オンライン通信講座スタディングを実際に受講してレビューしているKiryuです。
スタディングにはスキルアップ割引制度があります。スタディングの割引制度の中ではやや目立たない存在ですが、実は割引の終了時期が決まっていないため常に割引可能という強力な側面もあります。
割引額は受講するコースによって異なっており、約12,000円分安く受講できることも。スタディング受講経験者の方にはぜひ使ってほしい割引制度です。
今回はスキルアップ割引制度の概要や利用手順、損をしないための注意点を私の経験をもとに解説します。ぜひ参考にしてみてください。
この記事の内容はすべて記事執筆時点の情報です。スキルアップ割引制度の内容は変更されることがありますので、必ず公式のスキルアップ割引制度案内ページで最終確認を行ってください。
スキルアップ割引制度とは
スキルアップ割引制度はスタディングの受講経験者が以前とは別の資格試験の対策講座を受講したいときに使える割引制度です。
たとえば私の場合、過去にスタディング宅建士講座の「宅建士合格コース」を受講したことがあります。そこでスキルアップ割引制度を利用してスタディング行政書士講座の「合格コース コンプリート」を安く受講することができました。
「宅建士合格コース」の受講履歴があれば、他にも中小企業診断士講座の「1次2次合格コース」や社労士講座の「合格コース フル」を割引価格で受講可能です。
他方、同様の受講履歴があったとしても受講できないコースもあります。たとえばFP講座の「2級合格コース」は割引適用できません。スキルアップ割引制度では「これまで受講したコース」と「割引対象コース」の組み合わせが細かく規定されているためです。
「これまで受講したコース」一覧
スキルアップ割引制度を利用するには一定のコースの受講履歴が必要になります。次のコースの受講履歴がある場合は「スキルアップ割引制度を利用できるかも」と考えていただいてOKです。
- 1級建築士総合コース
- FP2級合格コース/3・2級セットコース
- コンサルタント養成講座
- 中小企業診断士 1次2次合格コース
- ビジネス著作権検定 上級合格コース
- ビジ著 上級合格コース/初級・上級セットコース
- ビジ法 2級合格コース/3・2級セットコース
- マンション管理士合格コース
- マン管/管業 合格コース
- メンタルヘルス・マネジメント検定 II種合格コース
- 管理業務主任者合格コース
- 基本情報技術者合格コース/初学者コース
- 技術士二次試験合格コース/総合技術監理部門コース
- 個人情報保護士合格コース
- 公務員 教養・教養/論文/面接コース
- 公務員 警察官・消防官合格コース
- 公務員 社会人経験者合格コース
- 公務員 地方上級・市役所 教養合格コース
- 行政書士 総合コース/合格コース
- 司法試験 総合コース/基礎コース
- 司法試験・予備試験 総合コース/基礎コース
- 司法書士 総合コース/合格コース
- 社労士 フルコース/総合コース/合格コース
- 税理士 国税徴収法総合コース/合格コース
- 税理士 消費税法総合コース/合格コース
- 税理士 相続税法総合コース/合格コース
- 税理士 簿財2科目フル/総合/合格コース
- 税理士 法人税法総合コース/合格コース
- 宅建士合格コース
- 知的財産 3・2級セットコース
- 賃貸不動産経営管理士合格コース
- 登録販売者 合格コース
- 販売士 2級合格コース/3・2級セットコース
- 弁理士 総合コース/合格コース/論文対策コース
- 簿記1級合格コース/2級合格コース/3・2級セットコース
- ITパスポート合格コース
ただしスキルアップ割引制度の適用を受けるためには2018年度版以降(一部のコースは2022年度版以降)の受講履歴である必要があります。
「割引対象コース」一覧
スキルアップ割引制度によって割引価格で受講できるコースは次の通りです。
- 中小企業診断士 1次2次合格コース コンプリートコース
- 社労士合格コース フル
- 予備試験合格コース(総合)
- 司法書士合格コース コンプリート
- 行政書士合格コース コンプリート
- 税理士 簿財2科目アドバンスパック
- 税理士 法人税法アドバンスパック
- 税理士 相続税法アドバンスパック
- 税理士 消費税法アドバンスパック
- 税理士 国税徴収法アドバンスパック
- FP2級合格コース
- コンサルタント養成講座
- 弁理士 基礎・短答・論文総合コース
- ビジネス実務法務検定試験 3級・2級セットコース
- ビジネス実務法務検定試験 3級合格コース
- 基本情報技術者合格コース
- 応用情報技術者合格コース
- 簿記2級合格コース
- 簿記1級合格コース
- メンタルヘルス・マネジメント検定 II種合格コース
- マンション管理士合格コース
- 管理業務主任者合格コース
- 技術士二次試験 総合技術監理部門コース
なお、先に示した「これまで受講したコース」の受講履歴があったとしても、常に上記のすべてのコースで割引を受けられるわけではありません。前述の通り「これまで受講したコース」と「割引対象コース」の組み合わせが決まっているからです。
自分の受講履歴で希望のコースにスキルアップ割引を適用できるかどうかは次のページで確認できます。
スキルアップ割引制度の利用手順
スキルアップ割引制度は簡単に利用できます。公式の案内ページから割引対象講座に申し込むだけでOKです。
例として「宅建士講座の受講履歴がある人が行政書士講座を受講する場合」の利用手順を下に示します。
スタディングのスキルアップ割引制度 案内ページへ移動します。
画面を下方向にスクロールして受講を希望する講座を見つけます。「これまで受講したコース」の中に自分が過去に受講したコースが含まれていることを確認します。「割引価格でコースを購入する」ボタンをタップします。
(このときログイン画面に移動した場合はログインします。)「講座のカスタマイズ」画面が表示されます。「選択された商品」に「スキルアップ割引制度」と書かれていることを確認します。
- 以降は通常の購入方法と同様に画面の案内に従って申し込み手続きを進めます。
スキルアップ割引制度の利用手順は以上です。
スキルアップ割引制度の注意点
スキルアップ割引制度は利用条件を満たしている限りいつでも利用できますが、該当の講座が割引キャンペーンを実施している場合はキャンペーン価格のほうが安いことがありますので注意しましょう。
たとえば中小企業診断士講座の「1次2次合格コース コンプリートコース」はスキルアップ割引制度を利用することで通常価格から6,600円OFFで受講できます(2023年5月現在)。
他方、中小企業診断士講座がキャンペーンを実施する際は同じコースが通常価格から11,000円OFFになることが多いです(スキルアップ割引とキャンペーン価格の併用は不可)。
このようにキャンペーン実施期間中はキャンペーンを活用したほうが安い場合があります。したがってスキルアップ割引制度を利用しようと思ったときは次の2点を確認するようにしましょう。
- 現在実施中のキャンペーンがあるか否か
- 現在実施中のキャンペーンが無い場合、少し待てばキャンペーンが実施される可能性があるか否か
1点目の「現在実施中のキャンペーン」についてはスタディング公式サイトのキャンペーン一覧ページで確認できます。
2点目の「少し待てばキャンペーンが実施される可能性」については当ブログの割引情報まとめ記事で確認できるのですが、少し補足します。
実はスタディングの各講座のキャンペーンは毎年同じ時期に実施される傾向があります。そこで過去のキャンペーン実施時期から次のキャンペーン実施時期をある程度推測することが可能です。
過去のキャンペーン実施時期から推測した「安くなりやすい時期」を割引情報まとめ記事に載せています。ぜひチェックしてみてください。

よくある質問
スタディングのスキルアップ割引制度に関するよくある質問に答えます。
過去に受講したコースや受講年度を確認したい
過去に受講したコースと受講年度はマイページの「購入履歴・領収書」ページで確認できます。次の手順を参考にしてください。
スタディング トップページ
で「ログイン」をタップしてログインします(未ログインの場合のみ)。
スタディング トップページ
の「マイページ」をタップします。
マイページが表示されます。右上の「メニュー」をタップし「会員情報」をタップします。
会員情報ページが表示されます。画面を下にスクロールすると出てくる「購入履歴・領収書」をタップします。
購入履歴の一覧が表示されます。
過去に受講したコースと受講年度の確認方法は以上です。
割引クーポンとの併用はできる?
スキルアップ割引制度を利用する際に割引クーポンを併用することは原則として可能です。私自身、スキルアップ割引制度を使って購入する際にクーポンを適用して安くした経験があります。また公式サイトのFAQにも同趣旨の回答があります(下記)。
参考 【スタディング公式】スキルアップ割引制度で購入時にクーポンは使えますか?
この記事のまとめ
今回はスタディングのスキルアップ割引制度について解説しました。制度の要点を復習しましょう。
- 「スタディングの受講経験者が以前とは別の資格試験の対策講座を受講したいときに使える割引制度」である
- 条件を満たしている限りいつでも割引を受けられる(割引終了時期が決まっていない)
- キャンペーン期間中はキャンペーンを利用したほうが安い場合があるので注意
- 割引クーポンを併用できる
スキルアップ割引制度を活用して新たな講座を受講し、経済的に資格取得を進めましょう。
以上、参考になれば嬉しいです。