「他の予備校や通信講座で勉強してきたけれど、思うように進まなかった。アガルートに乗り換えたい。でもまた受講料を払うのは正直つらい」。そんな気持ちを抱えていませんか。
一度お金を払って学んだ経験があるからこそ、次の一歩は慎重になる。これは自然なことだと思います。
アガルートには、まさにこうした人のための「他校乗換割引」という制度があります。ただ、申請のタイミングや併用のルールを知らないまま申し込むと、本来受けられるはずの割引を逃してしまうこともあり得ます。
そこで今回は、アガルートの他校乗換割引について、対象者・対象講座・利用手順・注意点の順に整理しました。この記事を読み終える頃には、自分が割引の対象かどうか、どの順番で手続きを進めればよいかがはっきりするはずです。
※本記事は2026年9月時点で入手できる情報を基に作成しています。
他校乗換割引の概要

他校乗換割引は、アガルート以外の予備校や通信講座で学習していた人向けの割引制度です。まずは全体像をつかみましょう。
対象者と割引率
はじめに、他校乗換割引の対象者と割引率について要点を押さえておきましょう。
- 対象者:アガルートで受講したい講座と同じ試験を扱う他社の有料講座を受講していた人
- 割引率:多くの講座で20%OFF(一部の講座では10%OFF)
- 割引の形:事前に申請して受け取ったクーポンを、購入時に適用する
- セール中の講座:セール価格からさらに割引される
注目したいのは「有料講座」という条件です。他校の無料体験や無料講座を試しただけでは、この要件を満たすとは言えません。
司法試験・予備試験講座には独自の条件があり、乗り換え元が「初学者向けの全科目一括の講座(入門講座・基礎講座など)」である必要があります。単科講座だけを受講していた場合は対象外です。
20%という割引率は、初めてアガルートを受講する人が使える割引としては、多くの講座で最上位の水準にあります。
割引が設けられている講座
他校乗換割引は、アガルートのすべての講座にあるわけではありません。2026年9月時点で、公式サイトに他校乗換割引のページが設けられている講座は次の通りです。
- 司法試験・予備試験講座
- 行政書士試験講座
- 司法書士試験講座
- 弁理士試験講座
- 宅建試験講座
- マンション管理士試験・管理業務主任者試験講座
- 賃貸不動産経営管理士試験講座
- 不動産鑑定士試験講座
- 土地家屋調査士試験・測量士補試験講座
- 測量士試験講座
- 公務員試験講座
- 教員採用試験講座
- 社労士試験講座
- 衛生管理者試験講座
- 国内MBA入学試験講座
- 中小企業診断士試験講座
- FP技能検定講座
- 貸金業務取扱主任者試験講座
- 通関士試験講座
- 気象予報士試験講座
- 技術士試験講座
- 社会福祉士国家試験講座
- 介護福祉士国家試験講座
- 介護支援専門員(ケアマネジャー)試験講座
- 臨床工学技士国家試験講座
- 第2種ME技術実力検定講座
- 公認心理師試験・臨床心理士資格試験講座
- データサイエンス講座
- ITパスポート試験講座
- 日本語教員試験・日本語教育能力検定試験講座
- ドイツ語技能検定講座
- 実用イタリア語検定講座
- JNECネイリスト技能検定講座
このように、アガルートの数多くの講座で他校乗換割引を利用できます。他方、採石業務管理者講座や競売不動産取扱主任者講座のように他校乗換割引が設けられていない講座もあります。
受講したい講座が上の一覧にない場合は、講座ページの「各種割引制度」を確認してみてください。制度は予告なく変わることがあるため、申し込み前に最新の案内を見ておくと安心です。
割引の対象になるプラン
他校乗換割引が設けられている講座でも、その講座の全商品が割引になるわけではありません。対象になるプランには一定の傾向があります。
- 入門カリキュラム・中上級カリキュラム・合格カリキュラムなどの主要なプランは対象になることが多い
- フルとライトの区分がある講座では、フルのみが対象になることが多い
- 総合講義など、講義だけを単体で購入する商品は対象外とされることが多い
- 速習カリキュラムやキックオフ講座などの短期版、ゼミ・定期カウンセリング・添削オプションなどの追加サービス、科目別講座は対象外と注記されている例が目立つ
ただし、これはあくまで傾向です。司法書士講座や中小企業診断士講座のようにライト版を対象に含める講座もあれば、臨床工学技士講座のように全科目の総合講義が対象になる講座もあります。
「フルなら可」「講義単体は不可」と決めつけず、各講座の割引制度ページに載っている対象講座の一覧で、自分が買いたい商品名が含まれているかを確かめるのが確実です。特にライト版を検討している人は、割引を前提に予算を組む前に一度確認しておきましょう。
他校乗換割引の利用手順

他校乗換割引は、申し込みの途中で自動的に適用されるものではありません。事前に申請してクーポンを受け取り、それを購入時に使う流れです。確認・申請・適用の3段階に分けて手順を見ていきます。
対象講座と申請条件を確認する
最初にやるべきことは、受講したい講座のページで他校乗換割引の内容を確認することです。対象者・割引率・対象講座・注意事項は講座ごとにまとめられているので、自分の状況と照らし合わせながらチェックしましょう。
- 自分が対象者の条件に当てはまるか(他校の有料講座の受講歴があるか)
- 購入したいプランが対象講座の一覧に含まれているか
- 証明書として提出できるもの(受講証・領収書など)が手元にあるか
対象者やプランをチェックするには、各講座の「各種割引制度」のページを見てください。例えば行政書士講座であれば、次のページに再受講割引や家族割引などと並んで他校乗換割引の対象者・対象講座・申し込み方法が載っています。
証明書は、他校で受講していた事実を示す受講証や領収書などのデータです。紙しか手元にない場合はスマートフォンで撮影したものを提出できますし、受講証や領収書のスクリーンショットでも申請できると案内されています。
なお、申請にはアガルートの会員登録とログインが必要なので、未登録の人は先に済ませておきましょう。
参考【アガルート公式】トップページ(上部より無料会員登録可)
申請フォームで証明書を提出する
条件とプランを確認できたら、アガルートにログインし、クーポン申請フォームから申請します。入力項目は多くなく、証明書のデータさえ用意してあれば短時間で済むでしょう。
- 受講希望の試験種を選ぶ(すでに持っている資格ではなく、これから受講する試験を選ぶ)
- 割引制度名の一覧から「○○試験 他校乗換割引」を選ぶ
- 表示される対象講座の一覧に、購入したいプランが含まれているか確かめる
- 証明書(受講証・領収書等)のデータをアップロードする
- 申請ボタンを押し、申請完了画面が表示されたら終了
証明書のファイル形式は JPEG・PNG・PDF のいずれかでなければなりません。写真で提出する場合は影が入らないようにし、文字がはっきり読める状態にしておきましょう。
アガルート公式の申請フォームと、画面付きの詳しい流れを説明した手順解説ページは次の通りです。
審査結果を受けてクーポンを適用する
申請後は審査が行われ、結果がアガルートのカスタマーセンターから会員登録のメールアドレスに届きます。目安は申請から2営業日以内です。承認されると、購入手続きの画面でクーポンを選べるようになります。
- 購入したい講座をカートに入れ、申し込み画面に進む
- 「ポイント&クーポン」画面の「現在お持ちのクーポン」で他校乗換割引を選び、反映する
- 支払金額が割引後の金額になっていることを確認してから、申し込みを完了する
2営業日を過ぎてもメールが届かない場合は、まず迷惑メールフォルダを確認してください。それでも見当たらなければ、購入画面のクーポン欄に他校乗換割引が表示されているかを見るか、カスタマーセンターに問い合わせます。
審査結果のメールは自動送信で、宛先を後から変えることはできません。会員登録のメールアドレスが受信できる状態かどうかも、申請前に確認しておきたいところです。否認された場合は、示された否認理由を確認したうえで、再度フォームから申請できます。
他校乗換割引の注意点

他校乗換割引の手続き自体は難しくないものの、タイミングや併用のルールを誤ると割引を受けられなくなりかねません。ここでは、割引を確実に受けるために押さえておきたい注意点を3つ取り上げます。
購入後の申請は不可
一番大切なのは、申請を講座の購入前に済ませることです。
- クーポン申請フォームからの申請
- 審査結果の確認(申請から2営業日以内が目安)
- 購入画面でのクーポン選択と、割引後の金額の確認
アガルートは、購入手続き後の申請は受け付けないと明言しています。クーポンを使わずに申し込んでしまった場合、後から割引分を返金してもらったり、ポイントで補填してもらったりすることもできません。
特に気を付けたいのは、セールの終了間際に申し込もうとしている場合です。審査結果の連絡まで2営業日ほどかかることがあるため、土日や祝日をはさむと、セールが終わってから承認が届くということも起こり得ます。
「セール価格からさらに20%OFF」を狙うなら、セール終了日から逆算して、余裕を持って申請しておきましょう。
他の割引・クーポンとは併用不可
他校乗換割引は、アガルートの他の割引制度と併用できません。受験経験者割引や家族割引など、複数の制度に当てはまる人は、どれか一つを選ぶことになります。
| 組み合わせ | 併用 |
|---|---|
| 他校乗換割引+他の割引制度(受験経験者割引など) | 不可 |
| 他校乗換割引+その他のクーポンコード | 不可 |
| 他校乗換割引+セール・キャンペーン価格 | 可 |
アガルートがFAQで案内しているのは、割引率の高いものを選ぶという考え方です。
例えば、他校で学習した経験があり、かつその試験を受験したこともある人は、他校乗換割引(多くの講座で20%)と受験経験者割引(多くの講座で10%)の両方に該当することがあります。この場合は割引率の高い他校乗換割引を選ぶのが得策です。
一方、セールとの併用は可能で、セール価格からさらに割引されます。ただし「30%OFFのセールに20%OFFの割引を重ねれば50%OFF」ではなく、セール後の価格に対して20%の割引がかかる計算です。
不鮮明な証明書は否認される
申請時にアップロードする証明書が不鮮明で内容を確認できない場合、申請は否認されることがあります。写真の写りが悪いだけでやり直しになるのはもったいないので、提出前にひと手間かけておきましょう。
- 受講証や領収書など、他校の有料講座を受講していたことがわかるものを用意する
- ファイル形式は JPEG・PNG・PDF
- 写真で撮る場合は影が入らないようにし、文字がはっきり読める状態にする
- 受講証や領収書のスクリーンショットでも申請できる
そもそも証明書で示す必要があるのは「他校の有料講座で学習していた」という事実です。無料の講座や無料体験の記録では、この要件を満たすことはできません。
もし否認されても、否認理由が示されるので、内容を見直したうえで再度フォームから申請できます。一度の否認で諦めないでくださいね。
この記事のまとめ

アガルートの他校乗換割引は、他校で一度学んだ経験を「無駄なお金を払った過去」ではなく「割引を受けられる資格」に変えてくれる制度です。最後に、この記事の要点を振り返ります。
- 対象者は、アガルートで受講したい講座と同じ試験を扱う他社の有料講座を受講していた人
- 割引率は多くの講座で20%OFF(一部の講座は10%OFF)で、セール価格からさらに割引される
- 対象になるプランは主力カリキュラム(多くはフル)が中心
- 手順は「講座ページで対象講座を確認→申請フォームで証明書を提出→審査結果を受けて購入時にクーポンを適用」の3段階
- 申請は必ず購入前に済ませる。他の割引・クーポンとは併用できず、不鮮明な証明書は否認されることがある
他校での学習がうまくいかなかったとしても、そこで積み上げた時間と費用が消えてしまうわけではありません。他校乗換割引を使えば、受講料の負担を抑えつつ、新しい環境で学び直せます。
受講したい講座が決まったら、まずは割引制度を確認し、早めに申請を済ませておきましょう。あなたの再スタートが、今度こそ合格につながることを願っています。



