走者を組み込んでいるのは、離脱率を下げる賢い設計だと感じました。
参考【資格スクエア公式】司法試験予備試験講座 講師・サポート
デメリット(注意点)

メリットだけでなく、注意点も率直にお伝えします。事前に知っておくことで、受講後のギャップを防いでください。
選択科目は8科目中5科目のみ
1つ目の注意点は、論文式試験の選択科目への対応範囲です。
- 講座が対応するのは労働法・倒産法・経済法・知的財産法・国際関係法(私法系)の5科目
- 租税法・環境法・国際関係法(公法系)の3科目は非対応
- 講義は5科目すべて視聴でき、教材の発送と添削は選んだ1科目のみ
予備試験・司法試験の選択科目は全8科目ありますが、資格スクエアが講座として用意しているのは5科目です。
租税法・環境法・国際関係法(公法系)を選びたい明確な理由がある人、たとえば税理士業務との親和性で租税法を考えている人にとっては、この講座だけでは選択科目対策が完結しません。この場合は、8科目すべてに対応するアガルートなどを検討するほうが自然でしょう。
ただし、令和7年司法試験の合格者のうち、非対応3科目の選択者は合計で1割弱にとどまり、最多の労働法をはじめ選択者の大半は対応5科目に収まっています。まだ選択科目を決めていない初学者であれば、5科目の中から選ぶことに実質的な支障はほとんどないはずです。
むしろ私は、購入後に対応5科目すべての講義を視聴でき、聞き比べてから1科目を選べる仕組みを評価しています。
選択科目は一度決めると変更しにくく、相性を確かめる機会がないまま決めるのは危険です。講義を実際に聞いて「この科目なら続けられそうだ」と確認してから教材発送と添削の対象を決められるのは、初学者の不安に寄り添った設計だと言えます。
演習や進度を自分で補う場面がある
2つ目の注意点は、コンパクト設計の裏面です。
- 講義・教材は網羅性よりも絞り込みを優先した設計
- 口コミには、基礎問から論文過去問への移行に苦労し、市販教材や他校の答練で補った例がある
- 進捗や合格ラインの見えにくさに不安を感じたという声もある
評判まとめで見た通り、基礎問と本試験過去問の間にある難易度の飛躍に苦労し、市販の問題集や他校の答練を組み合わせた受講生がいました。
また、絞り込まれたカリキュラムは消化しやすい反面、「これだけで足りているのか」という不安を招くことがあります。手厚く管理されないと進めないタイプの人には、この自由度が不安要素になり得るでしょう。
とはいえ、この点は裏返せば「完走できる分量に絞られている」ということでもあります。網羅性を誇る大量の教材を消化しきれずに挫折するのと、コンパクトな教材を完走した上で足りない部分を自分で補うのとでは、後者のほうが合格に近い場合もよくあるというのが私の見方です。
実際、苦労を語った受講生たちも講座を軸にしつつ演習を上乗せする形で合格に到達しています。
不安への対処としては、講座内の仕組みを使い切ることをまず勧めます。
合格ロードマップとステップ学習シートで現在地を確認し、月1回のフォローアップで「今の進め方で良いか」を合格者に直接ぶつける。その上で、直前期に演習量が足りないと感じたら市販問題集や模試で補強する。
この順番で動けば、闇雲に教材を買い足す失敗は避けられるはずです。
参考【資格スクエア公式】司法試験予備試験 戦略合格カリキュラム
金銭的な合格特典はない
3つ目の注意点は、合格時の金銭的なリターンがないことです。
- 合格しても受講料の返金やお祝い金はない
- 純粋な合格後の無料サービスは、論文式合格者向けの口述模試など
- 教育訓練給付制度の対象講座だという案内も見当たらない
他社に目を向けると、アガルートには合格後に一定の要件を満たすと税抜価格相当が返金される合格特典があり(体験記提出やインタビュー出演等の条件あり)、スタディングにも条件を満たすと受け取れるお祝い金制度があります。
「合格したら実質的な負担が減る」という期待を持って比較すると、資格スクエアは見劣りする部分です。
ただ、この比較には別の見方もできるでしょう。合格特典は合格という不確実な条件付きの後払い還元であり、その原資は当然ながら受講料に織り込まれています。
他方、資格スクエアは特典を持たない代わりに、最初から大手より数十万円低い価格を提示している。つまり「合格できたら大きく戻る設計」か「最初から確実に安い設計」かの違いであり、合格率3%前後の試験でどちらが合理的かは、あなたのリスク観次第です。
1つだけ確実に言えるのは、特典の有無を講座選びの主軸にしないほうがよいということです。返金を当てにした資金計画は合格が遅れた瞬間に崩れますし、特典目当てに相性の合わない講座を選ぶのは本末転倒になりかねません。
講座の中身と価格そのもので判断し、特典はあくまで副次的な要素として扱うことをお勧めします。
合う人・合わない人

ここまでの評判・特徴・比較・メリット・デメリットを踏まえて、資格スクエア予備試験講座が合う人と合わない人を整理します。
合う人
次のような人には、資格スクエアは有力な選択肢になります。
- 費用は抑えたいが、人による添削や質問対応は妥協したくない人
- 通勤・通学などのスキマ時間が学習時間の中心になる社会人・学生
- 絞り込まれた教材を反復するスタイルが性に合う人
- 短答対策をスマホアプリで効率的に進めたい人
- オンラインの学習環境に抵抗がない人
この講座の価値が最大化されるのは、「時間とお金に制約があるが、合格への意欲は高い」という人です。
大手の受講料に二の足を踏みつつ、格安講座のサポートの薄さにも不安を感じている。そんな中間層の受験生にとって、約88万円で人的サポートの中核が揃う資格スクエアは、まさに空白を埋める存在です。
学習スタイルの面では、示された道筋に沿って自分のペースで走れる人に向いています。逆算式カリキュラムと三種の神器が道順を示し、添削と質問とフォローアップが随所で軌道修正してくれますが、日々の学習を実行するのは自分自身です。
口コミで合格をつかんでいた受講生たちも、スキマ時間の活用や添削の早期提出など、仕組みを能動的に使い倒していました。与えられた環境を自分から活用できる人なら、この講座の費用対効果は非常に高いと言えるでしょう。
合わない人
一方、次のような人には別の選択肢が向いています。
- 校舎・自習室・対面のライブ授業といった物理的な学習環境が欲しい人
- 網羅的な教材量・講義量で隅々まで固めたい人
- 選択科目で租税法・環境法・国際関係法(公法系)を予定している人
- とにかく費用を最小限に抑えることを最優先したい人
対面環境や長期の手厚い伴走を求めるなら、伊藤塾が候補になります。校舎を持つ老舗で、選抜制のゼミやカウンセリングなど双方向の仕組みが厚く、講義配信期間も長期にわたるため、腰を据えて取り組む環境としては別格です。
講義量・教材量の網羅性や8科目対応の選択科目、バーチャル校舎でのゼミやコーチングを重視するなら、アガルートの最短合格カリキュラムが合うでしょう。いずれも受講料は資格スクエアより高くなりますが、求めるものが「厚さ」なら妥当な対価です。
逆に、費用の最小化が絶対条件ならスタディングです。約15万円という価格は他の追随を許さず、アプリ完結の学習システムも完成度が高いと評価されています。
ただし紙のテキストは付属せず、人による添削・相談の厚みは資格スクエアに及びません。安さと引き換えに何が省かれているかを理解した上で選ぶなら、合理的な選択になり得ます。
講座選びで大切なのは、優劣ではなく相性です。自分の生活時間・予算・学習スタイルを紙に書き出し、どの講座の設計思想と重なるかを確かめてから決めることをお勧めします。
最安値で受講する方法
資格スクエアに決めた場合、受講料をなるべく抑えたいあなたへ。申し込み前に確認すべきポイントを案内します。
期間限定キャンペーンを活用する
まず、キャンペーンの実施状況を確認しましょう。
- 資格スクエアでは、時期によりクーポン配布などの期間限定キャンペーンが行われることがある
- 内容・条件は時期によって変わるため、申し込み直前に最新情報を確認する
- 過去の実施傾向は割引情報まとめ記事で確認できる
資格スクエアの予備試験講座では、公式サイト上でクーポンコードが配布されているタイミングがあります。数十万円の講座では、割引率が小さく見えても金額としては大きな差になりますから、申し込みの前に一度キャンペーンの有無を確かめる習慣をつけてください。
注意したいのは、キャンペーンは内容も期限も流動的だということです。「今のクーポンが最安」とは限らず、焦って申し込む必要はありません。一方で、学習開始が遅れるほど試験までの準備期間は短くなるので、割引を待ち続けるのも得策ではないでしょう。
受講を決意したタイミングで実施中の割引を確実に拾う、という姿勢が現実的です。過去にどんなキャンペーンが行われてきたかは割引情報まとめ記事で確認できますので、相場観をつかむ参考にしてください。

使える割引制度を確認する
次に、自分が対象になる割引制度がないかを確認します。
- 他校乗換割:他の予備校・通信講座で学習していた人向け
- 他資格合格割:司法書士・行政書士など難関法律資格の合格者向け
- 学割:現役学生向け(事前の申し込みが必要)
- 再受講割:資格スクエア予備試験講座の受講歴がある人向け
- このほか、お友達紹介割や他講座の受講歴者向けの割引などもある
資格スクエアには、条件に該当すれば使える割引制度が複数用意されています。特に、他校からの乗り換え組や法律系資格の合格者、学生は対象になる可能性が高いので、自分の経歴と照らし合わせてみてください。
利用時の注意点は2つあります。1つは、割引や特典の併用はできないとされていることです。複数の条件に該当する場合でも適用は1つなので、どれが最も有利かを確認してから申請しましょう。
もう1つは、多くの割引で事前の申し込みやクーポン登録が必要なことです。申込後の申請は基本的に認められませんので、決済ボタンを押す前に手続きの順序を必ず確認してください。
無料の受講相談や説明会に参加すると割引クーポンが配布されることもあるので、どのみち相談するつもりなら先に説明会を済ませておくのが賢い順序です(ただし、クーポンには通常は利用期限があるため、早すぎるタイミングでの説明会申込みは避けましょう)。
よくある質問
最後に、受講を検討する際に気になりやすいポイントをQ&A形式で補足します。
「無料でどこまで試せる?」
実は、資格スクエアを無料で試せる範囲はかなり広いです。
会員登録をすると、予備試験講座のうち60を超える講義を無料で視聴でき、戦略合格講義や民法・刑法・憲法などの基礎講義の実物を確認できます。講義のわかりやすさは口コミで高評価だったポイントですが、相性には個人差がありますから、まず自分の目で確かめるのが確実です。
短答攻略クエストも、会員登録だけで特定年度の過去問を無料で演習でき、正答を重ねてレベルが上がれば1,000問以上が無料開放される仕組みです。
さらに基礎問のAI添削を体験できる企画や、資料請求、オンラインの無料受講相談も用意されています。数十万円の投資判断の前に、講義・アプリ・添削という講座の中核を一通り体験できる環境が揃っているので、活用しない手はありません。
「CBT(パソコン受験)に対応してる?」
予備試験のCBT化には対応済みです。
令和8年(2026年)の試験から、予備試験は論文式試験がCBT方式(会場のパソコンで答案を作成する方式)に変わります。短答式は従来どおりマークシート方式のままです。手書きからタイピングへの移行は、答案作成の練習方法そのものに影響する大きな変化と言えるでしょう。
資格スクエアは、本番のCBTシステム開発を担当した会社と共同で対策システムを開発しており、予備試験・司法試験の過去問をパソコン上の本番に近い環境で演習できます。
作成した答案は保存されて振り返りに使えるほか、CBTで作成した答案をそのままAI添削に提出できる接続機能も開発が進められています(2026年7月時点)。
紙に書く練習だけでは本番の画面操作や時間感覚に対応しきれない恐れがあるため、CBT形式での演習環境が講座に組み込まれているかは、これからの講座選びで重要なチェックポイントになるでしょう。
参考【法務省】司法試験及び司法試験予備試験のデジタル化について
「学研グループ入りで何か変わる?」
資格スクエアは2026年1月に学研ホールディングスのグループへ参画しました。
受講を検討している人が気になるのは「講座の中身やサポートが変わるのか」という点だと思いますが、現時点で、参画に伴うサービス内容の大きな変更は告知されていません。講座・価格帯・サポート体制は従来の枠組みのまま提供されています。
私はこのニュースをむしろ前向きに捉えています。予備試験の講座は受講期間が年単位に及ぶため、運営会社の経営基盤は講座選びの隠れた重要項目です。
大手教育グループの一員になったことは、長期間の受講を支える安定性という意味でプラスの材料と考えてよいでしょう。今後の動きが気になる人は、申し込み前に公式サイトのお知らせを確認しておくと安心です。
この記事のまとめ

最後に、この記事の内容を振り返ります。
資格スクエア予備試験講座の受講生の口コミ48件をテーマ別に分析した結果、評価が集中していたのは次の4点でした。
- 講義のわかりやすさと、消化しやすいコンパクトな設計
- 論証集・基礎問というオリジナル教材の実戦性
- 添削・質問回答のスピード
- 短答攻略クエストを軸にしたスキマ時間の活用
批判的な声は、進捗の見えにくさと、過去問レベルへの移行の苦労に集約されていました。
ただし前者は、現行版で学習の道筋を示すツールが加わり見通しは立てやすくなっています(もっとも、合格ラインや立ち位置の見えにくさ自体はオンライン講座に残る課題です)。
後者は試験の性質に根ざす壁として、演習を上乗せしながら乗り越えられていたのが実情です。
他社と並べたときの資格スクエアの立ち位置は、「大手の6割前後の費用で、人による添削・質問・電話相談を残したオンライン専業」という独自のポジションにあります。
受講生を分母にした合格率を公表する姿勢、科目担任制の講師陣、アウトプットから逆算されたカリキュラムは、この価格帯では得がたい組み合わせでしょう。
一方で、選択科目の対応範囲や金銭的な合格特典の不在など、事前に知っておくべき注意点も確かにあります。
予備試験は、挑戦を決意した時点で長い道のりが確定する試験です。だからこそ、伴走してくれる講座は「続けられるかどうか」を基準に選んでほしいと思います。
資格スクエアが気になったら、まずは無料の講義視聴とアプリで、自分との相性を確かめてみてください。この記事が、あなたにとって最後まで走り切れる一校を選ぶための、確かな手がかりになれば幸いです。
