2018年から資格対策通信講座の研究を続けている杉山貴隆です。
「アガルート行政書士試験講座を受講したいけど、その前に受講した人の意見を聞いてみたい」
そう思っている方に向けて、今回はアガルート行政書士試験講座「入門総合カリキュラム フル」を実際に購入・受講してレビューします。この記事を読んでわかることは主に次の3つです。
- アガルート行政書士講座を受講した感想
- アガルートの評判まとめ・特徴・他社との違い・メリット・デメリット
- 最安値で購入し受講する方法
ぜひ参考にしてみてください。
※本記事は2026年3月時点で入手できる情報を基に作成しています。ただし、レビューの内容および引用している受講生の評価は受講当時のものであり、現在とは状況が異なる場合があります。
アガルート行政書士講座を受講してレビュー
アガルート行政書士試験講座「2022年度合格目標 入門総合カリキュラム フル(豊村クラス)」を受講してレビューします。
「入門総合講義」のレビュー

アガルート行政書士試験講座の入門総合講義をひとことで言い換えると豊村講師の熱量に引き込まれる行政書士入門です。
入門総合講義では行政書士試験の試験範囲である民法・行政法・憲法・基礎法学・商法・一般知識について基本知識を習得していきます。豊村講師がテキストに沿って解説を進めていき、受講生は講師の指示にしたがってテキストに書き込みつつ聴講します。

豊村講師の講義は「わかりやすい・エモい」という前評判を聞いてはいましたが、私も実際に聞いてみて「なんて熱量たっぷりな講義なんだ!」と驚きました。豊村講師の声のトーンや話の進め方に心を掴まれて、無意識に聞き入ってしまうんです。
そもそも講義とか授業って眠くなるので「勉強したいのに続かない」と悩む人が多いですよね。でも豊村講師の講義は「もっと聴き続けたい」と感じるくらい理解しやすく面白い。受講生としては断然勉強がはかどるので、この講師が人気になるのもわかります。
豊村講師の講義の特徴としてガイダンスがしっかりしていることが挙げられます。各科目の最初の講義でその科目の概要と得点戦略が明示されるんです。なので「これから何をどう学んでいくのか」「どうすれば合格に近づけるのか」が見通せます。
用語や概念の説明も具体的でわかりやすいです。たとえば次の画像は「内閣府」の調整役としての役割について説明している例。

豊村講師は男女共同参画を具体例として次のように説明しています。
ニュースや新聞なんかで縦割り行政って聞いたことあるでしょう。あれは何かっていうと、法務省とか総務省とか文科省とか厚労省とかの省庁が縦割りになっていて融通が利かないと。うまいこと行政が進んでいかない1つの原因だなんて言われているわけですね。
ところが男女共同参画の話っていうのは厚生労働省にも関係があるだろうし、もしかしたら文部科学省にも関係があるだろうし。例えば財源が必要だってことになったら財務省も関係あるかもしれないじゃないですか。1つの省庁で完結するって感じじゃないよね。
ですからこういったときに「縦割り行政に横串を入れる」ってイメージなんだよね。それが内閣府ってこと。複数の省庁にまたがるテーマの利害調整、調整役なんだよってこと。
縦割り行政に横串を入れるという軽妙なフレーズで内閣府の機能をズバリと解説しています。入門総合講義は万事このような調子で進行するので「気持ちが良いほど理解できる!」と感じます。
⇒ 【アガルート公式】行政書士試験講座 入門総合講義/入門総合カリキュラム(サンプル動画あり)
「短答過去問解説講座」のレビュー

アガルート行政書士試験講座の短答過去問解説講座をひとことで言い換えると林講師の過去問10年徹底マスター講座です。
短答過去問解説講座は林裕太講師が担当します。林講師はアガルート宅建試験講座でも講師を務めている人物です。宅建講座のレビュー記事では「受講生の心理を本当に深く理解している」講師だとお伝えしました。

行政書士講座でも林講師のホスピタリティが生きています。その最たるところは過去問10年分を全問全肢にわたって解説していることです。
通常、この種の過去問講座では全問を取り上げることはしません。重要度の高い一部の問題のみを扱うのが普通です。でもそれでは受講生としては不満が残ってしまいます。解説されなかった問題は自分の理解が正しいかどうか、確かめようがなくなるからです。
そこでこの過去問解説講座では全問解説に踏み切っています。重要度・難易度に関わらず、どの問題に関しても丁寧な補足説明を聴けるんです。過去問をマスターして合格を目指そうとする私達にとって最も安心できる構成ではないでしょうか。
解説の質に関しても心配は要りません。林講師は問題文を読み上げた後、どのような手順を踏めば正しい答えにたどり着けるのかを1つ1つ解説してくれます。必要に応じてホワイトボードに図が示されますので、どのように事例を読み解けば良いのかを学ぶこともできます。

林講師の講義にまだなじみがない人は次のページでサンプル動画を視聴できますので再生してみると良いでしょう。
⇒ 【アガルート公式】行政書士試験 短答過去問解説講座(サンプル動画あり)
理路整然とした語り口を一度聴くだけでも「あ、こんなに丁寧に説明してくれるなら過去問演習はむしろ楽しみ」と思えるはずです。また実際に受講する際には同ページの「本講座の活用法」の3か条に従ってください。100%の効率で過去問を攻略できるようになります。
「過去問10年分を全問全肢にわたって」と書きましたが、1点補足します。一般知識科目の「文章理解」の過去問は著作権の関係で取り上げられていません(私が受講した2022年合格目標講座の場合)。
文章理解の過去問を解きたい場合は市販の過去問で補う必要があります。なお文章理解については文章理解対策講座のレビューもチェックしてください。
「記述過去問解説講座」のレビュー

アガルート行政書士試験講座の記述過去問解説講座をひとことで言い換えるとパターンで斬る記述問題対策講座です。
行政書士試験には記述式の出題があります。つまり一部の問題については解答を文章で表現しなくてはなりません。そう聞いただけで難しさを感じる人もいるでしょう。事実、記述を捨てて短答だけで合格を目指そうとする人が毎年必ずいるほどです。
出題テーマも多様でとらえどころがないと思われがちな記述式ですが、林講師は過去問を分析することで出題パターンを見出しています。

民法の記述式問題について3パターン、行政法の記述式問題について3パターン。「出題される型はこれだけ」と見切っているのです。複雑怪奇に思えた記述式も、実は少数のパターンのどれかに常に当てはまるとすれば、その正体はシンプルなものに思えてきます。
パターン対応はそれだけにとどまりません。林講師は解答手順すらも定型化してしまいます。3ステップを踏むことで民法・行政法いずれの問題も解けると述べ、実際にその手順で何年分もの過去問を解いていきます。

出題のパターンは民法3・行政法3の合計6通り。解答手順は3ステップの1通り。この基本的な構造を踏まえて、あとは解く練習を重ねて記述式問題を得点源にすることを目指すのがこの講座です。
実は上記の出題6パターンと定型化された解答手順は記述過去問解説講座のサンプル動画で公開されています。仮にアガルートを受講しないとしてもこの動画は必見です。有益過ぎていつ非公開になってもおかしくないので、視聴できるうちにしておきましょう。
⇒ 【アガルート公式】行政書士試験 記述過去問解説講座(サンプル動画あり)
「逐条ローラーインプット講座」のレビュー

アガルート行政書士試験講座の逐条ローラーインプット講座をひとことで言い換えると条文と友達になれる70時間耐久レースです。
行政書士試験でも他の法律系資格試験でもそうですが、私達はつい条文を離れて要点がまとまったテキストのみで学習を進めてしまいがちです。あるいはテキストを読みながらときどき六法を開いて条文をつまみ食いしている人も多いのではないでしょうか。
試験範囲を効率的に学習するためにはそれも必要なことだと思います。限られた時間で全体を見渡さなければなりませんから、必然的に「要点まとめ」を中心に学び、条文はやや遠目に眺めておかざるを得ません。
一方で法律の基礎基盤は条文です。より深く理解するには上記とは逆の学び方が欠かせません。すなわち「条文」を中心に学習し、その補助として「要点まとめ」を見るのです。こうして両方向から攻めることで法律の知識を強固・堅牢なものに変化させられます。
「条文」を中心に学び、その補助として「要点まとめ」を見ていくための講座がこの逐条ローラーインプット講座です。この講座では講師歴20年の田島圭祐講師が民法と行政法を条文ごとに解説していきます。

この講座の特徴ですが、長いです。再生しても再生してもなかなか終わりません。全条文を取り上げるわけではありませんが、それでもかなりの数の条文を1つずつ解説しますので、70時間くらいかかります。
しかしこの70時間の視聴を終えると、頭の中で「条文」と「要点まとめ」とが結びつきます。もっと言うなら「自然と頭の中に条文が浮かび上がってくる」ようになるでしょう。行政書士試験の受験生としてはこの状態を目指すのが良いと思います。
なぜか? 行政書士試験の法令科目の半数が条文から出題されるからです。しかもこれまでに一度も問われたことのない条文についての出題も多数あります。行政書士試験は要点まとめと過去問だけを使って対策しておけば受かる試験ではないのです。
条文に慣れ親しみ、条文のエッセンスを脳にインストールする。逐条ローラーインプット講座はそうすることを助けてくれます。講義内容をもう少し明確にイメージしたい方は公式サイトに掲載されている2本のサンプル動画を視聴しておきましょう。
⇒ 【アガルート公式】行政書士試験 逐条ローラーインプット講座(サンプル動画あり)
「他資格択一80 解説講座」のレビュー

アガルート行政書士試験講座「他資格択一80 解説講座」(旧称:択一式対策完成への問題 解説講座)をひとことで言い換えると他資格試験の過去問で知識の穴を塞ぐ択一補完講座です。
本講座は従来「択一式対策完成への問題 解説講座」という名称でしたが、2024年度版より「他資格択一80 解説講座」と改称されました。講座の趣旨は変わっていません。
「他資格択一80 解説講座」では公務員試験・司法試験・司法書士試験の過去問を使って民法の問題演習をします。それにしても、なぜ行政書士試験の対策なのに他資格の試験問題で勉強しなければならないのでしょうか?
答えは逐条ローラーインプット講座のところでも触れたように「行政書士試験は要点まとめと過去問だけを使って対策しておけば受かる試験ではない」からです。事実、過去に一度も問われていない論点に関する出題がかなり見受けられます。
民法に関する全般的なインプットは逐条ローラーインプット講座で済ませたわけですが、知識は実践においてアウトプットしてこそ脳に定着します。その実践の場のひとつとして位置づけられているのが「他資格択一80」です。

この講座では他資格試験の民法のあらゆる問題をやみくもに解くわけではありません。実は豊村講師と林講師によって行政書士試験の出題傾向に合う80問だけが厳選されているんです。つまり専門家2人が「これは行政書士試験の対策になる」と見た問題だけを解きます。
もちろん「解いて終わり」ではありません。豊村講師による全問全肢の解説講義が用意されています。入門総合講義で「わかりやすい」「ずっと聞いていたい」と感じた豊村講師の解説なので私も期待して視聴しました。

その感想は期待通り「わかりやすい」ですし「ずっと聞いていたい」と思えるものでした。豊村講師の情熱を感じる講師は中毒性があるのかもしれません。他資格の試験問題だからこそ不明点も出やすいのですが「解説があるから大丈夫」と安心して学ぶことができました。
さて「他資格択一80 解説講座」は入門総合カリキュラムにおいては民法のみを学習します。一方で「行政法や他の試験科目についても同じように他資格試験の過去問を使って学びたい」と感じる人もいるでしょう。
実は「他資格択一80 解説講座」には行政法バージョンや憲法・商法・一般知識バージョンも存在しており、それらは単科講座として受講できます。詳細は次のページに掲載されていますので、今後のために覚えておいてください。
⇒ 【アガルート公式】行政書士試験講座 他資格択一80 解説講座
「他資格択一80 解説講座」のサンプル講義も上記ページに掲載されています。「民法」だけでなく「行政法」「憲法・商法・一般知識」のサンプルも試聴可能です。
「文章理解対策講座」のレビュー

アガルート行政書士試験講座の文章理解対策講座をひとことで言い換えると文章理解満点獲得講座です。
この講座では田島圭祐講師が一般知識科目の文章理解問題の対策講義を行います。田島講師は講義冒頭で小手先のテクニックのみに頼ったよくある文章理解対策を厳しく批判しています。田島講師がゴールとするのはむしろ真の文章理解ができるようになることです。
その達成のために田島講師は文章を「類比・対比」という概念で読み解く手法を導入しています。行政書士試験に出題されるタイプの文章(評論文)は「類比・対比」の道具立てさえあれば理解できるというのです。
講義では実際に田島講師が「類比・対比」を使って文章題の解説を進めていきます。なるほど、確かに「類比・対比」だけを意識していれば十分な読み取りが可能であることが私にも理解できました。非常にシンプルですが強力な読解術だと感じます。

田島講師は読解力が身に付けば行政書士試験の文章理解は全問正解できると言います。実際に自身の指導を受けた後、正解率が大幅に上昇した受講生が何人もいるとのこと(!)。文章理解に苦手意識のある人にとっては頼もしい限りです。
ただし1点気になることもあります。この文章理解対策講座のテキストでは行政書士試験の文章理解の過去問があまり取り上げられていません。私が数えた限り全39問中6問のみです(2022年合格目標講座の場合)。
では他の33問は何なのかというと、公務員試験などの他試験からの出題とオリジナル問題となっています。そのため、もしあなたが「文章理解の過去問もたくさん解きたい」という希望を持っているなら、そこは市販の過去問題集で補う必要があるでしょう。
もっとも、田島講師は読解力の向上という目的を達成できるよう緻密に計算した上で収録する問題を決定しています。したがって、ここは講師を信頼して、過去問が多くないという点はあまり気にせずに受講を進めるのが賢明だと思います。
評判(口コミ)まとめ
講座選びで一番知りたいのは、結局のところ「実際に受講した人がどう感じたか」ではないでしょうか。私自身、教材を比較するときは公式サイトの謳い文句より受講生の生の声に目が行きます。
そこでここでは、令和7年度に受験した受講生の口コミをテーマごとに整理し、見えてきた傾向と気になった声を一つひとつ読み解いてみました。
講師・講義動画
入門カリキュラム/フルでは、この講座の看板講師である豊村慶太講師、逐条ローラーや文章理解を担当する田島圭祐講師、そして過去問解説を担う林裕太講師という3名体制で講義が進みます。
三者三様の講師に対し、受講生はそれぞれどんな印象を抱いたのか。私はここがアガルートの肝になる部分だと思っているので、特に丁寧に口コミを読み込みました。
- 「豊村先生の講義でなかったら勉強を継続できていなかったと言っても過言ではないくらい大満足の講義です。」「豊村先生は完全に推しでした!豊村先生でなかったらあんなに最初から最後まで楽しく勉強ができなかったと思います。」 【引用元】
- 「豊村先生の講義の魅力は「楽しさ」です。「分かりやすい」というだけなら休憩を挟もうと思うのですが、講義が面白くてどんどん先まで視聴してしまいます」「語り口が軽やかで、法律を難しく感じさせない雰囲気づくりも見事です」 【引用元】
- 「何より豊村先生の話が面白くて時には1人で笑いながら受講してました」「本当にここまで深掘って説明してくれていいの??と思う時もあるぐらい丁寧かつ大変分かりやすかったです」 【引用元】
- 「豊村先生のかみ砕いた解説がなければとてもあの堅固な岸壁は壊せなかったと思います。」「豊村先生が、「難しいこと書いてあるけど、なんのこっちゃない。〇〇〇ってことだから。」と法律初学者の自分にも分かるように簡単な言葉で解説してくれたおかげで理解が早くなった」 【引用元】
- 「豊村先生の講義は、単なる暗記を求めるのではなく、「なぜその制度が存在するのか」「どのような場面で問題になるのか」といった背景まで丁寧に説明されていたため、法学の概念を無理なく理解することができ、最後まで楽しみながら学習を進めることができました」 【引用元】
- 「豊村先生の板書(とても字がお綺麗です。)や4本のペンの使い方がとても分かりやすく、講義を見終わったあと、とても見やすいテキストに仕上がっていて、2回目講義を聞かずともテキストを見れば、あぁそういえばあの時豊村先生こんな感じで言っていたな。と思い出すことができるほど印象に残る魅力的な授業でした。」 【引用元】
- 「テキストに載っている内容も、さらに説明が必要な時にはレジュメがついていたり、記述用にここは覚えた方がいいという場所を明確にピックアップして下さる一方で、『ここはあまり気にしなくて良い』『Cランクでいいよ』など試験合格に向けたメリハリをつけた説明だったので、ボリュームのある講義内容でも苦ではありませんでした。」 【引用元】
- 「「これは記述で出そうなので覚えてください」、「余裕があれば試験の直前での暗記で大丈夫」など講義の内容についても濃淡を付けてすべて完璧に覚えなくてもいいんだと安心して勉強を進めることが出来ました。この区別は独学では絶対にできないし、また最短で合格するには絶対に必要な情報だったと思います。」 【引用元】
- 「田島先生の条文解説はとても楽しくて一瞬で講義動画を見終わりました。何より田島先生の情熱がすごく伝わりました。受講生を全員受からせたい気持ちが動画から伝わりわたしも頑張りたいって気持ちが一段と強くなりました。」 【引用元】
- 「田島先生の講義は、本当に長かったのですが、身近な具体例を多く用いて説明してくださるため、抽象的になりがちな法律の内容もイメージしやすく、記憶に残りやすかったと感じています。」「田島先生流の板書の色分け(赤=原則、青=例外)も非常にわかりやすく整理されていて、視覚的にもわかりしやすいし、2周目以降の知識の横断化にも繋がりました。」 【引用元】
- 「今振り返ると田島先生の熱いご指導が合格へ必要不可欠であり、合格へのあと一歩を進めてくれたのだと確信しています。」 【引用元】
- 「林先生の解説はとても分かりやすく丁寧で、「こういう視点をもてば解けたのか。」と解に行き着くプロセスまでをしっかり解説してくれているので、問題に対する理解はもちろんですが、答えの抽出の仕方も勉強になり」「この問題はまだ解けなくても仕方ないと教えてくれたり、逆にこの問題は解けないとまずい等、はっきり合格に必要な知識のレベル感を教えてくれるのも良かった」 【引用元】
- 「林先生の講義は何といっても、もうこの過去問やらなくていいですというセリフがとても良かったです」「不要なものと必要なものをもちろん最初から仕分けてあるのもいいのですが、こういう問題はニッチなのか、こういうのは基礎的なものなのか、といった感覚を身につけるのには問題に触れることが1番重要だと思っています」 【引用元】
- 「林講師が「これは今後ほぼ出ない」「仮に出ても解ける必要はない」といった論点を明確に示してくれるため、学習の優先順位が非常につけやすくなりました」「「どこまで深追いすべきか」「どこで割り切るべきか」がはっきりし、効率的に学習を進められました」 【引用元】
これらの口コミを通読してまず驚いたのは、豊村講師に対して「楽しい」「面白い」という形容詞が非常に多く飛び交っていたことです。
私はこれまで通信講座の講義動画をいくつも視聴してきましたが、行政書士のように専門性が高く、初学者には取っ付きにくい分野で「笑いながら受講した」「飽きずに先へ進めた」という声がここまで集まるのは、正直なところ珍しい光景だと感じました。
法律の学習を続けられるかどうかは、内容の正しさよりも「次の講義を観たくなるか」のほうがずっと効きます。だからこそ、入口の設計がここまで強いというのは決定的な美点だと思います。
加えて、豊村講師の評価で見落とせないのが「学習指示の濃淡」です。
「ここはCランクでいい」「直前期に暗記でいい」と明示してくれる姿勢は、独学者がはまりがちな「全部の論点を同じ熱量で覚えようとして時間切れ」という典型的な失敗を、すっと回避できる助け舟になります。これは初学者にとって本当にありがたい配慮ではないでしょうか。
田島講師・林講師に対しても、別の角度から熱量のある口コミが集まっています。田島講師は条文と具体例によって知識の骨格を補強する役割、林講師は過去問の取捨選択で学習効率を最大化する役割と、すみ分けが鮮やかなのです。
「同じテーマを違う3人の解説で聞ける」という相乗効果の指摘は、複数講師体制の最大の旨味そのもの。読みながら「この体制ってこんなに具体的な効果があるんだな」と私自身も小さく唸ってしまいました。
テキスト・問題集
入門カリキュラム/フルでは、紙のフルカラーテキスト(デジタルブックでも閲覧可)と、択一式約530問・記述式約50問を網羅した過去問題集が学習の中心になります。
教材としての完成度はどう受け止められているのか。実際に手に取って使い込んだ受講生の声から、具体的な使用感を探ってみましょう。
- 「テキストの内容としては9割越えの出題カバー率を誇っている通り、必要十分なものとなっており、載っていない問題を探す方が難しいものでした。テキスト欄外の補足解説等も決しておまけ程度ではなく、この欄外からそのまま記述問題として出てきた年もあるなど、一字一句が大切な情報として最終的には10周以上繰り返し目を通したと思います」 【引用元】
- 「アガルートのテキストはすごい」と実感しています。「内容すべてが「勉強になる」テキストで純粋に読んでいて楽しいと感じました」 【引用元】
- 「アガルートのテキストは余白が広く書き込みしやすいところや、巻末に事項や判例ごとの索引が掲載されているところが優れていて快適に学習できました」 【引用元】
- 「テキストについて使用されている色が少なく、余白もあるため、ごちゃごちゃしていない印象でとても見やすいです。表やPOINTやCHECKで重要点が後からサッと復習しやすかったです。」 【引用元】
- 「通信講座ですが、テキスト自体は物理的な紙でいただけるというのも申込を決める動機の一つでした。色々書き込んだり折ったりして使用しましたが、破れなどの破損無く使えて丈夫で助かりました。」 【引用元】
- 「こんな講座があるなんて!と感動した講座の一つです。まさか過去問1問1問解説してくれているなんて」 【引用元】
- 「他社の講座と比較して特徴的だと感じた点は、すべての問題に解説が付いている点です。疑問点をその都度解消しながら学習を進めることができ、とても助かりました。」 【引用元】
- 「まず、短答過去問解説講座について私が気に入っていた点は、テキストを開いたときに右ページに問題が記載されており、回答と解説が次のページ(左ページ)に記載されているスタイルになっていたことでした。市販の問題集ではこのようなフォーマットになっているものは見たことがなく、地味ですが下敷き等で回答を隠す必要がなく重宝しました。」 【引用元】
- 「行政書士法や戸籍法にオリジナル問題があったことです。実施されるようになって2年目なので、理解度を確かめるアイテムが市販含めても乏しいと不安になっていましたが、抜群のサポートで安心できました」 【引用元】
テキストの口コミで私が引き寄せられたのは、「9割越えの出題カバー率」「欄外の補足解説からそのまま記述で出題」「10周以上目を通した」といった具体的な表現が、複数の受講生からごく自然に出てきていることでした。
網羅性を突き詰めた教材は、ともすると「読むのが苦痛」というデメリットを抱えがちですが、フルカラーで余白が広く、図表も豊富なため、長時間付き合っても疲れにくいという声が目立ちます。
紙という物理形態と、レイアウトを甘く見ない編集姿勢。この合わせ技が、おそらく長期戦の伴走に効いているのだと思います。
短答過去問解説講座に関しては、「全肢解説」「右ページに問題、左ページに解答」というフォーマットへの感嘆の声が際立っていました。市販の問題集や他社の講座でも、ここまで徹底したつくりはなかなか見当たりません。
さらに、行政書士法・戸籍法といった近年の出題範囲拡大に合わせてオリジナル問題まで増強しているところに、私は「現場感覚に裏打ちされた強み」を感じました。出題傾向の動きにきちんと反応している教材は、思った以上に多くないからです。
記述過去問解説講座については、「条文を引っ張る→キーワードを抽出→字数を調整する」という思考プロセスを言語化してくれる点に、特に厚い支持が集まっているようでした。
記述式は配点が大きい一方、独学では「なぜその答えになるのか」が曖昧なまま放置されやすい領域。だからこそ、解法プロセスを型として手渡してくれる存在は、記述にトラウマを抱えている人ほど救いになるはずです。
カリキュラムの特徴
入門カリキュラム/フルが「ライト」と決定的に違うのは、全体構造編・逐条ローラーインプット講座・文章理解対策講座という3つの講座が含まれている点。
この差額分の価値が本当にあるのか。実際にフルを選んだ受講生たちが、それぞれの講座をどのように活かしたのかを口コミから探っていきます。
- 「私のように法律の勉強が初めての人間にとって、絶対必要なロードマップです。まず俯瞰で見渡すことで何をすべきか分かり、その後の学習が格段に理解しやすくなると思います」「この先勉強する内容がざっくり感覚的につかめるので、学習を継続する中で「本当に試験までに全ての勉強が終わるのか」という不安に苛まれずに済みます」 【引用元】
- 「全体構造編がなければ、途中で間違いなく挫折していたと思います。それくらい、全体を俯瞰的に把握することは重要だと思いましたし、民法のような後の内容が前に出てくるという方式科目学習でも焦ることなく一周走り抜けることができたと思います。」 【引用元】
- 「全体構造編をしっかり受講していたからこそ総合講義の内容を理解できたのだと思います。法律初学者には、法律用語を理解すること自体が大変ですが、全体構造編の難易度で勉強を始めて、法律用語を理解したうえで総合講義を受講することをおすすめします。」 【引用元】
- 「逐条ローラーインプット講座で条文の構造から理解することで、知識が構造化されより強固になり」「逐条ローラーインプットは「あればいいな」という講座ではなく、短期合格のためには必須級の講座だと感じました。逐条ローラーインプットのためにフルを受講することをおすすめしたいです。」 【引用元】
- 「「急激に伸びる時期が必ず来る」と言われますが、個人的には間違いなくこの逐条ローラーインプット講座受講が大きな要因であったと思います。テキスト自体は条文の羅列のみではありますが、本講座受講の前後で総合講義の復習や、問題集を解いた際の理解度が段違いとなっていたことに驚きを覚えました」 【引用元】
- 「条文を理解することで総合講座の内容が倍以上身につくのでぐっと理解が深まり、問題も解けるようになりました。総合講義で土台を作って、逐条で急成長、という感覚です」 【引用元】
- 「行政法は毎年、過去問の出題以外の条文から何問か出題されます。本試験でも逐条ローラーインプットで行政法を受講していたおかげで解けた問題が何問かありました。それくらい効力のある講義ですので、受講することをおすすめします。」 【引用元】
- 「この講座があったおかけで合格したといっても過言ではなく、この講座でアガルートを選んだといってもいいかと思います。」 【引用元】
3つの講座の口コミを並べてみると、それぞれが学習プロセスのどの局面で効いているのかが、輪郭としてくっきり浮かび上がってきます。
全体構造編は、いわば「学習序盤の不安を抑え、挫折を防ぐ」ための地図。総合講義に入る前に法律用語と試験全体像をひと通りなぞっておけるので、その後の長いインプット期に方向感覚を失わずに済むわけです。
地図を持たずに森に入ると、私たちは想像以上に簡単に道を見失います。初学者ほどこの仕掛けが効いてくるのではないでしょうか。
逐条ローラーインプット講座については、「急激に伸びる時期の正体」「短期合格のためには必須級」といった、かなり踏み込んだ評価まで飛び出していました。
条文そのものを読み解く訓練は地味な作業に見えますが、行政法のように「条文がそのまま出題される」科目では、過去問演習だけではどうしても拾い切れない盲点が残ります。
その盲点を泥臭く塞ぐ役割を、逐条ローラーがきっちり担っている。読みながら「これは確かに効きそうだ」と何度も頷いてしまいました。
文章理解対策講座は、基礎知識科目のうち3問という配点的には小さな領域を扱います。とはいえ、合格基準の「基礎知識24点以上」を満たすうえでは絶対に取りこぼせない3問でもあるのです。
「3問中3問」と書いている受講生が複数いるという事実は、解法パターンの習得が確実な得点源につながるという設計意図が、現場でしっかり機能していることの何よりの証拠でしょう。
フルとライトの差額は約9.9万円と決して小さくありませんが、口コミの厚みを目の当たりにすると、初学者にとってフルを選ぶ意義は十分にあると私は強く感じました。
学習ツール・デジタルサポート
入門カリキュラム/フルには、講義動画・テキスト以外にもTOKERUKUN(スマホ過去問演習)、KIKERUKUN(オンライン質問サービス)、AWESOMEコンサルティング、専用アプリといったデジタル系のサポートが幅広く付帯します。
これらは実際にどの程度使われているのか。受講生の生々しい使用感を見ていきましょう。
- 「アガルートの講義は1チャプターが短く限られているので、忙しい中でもなんとか継続することができました。きつい時も、「今日、あと1講座だけ見よう!」と思えたのは、アガルートの良さだと思いますし、私の中では学習を進める上でハードルを下げてくれた大きな要因でした」 【引用元】
- 「豊村先生が倍速しても聞きやすいハキハキした声で講義されていて2倍速でも聞きづらいことがなくとても助かりました。そして動画が単元ごとに細かく分かれているのでだらだらすることなく、メリハリをつけた学習をすることができました」 【引用元】
- 「講義動画について、申込時は意識していませんでしたが倍速機能があることはとても利便性を感じました。簡単な部分は高速でサラッと聴けること、そして難しい部分はシークバーを戻して何度も確認できることは短期合格に非常に役立ちました」 【引用元】
- 「スマホを触りたい時のTOKERUKUNです。復習イップスになったときはとりあえずTOKERUKUNを開いて過去問の周回を積み上げました。誤りの選択肢に線を引けるし、単元ごとに間違った問題の振り返りやランクで絞った演習ができるめちゃくちゃ使いやすい機能でした。最後のほうは間違えた問題を正解にするゲーム感覚で過去問周回ができました。」 【引用元】
- 「TOKERUKUNは問題の絞り込み機能が充実していて、「〇日間解いていない問題」「〇ランク」「間違えた問題」など自分の学習目的にマッチした出題ができるのでとても有用です。」 【引用元】
- 「横になりながらでもスマホで気軽に学習を始められるTOKERUKUNを中心に」「やはりスマホでも気軽に学習出来て、正誤のデータなども蓄積できるTOKERUKUNは便利だと思いました」 【引用元】
こうして集まった口コミを整理してみると、アガルートのデジタルサポートには明確な思想があると気づきます。それは「机に向かう時間」を増やそうとするのではなく、「机に向かえないスキマ時間」をどこまで丁寧に回収できるかに照準を合わせた設計だ、ということです。
1チャプターの短さ、9段階の倍速、TOKERUKUNでの絞り込み演習、アプリでの音声聴取。これらすべてが「忙しい人が学習を切らさない」という一点に向けてチューニングされているように映ります。
特にTOKERUKUNについては、令和7年度の口コミでも「ゲーム感覚で過去問を周回できた」「横になりながらスマホで学習できた」といった、生活の中への組み込みやすさを物語る声が繰り返し登場していました。
この機能は2025年7月にスタートしたばかりの比較的新しいサービスですが、すでに学習の主軸として位置づけている受講生も少なくない印象を受けます。
なお、口コミのなかには「YouTubeのアガルートチャンネルを音声で聴いていた」「講義の音声をダウンロードして聞いた」という記述も見られましたが、現在は音声のみのダウンロード機能は廃止されています。
代わりに、アプリのバックグラウンド再生機能で同様の使い方ができるようになりました。仕組みは変わっても「耳で勉強できる」体験そのものはちゃんと残っているわけです。
KIKERUKUNとAWESOMEコンサルティングは、通信講座につきまとう「孤独感」を緩和するための装置として、見事に機能している様子が伝わってきました。
質問への回答の丁寧さや、豊村講師から直接かけられた励ましの言葉が、最後まで走り抜けるための心の支えになっている。そんな声に触れていると、アガルートの強みは学習指導だけにとどまらず、メンタル面の伴走にまで及んでいるのだと改めて思い知らされます。
通信講座は孤独との戦いだということを、運営側が深く理解しているのではないでしょうか。
受講料・合格特典
入門カリキュラム/フルは税込で約33万円と、行政書士の通信講座としては高価格帯に位置します。決して安い買い物ではない。それを承知で受講に踏み切った人たちが、価格と特典をどんなまなざしで捉えていたのか、口コミから探ってみましょう。
- 「数ある通信講座の中でアガルートを選択した最大の決め手は、他校にはない破格の『合格特典』にあります。合格時に受講料が全額返金される、あるいは祝金が進呈されるという制度は、単なる経済的メリット以上に、受験生活における強力なモチベーション維持の源泉になると確信しました。」 【引用元】
- 「「不合格で返金されても嬉しくない!どうせ返金してもらうなら一発で合格してタダで資格をとろう!」という確固たる決意をもってアガルートアカデミーを選びました。」 【引用元】
- 「合格特典として受講料全額返金制度があったからです。」「1ヶ月分の給料にも匹敵するほどの「お金」をいわば人質にすることで、やる気を奮起させることに決めました。」 【引用元】
- 「受かれば全額返金という言葉に魅せられて本講座を受講することにしました。」「落ちれば30万円弱(大学生としてはかなりの大金…)が霧散するんだぞ!絶対合格しろ!」と自分を追い込むきっかけを作ることができそうだと考えた」 【引用元】
- 「合格実績と合格特典が魅力的だったことからアガルートの受講を決めた」 【引用元】
- 「間違いなくサンプル動画で拝見した豊村先生の存在が全てでした。はじめて挑戦する人にも、分かりやすく励ましながら伝えていただいていた姿はとても印象的で、私の経験の中でも、このように指導していただける講師にあまり出会ったことが無かったため、衝撃を受けまして即決でした。」 【引用元】
- 「ネットで数々のサンプル動画を視聴し、伊藤宿やLECの講師と比較しながら豊村先生の動画を気づいたら引き込まれるように毎日のようにみてしまっていることに気が付き、もうこの先生にお願いするしかないと判断しアガルートアカデミーを選択するに至りました。」 【引用元】
- 「何校かの資料請求をしましたが、豊村先生の講義を最初に聞いて、他校と比較せずに即決で決めました。」 【引用元】
口コミを横断して読んでいて、私がもっとも興味深いと感じた点があります。それは、受講料の高さがマイナス要素として語られるのではなく、「だからこそ自分を追い込めた」というプラスの動機にきれいに変換されていることです。
「30万円弱を人質にした」「給料1か月分をいわば担保にした」という独特な比喩は、金額の重さを否定するのではなく、その重さをむしろ学習継続のエネルギーに変えていることを示しています。
合格特典の設計が、単なる金銭インセンティブを越えて、心理的なレバーとして働いている。そう捉えると、この値付けは思った以上に巧妙な仕掛けに見えてきます。
ただし、ここで一点だけ慎重になっておきたいことがあります。それは「合格すれば実質無料」という安易な言い回しです。アガルートの全額返金は税抜購入価格相当の返金であり、源泉徴収(講演料・原稿料相当)が引かれる仕組みなので、純粋な意味での「無料」にはなりません。
お祝い金についても同様で、源泉徴収後の受取額は想定より少なくなります。受講前のモチベーション源としてこの制度を頼ることは合理的ですが、「タダで資格が取れる」という前提で家計を組むのは少々無理があるので、その点は心づもりをしておくほうが良いでしょう。
選択動機の傾向を眺めると、合格特典と並んで「YouTubeで観た豊村講師に惹かれた」「合格率が高かった」という二つが、三大要素として浮かび上がってきました。
サンプル動画を実際に視聴したうえで決断している人が多いという事実は、「公式サイトの謳い文句」よりも「講師の素顔」を判断材料にできる時代の象徴とも言えます。
これから受講を検討するなら、まずはアガルートのYouTubeチャンネルやサンプル講義を眺めてみて、豊村講師の語り口が自分の感性に馴染むかどうかを確かめてから判断するのが、私はもっとも堅実な進め方だと思います。
不満を感じた点
ここまでは好意的な評価を中心に取り上げてきましたが、口コミのなかには率直な不満も少なからず存在します。耳ざわりの良い声ばかり集めても判断材料にはならないので、受講後のギャップを防ぐためにも、批判的な声をそのまま見ておきましょう。
- 「きけるくんサービスに問い合わせても返信まで時間かかるうえに、返信内容がロボティックで雑な回答が多かったので利用するのをやめました。」 【引用元】
- 「相変わらず訂正が多いなと感じました。また、訂正箇所が分かりにくく、アガルートアカデミーを利用したことがある人は未だしも、初利用者は混乱してしまうと思います。」 【引用元】
不満の口コミを並べて感じたのは、批判の方向がそれぞれ別の方角を向いているということでした。
KIKERUKUNへの不満は「返信が遅い・機械的」というサポート品質の話、模試は「難しすぎる」という難易度の話、テキスト訂正は「正誤表が分かりにくい」という運用の話、ボリューム感は「量に圧倒される」という設計思想の話。バラバラなのです。
裏を返せば、特定の致命的な欠陥が浮かび上がっているのではなく、改善余地のある運用面が散発的に指摘されているだけ。それが偏りのない見方ではないかと私は受け止めています。
KIKERUKUNについては、批判している受講生が令和7年度受験者であることに留意が必要です。KIKERUKUNは2025年7月に始まったばかりの新サービスで、当時の機械的な回答や返信遅延が現時点でもそのまま続いているとは限りません。
同じ時期に「林講師が直接回答してくれた」「先生からの返答も早かった」という肯定的な声も別の受講生から上がっているため、運用は徐々に安定に向かっている可能性が高いと、私は楽観的に推測しています。新サービスの初期にありがちなブレ、と捉えるのが妥当でしょう。
模擬試験の難易度は、アガルートに限らず難関試験対策に必ずついて回るテーマです。「本番より少し難しい模試」で自信を失う体験は、私自身も別の試験で経験があります。
実際、口コミでも「最低点150点を取って絶望したが、結果的に直前期にギアを上げるきっかけになった」と振り返っている人がいるように、難しい模試の使い方さえ間違えなければ、むしろ合格の追い風になることもあるのです。
とはいえ、念のため他社模試と併用するなど、複数の物差しで自分の現在地を測る工夫はしておきたいところ。これは、過去に同じ轍を踏みかけた身としての率直な助言です。
総括
口コミ全体を通読してみて、アガルート行政書士講座の特徴はおおきく二点に集約できると私は感じました。「初学者を絶対に置き去りにしない設計」と「受講生の語彙の豊富さ」です。
豊村講師・田島講師・林講師という3名の役割分担、フルにしか含まれない全体構造編・逐条ローラー・文章理解の3講座、TOKERUKUNやKIKERUKUNといったデジタルサポート、そしてAWESOMEコンサルティングによる精神面の伴走。
どの要素も、初学者が学習を投げ出さないための仕掛けとして機能している構造が、はっきりと浮かび上がってきます。
口コミのなかに「楽しい」「飽きなかった」「生活の一部に組み込めた」という言葉が繰り返し登場するのは、長期戦になりがちな行政書士試験において「続ける力」を重視した設計がきちんと刺さっている証なのでしょう。
もちろん、受講料の高さ、教材ボリュームの多さ、テキスト訂正の運用といった改善余地も存在します。だからこそ、受講を検討する際にはこの光と影の両面を踏まえて判断していただくのが、もっとも誠実な向き合い方だと私は思います。
特徴

ここまで口コミから見えてきた輪郭を、もう少し具体的に言葉にしていきましょう。アガルート行政書士講座の特徴を、私なりに3つの柱に絞って整理してみました。まずはここで全体像をつかんでおいてください。
全国平均を大幅に超える合格実績
アガルートが看板として打ち出しているのが、行政書士試験における合格実績です。私もこの講座の評価を考えるときには、まず合格実績から見るようにしています。直近の数字を一緒に確認していきましょう。
| 年度 | 合格率 | 全国平均 | 対全国比 |
|---|---|---|---|
| 令和7年度 | 52.59% | 14.54% | 約3.62倍 |
| 令和3~7年度 | 累計合格者数 | 1,492名 | ー |
令和7年度の合格率52.59%は、全国平均14.54%の約3.62倍。受験者全体の14%しか受からない試験で、同じ年に半数以上を合格に押し上げているわけですから、率直に言ってかなりインパクトのある数字です。
同年度の合格者数は368名、令和3~7年度の5年間累計で1,492名というスケール感も見逃せません。多数の合格者を安定して輩出している通信講座は、行政書士分野ではそう多くないというのが私の印象です。
ただし、ここで一呼吸置いて冷静に見ておきたい点もあります。合格率という数字は、算出のベースをどう設定するかで見え方が変わるものです。
アガルートの場合は「有料受講生のうちアンケートに回答した方」を母数としており、回答者の特性が一定程度反映された数字だという理解は必要でしょう。
それでも、単年ではなく複数年にわたって全国平均を大きく上回る水準を維持できているという事実は、教材・カリキュラム・指導陣の総合力を示す根拠の一つにはなる。私はそう受け止めています。
私自身の感覚を正直に書くと、合格率は「最終的な決定打」ではなく、あくまで「比較検討のスタート地点」として扱うのがちょうどよい指標です。
実際、受講生の口コミを読み込むと、合格率の高さが受講のきっかけになったと語る方は確かに多い。けれど、修了後に振り返って語られている満足度は、ほぼ例外なく「講師との相性」や「教材の使い勝手」で決まっています。
数字に背中を押されて入口に立ったあと、最後まで走り切れるかどうかは別の要素にかかっている。あなたが講座選びをするときも、合格率だけで安心して判断を打ち切らず、その先にある中身まで見渡してほしいと思います。
3名の個性派講師による講義
入門カリキュラム/フルで講義を担当するのは、それぞれに専門領域を持った3名の講師です。
| 講師 | 主な担当 | 特徴 |
|---|---|---|
| 豊村慶太 講師 | 入門総合講義 全体構造編 | 早稲田大3年で 2か月学習合格。 LEC元講師。 延べ1万人以上を指導 |
| 田島圭祐 講師 | 逐条ローラーインプット 文章理解対策 | 大学入試予備校で 国語系を20年以上 指導。日本語 ノウハウを武器に展開 |
| 林裕太 講師 | 短答・記述の 過去問解説 | 行政書士有資格者。 入門~上級まで幅広く 指導してきたベテラン |
3人の役割分担を改めて見直してみると、設計者の意図がはっきり見えてきます。
豊村講師はメイン講義の柱として、初学者を法律の世界に引き込む入口の役割。法律家ではなく国語のプロである田島講師は、条文の読み解きや文章理解といった「言語そのものを武器にする領域」を担当。
そして林講師は、過去問のなかで何を取りに行き何を捨てるかという、戦略面の判断を支えてくれる存在です。三者三様の専門性が、合格までの道のりを別々の角度から照らしてくれている。そんな印象を受けました。
私はこれまで複数社の通信講座を見てきましたが、ここまで明確に役割分担された複数講師体制は珍しいです。一般的な講座では「メイン講師がほぼ全範囲を引き受け、補助講師が一部を補う」というスタイルが多いのですが、アガルートは3名それぞれが核を担う設計になっている。
結果として、同じ論点を別の視点から繰り返し触れることになり、自然と多角的な理解が積み上がっていきます。口コミでも「テーマに強烈な印象が残る」という声が出ていましたが、これは記憶の定着という観点から見ても理にかなった構造で、よく考え抜かれています。
もちろん、良いことばかりではありません。3人ぶんの講義を浴びることになるので、人によっては「情報量が多すぎて消化しきれない」という重さを感じる場面が出てきます。
学習スケジュールに余裕をもって臨めるか、各講師の講義を腰を据えて受け止められるか。この点が、複数講師体制を味方につけられるかどうかの分岐点になるはずです。
フルプランならではのカリキュラム
3つ目の柱は、入門カリキュラム/フルでしか触れられない3つの専用講座の存在です。ライトや単科の総合講義との決定的な違いは、ここに凝縮されていると言ってよいでしょう。具体的には次の3講座が含まれています。
- 全体構造編:学習開始時に試験全体を俯瞰するロードマップ講座
- 逐条ローラーインプット講座:民法・行政法を条文ベースで再整理する講座
- 文章理解対策講座:基礎知識3問で安定して得点するための解法講座
この3つは、いずれもライトには含まれない上位プラン専用のコンテンツ。フルとライトの差額は約9.9万円ですから、決して小さな金額ではありません。
それでも口コミを丁寧に読み込んでいくと、「これがなければ合格できなかった」と振り返る受講生が複数登場します。差額の重みと、得られる学習効果の重み。この天秤をどう捉えるかが、プラン選びのポイントになりそうです。
なかでも私が注目しているのは、逐条ローラーインプット講座の存在感です。今回読み込んだ口コミの中だけでも「ローラーで急成長した」「行政法の条文出題に対応できた」と語る声が10件以上集まっていました。
条文を一つひとつ追いながら知識を再構築する作業は、独学ではどうしても腰が重くなりがち。だからこそ、専用カリキュラムとして枠組みごと提供されている意義は大きいと感じます。
加えてフルには、短答過去問解説講座(約530問・全肢解説)、記述過去問解説講座(約50問)、他資格民法パーフェクト80、時事・統計対策講座、模擬試験までもが含まれています。
並べてみるとあらためて贅沢な構成で、合格に必要なピースがほぼワンセットで揃ってしまう。とにかく1年で決着をつけたい、市販教材を買い足す手間も労力も省きたい。そう感じているあなたにとって、フルを選ぶ意義は十分にあると私は考えています。
他講座との比較
行政書士の通信講座は本当に個性豊かで、調べれば調べるほど「同じ試験対策なのに、こんなに思想が違うのか」と驚かされます。以下では、その4つの軸でアガルートの位置づけを整理していきます。比較対象は次の各社プランです。
- アガルート:入門カリキュラム/フル(豊村クラスまたは田島クラス)
- フォーサイト:バリューセット3(通常セット)
- スタディング:行政書士合格コース コンプリート(冊子テキスト付)
- 資格スクエア:森Tの1年合格講座(テキストありプラン)
- ユーキャン:(1コースのみ)
- 東京法経学院:行政書士 新・最短合格講座 総合コース ダウンロードタイプ【A1】
- 資格の大原:パススル 行政書士
受講料
講座選びでまず誰もが気になるのが、お財布へのインパクトでしょう。各社の通信・初学者向け最上位プランの税込価格を、安い順にまとめました。
| 社名 | 受講料(税込) |
|---|---|
| ユーキャン | 69,000円 |
| スタディング | 69,400円 |
| 資格の大原 | 74,800円 |
| フォーサイト | 94,800円 |
| 東京法経学院 | 149,100円 |
| 資格スクエア | 169,400円 |
| アガルート | 327,800円 |
こうして並べてみると、アガルートだけ別の山に登っているような印象を受けますね。最安のユーキャン・スタディングと比べるとおよそ4.7倍、中位のフォーサイトと比較しても約3.5倍の開きがあり、私が初めてこの数字を見たときも正直ひるみました。
ただ、内訳を細かく見ていくと、この価格には相応の理由があると感じます。
フルカリキュラムには総合講義のほか、全体構造編・逐条ローラー・文章理解・短答過去問解説・記述過去問解説・他資格民法パーフェクト80・時事統計・模擬試験まで詰め込まれており、コンテンツの量と幅で他社を大きく上回るパッケージなのです。
私の感覚では、これは「行政書士試験で必要となる学習要素を、なるべく自講座内で完結させる」という思想の現れだと思います。
そしてもう一つ、表面上の価格だけでは見えてこないのが合格特典の存在です。アガルートには、合格時に全額返金の対象となる合格特典が用意されています。
源泉徴収があるため「実質0円」と言い切るのは正確ではないものの、合格者にとっては費用負担を大幅に圧縮できる設計です。「結局のところ、特典まで含めて考えればコスパは高かった」と振り返る受講生が口コミに多いのも、私には頷ける話でした。
総講義時間
続いて、講義のボリュームを比べてみましょう。「学習にどれくらいの時間が必要なのか」という肌感覚をつかむうえで、総講義時間はかなり参考になります。
| 社名 | 総講義時間 |
|---|---|
| ユーキャン | 約40時間 |
| 資格の大原 | 約60時間 |
| フォーサイト | 約70時間 |
| 東京法経学院 | 約80時間 |
| スタディング | 約109時間 |
| 資格スクエア | 約230時間 |
| アガルート | 約365~387時間 |
表を見て思わず二度見してしまったのですが、アガルートの総講義時間は約365~387時間(豊村クラス387時間・田島クラス365時間)で、文字通り桁違いのボリュームです。
最短のユーキャン約40時間と比べると約9倍、中位のフォーサイト約70時間と比べても約5倍の開きがあり、「同じ行政書士講座」という言葉でくくっていいのか迷うほどの差です。
この差は単なる量の差ではなく、各講座の思想の違いを反映していると私は考えています。「最短ルートで合格点を取りに行く」設計か、「網羅性と理解の深さを大切にする」設計か。
アガルートは明らかに後者で、過去問1問1問の解説、条文の逐条解説、文章理解のパターン解説までそれぞれ個別の講義として用意しているため、その積み重ねでこのボリュームになっているわけです。
ただし、ここで「講義時間が長い=学習負担が重い」と短絡的に判断してほしくないというのが私の本音です。
アガルートは1チャプターが短く分割され、9段階の倍速で視聴できる仕組みなので、実時間ほどには重く感じない設計になっています。私自身も他講座で倍速視聴を多用しますが、これがあるとないとでは消化スピードが本当に違います。
とはいえ、平日の夜にしか勉強時間が取れない人や、家事や育児の合間に細切れで取り組みたい人にとっては、絶対量の多さが負担になりかねません。スキマ時間メインで進めていきたいなら、約109時間でまとまるスタディングや約70時間のフォーサイトのほうが現実的でしょう。
「自分の使える時間と、講義量がかみ合っているか」という視点は、案外見落とされがちなので強調しておきたいポイントです。
合格実績
続いて、講座を選ぶ決め手として外せない合格実績を見ていきます。各社で公表する数字の種類も粒度も違っており、比較するのが意外と難しいテーマです。比較可能な範囲で整理しました。
| 社名 | 合格率 | 合格者数 |
|---|---|---|
| ユーキャン | 情報なし | 2,522名 (2015〜2024年累計) |
| スタディング | 情報なし | 491名 (令和7年度) |
| 資格の大原 | 情報なし | 情報なし |
| フォーサイト | 58.5% (令和7年度) | 情報なし |
| 東京法経学院 | 情報なし | 情報なし |
| 資格スクエア | 情報なし | 情報なし |
| アガルート | 52.59% (令和7年度) | 368名 (令和7年度) |
こうして並べてみると、合格率を堂々と公表しているのはアガルートとフォーサイトの2社のみで、両社ともに全国平均14.54%を大幅に上回る数字を打ち出しています。
合格者数を具体的な人数で開示しているのはアガルート・スタディング・ユーキャンで、ここでもアガルートは令和7年度368名という具体性のある数字を出してきました。
ここで一つ注意したいのは、合格率の出し方が各社で違うという点です。アガルートはアンケートに回答した受講生をベースにした数値、フォーサイトは確認テスト等の条件を満たした受講生をベースにした数値で、算出の母集団がそもそも違います。
なので「アガルートの方が高いから優秀」「フォーサイトの方が高いから優秀」と単純に断じることはできません。むしろ私は、母集団の違いはあれど合格率を毎年公表し続けていること自体が、それぞれの指導品質への自信の表れだと受け止めています。
念のため補足しておくと、合格率を公表していない他社の指導品質が低いということでは決してありません。各社にはそれぞれ公表しない理由があるはずです。
ただ、初学者が「数字を見て少しでも安心したい」と願い、数字のある講座に惹かれるのは自然なことだと思います。合格率という指標を判断軸の真ん中に据えたいなら、アガルートかフォーサイトのどちらかを起点に検討していくのが手堅い選び方になるでしょう。
合格特典
最後に、合格後にどんな見返りが用意されているかという「合格特典」を比較してみます。これも各社で考え方の差がはっきり出るところで、私が一覧をまとめながらいちばん「面白いな」と感じた部分です。
| 社名 | 合格特典 |
|---|---|
| ユーキャン | eギフト10,000円 |
| スタディング | お祝い金10,000円 |
| 資格の大原 | 情報なし |
| フォーサイト | 受講料50%の報奨金 |
| 東京法経学院 | 全額返金 (一般学費申込の場合) |
| 資格スクエア | お祝い金1万円 |
| アガルート | 全額返金または お祝い金5万円 |
特典の手厚さという観点では、アガルートと東京法経学院の「全額返金」がやはり群を抜いています。ただ、同じ「全額返金」という看板でも、両社で中身がまるで違うので、ここはぜひ立ち止まって読んでいただきたいところです。
アガルートの全額返金は税抜購入価格相当の返金で、源泉徴収があり、一般教育訓練給付金との併用はできません。それでも、合格時の費用負担を大幅に抑えられる仕組みであることは間違いなく、私の感覚ではかなりインパクトのある制度です。
手続き面では、合格通知書データの提出・再現記述の提出・合格体験記の提出・合格者インタビューへの出演(Zoom)と、踏むステップは少なくありません。
「インタビューに出るのはちょっと…」という人のために、合格通知書と合格体験記の提出のみで済むお祝い金5万円も用意されているので、自分の心理的ハードルに合わせて選べる柔軟さがあります。
一方、東京法経学院の全額返金は「一般学費(割引なし)で申し込んだ場合のみ対象」という条件付きで、ここを見落とすと痛い目に遭います。
割引学費で申し込んだ場合はお祝い金2万円のみに切り替わるため、入口の支払い金額と出口の特典のバランスを天秤にかけて判断する必要があるでしょう。お得感を狙って割引で申し込んだら、結果的に特典が縮小していた、というすれ違いも起こり得るため要注意です。
フォーサイトの受講料50%の報奨金は中間的なポジション、ユーキャン・スタディング・資格スクエアの1万円規模のお祝い金は「ささやかな労いの気持ち」といった印象です。
どれが正解というわけではありませんが、「合格時のリターンを最大化したい」「合格後の見返りを学習中のモチベーションに変えたい」という人には、アガルートか東京法経学院が選択肢の真ん中に来るはずです。
メリット
ここからは、私が他社との比較を踏まえて見えてきた、アガルート入門カリキュラム/フルならではのメリットを4点お伝えします。受講後にあなたの学習生活がどう変わりそうかを思い浮かべつつ、読み進めてみてください。
講師のわかりやすさで挫折しにくい
私がアガルートの強みを1つだけ挙げるとしたら、迷わず「講師力」と答えます。とりわけ豊村講師の講義は、口コミの中で「楽しい」「飽きない」という声が驚くほど頻繁に登場しており、これは数値化できない大きな価値だと感じました。
- 豊村講師は早稲田大3年時に2か月で行政書士試験に合格した経験を持つ
- LEC元講師として12年以上、延べ1万人以上の受験生を指導
- 「楽しさ」と「メリハリ」を両立する語り口で、初学者を最後まで引っ張る
行政書士試験に挑むなら、平均で500~1,000時間ほどの学習が必要だと言われています。8か月から長ければ1年に及ぶ長期戦の中で、本当にものを言うのは知識量よりも「明日もまた講義を観たい」と素直に思える状態を保てるかどうか。
豊村講師の講義は、この「観たくなる」感情を引き出す装置として、よくできています。実際、口コミの中には「視聴期限が切れた後、ぽっかり穴が空いた気持ちになった」とまで語る受講生もいて、講義動画にここまでの愛着を持ってもらえる講座はそう多くありません。
私はこれまでに何社もの通信講座を比較してきましたが、行政書士のように扱う論点が硬めで専門性も高いジャンルで、「思わず笑ってしまった」「ハキハキしていて2倍速でも聞きやすい」と複数の受講生から言わしめるのは、本当に稀なことです。
難しい分野ほど、講義の「面白さ」は学習継続のエンジンになります。その点で、アガルートが豊村講師という看板を持っている事実は、他社に対して相当強いアドバンテージだと私は受け止めました。
しかも、メイン講師1人に頼り切る構成ではありません。田島講師・林講師のサブ体制があるおかげで、豊村講師の講義で集中力が切れた日でも、別の声・別のテンポの講義に乗り換えて学習リズムを保てます。
「飽きさせない仕掛け」が複数のレイヤーで仕込まれている。そう捉えると、なぜここまで継続率の話題が口コミに出てくるのかが腑に落ちます。
初学者の理解をしっかり支える設計
入門カリキュラム/フルを眺めていて私が感心したのは、「どこで初学者がつまずくか」を熟知した上で、各時期に必要なコンテンツを差し込んでいる丁寧さです。1つのドカンと大きな講義で押し切るのではなく、小さな支柱が学習プロセス全体に並べられています。
- 全体構造編:学習序盤に試験全体を俯瞰し、迷子にならないロードマップを作る
- 短答過去問解説講座:全肢解説で「なぜその選択肢が誤りか」を都度確認できる
- 逐条ローラーインプット講座:中盤以降の「ぐっと伸びる時期」を作る条文学習
- 記述過去問解説講座:思考プロセスを言語化し、解法の型を渡してくれる
- 文章理解対策講座:基礎知識3問の安定化で合格基準を下支え
この5本柱は、互いに役割が重なっていません。最初に全体構造編で地図を手に入れ、総合講義のインプットと短答過去問のアウトプットを並走させ、中盤からは逐条ローラーで条文ベースの理解に組み替え、終盤に記述と文章理解で得点源を磨く。
順序立てて取り組むだけで、合格まで必要な学習がほぼ自動で組み上がる仕様になっているのです。
独学で同じことをやろうとしたら、教材選びの段階で何時間も悩むことになるでしょう。「どの問題集を、いつから、どこまで回すか」を毎回自分で決断する作業は、想像以上に消耗します。
アガルートの入門カリキュラム/フルは、その意思決定コストをまるごと引き受けてくれるパッケージです。だからこそ、判断材料を持たない初学者ほど、このカリキュラムの恩恵を強く感じるはずだと私は思っています。
教材の鮮度面でも、独学では太刀打ちしにくい強みがあります。9割を超える出題カバー率を誇るテキスト、オリジナル問題まで含む過去問演習、そして毎年の法改正・判例反映。
これらを自前で維持しようと思うと、市販の参考書を毎年買い替え、改正情報を自分で追うという地味な労力がのしかかります。「教材の正しさを心配せずに、勉強そのものに集中したい」と願うなら、入門カリキュラム/フルは安心料込みで割に合う選択になるでしょう。
スキマ時間に学べる充実のツール群
仕事や育児と並行して学習する人にとって、机に向かえない時間をいかに学習に転用できるかは、合否を分けるテーマだと私は考えています。アガルートのデジタルツールは、まさにこの「転用」のために用意された装備一式です。
- 講義動画は1チャプター数分~数十分単位で細かく分割
- 9段階の倍速再生(最大3倍速程度まで)
- 公式アプリ「AGAROOT Learning」で動画ダウンロード・テキスト同時表示・バックグラウンド再生
- TOKERUKUNでスマホから択一過去問演習(絞り込み・ランク・誤答抽出機能つき)
- KIKERUKUNでオンライン質問が可能(フルは100回まで)
口コミを読み進める手が止まったのは、学習が生活に溶け込んでいる様子の生々しさでした。「育児中、深夜の授乳をしながら講義を聴いた」「通勤の移動時間はバックグラウンド再生で耳学習した」「布団に横になったままTOKERUKUNを開いて過去問をひたすら回した」。
どれも、机に向かう従来の勉強像からは遠い場面ばかりです。これらの声が示しているのは、ツールが単独の機能ではなく、生活動線にじわじわ染み込む「学習の補助線」として設計されているという事実だと感じます。
中でも多くの人に刺さると感じたのはTOKERUKUNです。「今日はもう何もできない」と感じる夜でも、スマホを開いて間違えた問題を5問だけ解き直すような、最小単位の行動を維持できる。この「ゼロにしない仕組み」を持っているかどうかは、長期戦における完走率に直結します。
進捗の可視化機能も、地味ながら見逃せないポイントです。「今取り組んでいる範囲があと何%で終わるのか」が数字で見えると、ぼんやりした不安が、ちゃんと残量を持つ作業に変わります。
「自分は前に進んでいる」と実感できる手応え。これは独学ではなかなか得られない、けれど学習継続にはとても効く安心感だと私は感じています。
全額返金特典で受験に本気になれる
合格時の全額返金はアガルートブランドの一部と呼んでよいほど浸透した特典です。私が口コミを読み込んで強く感じたのは、これが単なる経済的な見返りに留まらず、学習の本気度をぐっと底上げする「心理装置」として機能しているということでした。
| 特典 | 内容 | 主な条件 |
|---|---|---|
| 全額返金 | 購入価格の 税抜相当額を返金 | 合格通知書・再現記述・ 合格体験記の提出 合格者インタビュー出演 |
| お祝い金 | 5万円 (Amazonギフト券) | 合格通知書・ 合格体験記の提出 |
口コミの中には、「30万円弱を人質にして自分を追い込んだ」「合格すれば全額返金という言葉でやる気を奮起させた」といった、生々しい表現が並んでいました。私はこの「人質」という言い回しに、特典の本質が現れているように思います。
失うかもしれないものを意識すると、人は行動を引き締める。心理学で言う損失回避バイアスが、まさに学習継続のレバーとして合格特典に組み込まれているわけです。
念のため申し添えておくと、全額返金は税抜購入価格相当の返金で、源泉徴収(講演料・原稿料相当)も差し引かれます。したがって「実質0円」「タダで資格が取れる」という表現は、正確ではありません。
それでも、合格すれば費用負担を大幅に抑えられるという事実は揺らぎませんし、初期費用の重さを覚悟した上で「絶対に合格しに行く」と決めるための背中押しとして、これほど強い仕組みは他であまり見かけないものです。
もう1つ、私がぜひ補足しておきたいのが、お祝い金5万円の存在です。こちらは合格通知書と合格体験記を提出するだけで済み、合格者インタビュー出演や再現記述の作成は不要です。
「顔出しは抵抗がある」「再現記述を書ききる時間が取れない」と感じるなら、無理に全額返金を狙わず、お祝い金で着地するのも十分ありな選択でしょう。受験戦略と同じくらい、特典の使いこなし方も人それぞれだと思います。
デメリット(注意点)
良い面ばかり並べてしまうと、私自身がレビュアーとしてフェアではないなと感じます。ここでは耳の痛い話も率直にお伝えします。事前に知っておくと身構えやすく、受講後の「こんなはずじゃなかった」を未然に防げる、そんな内容を厳選しました。
受講料が他社と比べて高め
アガルートを検討する人が必ずぶつかる最初の壁が、受講料の高さでしょう。私も初めて価格表を眺めたとき「ここまで違うのか」と素直に驚きました。同じ通信・初学者向け最上位プランで横並びにしてみると、立ち位置がくっきり見えてきます。
| 社名 | 受講料(税込) |
|---|---|
| ユーキャン・ スタディング・大原 | 約7万円 |
| フォーサイト | 約9.5万円 |
| 東京法経学院・ 資格スクエア | 約15~17万円 |
| アガルート | 約33万円 |
最安帯と比べれば約4.7倍、中位帯と並べても約2倍の開きがあります。「合格できるか分からないものに30万円超を投じる」と書き出すと、財布が一瞬で重くなるような感覚を抱くかもしれません。この心理的ハードルを乗り越えられるかどうかが、まず最初の関門です。
ただ、この負担を和らげる手段はちゃんと用意されています。
再受講割引・他校乗換割引・家族割引といった各種制度の活用、一般教育訓練給付金の対象講座であるため雇用保険の被保険者条件を満たす人は受講料の一部支給が受けられること、そして合格時の全額返金特典による費用負担の大幅軽減。
これらを順番に当てはめていくと、額面の重さは確実に削られていきます。
総合的に見れば、表面の価格差がそのまま実質負担の差になるわけではありません。とはいえ、最初に振り込む金額の重さは消えませんから、家計の余裕や学習を続けきれる自信と相談しながら決断する必要があります。
私の率直な感覚をお伝えすると、「途中で辞めても惜しくない金額か」と値段で線引きするより、「合格するために本気で向き合えるか」と覚悟で線引きするほうが、後悔の少ない選択になるはずです。
中途半端に安いものに手を出して挫折したときの徒労感のほうが、実は一番大きなダメージになりますから。
教材・動画量に圧倒される可能性
入門カリキュラム/フルは総講義時間が約365~387時間とずっしり重く、テキストも何冊もの冊数で送られてきます。段ボールを開けた瞬間に「思ったより多い……」と固まったという受講生の声は決して珍しくありませんでした。
- 総講義時間 約365~387時間(豊村クラス387時間・田島クラス365時間)
- 配布テキスト 18冊前後(全体構造編・各科目総合講義・過去問・逐条ローラー等)
- 学習目安期間 約8か月(2026年3月開始のモデルスケジュール)
「めちゃくちゃ量が多くて気が遠くなった」という声が象徴するように、特に民法・行政法のボリュームは初学者の心を折りにきます。スケジュール管理が得意でない人ほど、未消化のまま積み上がっていく動画と問題集を前にして、途中でフェードアウトするリスクが高まります。
ただ、ここで立ち止まって考えてみると、量の多さは裏を返せば「網羅性が高く、市販の参考書や問題集を買い足さなくていい」という安心感に直結する話でもあります。
実際、口コミでも「だらだら話しているのではなく大事なことを全部詰め込んでいるからこの量になったんだと今なら思います」「網羅的に勉強を進めたい私には、むしろ相性の良い教材だった」と、受講後に評価をひっくり返している受講生が何人もいました。
最初の印象と完走後の印象がここまで変わる、というのは興味深い傾向です。
ではどう向き合うか。私が有効だと考える対処法は3つあります。まず受講開始直後に全体構造編を視聴し、「ゴールまでの地図」を頭に入れること。
次に1チャプターが短く区切られている設計と倍速機能を最大限活用し、机に向かえる短時間でも確実に1本ずつ消化すること。そしてTOKERUKUNや学習アプリで通勤や家事の合間まで巻き込み、スキマ時間を取りこぼさないこと。
「全部終わるかな」と先回りして不安になるより、「今日の1本」に集中する習慣を作るほうが、結果としてゴールに近づけます。山登りと同じで、頂上を見上げ続けるより足元の一歩を意識したほうが、気がつけば高いところまで来ているものです。
模擬試験が本番より難しい
アガルートの模擬試験について、「本番より難しい」と漏らす受講生が思いのほか目立ちました。直前期のメンタル維持という観点で、これは見過ごせない論点だと感じます。
- 模擬試験は豊村講師作成のオリジナル問題
- 一部の受講生から「難易度が高すぎる」「自信をなくした」という声あり
- 一方で「直前期にギアを上げるきっかけになった」と肯定的に捉える声も存在
直前期に低い点数を突きつけられると、本番までのわずか数週間で気持ちが大きく揺さぶられます。実際、口コミでは「全8回の模試の中で最低点を取って絶望した」と振り返る人もいました。国家資格の受験経験のある身として読むと、これは胸が痛くなる証言です。
そこで提案したい対処法は、模試の位置づけを発想転換すること。すなわち「自分の実力を測る物差し」ではなく「直前期の弱点を炙り出すレントゲン」として使う、と割り切るアプローチです。
アガルートの模試で出た点数を本試験の予想得点と重ね合わせるのではなく、「どの単元でミスが集中したか」を確認するためのツールと捉えれば、点数そのものに必要以上に揺さぶられずに済みます。
加えて、物差しを1本に絞らないこともおすすめしたいところ。LEC・伊藤塾・TACといった大手の公開模試を併用すれば、難易度の異なる複数の鏡で自分を映せます。1回の結果に一喜一憂しなくて済むのは、こういう「複眼」を持っているときです。
私自身、他資格の受験を通じて痛感したのは、模試との付き合い方は最後はメンタル管理の話だということ。難しい模試にも冷静に向き合える心の準備を、受講開始時点から少しだけしておくと、直前期に転ばずに済みます。
テキストの訂正が多め
テキストの訂正が多く、しかも訂正箇所が見つけにくい、という指摘も見過ごせません。これは内容そのものの欠陥ではなく、運用面の話なのですが、初めてアガルートを使う人ほど戸惑いやすい部分でしょう。
- 法改正・最新判例を毎年反映するため、訂正そのものは発生する
- 訂正情報の通知方法が、過去に利用経験のない人には把握しにくいことがある
- 受講開始後の早い段階で訂正情報の確認方法をチェックしておくと安心
法律系の試験対策教材は、毎年の法改正や新判例を反映するため、ある程度の訂正発生はもう構造的に避けようがありません。どの予備校でも事情は似ています。
問題は、口コミにもあった「初利用者には訂正箇所がぱっと見で分からない」という運用面の課題が実在することで、これを知らないまま勉強を進めると「あれ、このテキストの記述、古いんじゃないか?」という不信が芽生え、学習の集中力を削ぎかねません。
対処法はとてもシンプルです。受講開始のタイミングで、公式サイトのお知らせ欄とマイページ内の訂正情報ページがどこにあるかを必ず確認しておくこと、そして月に1回くらいは軽くチェックする習慣を作ること。これだけで大半の不安はクリアできます。
少し角度を変えて見ると、訂正の多さは「教材を最新の法改正・判例にきちんと追従させている」という証でもあります。古い情報のまま塩漬けにされている教材のほうが、試験対策としてはよほど怖い。
この観点で捉え直せば、訂正の多さは欠点というより「まめなメンテナンスの結果」と読み替えることもできます。運用面のひと手間さえ受け入れられれば、このデメリットはかなり小さく感じられるようになるはずです。
合う人・合わない人
ここまで評判・特徴・比較・メリット・デメリットと多角的に見てきました。情報量が多かったので、最後に「結局、自分はこの講座を選ぶべきなのか?」という問いに答えるための整理をしておきたいと思います。
受講ボタンを押す前の最終チェックリストとして使っていただければ嬉しいです。
アガルート行政書士講座が合う人
私が記事を書きながら「この人なら間違いなく満足するだろうな」と感じたのは、次の条件に複数当てはまるタイプの方です。
- 1年で本気で合格したい初学者
- 講師の相性を最重視したい人(豊村講師のサンプル動画が刺さった人)
- 教材の網羅性を重視し、自分で補助教材を買い足す手間を省きたい人
- 合格特典を学習継続のモチベーションに変えたい人
- 法改正や最新判例に毎年対応した最新教材で学びたい人
- 仕事や育児の合間に短時間でも学習を継続したい人
なかでも私が強調したいのは、「楽しく続けられる講師でなければ最後まで走れない」という自覚がある方との相性です。私自身、勉強を続けるうえで講師との相性ほど侮れないものはないと痛感してきました。
豊村講師の講義は、長時間の学習を「苦行」に変えないための工夫が随所に効いていて、聴いていて飽きが来にくい。さらに、教材・カリキュラム・サポートが網羅的に揃っているため、初学者が陥りがちな「次は何をやればいいんだろう」という迷子状態にもなりにくい。
この安心感は学習スタートで意外なほど効いてきます。
合格特典の捉え方もポイントです。受講料の重さを「自分への投資」、あるいは「給料1か月分を人質にして本気度を上げる仕掛け」として前向きに飲み込める方なら、アガルートを選ぶ意義は十二分にあると私は思います。
逆に「特典は取れたらラッキー」程度に冷めた目線で見られる方も、価格に見合うだけの教材を手にできるので損はしません。
アガルート行政書士講座が合わない人
一方で、次のような条件に当てはまる方には、無理にアガルートを選ぶ必要はないと私は考えています。むしろ別の講座のほうが学習が軌道に乗りやすいでしょう。
- 受講料を最優先で抑えたい人
- スキマ時間中心で短時間集中型の学習がしたい人
- 教材の量に圧倒されると挫折してしまうタイプの人
- 紙のテキストや講師の語り口にこだわりがない人
「とにかく出費は抑えたい。家計に響く金額は出したくない」という方には、税込約7万円のスタディングが第一候補になるでしょう。スマホ1台で講義視聴から問題演習まで完結する設計で、AI機能を駆使すれば短時間学習でも知識が定着しやすいです。
総講義時間も約109時間とアガルートのおよそ4割弱に収まっているので、通勤電車や昼休みのスキマ時間を積み重ねていくスタイルにフィットします。私もスタディングは「忙しい社会人の味方」という印象を強く持っています。
「合格率の数字を見て安心したい。でも教材は分厚すぎないほうがいい」という方には、フォーサイトが噛み合います。約9.5万円という価格、約70時間という総講義時間でありながら、令和7年度に合格率58.5%という実績を出している点は無視できません。
フルカラーテキストの読みやすさも昔から定評があり、「短時間で要点だけ押さえて合格圏に乗せたい」という方には頼もしい選択肢になるはずです。
もう少し条文ベースで腰を据えて学びたい、けれど価格は抑えたい。そんな方には、資格スクエアの「森Tの1年合格講座」(税込約16.9万円)を検討してみる価値があります。
総講義時間は約230時間とむしろアガルートより長いものの、価格はアガルートのおよそ半額。森講師の条文ドリブンな解説スタイルは独特の魅力があり、「条文を血肉にする」感覚で実力をつけたい方には刺さるはずです。
ここまで見てきて改めて感じるのは、行政書士講座は「どれが一番優れているか」で選ぶものではなく、「自分の性格・生活・予算・本気度にどれが合うか」で選ぶものだということです。
アガルートはその選択肢のなかで、「教材の充実度」「講師の力量」「合格特典」という3点を高い水準で揃えた講座だと私は評価しています。納得して選んだ1つの講座と一年間付き合えば、結果はきっとついてきます。
最安値で受講する方法
入門カリキュラム/フルの定価は約33万円で、決して安い買い物ではありません。私自身、通信講座を選ぶ際は「どうにかして1円でも安く受講できないか」と考えるタイプなので、その気持ちは痛いほどわかります。
ここでは、受講料をなるべく抑えたいと願うあなたに向けて、私が把握している限りの仕組みをまとめてお伝えします。
割引制度を活用する
アガルートには複数の割引制度が用意されており、条件に合致すれば最大30%OFFが適用されます。
- 他校乗換割引:他予備校・通信講座等の有料講座受講経験者(20%OFF)
- 再受講割引:アガルート行政書士講座の受講経験者(30%OFF)
- 他資格試験合格者割引:アガルートの宅建・社労士・土地家屋調査士・社会福祉士講座受講合格者(20%OFF)
- 家族割引:家族がアガルート有料講座の現・過去受講生(10%OFF)
- 行政書士試験受験経験者割引:行政書士試験の受験経験者(10%OFF)
特に注目したいのが家族割引です。「家族が現在受講中」のケースだけでなく「過去に有料で受講したことがある」場合も対象になるという点は、見落とされがちなポイントだと感じました。
視聴期限が切れたあとの家族であっても適用されるので、思い当たる方がいないか一度ご家族に確認してみてはいかがでしょうか。意外と該当する人が多いはずです。
ここで一つ、注意喚起しておきたいことがあります。これらの割引制度は、一部を除いて申込前の申請が必須で、申込後の事後申請は一切受け付けてもらえません。あとから「あ、私あの割引が使えたじゃないか」と気づいても手遅れというわけです。
受講を決める前に公式サイトの割引ページで条件をチェックし、忘れずに申込時に申請してください。なお、割引制度どうしの併用はできない一方で、セール・キャンペーン価格と割引制度の組み合わせはOKです。タイミングが合えば想像以上に費用を圧縮できる可能性があります。
一般教育訓練給付金を活用する
入門カリキュラム/フルは、ありがたいことに一般教育訓練給付金の対象講座に指定されています。制度のあらましを先に押さえておきましょう。
- 対象:雇用保険の被保険者条件を満たす受講者
- 申請先:修了後にハローワークへ所定の申請
- 支給内容:受講料の一定割合が後日支給される
- 注意点:合格特典(全額返金・お祝い金)との併用は不可
雇用保険の被保険者条件を満たすあなたであれば、修了後にハローワークへ所定の申請を行うことで、受講料の一定割合が支給される仕組みです。
ただ、受給要件や申請手続き、対象期間などには細かな条件が絡みます。アガルートの公式サイトには教育訓練給付制度の専用案内ページが用意されていますから、申込前に必ず目を通しておいてください。
キャンペーン・セール情報を確認する
アガルートでは時期に応じて、セールやキャンペーンが実施されることがあります。判断材料を先に整理しておきましょう。
- 実施タイミング:時期や講座によってまちまち
- 過去の実施履歴:別記事の割引情報まとめ記事で公開
- 割引制度との併用:セール価格と各種割引制度の組み合わせは可
- 留意点:試験までの残り時間が短い場合は、待たずに早期スタートが優先
タイミング次第では定価よりも大幅に安く申し込める場面もあり、私もこの動向は常に気にしてウォッチしています。
過去の実施履歴や最新のキャンペーン情報は、別記事の割引情報まとめ記事にまとめてあります。受講を急がないのであれば、まずはこちらに目を通してから判断するのが賢明だと思います。
ただし、キャンペーン待ちには見逃せない落とし穴も。当然ながら、学習開始が遅れれば遅れるほど試験までの残り時間は短くなり、その分だけ合格可能性は確実に削られていくのです。
「数千円~数万円を節約するために、合格そのものを逃した」となっては本末転倒。受験予定の試験日まで時間的余裕がない場合は、キャンペーン待ちよりも一日でも早く学習を始めるほうがはるかに合理的でしょう。
節約と早期スタートのトレードオフを冷静に天秤にかけ、後悔のない選択をしてください。
よくある質問
最後に、「あと一歩、踏ん切りがつかない」という方が抱きがちな疑問にお答えします。本文で書ききれなかった細部を、できる限り正直にお伝えするつもりです。
「豊村・田島どちらのクラスがいい?」
入門カリキュラム/フルには豊村クラスと田島クラスの2種類が用意されており、どちらを選んでも受講料は税込327,800円で変わりません。
差が出るのは入門総合講義のメイン担当が誰になるかという一点だけ。全体構造編・短答記述過去問・逐条ローラー・文章理解といった他の講座は、クラスをまたいで同じ内容となっています。
私が一番おすすめしたいのは、サンプル動画を実際に見て「どちらの語り口が自分の耳に合うか」をその場で確かめる方法です。
豊村講師はテンポ良く明るく、たとえ話を駆使して法律をかみ砕いていく語り。田島講師はもともと国語講師でもあり、その言語感覚で条文や具体例を一段ずつ積み上げていく語り。タイプはまるで違うのに、どちらにも熱量の高いファンがついている。それが面白いところです。
迷ったらYouTubeで両講師の動画を10分でも15分でも続けて視聴し、「もっと聞きたい」と素直に感じたほうを選んでください。耳になじむ声で1年近く学ぶことが、結局は最大の合格戦略だと私は思っています。
口コミ件数だけを数えると豊村クラスの受講生のほうが目立ちますが、これは単純に申込者の母数の差であって、田島クラスの満足度が低い証拠にはなりません。
「田島先生の熱いご指導が合格へ必要不可欠だった」と振り返る受講生も少なからずいて、その熱量に支えられて合格をつかんだ人が確かに存在します。多数派に流される必要はまったくないので、自分の感性を信じてください。
「初学者でも合格できる?」
結論からお伝えすると、入門カリキュラム/フルは法律初学者を主な対象として設計されており、ゼロからのスタートでも十分に合格圏に入れる構成です。
事実、令和7年度の受講生の口コミにも「法律の勉強は初めてだった」「行政書士が最初の資格挑戦だった」という声がいくつも並んでいました。私はこの率直な告白を読むたびに、初学者がここで成果を出している事実に勇気をもらいます。
ただ、安易に「初学者でも楽勝」と煽るつもりはありません。合格には相応の学習時間が必要です。行政書士試験の合格に求められる学習時間は一般に800~1,000時間と言われ、ペースを保つには約8~12か月の継続が現実ラインになります。
挫折を避けたいなら、最初に全体構造編で森全体を上から眺め、その後は総合講義と短答過去問演習をジグザグに行き来する形がおすすめです。
豊村講師・田島講師のメリハリある語りに引っ張ってもらえる分、独学で同じ範囲をさまようよりも、はるかに早く理解の足場が固まるはずだと私は感じています。
「スマホだけで学習できる?」
スマホ単体でもかなりの範囲をカバーできます。ただし、紙のテキストと併用することを前提に組まれたカリキュラムなので、「完全にスマホ一台で完結させたい」という人にはおすすめしにくい、というのが私の率直な見解です。
機能面を整理すると、講義動画はスマホアプリ「AGAROOT Learning」で再生でき、テキストもデジタルブックライブラリーからブラウザ経由で読めます。
さらにTOKERUKUNを使えばスマホ画面で択一過去問演習まで完結。通勤電車や昼休みの15分でも、ポケットからスマホを取り出せばすぐに学習に戻れる環境が整っています。
それでも紙のテキストには、書き込みやすさと記憶定着のしやすさで譲れない強みがあります。受講生の振り返りを読むと「テキストに書き込みながら使った」「最終的に10周以上目を通した」というコメントが本当に多く、紙ならではの学習手応えが伝わってきます。
机に向かえる時間は紙のテキストを広げ、外出先のスキマ時間ではスマホで補う。この使い分けがバランスの良い学習スタイルだと、私は感じています。
「不合格だったらどうなる?」
アガルートでは不合格時の全額返金制度といった仕組みは用意されていません。万が一不合格になっても受講料は戻ってこないので、申し込む前に「ダメだったらどうするか」をある程度、決めておいたほうが安心です。
再挑戦時に使える割引制度があります。同じ講座・カリキュラムをもう一度申し込む場合は再受講割引(30%OFF)を利用可能。より上位のカリキュラムに乗り換えるならステップアップ割引制度(最大30%OFF)が使えます。
それでも「不合格時のリスクヘッジを最優先にしたい」という気持ちが強いなら、フォーサイトの全額返金保証制度(バリューセット3対象・条件あり)を使うことも検討すると良いでしょう。
「豊村ゼミも受けるべき?」
豊村ゼミは入門カリキュラム/フルには含まれない別売りオプションで、当日ライブクラスが税込55,000円、アーカイブ配信クラスが税込33,000円という設定。豊村講師がゼミ形式で民法・行政法・憲法を約50時間かけて総復習する内容です。
口コミを掘っていくと「豊村ゼミがなければ受からなかった」「最も繰り返し視聴した講座」と振り返る声に何度もぶつかります。ここまで言われるオプションも珍しい、というのが私の正直な感想です。
一方で、入門カリキュラム/フルだけでも合格に必要な要素はちゃんと揃っているため、豊村ゼミの位置づけは「無くては困る必須教材」ではなく「あれば心強い、頼れる伴走者」というのが現実的な見方だと思います。
判断のものさしとして私が提案したいのは、入門カリキュラム/フルの教材を消化しきれそうかどうか、という一点です。フルの講義だけでも約365~387時間あり、消化が追いつかない人がそこにゼミまで重ねれば、どちらも中途半端になりかねません。
逆に、ペースに余裕があってさらに踏み込みたい人や、ゼミ仲間と一緒に切磋琢磨できる環境を求めている人にとっては、追加投資の価値が十分にあるオプションだと言えます。「自分はどちらのタイプか」と一度立ち止まって考えてから決めてください。
この記事のまとめ

最後に、私がアガルート行政書士試験講座を通して感じたことを、ぎゅっと凝縮してお伝えします。
令和7年度の合格率52.59%(全国平均の約3.62倍)という数字、豊村慶太・田島圭祐・林裕太という3講師の絶妙な役割分担、そして全体構造編・逐条ローラーインプット・文章理解対策といったフルプラン限定の講座群。
これらをじっくり並べて眺めるほど、「初学者を1年で合格まで連れていく」という一点に向けて、よく練り上げられたパッケージだなというのが私の率直な印象です。
受講生の口コミを読み込んでいて私が一番唸らされたのは、「最後まで走り切らせる」ことへの徹底ぶりでした。思わず笑ってしまうほど楽しい講義、メリハリを効かせた指導、5分でも10分でも拾い上げてくれるデジタルツール群、そして合格特典という最後のひと押し。
これらが何重にも層をなして、心が折れそうな瞬間に下から支えてくれる。1年近い長丁場を孤独に走り抜くのは想像以上にきついものですが、その「きつさ」を真正面から見据えて設計されているのが、アガルートの一番のすごみだと感じています。
もちろん、いいことばかりではありません。約33万円という価格は他社と比べて頭ひとつ抜けて高く、教材の総量も行政書士講座のなかでは最大級です。
「コスパを最優先で選びたい」「平日の通勤電車だけで学習を完結させたい」というあなたには、正直なところスタディングやフォーサイトのほうが幸せになれる可能性が高いと私は思います。万人向けではない。これははっきり書いておきたいところです。
それでも、「今年こそ本気で受かりたい」「講師の語り口に没入できないと続かないタイプだ」「教材の薄さで後悔だけはしたくない」。こうした思いがあなたのなかにあるなら、アガルート入門カリキュラム/フルは間違いなく検討候補の上位に食い込んできます。
申し込みの前に、ぜひYouTubeやサンプル動画で豊村講師・田島講師の語り口を必ず一度確かめてみてください。耳や肌で「この人の話なら毎日聞いていられる」と感じられたなら、しめたもの。
そこから始まる1年は、合格というゴールに向けてあなたを大きく前進させてくれるはずです。応援しています。









