アガルート司法試験・予備試験 社会人合格者37人の勉強法

アガルート司法試験・予備試験

「平日は仕事でくたくたになり、勉強できるのは朝か夜だけ。そんな状態で司法試験や予備試験を目指すのは無謀なのではないか」

アガルートの受講を考えながらも、こうした不安を抱えていませんか。周りに同じ境遇の仲間がいない社会人受験生には、自分のやり方を確かめる機会がなかなかありません。

不安なまま手探りで勉強を始めると、ただでさえ限られた時間が空回りしてしまいます。先に合格した社会人が「どこで時間を作り、何を捨て、どう続けたのか」を知っておくことは、その空回りを避ける有効な手立てになるでしょう。

そこで今回は、アガルート公式サイトの合格体験記を徹底調査し、働きながら合格した37人の勉強法を予備試験対策・司法試験対策に分けて整理しました。明日から真似できる工夫がきっと見つかります。ぜひ最後まで目を通してみてください。

※本記事は2026年7月時点で入手できる情報を基に作成しています。ただし、引用している受講生の評価は受講当時のものであり、現在とは状況が異なる場合があります。

予備試験対策の勉強法

予備試験対策の勉強法

まずは予備試験です。働きながら合格した人たちの体験記を読み比べると、驚くほど似た工夫が繰り返し登場します。時間の作り方・スキマ時間の活用・教材の使い方・論文演習・メンタル維持の5つの切り口で見ていきましょう。

朝型・夜型で捻出する平日の学習時間

平日と休日の時間設計
  • 「社会人として働きながらの受験であったため、平日に確保できる勉強時間は多くても3~4時間、土日でも7~8時間がが限界でした。」 【引用元】
  • 「特に重視していたのは、朝の勉強で、朝6時から仕事のため、家を出るまでの2時間だけは仕事に左右されずに勉強できる時間だったので、毎日必ず勉強するようにしていました。」 【引用元】
  • 「終業後は基本的に、帰宅後、12時まで大体4時間から5時間ほど勉強をし、一日の総勉強時間は、6時間から7時間程度確保するようにしていました。」 【引用元】
  • 「私は朝の方が集中力を維持しやすかったので、仕事が始まる前に2-3時間程度勉強時間を確保していました。」 【引用元】
  • 「仕事が終わってからは、疲労もありなかなか集中できなかったので、短答式試験の過去問や論証集の暗記に時間を使っていました。」 【引用元】
  • 「平日は毎朝4時半(遅くても5時半)に起きて、8時半まで通勤時間も含めて勉強していた。昼休みもご飯を食べながら勉強していた。夜は帰りの移動時間から20時まで3時間弱勉強して、寝る生活を送っていた。」 【引用元】
  • 「平日日中は仕事のため、机に座って勉強できるのは朝か夜だけです。朝が苦手なので、基本は子どもたちが寝静まった夜中に勉強していました。」 【引用元】
  • 「特に、子供はまだ小さく寝付きも悪かったため、主に勉強時間を確保できたのは仕事の合間か、深夜(23時〜2時)でした。」 【引用元】
  • 「朝は5時半に起きて6時からは勉強を開始するようにしていました(辛くて寝てしまうこともままありました)。8時半に家を出れば間に合いましたので、朝に最大2時間半の学習時間を確保しました。」 【引用元】
  • 「平日仕事後の夕方から夜と休日は大体家族と過ごしているため、子どもが起きるまでの早朝と、子どもが寝た後の夜に集中的に勉強していました。1日平均4.5時間程度です。」 【引用元】
  • 「平日は仕事があるため、通勤時間・昼休み・勤務時間終了後の時間を活用して1日5時間勉強することを目標にしていました。土曜日は終日勉強し、日曜日は午前中のみ勉強し、午後はリフレッシュのため一切勉強しないことに決めていました。」 【引用元】
  • 「その後、終業時間まで仕事をし、帰りの時間で論証集を暗記する、家に帰ってから夕食まで予備試験論文過去問のノルマを行う……これだけで、少なくとも平日フルに働いても6時間程度の勉強時間が確保できました。」 【引用元】

これらの体験記を読み比べて、私が最初に気づいたことがあります。誰一人として「時間があるかどうか」を問題にしていないのです。

彼らが決めていたのは「どの時間帯を勉強の定位置にするか」でした。朝6時からの2時間、子どもが寝静まった後の深夜、通勤電車の中。仕事に左右されない時間帯を先に押さえて、そこを毎日の固定枠にする。

時間は「探す」ものではなく、大事な会議のように自分自身と「予約する」ものなのだと、彼らの言葉は教えてくれます。

面白いのは、朝型と夜型・深夜型の両方が実在することです。朝4時半に起きた人もいれば、23時から2時に勉強した人もいます。つまり「合格者は朝型」といった正解はなく、自分の生活リズムと家庭の事情に合う時間帯を選べばよいわけです。

ただ、朝型を選んだ人たちの言葉からは、朝は仕事の疲れがなく、突発的な残業にも侵食されないという利点が読み取れます。

一方、仕事終わりは疲労で集中しにくいと感じていた人は、夜の時間帯に短答式の過去問や論証の暗記といった負荷の軽い作業を充てる使い分けをしていました。

気力が満タンのときにしかできない勉強と、疲れていてもできる勉強を分けて配置する。これは体力を消耗する社会人ならではの知恵だと感じます。

確保していた勉強時間は、ここで挙げた体験記では平日3~4時間から6~7時間程度と幅があります。

日曜の午後は一切勉強しないと決めていた人がいることにも注目してください。数年続くかもしれない戦いですから、詰め込みすぎない設計もまた立派な戦略です。

参考【アガルート公式】予備試験合格に必要な勉強時間は?何年かかる?短答・論文・口述の配分も解説

アガルート司法試験・予備試験 合格者50人の学習スケジュール
予備試験・司法試験の対策として、いつ・何を・どれくらい進めればいい? アガルートの合格者の体験記から、時期ごとの学習スケジュールをたどります。

通勤・スキマ時間は耳と倍速で学ぶ

スキマ時間の活用法
  • 「常にスケジュールより先行することを意識しながら、通勤の電車中等隙間時間さえあれば講義を4倍速で受講しました。」 【引用元】
  • 「あとは、往復2時間の通勤時間をフル活用していました。……具体的には、歩きながら論証集を聞き、聞いたことを声に出してみる(マスクをしながら小声で)。電車内では、紙の論証集の暗記をしていました。」 【引用元】
  • 「電車に乗っている時間や仕事の休憩時間にこの講座の音声を聞き流し、次に講師の先生が何をいうか、覚えてしまうくらい聞き込みました。」 【引用元】
  • 「こちらの音声データをダウンロードして移動時間やお風呂の時間に聞き流すことで暗記しやすくなりますし、隙間時間に勉強できて便利でした。」 【引用元】
  • 「通勤と休憩時間で合計2時間の隙間時間を確保できましたので、この時間は、主に短答学習と講義の聴き流しで利用しました。」 【引用元】
  • 「付属の論証集は、とても小さく持ち運びが便利だったので、子供の習い事の送り迎えの隙間時間に1つ2つと牛歩の歩みですが、潰していきました。」 【引用元】
  • 「私は、特に渥美先生の一問一答を愛用していました。通勤時の隙間時間、歩いているとき、寝る前など、あらゆる隙間時間で一問一答を用いました。」 【引用元】
  • 「気分転換に外を歩きながら聞いたり、通勤中に聞いたり、家事をしているときに聞いたりと、隙間時間をうまく活用できる点が社会人で時間がない私にとってはとてもありがたかったです。」 【引用元】
  • 「論証集の使い方は、重要問題習得講座で学んだ論理の運び方を支える幹として、条文とともに、通勤時間に暗記するようにしていました。音声ダウンロードやデジタルブックは通勤時間の勉強にとても役立ちました。」 【引用元】
  • 「アガルートの講座は全部音声のダウンロードが可能ですので、通勤の歩いている時間、電車に乗っている時間などにも利用し易く、社会人にとってはありがたかったです。」 【引用元】
  • 「必然的に通勤時間と昼休みにも勉強できるインターネット講義を選択しました。」 【引用元】
  • 「普段の勉強としては、可処分時間が少なかったので、通勤時間で総合講義100、重要問題習得講座を聞き、帰宅して就寝前に、その日に聞いた講座のテキストを確認することを行っていました。」 【引用元】

共通項は「机に向かう時間」と「耳で学ぶ時間」の二層構造です。

通勤・徒歩・家事・入浴といった手のふさがる時間は講義や論証の音声に充て、机に座れる貴重な時間は答案作成などの重い作業に取っておく。歩きながら論証を聞き、それを小声で口に出して確かめていたという人の徹底ぶりには、私も思わず唸りました。

机上の学習時間だけを比べれば学生に遠く及ばない社会人が、総学習時間でその差を埋めるとしたら、この「耳の時間」しかないのだと思います。

耳学習の対象がほぼ論証集・講義音声・一問一答に集中している点も見逃せません。いずれも1つの単位が短く、途中で中断されても痛くない教材です。

スキマ時間は細切れでいつ終わるかわからない時間ですから、そこに長大な問題演習を持ち込んでも消化不良になります。教材の粒の大きさと時間の粒の大きさを揃えることが、スキマ活用のコツと言えるでしょう。

なお、引用に登場する「音声ダウンロード」は受講当時の機能で、現在のアガルートに音声のみをダウンロードする機能はありません。その代わり、現在は無料の公式学習アプリで講義動画をダウンロードしてオフライン視聴でき、バックグラウンド再生にも対応しています。

通信量を気にせず耳で学ぶ環境という意味では、むしろ当時よりも現在のほうが整っている、というのが私の見立てです。倍速再生の段階も細かく選べるので、スキマ時間に倍速で講義を消化していく学習スタイルは現在の受講生にも引き継げます。

参考【アガルート公式】公式アプリ「AGAROOT Learning」

教材を絞り重問と論証集を反復する

教材の絞り込みと反復
  • 「結果として、ノルマを早く達成して時間に余裕ができたときには体を休め、アガルートアカデミーのテキスト以外に手を広げなかったことが合格につながったと考えています。」 【引用元】
  • 「私は時間がないので、重要問題習得講座しかやってません。しかも答案の添削も半分しか出せてません。それでも受かります。」 【引用元】
  • 「たくさん重要問題習得講座を解くことで理解や記憶を深めて応用が効くレベルの習熟度まで到達することができました。最終的には重要問題習得講座の問題と解答を覚えるに至るまでやり込みました。」 【引用元】
  • 「私は、重問を「問題集」というより「論証集の肉付け版」と考えています。どの科目も主要な論点は重問で網羅されているため、論点の見つけ方や論じ方を学ぶうえで、重問を何度も周回することが効果的でした。」 【引用元】
  • 「総括すると、重問と過去問を周回することが合格への最短ルートだと考えます。」 【引用元】
  • 問題を見た瞬間に答案構成が浮かぶぐらいまで反復しました。」 【引用元】
  • 「周回していく中で、もうバッチリという問題はスキップして、苦手な問題にドンドン絞って演習を繰り返しておりました。」 【引用元】
  • 「論文については、論証集に一元化することと並行して、ひたすら重要問題を回し、試験の1週間ほど前には論証集を見直すという勉強に切り替えました。」 【引用元】
  • 「重問と論証集を繰り返し回して解くことで基礎知識を精緻化しつつ、答練問題の起案や司法試験・予備試験の過去問検討を重点的に行いました。」 【引用元】
  • 「論文の過去問を全て解くのは現実的ではないので、予備試験の直近5年分を解きました。」 【引用元】
  • 「ベテランは基本的知識はわかりきったことで書かないから受からないというよりも、落としてはいけない基本的知識に穴があって受からないのかもしれません。モザイク状の自分の知識を埋めるために、アガルートの講座とテキストは最適だったと思います。」 【引用元】
  • 「難しい本を読んでいる人を見ると、焦ることもありますが、そんな必要はありません。まずは、基礎基本を確りと押さえることです。それを完璧にする過程で合格ラインに乗ります。」 【引用元】

ここで挙げた人たちの教材戦略は、一言でいえば「増やさない勇気」です。

重要問題習得講座しかやっていないと言い切る人、テキスト以外に手を広げなかったことこそ合格の要因だと振り返る人。時間が潤沢にあれば基本書や演習書を何冊も試せますが、社会人にはその余裕がありません。

ところが体験記を読むと、その制約が結果的に「一冊を完璧にする」王道の勉強に彼らを導いたように見えます。制約は敵ではなく、迷いを断ち切ってくれる味方にもなり得るわけです。

もう1つ注目したいのは、反復の到達点がはっきり言語化されていることです。「問題を見た瞬間に答案構成が浮かぶまで」「問題と解答を覚えるまで」。

何周すればよいかではなく、どんな状態になれば終わりかで考える。この基準の立て方なら、進捗が周回数ではなく実力で測れます。仕上がった問題は飛ばして苦手な問題だけに絞っていくという工夫も、限られた時間の密度を上げる合理的な方法です。

とはいえ、教材を絞るのは不安との戦いでもあります。書店で分厚い基本書を抱える受験生を見れば、これだけで足りるのかと焦る気持ちも生まれるはずです。その不安に対しては「まずは基礎基本」と語る体験記の言葉が1つの答えになるでしょう。

ちなみに、ここで繰り返し登場した重要問題習得講座と論証集の「使い方」は、現在の予備試験最短合格カリキュラムにも中核講座として含まれています。この「絞って回す」スタイルは、現行の講座構成でもそのまま再現可能です。

参考【アガルート公式】司法試験・予備試験講座 重要問題習得講座

参考【アガルート公式】司法試験・予備試験講座 論証集の「使い方」

論文を書く回数を仕組みで確保する

答案演習と添削の活用
  • 「そこで初めて、時間が取れない事を言い訳に実際に答案を書く量が圧倒的に少ないことに気付きました。答案を書いて添削を受ける、というあまりにも当たり前の事をサボっていたのです。」 【引用元】
  • 「そこでアガルートの重要問題習得講座の添削ありを申し込み、なるべく答案を書く様にしました。……実際に答案を書いて指摘を受ける事で、自分の書き方を覚えていきました。」 【引用元】
  • 「学習する上で、特に注意したのは、出来る限り毎日答案を書くことです。マネオプでいくら書き方を教わっても、私は、すぐにそれらを答案に落としこむことはできませんでした。そこで、答案をできる限り書くようにしました。」 【引用元】
  • 「6月から試験直前の1週間前までは、ほぼ毎日2〜3通の論文を書き、添削を受けるというサイクルを継続しました。」 【引用元】
  • 「実際に1日2通の論文を作成しても約140分しかかからず、1日140分であれば必ずしも捻出できない時間ではないと考え、昼休みや寝る前など、論文演習のペースだけは落とすことなく、継続して取り組むことができました。」 【引用元】
  • 週に一度強制的に論文を書く機会を作ることができ、更に書いた論文をプロの講師や合格者に添削してもらい、時間の使い方や論文の書き方……様々なアドバイスを頂くことができ非常に有意義で、最も合格に貢献したと考えております。」 【引用元】
  • 「このおかげで、「毎週2通の論文を書く」というルーティンが確立できたことは大きかったです。」 【引用元】
  • 「マネージメントオプションで論文答案の作成・添削を毎週行っていただいたことが間違いなく力になっていたと思います。論文答案は実際に書いて悩まない限り上達しないと思いますので、そこを毎週避けることなく取り組む環境が整っていたのが非常に大きいと思います。」 【引用元】
  • 「添削が非常に丁寧でした。励ましの言葉なども書かれていて、元気をもらえました。また、「時間内に典型論点がしっかり書けるのか」を確認できたため、非常に役立ちました。」 【引用元】
  • 「直前期はとにかく1日1問は過去問を起案して、手書きすることを心がけて実践していた。」 【引用元】
  • 「特に答練については、絶対に全科目フルサイズでの起案をし、しかも本番と同じ条件(時間制限や、六法、筆記具など)で問題を解くことを意識し、本番でなにが課題になるのかをあぶりだすような対策をしていました。」 【引用元】
  • 「マネージメントオプションでは、WEB講座を視聴するとともに、早い段階から答案の起案を行い、アガルートの講師に添削していただけたため、インプットしながらアウトプットも並行して学習を進めることができ、非常に力が付いたと実感しました。」 【引用元】

社会人受験生が一番後回しにしがちなのが、答案を書く練習です。司法書士として働き始めて10年目だった人の「答案を書く量が圧倒的に少ないことに気付きました」という告白は、痛いほど正直だと思います。

疲れて帰宅した夜、講義を視聴したり論証を読んだりする勉強は始めやすい一方、白紙に向かって答案を書き上げるのは腰が重い。時間がないという事実が、書かないことの言い訳として機能してしまうのです。

彼らの解決策は、意志の力ではなく仕組みでした。「毎週2通」「ほぼ毎日2~3通」と頻度を数字で決め、添削への提出を締切として自分に課す。提出先があると、書くことが選択ではなく予定になります。

仕事で締切に追われている社会人なら、締切の持つ強制力の凄みは身に染みてわかっているはずです。それを自分の勉強に転用したのだと考えると納得しやすいのではないでしょうか。

1日2通書いても約140分という試算を示してくれた体験記もあり、「フル起案は休日にしかできない」という思い込みを崩してくれます。

なお、引用に登場する「マネオプ(マネージメントオプション)」は受講当時の個別指導オプションで、現在の予備試験最短合格カリキュラムには含まれません(2024年度で販売終了)。

ただし現在のフルカリキュラムには、200通を超えるオンライン添削、プロ講師による定期的な個別コーチング、口頭で答案を検討してもらえる口頭論文添削などが用意されています。「書かざるを得ない環境を買う」という発想は、現在の講座でも実践可能です。

参考【アガルート公式】司法試験・予備試験講座 予備試験最短合格カリキュラム

モチベーション維持と両立の割り切り

継続とメンタルの工夫
  • 「寝かしつけの際にそのまま寝落ちしてしまうことも多々ありましたが、学生と違って若くない分、「1年でも早く合格しなければ損失が大きいし、家族に迷惑をかける期間も長くなってしまう!」と自分を奮い立たせ、机に向かいました。」 【引用元】
  • 「逆に、残業が続くと、勉強の時間が確保できないばかりか、休日の起床が遅れるなど、勉強時間の確保、リズムが崩れがちです。そのため、一定時間を過ぎたら、勉強、残業をしないという割り切りが大事と思います。」 【引用元】
  • 「仕事ではストレスが避けられませんので、精一杯仕事に集中した後は、嫌なことは忘れるという能力も受験生にとって必要なのかもしれません。要は、会社の外に出たら、仕事のことは考えないことが大切ではないでしょうか。」 【引用元】
  • 「社会人となって再受験を決めた際は、周囲に意思を表明して、自分を追い込み、「なにがなんでも来年受かる」と目標を定めました。」 【引用元】
  • 「受験期間を通じて特に重要視したことは、計画性です。 合格までの年単位の計画を立てた上で、週単位、日単位、時間単位に分割して管理していました。」 【引用元】
  • 「2021年の12月から勉強を始め、子どもが体調を崩した数日を除き、1日も欠かしていません。」 【引用元】
  • 「GI値の低い食品を摂って食後の眠気を防止する、SNSのアカウントを削除する、娯楽品を売る、スマホに使いすぎ防止のアプリを入れるなどして、少ない時間にできるだけ集中して勉強できるように工夫しました。」 【引用元】
  • 「やる気が出ないときに、とりあえず音楽をかける感覚で講義を流し始めると強制的に勉強スイッチが入るので、そういった使い方もしていました。」 【引用元】
  • 「学生に比べると時間がない事は間違いありませんが、勉強は時間ではなく質が大事です。」 【引用元】
  • 「社会人として働きながらの勉強になると、毎日の勉強時間を確保して、モチベーションを維持することが最大の課題になりますが、マネオプで毎週しっかりと学習の進捗管理をしてもらえるため、自分に妥協しない勉強を貫くことができます。」 【引用元】
  • 「社会人として働きながら受験する中で、合格すれば返金されるという制度は経済面・精神面な支えとなり、モチベーション維持にもつながると感じました。」 【引用元】
  • 「この年の春、出先の管理職として地方に単身赴任することになった。単身赴任は数年続くことが予想されたので、一念発起してこの間に予備試験合格を目指すこととした。」 【引用元】

このテーマの体験記を貫くのは、「頑張り続ける」のではなく「頑張らなくても続く状態を作る」という発想です。

SNSのアカウントを消し、娯楽品を売り、スマホに制限アプリを入れる。やる気が出ない日は、音楽をかける感覚でとりあえず講義を再生してしまう。気合いではなく環境と仕掛けで自分を動かしているのがわかります。

数年に及ぶかもしれない受験生活で、毎日気合いを入れ直すのは現実的ではありません。意志力は有限の資源だと割り切って、それを消費しない仕組みを整えるほうが賢明です。

私が特に共感したのは、仕事と勉強の間に意図的な境界線を引くという割り切りです。一定時刻を過ぎたら勉強も残業もしない、会社の外に出たら仕事のことは考えない。

真面目な人ほど、仕事の悩みを引きずったまま机に向かい、集中できない自分にまた落ち込むという悪循環に陥りがちです。両立とは仕事と勉強を混ぜることではなく、切り替えの練習なのだと、この体験記は教えてくれます。

外部の力を借りるのも有効です。周囲への意思表明で退路を断った人、毎週の進捗管理で自分に妥協できない状況を作った人がいました。

また、合格すれば返金される制度が経済面・精神面の支えになったという人もいます。ただし、アガルートの全額返金制度は合格すれば自動的に返金されるわけではなく、合格体験記の提出やインタビュー出演など所定の要件を満たす必要がある点は正しく理解しておきましょう。

それでも「合格すれば費用を大きく取り戻せる」という設計が長丁場の心の支えになることは、体験記の言葉が証明しています。

参考【アガルート公式】司法試験・予備試験・法科大学院入試 合格特典

司法試験対策の勉強法

司法試験対策の勉強法

予備試験を突破した後の司法試験には、社会人ならではの別の戦い方があります。働きながら司法試験に合格した人たちの体験記から、4つのポイントを見ていきましょう。

予備試験との分量差に慣れる

分量への適応
  • 「私は予備試験合格者だったため、司法試験に対する基礎的な力は既に身についている状態でした。そのため、私は予備試験と司法試験で一番異なる点を対策して埋めるということが必要だと感じておりました。」 【引用元】
  • 「私は司法試験の、特に論文式試験の出題形式に慣れるということを最大のテーマとして勉強をしていきました。」 【引用元】
  • 「その結果、用紙8枚・試験時間2時間という大ボリュームのテストに慣れることができ、自分の中でペースを配分して本番に臨むことができました。」 【引用元】
  • 「司法試験は,予備試験とボリュームがずいぶん違うので,予備試験の問題を解くようには解けませんでした。そのため,8科目中7科目が途中答案になってしまいました。」 【引用元】
  • 「2017年の試験では,途中答案をなくすことが至上命題となりました。そのためには,さしあたり,字を書く速さそのものを向上させようと努力しました。」 【引用元】
  • 「そのおかげで、どちらの科目も司法試験では6ページ以上もの分量を書くことができ、合格につながったものと思います。」 【引用元】
  • 「司法試験の問題は分量も多いとともに深い思考が求められるものばかりであり、制限時間内に書き抜く力が重要であると感じたため、これらの講座では、実際に過去問を制限時間内に解いて答案を作成し、書き抜く力を訓練するために活用していました。」 【引用元】

予備試験に受かるだけの実力者が、司法試験の1回目で8科目中7科目を途中答案にしてしまった。この体験談は衝撃的ですが、司法試験の本質を突いています。予備試験合格者にとってさえ、司法試験の最初の壁になり得るのは知識ではなく分量と時間なのです。

司法試験の論文は1問あたりの答案枚数も試験時間も予備試験より大きく、同じ感覚のままでは書き切れないおそれがあります。

マラソンの練習しかしていないランナーが、いきなり距離もペース配分も違うレースに放り込まれるようなものだと想像すると、その戸惑いが少し実感できるのではないでしょうか。

だからこそ、働きながらの受験生も「フルサイズで時間を計って書く」訓練を意識的に組み込んでいました。日々の学習が細切れになりがちな社会人にとって、本番と同じ時間感覚で答案を書き抜く機会は放っておくとゼロになりかねません。

字を書く速さそのものを鍛えたという人までいて、分量への適応がいかに切実な課題だったかが伝わってきます。

なお、令和8年からは司法試験が短答式・論文式ともにパソコンで受験するCBT方式へ移行するため、「手で書く速さ」という課題はタイピングや画面上での答案構成に姿を変えていきます。

それでも「本番の形式と分量に慣れておく」という本質は変わりません。アガルートが本番に近いCBT演習環境を用意している点は、この課題意識が現在の講座設計にも引き継がれている証拠と言えるでしょう。

参考【アガルート公式】司法試験・予備試験講座 CBT方式にも完全対応

参考【法務省】司法試験及び司法試験予備試験のデジタル化について

過去問を学習の軸に据える

過去問の使い方
  • 「具体的な論文式試験対策としては、とにかく過去問を解きまくるということをしました。世の中的にはだいたい7年から10年分くらいの過去問を解くのが相場かなと思いますが、私は選択科目を含めて全年度分を解くようにしました。」 【引用元】
  • 「まず,論文過去問につき平成18年度から平成28年度まですべての問題・出題趣旨・採点実感を検討して書くべきことの感覚を掴みました。」 【引用元】
  • 「私が合格する上で必要だと感じるのは,過去問を中心に法律問題の解決の仕方を学び,それに必要な知識を体系的に効率よくインプットすることであると思います。」 【引用元】
  • 「講座で使われている問題は予備試験・司法試験の過去問であったため、通常通り、答案構成、実際の起案を行いました。その後、講座を聴き、その後復習に努めるという、いたってオーソドックスな使い方をしました。」 【引用元】
  • 「勉強の範囲を無駄に広げることなく、過去問及び重要問題習得講座の問題を繰り返し繰り返し解き、不明な点をアガルートの総合講義テキストに戻って確認し、情報をテキストに一元化することで試験当日に持参していくものを完成させました。」 【引用元】
  • 「試験場では条文が自分を助けてくれる唯一のものであると1回目の受験の時に強く感じたため(特に会社法)、問題を解くたびに条文をきちんと引くことを意識しました。」 【引用元】
  • 「経済法の過去問についても、とにかく全年度分を解くということを目標に解いていきました。……ある程度知識が身についた段階では、とにかく手を動かすのが重要だと思います。」 【引用元】

ここまで見てきた体験記では、予備試験期の学習の軸が重要問題習得講座だったのに対し、司法試験期の軸は明確に過去問へ移っています。ここで大事なのは、過去問を単なる「解く素材」ではなく「出題者との対話の素材」として扱っている点です。

問題だけでなく出題趣旨や採点実感まで検討して「書くべきことの感覚」を掴んだという言葉に、それがよく表れています。

司法試験は出題側が求める答案の水準を文書で公開してくれる、珍しい試験です。忙しい社会人こそ、この公式の採点基準を読み込むことが最短距離になります。

解く量は「選択科目まで含めて全年度」という人もいれば、一定期間分を徹底的に検討した人もいて、可処分時間との相談で幅があります。

ただ、量の多少にかかわらず共通するのは、解きっぱなしにしないことです。不明点は総合講義のテキストに戻って確認し、情報を一元化して「試験当日に持参するもの」を作り上げる。問題を解くたびに条文を引く。こうした地道な往復が、答案の土台を固めていくのだと思います。

現在の予備試験最短合格カリキュラムは、予備試験合格後に追加のカリキュラムを購入しなくても司法試験まで対応できる設計とされていますが、司法試験段階では論文過去問解析講座の活用が公式に推奨されています。

選択科目も8科目すべてに対応しており、選んだ科目の対策講座パックがカリキュラムに含まれる構成です。「予備試験に受かった後の教材をどうするか」という心配を抱えずに受講を始められる点は、社会人には安心材料でしょう。

参考【アガルート公式】司法試験・予備試験講座 司法試験 論文過去問解析講座

参考【法務省】司法試験の結果について

短答と教材のメリハリ戦略

優先順位の付け方
  • 「司法試験合格のために,自分にとってもっとも必要な勉強は何か,ということを常に意識して勉強するように心がけました。」 【引用元】
  • 「会社員であるため勉強に割ける時間には限りがあり,予備試験最終合格から約半年という期間しか残されていなかったためです。」 【引用元】
  • 「時間がなく,法科大学院に通っていないため法律に関する深い知識や最先端の知識がない自分にとっては,判例百選を読み込むことは,時間だけが奪われ,消化不良に終わることが明らかでした。」 【引用元】
  • 「前年の予備試験の成績がEFレベルだった憲法と行政法について,アガルートの総合講義100を利用し,判例知識を中心に再確認することとしました。」 【引用元】
  • 「一方で、足切りがそこまで厳しくない短答式試験は、予備試験の成績がよかったこともあってリソースを割かないことに決めました。」 【引用元】
  • 「択一試験対策に関してはあまり時間、労力をかけたくなかったこともあり、直前期のアガルートアカデミーで実施されていた無料公開のポイント講義などを大いに活用させていただきました」 【引用元】
  • 「なお,勉強時間があまりとれないため,他の予備校の模試や答練は一切受けませんでした。」 【引用元】
  • 「司法試験1回目の受験後,アガルートの総合講義100を受講しました。過去問と親和性が高い本講座は,過去問演習を中心に勉強していた私にとって,インプットを合理化・効率化させてくれました。」 【引用元】

司法試験段階の体験記で私の目を引いたのは、「何をやるか」よりも「何をやらないか」の決断の潔さです。

判例百選の読み込みを見送る、短答にリソースを割かない、他の予備校の模試や答練は一切受けない。どれも一般には推奨されそうな勉強を、あえて捨てています。予備試験合格から本番まで約半年で働きながらとなれば、全部やるという選択肢は最初から存在しません。

ただし誤解してほしくないのは、彼らの「捨てる」判断には必ず根拠があることです。短答を軽くした人は予備試験の成績が良く、判例百選を見送った人は消化不良に終わることが明らかという自己分析を持っていました。

しかも捨てる一方で、成績が振るわなかった科目には講座を追加投入してピンポイントに補強しています。やみくもな間引きではなく、自分の成績データに基づく選択と集中なのです。

この「もっとも必要な勉強は何か」を常に問い直す姿勢は、限られた資源で成果を出すという意味で、仕事のプロジェクト管理とまったく同じ思考だと感じます。日々の業務で優先順位づけを鍛えられている社会人には、むしろ適性のある戦い方ではないでしょうか。

背景として、司法試験の短答式が憲法・民法・刑法の3科目で、法律7科目に一般教養まで課される予備試験の短答式より科目数が少ないという制度上の事実も押さえておきたいところです。

予備試験を突破した人にとって、司法試験の短答対策の負荷を調整する余地は確かにあります。もっとも、これはあくまで各自の成績と相談して決めるべきもので、誰にでも当てはまる定石ではありません

参考【アガルート公式】司法試験・予備試験講座 総合講義300

アガルート司法試験・予備試験講座 合格者が実践した短答対策とは?
アガルート受講生の声をもとに、予備試験と司法試験それぞれの短答攻略法を読み解きました。あなたの戦略づくりのヒントがこの記事できっと見つかります。

毎日の維持学習と本番への調整

維持学習と本番準備
  • 「私の司法試験受験生活は、仕事・育児・家事との両立が最大の課題でした。 まとまった勉強時間を確保することは難しく、いかに隙間時間を見つけて積み重ねるかを日々考えていました。」 【引用元】
  • 「仕事の休憩時間、子どもが寝た後のわずかな時間、休日には子どもをショッピングモールで遊ばせている間にベンチでテキストを読むこともありました。」 【引用元】
  • 「「「論証集」の使い方」は網羅性に非常に優れているため、隙間の時間を活用しながら毎日触れることで極力覚えるように意識して活用しました。」 【引用元】
  • 「「判例百選スピード攻略講座」は答案の型をまるごと学べる点で非常に優れているため、典型論点は論点レベルにとどまらず答案レベルで瞬時に回答筋を思い浮かべることができるように、こちらも毎日触れることで答案の書き方のイメージを体に染み込ませるように意識して活用しました。」 【引用元】
  • 「また、司法試験の過去問についても、出題を全問フルで検討するのは休日のみとし、平日は設問1のみを検討する、というように細切れで取り組むようにしました。」 【引用元】
  • 「実際、論文試験の休憩時間に目を通していた論証集の論点が本試験に出ることが、予備試験・司法試験を通して何度もありました。」 【引用元】
  • 「そしてこの講座の音声は司法試験に合格するまで何度も毎日繰り返し聴いていました。」 【引用元】
  • 「何度も平素より重要問題習得講座の問題を解き、しっくりこない場合には判例百選スピード攻略講座などを活用して、典型問題などは頭に直ぐに浮かぶようにまで用意しておりました」 【引用元】
  • 「今年の合格に一番影響を与えたであろうことは、必ず合格するという強い気持ちであったと思います。就寝前には毎晩、自宅から試験会場に行き問題を解いている自分の姿をイメージし、いろいろなパターンをシミュレーションしていました。」 【引用元】
  • 「そのため、試験当日はイメージどおりに行動することができました。」 【引用元】

ここで挙げた人たちの司法試験期の日常運用は、「平日は維持、休日はフル演習」という二層構造に集約されます。

過去問を全問フルで検討するのは休日だけにして、平日は設問1つだけを検討する。論証集や判例教材には毎日触れて、覚えた知識と答案の型を錆びつかせない。司法試験は8科目という広大な範囲との戦いですから、社会人にとっての真の敵は難問ではなく忘却です。

毎日少しずつでも全体に触れ続けるという地味な習慣が、その忘却への最も有効な防波堤になっていました。

これらの工夫の一部は、予備試験の時期から続けてきた受験生活全体の知恵でもあります。子どもをショッピングモールで遊ばせている間にベンチでテキストを読んだという場面には、生活と勉強を切り分けるのではなく、生活の中に勉強を溶け込ませる境地すら感じました。

試験の休憩時間に目を通していた論証集の論点がそのまま本試験に出たという話は、最後の1分まで反復をやめなかった人へのご褒美のようで、読んでいて胸が熱くなります。

本番への調整として、毎晩就寝前に試験当日の自分をイメージし、さまざまなパターンをシミュレーションしていたという人もいました。

模試を受ける時間すら惜しい社会人にとって、頭の中で本番のリハーサルを繰り返すのは費用も時間もかからない準備です。当日イメージどおりに行動できたという結果まで含めて、心の整え方も勉強のうちなのだと教えられます。

参考【アガルート公式】司法試験・予備試験講座 判例百選スピード攻略講座

働きながらでは無謀という疑問への回答

働きながらでは無謀という疑問への回答

ここまで読んで、こう感じた方もいるはずです。「そうは言っても予備試験の最終合格率は3%前後の最難関。働きながらなんて、やはり無謀では?」と。

もっともな疑問だと思います。数字の上で予備試験が極めて難しい試験であることは事実です。しかも本記事で紹介したのは合格にたどり着いた人の言葉だけで、途中で断念した人の声は含まれていません。その意味で、体験記は常に成功例に偏ったサンプルです。

それでも私は、働きながらの挑戦を無謀とは考えていません。理由は3つあります。

第一に、今回の37人は特別な環境の人ばかりではないことです。フルタイム勤務、育児との両立、単身赴任、50代での挑戦。

むしろ制約だらけの人たちが、時間帯の固定・教材の絞り込み・書く仕組み化という「設計」で合格をたぐり寄せていました。才能ではなく設計なら、真似できます

第二に、期間の見積もりを誤らなければ戦えることです。アガルート公式も、社会人が予備試験合格までに要する期間の目安を3年~3年半程度と示しています

1年で受からなくても計画どおりと構える長期戦の覚悟があれば、途中の不合格は失敗ではなく通過点と捉えられるでしょう。

第三に、予備試験さえ突破すれば、見通しは大きく開けることです。予備試験合格の資格で司法試験を受験した人の合格率は、令和4年から令和7年まで4年連続で9割を超えています

誰でも合格できる試験だとは言いません。ただ、「働きながらだから無理」と最初から自分を除外する理由もまた、どこにもないのです。

参考【アガルート公式】【これが現実】社会人で予備試験&司法試験に合格した体験談!勉強法は?働きながら独学は無謀?

アガルート司法試験・予備試験講座 合格率・合格者数の実態
アガルート司法試験・予備試験講座の合格実績を知りたい方は必見。公表された合格率・合格者数・占有率を読み解きます。数字の意味を正しく理解して、講座選びの材料にしましょう。

この記事のまとめ

最後に、37人の体験記から見えた勉強法の要点を振り返ります。

予備試験対策
  • 仕事に左右されない時間帯(朝・深夜など)を毎日の固定枠として先に押さえる
  • 通勤・家事などの細切れ時間は論証集や講義音声の「耳学習」に充てる
  • 教材は増やさず、重要問題習得講座と論証集を「見た瞬間に答案構成が浮かぶ」まで反復する
  • 添削や答練を締切として使い、論文を書く回数を仕組みで確保する
  • 意志力に頼らず、環境づくりと割り切りで「頑張らなくても続く状態」を作る
司法試験対策
  • 予備試験との分量差に慣れることを最優先し、フルサイズで時間を計る演習を組み込む
  • 出題趣旨・採点実感まで含めて過去問を学習の軸に据える
  • 自分の成績データを根拠に「やらないこと」を決め、弱点だけをピンポイントで補強する
  • 平日は毎日の維持学習、休日はフル演習という二層構造で忘却と戦う

こうして並べてみると、どれも派手さのない工夫ばかりです。しかし、37人の体験記で語られていたのは、まさにこの地味な設計の積み重ねでした。

時間がないことを嘆く段階から、時間がない前提で設計する段階へ。その一歩を踏み出した瞬間から、社会人の受験勉強は始まるのだと思います。

数年後、アガルートの合格体験記を書く側に回るのは、今夜の帰り道に最初の講義を再生したあなたかもしれません。

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