フォーサイト・スタディング行政書士講座を受講した私の比較と結論

フォーサイト行政書士

フォーサイトとスタディングの行政書士講座を実際に受講してレビューしている杉山貴隆です。

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行政書士試験の通信講座を調べていくと、ほぼ必ず候補に上がってくるのがフォーサイトとスタディングの2社ではないでしょうか。どちらも評判が良いだけに、「結局どっちを選べばいいのだろう」と迷ってしまいますよね。

受講料も安い買い物ではありませんから、自分に合わないほうを選んで後悔したくないと感じるのは当然です。

そこで今回は、フォーサイトの「バリューセット3(通常セット)」とスタディングの「合格コース コンプリート」という両社の最上位コース同士を正面から並べて、10の比較項目で徹底的に検証していきます。

加えて、それぞれの講座を受講する場合のメリットと、見落としがちな注意点についても率直にお伝えします。

この記事を最後まで読んでいただければ、「自分の生活スタイルや学習の好みに合っているのはどちらか」がはっきり見えてくるはずです。ぜひ講座選びの判断材料にしてください。

※本記事は2026年2月時点で入手できる情報を基に作成しています。掲載している講義や教材の画像は受講当時のものであり、現在とは状況が異なる場合があります。

【結論】フォーサイト・スタディングはこんな人におすすめ

フォーサイト行政書士講座 スタディング行政書士講座 比較図解

最初に結論をお伝えします。フォーサイトとスタディングは、どちらか一方が全面的に優れているという関係ではありません。「あなたがどんな環境で、何を重視して勉強を進めたいか」によって、最適解がまったく変わってきます。

フォーサイトが向いているのは、次のような方です。

  • 紙のテキストに書き込みながら、机に向かって集中的に学びたい
  • 合格率49.4%(2024年度)という客観的な実績データに安心感を求めたい
  • 疑問点は回数を気にせず何度でも質問して解消したい
  • 一般教育訓練給付制度を利用して実質負担を抑えたい

一方、スタディングが向いているのは、次のような方です。

  • 通勤中や昼休みなどの隙間時間をフル活用して勉強したい
  • 初期費用をできるだけ抑えたい
  • AI実力スコアやAI添削など、テクノロジーを活用した学習に魅力を感じる
  • スマホやタブレットでの学習に抵抗がない

ひと言で表現するなら、フォーサイトは「紙の教材と手厚いサポートで合格まで導いてもらう王道型」、スタディングは「スマホとAIを使い倒して自走する次世代型」です。以下の10項目比較で、その違いをより具体的に掘り下げていきましょう。

フォーサイト・スタディングを10項目で比較

ここからは、両講座を10の切り口で比較していきます。まずは全体像を一覧表で把握してください。◎は特に優れている項目、○は十分な水準の項目、△はやや課題がある項目を示しています。

比較項目フォーサイトスタディング
受講料
給付金活用で
実質約6.8万円

ペーパーレス
なら5万円台
合格実績
合格率49.4%

合格率非公表
合格者多数
講義動画
約70時間の
コンパクト設計

約109時間+
隙間時間対応
テキスト
フルカラーの
紙テキストが標準付属

デジタル中心
(冊子版はコースにより付属)
問題集
紙の問題集10冊+
eラーニング演習

デジタルで2,000問超+
AI問題復習
模試
模試2回+
答練が豊富

模試1回+
AI添削130回
学習アプリ
ManaBunで
堅実に管理

AI実力スコアが
秀逸
受講中のサポート
質問回数が
無制限

質問チケット
30枚
合格特典
受講料の50%還元
(条件あり)

一律10,000円の
お祝い金
不合格時のフォロー
全額返金保証
(条件が厳格)

大幅割引価格で
再受講可
総合評価88点/100点82点/100点

※フォーサイト・スタディング間での相対評価です。他の講座と比較する場合は評価が変わることがあります。
※総合評価は「◎」を10点、「○」を7点、「△」を4点とし、合計することにより算出しています。

フォーサイトはテキストの品質・サポート・演習量といった「安心感」を構成する要素に◎が集まり、スタディングは価格・アプリ・講義設計・問題演習量といった「効率性」を構成する要素に◎が集まっています。

どちらにも光る部分と注意すべき部分がありますので、ご自身の優先順位と照らし合わせながら、以下の詳細を読み進めてみてください。

受講料

まず気になるのは価格でしょう。両講座の定価と主な割引制度を一覧にしました。

項目フォーサイト
(バリューセット3 通常)
スタディング
(合格コース コンプリート)
定価(税込)94,800円(送料別)69,400円(冊子テキスト付)
59,400円(ペーパーレス版)
主な割引資料請求で
10,000円OFFクーポン
無料会員登録で
10%OFFクーポン
教育訓練給付制度対象
(受講料の20%の給付)
対象外
紙テキスト全て標準付属
(フルカラー)
テキストを別売で買い足す
場合は19,800円

表面上の定価ではスタディングが約2.5~3.5万円安くなっています。

しかし、フォーサイトは教育訓練給付制度の対象講座です。雇用保険の加入歴が一定年数以上ある方なら、修了認定後に受講料の20%がハローワークから支給されます(条件や手続き有)。この制度を活用した場合、フォーサイトの実質負担額は約75,840円まで下がる計算です。

ここで見逃せないポイントがあります。スタディングのペーパーレス版(59,400円)を選んだものの、学習を進めるうちに「やはり紙のテキストが欲しい」と感じてオプション追加するケースです。

別売テキストを買い足すと合計の費用は79,200円になり、給付制度を活用した場合のフォーサイトの費用(75,840円)を超えます。「デジタルだけで学習を完結できるか」を事前に見極めることが、実質コストを左右する重要な分岐点になるわけです。

合格実績

項目フォーサイトスタディング
公表形式合格率
(パーセンテージ)
合格者の声
(体験談の件数)
2023年度の実績合格率45.45%304名の
合格体験記
2024年度の実績合格率49.4%
(全国平均の約3.83倍)
100名以上の
合格体験記
算出方法試験後の受講生
アンケートに基づく
合格報告ベース
(合格率は非公表)

フォーサイトは2024年度(令和6年度)試験における受講生の合格率が49.4%であると公表しています。同年度の全国平均合格率12.9%と比べると約3.83倍です。2023年度も45.45%と、安定して高い数値を維持しています。

この合格率は試験後に実施されるアンケートに基づいて算出されたもので、母集団が明確に設定されている点で透明性が高い数字といえるでしょう。

一方、スタディングは特定年度の合格率をフォーサイトのように打ち出してはいません。その代わり、公式サイトに多数の合格者の声が掲載されており、2023年度は304名の合格が確認されているなど、絶対数として多くの合格者を輩出しています。

INFO

合格率の算出には注意が必要です。任意アンケートベースの数値は、回答者が合格者に偏りやすい傾向があります。フォーサイトの数字が間違いだと言いたいのではなく、数値の比較だけで講座の良し悪しを決めるのは早計だということです。

大切なのは「その講座の学習スタイルを自分が再現できるか」であり、合格率は参考指標のひとつとして捉えるのが賢明でしょう。

講義動画

項目フォーサイトスタディング
講義全体の総時間約70時間約109時間
(主要講座合算)
1回あたりの長さまとまった講義単位約20分のマイクロ
ラーニング
収録形式専用スタジオ収録・
電子ボード使用
スマホ視聴に最適化・
倍速再生対応
想定する学習スタイル机に向かって
集中して視聴
隙間時間を
活用して視聴

講義動画の設計思想は、両講座の学習哲学を最もよく映し出している部分です。

フォーサイトの講義は約70時間程度とコンパクトにまとめられています。これは、合格ラインの180点を確実に超えることにフォーカスした「絞り込み戦略」の表れです。出題頻度の低い難解な論点を大胆にカットし、基本事項の反復に受講生のリソースを集中させる狙いがあります。

フォーサイト行政書士講座 基礎講座 福澤講師

フォーサイト行政書士講座 基礎講座 テキストが映し出される

専用スタジオで収録された映像は高品質で、フルカラーテキストが電子ボード上に表示されるため、テレビ番組を視聴するような感覚で学べる点も好評です。

スタディングの基本講座は約50時間、過去問解法講座や記述式解法講座なども合わせると計約109時間に及びます。1回あたりの講義は20分前後に細かく分割されており、日常のあらゆる隙間時間に溶け込む設計です。

スタディング行政書士講座 合格のための論点200 Quesitonを提示

動画プレーヤーは倍速再生に対応し、テキストと講義動画をスマホの同一画面でシームレスに閲覧できるUIも備わっています。

つまり、フォーサイトは「まとまった時間を確保して机に向かう」ことが前提の設計であり、スタディングは「生活動線の中に学習を組み込む」思想です。日々の生活で確保できる学習ブロックのかたちが、どちらに自然に合うかで選ぶのが合理的な判断になります。

テキスト

項目フォーサイトスタディング
テキスト形式紙媒体
(フルカラー印刷)
デジタル
(フルカラーWEBテキスト)
標準付属の紙テキストあり
(基礎講座テキスト8冊)
コースにより異なる
(冊子テキスト付版はあり、
ペーパーレス版はなし)
紙テキストの対象範囲基礎講座・直前対策講座の
テキストすべてが紙で届く
基本講座のWEBテキストの
製本版のみ
デジタル閲覧ManaBunで
デジタルテキストも閲覧可
スマホ・PC・タブレットで
閲覧可(メモ機能あり)
書き込み・余白紙テキストに余白が設けられ、
メモ書き込みを想定した設計
WEBテキストにメモ機能あり
(ペンでの手書きは不可)
テキストの特徴重要度を星と色で段階表示、
図表・イラストが豊富
講義内容に補足や
解法テクニックを加えた構成
教材の長期保存紙教材が手元に残る受講期限後は
アクセス権が消滅

テキストの提供形態は、両講座のコンセプトの違いが最も物理的に表れる部分です。

フォーサイトのバリューセット3には、基礎講座テキスト8冊がフルカラーの紙教材として標準付属します。テキストは過去問を徹底分析したうえで制作されており、出題頻度の低い論点を省き、頻出論点を重点的に解説する「合格点主義」の設計思想が貫かれています。

各ページには重要度が星の数と背景色で段階的に示されており、「今どこを重点的に覚えるべきか」が視覚的にわかる仕組みです。図表やイラストも豊富で、民法の権利関係のような複雑な論点も直感的に理解しやすいと好評です。

適度な余白が設けられており、講義を聴きながらメモを書き込むことで自分だけのテキストを作り上げていく学習スタイルが想定されている点も、紙教材ならではの強みでしょう。また、ManaBunを通じてデジタルテキストとしても閲覧可能であるため、外出先ではスマホで確認するという使い分けもできます。

スタディングのテキストは原則としてデジタル(WEBテキスト)での提供です。基本講座の各回にフルカラーのWEBテキストが付属し、講義内容をベースに補足情報や解法テクニックが加えられた構成になっています。スマホ・PC・タブレットのいずれでも閲覧でき、気になる箇所にメモを残せる機能も備わっています。

冊子テキスト付版を選べば、基本講座のWEBテキストを印刷・製本したA5サイズの紙テキストが届きます。ただし、冊子テキストはあくまで基本講座のWEBテキストの製本版であり、スマート問題集や過去問集、その他の講座テキストは含まれない点に注意が必要です。

テキストの品質はどちらも高い水準にありますが、「紙で全体を俯瞰し、手を動かして覚えたい」ならフォーサイト、「いつでもどこでもスマホで確認できる利便性を優先する」ならスタディングが合っています。

問題集

項目フォーサイトスタディング
過去問の問題集科目別・テーマ別に整理された
紙の問題集10冊+再現問題
スマート問題集(約1,000問)
セレクト過去問集(約400問)
13年分テーマ別過去問集(約670問)
記述式の問題集直前対策講座の
記述問題対策テキストに収録
記述式対策問題集
(PDF提供、印刷可)
提供形式紙の冊子+
eラーニングの両対応
すべてデジタル
(アプリ内で完結)
eラーニングでの演習機能過去問再現演習、
過去問 一問一答演習(VS3のみ)
AI問題復習で
最適な復習タイミングを自動提示

インプットした知識を得点力に変えるには、十分な量の問題演習が欠かせません。問題集の構成にも、両講座の設計思想が色濃く反映されています。

フォーサイトのバリューセット3には、過去問講座の問題集10冊が紙の冊子として標準付属します。

この問題集は科目ごとに冊子が分かれており、さらに各冊子の中でもテーマ別・論点別に問題が整理されたテーマ別収録型の構成です(私が受講した当時の情報)。似た問題を続けて解くことで、1つの論点に対する自分の理解度を効率的に確認できます。

紙の問題集に加え、直近の本試験を復元した再現問題と演習ノートも付属します。

さらにeラーニング(ManaBun)では問題集と同じ問題をアプリ上で解ける「過去問再現演習」や、一問一答形式で解答データから苦手問題を自動抽出する「過去問 一問一答演習」(バリューセット3のみ)も利用可能です。

紙の冊子とeラーニングの両方で同じ問題集に取り組める自由度の高さは、フォーサイトならではの強みといえるでしょう。

スタディングの問題演習はすべてデジタルで完結する設計です。

コンプリートコースには、基礎固め用の「スマート問題集」、重要テーマを厳選した「セレクト過去問集」、そして過去13年分の出題をテーマ別に整理した「13年分テーマ別過去問集」、段階的にレベルアップできる3種類の問題集が用意されています。

間違えた問題だけを抽出して再挑戦できる機能や、全受講者との得点比較機能に加え、「AI問題復習」機能により忘却曲線に基づいた最適なタイミングで復習問題が自動出題されるため、効率的に記憶を定着させることができます。

記述式対策問題集はPDF形式で提供されるため、印刷して紙で取り組むことも可能です。

まとめると、紙の冊子で本番に近い感覚で演習を積みたいならフォーサイト、スマホひとつですべての問題演習を完結させたいならスタディングが適しています。

どちらを選んでも合格に必要な演習量は確保されていますので、「自分がストレスなく繰り返せる形式はどちらか」を基準に判断するのが賢明です。

模試

項目フォーサイトスタディング
模擬試験の回数2回
(冊子+解答用紙で本番形式)
1回
(オンライン形式)
答練ペースメーカー答練
(基礎3冊+本試験4冊)
科目別合格答練10回
記述式対策記述式問題集約60問
(複数パターンの解答例付き)
AI添削チケット130枚で
即時フィードバック
演習形式紙ベースの実践演習が中心デジタル+AI活用が中心

本試験形式の演習は、インプットした知識を得点に変換するための訓練として欠かせません。

フォーサイトには模擬試験が2回分、さらにペースメーカー答練講座(基礎レベル3冊+本試験レベル4冊)が含まれています。模試は冊子と解答用紙を使った物理的な演習が可能で、本番さながらの緊張感を体験できます。

記述式問題集も約60問収録されており、解答例が複数パターン用意されているため、部分点を確保するコツをつかみやすいと評価されています。

スタディングには合格模試1回と科目別の合格答練10回が含まれます。模試の回数ではフォーサイトに譲りますが、スタディング最大の武器は生成AIを用いた「AI添削機能」です。

コンプリートコースにはAI添削チケットが130枚も付属しており、記述式問題を解いた直後にAIが即座に採点とフィードバックを返してくれます。問題を解いた記憶が新しいうちに自分の思考のズレを修正できるこの即時性は、学習効果を大きく引き上げる画期的な仕組みです。

模試を紙の冊子で本番同様に体験したいならフォーサイト、記述式の反復回数をAIの力で最大化したいならスタディング、という棲み分けになるでしょう。

学習アプリ

項目フォーサイト(ManaBun)スタディング
スケジュール管理生活スタイルに
合わせて自動作成
学習レポートで
進捗をグラフ化
弱点分析解答データから
苦手分野を洗い出し
AI実力スコアで得点予測を
リアルタイム表示
問題演習過去問一問一答演習・
オリジナル模試生成
スマート問題集・
AI問題復習
オフライン対応講義動画の
事前ダウンロードが可能
講義動画の
ダウンロード視聴に対応
特徴的な機能eライブスタディ
(ライブ配信型学習)
AI実力スコア
(本試験の得点を予測)

eラーニングの使い勝手は、通信講座における学習の継続率と効率に直結します。

フォーサイトの「ManaBun(マナブン)」は、講義動画のオフライン視聴、デジタルテキスト閲覧、学習スケジュールの自動作成・管理、過去問一問一答演習、オリジナル模試の自動生成など、堅実で実用的な機能を備えた総合学習支援システムです。

生活スタイルに合わせてスケジュールを組み立ててくれるため、「何をいつやればいいか」に迷いにくい設計になっています。

スタディングのeラーニングは、業界屈指の完成度と洗練されたUI/UXで知られています。中でも注目すべきは「AI実力スコア」という独自機能です。受講生の学習履歴や解答データをAIが解析し、「本試験を受けたら何点取れるかをリアルタイムでスコア表示」します。

この予測スコアは精度が高く、実際の試験と数点以内の誤差に収まったという報告も多く聞かれます。自分の現在地を数値で客観的に把握できるため、学習計画の軌道修正に絶大な威力を発揮するでしょう。

アプリ性能だけを見れば、スタディングが一歩先を行っている印象です。ただし、AI予測のスコアで焦ってしまうタイプの方には、ManaBunの「やるべきことを着実にこなす」堅実なスタイルのほうが精神的に安定する場合もあります。

受講中のサポート

項目フォーサイトスタディング
質問方法ManaBunから
専門スタッフへ質問
学習Q&Aチケットで
講師へ質問
質問回数無制限30回(チケット制)
自己解決支援過去問解説動画で
補完
AI検索機能+
過去Q&Aデータベース
利用停止期間なし試験日の約2週間前から
試験当日までは停止

通信講座で孤独に学習を進めるうえで、疑問をどう解消するかは挫折を防ぐ生命線です。

フォーサイトのバリューセット3は、回数無制限の質問サポートを提供しています。ManaBunを通じていつでも専門スタッフに質問でき、回答の質も高いと好評です。

民法の複雑な権利関係や行政法の抽象的な概念でつまずきやすい法律初学者にとって、何度でも質問できる安心感は計り知れません。

スタディングは従来「質問ができない」ことが最大の弱点とされていましたが、コンプリートコースには「学習Q&Aチケット」が30枚付属するようになりました。1枚で1つの質問を講師に投げかけることができます。

30回という上限はあるものの、スタディングのシステム内にはAI検索機能や過去のQ&Aデータベースが充実しているため、大半の疑問はチケットを消費せずに自己解決できるよう設計されています。

質問を積極的に活用して理解を深めたいタイプならフォーサイトの無制限サポートが心強く、自分で調べて解決する力がある方ならスタディングの30枚でも十分に足りるでしょう。

合格特典

項目フォーサイトスタディング
特典の内容受講料の50%を
報奨金として進呈
合格お祝い金
10,000円(ギフト券)
受け取り条件アンケート提出+
合格者インタビュー出演
アンケート回答+
合格体験談のテキスト提出
心理的ハードル高い
(顔出しインタビューが必要)
低い
(テキスト提出のみ)

長期間の学習を支えるモチベーションとして、合格後のインセンティブも見逃せません。

フォーサイトのバリューセット3で合格した場合、アンケート提出と合格者インタビューへの出演を条件として、受講料の50%を報奨金として受け取れます。顔出しインタビューへの抵抗がなければ、実質負担額は劇的に下がります。

スタディングの合格特典は、一律10,000円の合格お祝い金です。受け取り条件はアンケート回答と合格体験談のテキスト提出のみで、顔出しのインタビューは不要です。プライバシーを気にすることなく手軽に受け取れる設計になっています。

還元額の最大値ではフォーサイトが圧倒的ですが、条件のハードルにはかなり差があります。インタビュー出演にためらいがある方は、スタディングの手軽さを高く評価するでしょう。

不合格時のフォロー

項目フォーサイトスタディング
主な制度全額返金保証制度
(バリューセット3のみ)
更新版
(再受講割引)
適用条件確認テスト全回100点、
学力テストで上位、
合格基準点の85%以上得点など
過去に行政書士講座を
受講済みであること
金銭的メリット条件を満たせば
受講料が全額返金
次年度版を
大幅割引で再受講可能
制度の性格高い学習到達度を
前提としたセーフティネット
複数年計画を想定した
現実的な割引

行政書士試験は合格率10%前後の難関試験です。万が一の不合格に備えたリスクヘッジも、講座選びの重要な判断材料になります。

フォーサイトのバリューセット3には「全額返金保証制度」が付帯しています。不合格の場合に受講料が全額戻ってくるという制度ですが、適用条件は非常に厳格です。

具体的には、すべての確認テストで100点満点を取得すること、学力テスト(模試)で上位に入ること、本試験で合格基準点の85%以上を得点すること、などが求められます。

この条件を満たせる実力があれば合格する可能性のほうが高いため、「運悪く数点足りなかった」という限定的な場面でのセーフティネットと理解するのが正確です。

スタディングには全額返金制度はありませんが、次年度に向けた「更新版(再受講割引)」が用意されています。過去に行政書士講座を受講していれば、次年度版を大幅割引価格で再受講可能です。

2年計画・3年計画で挑む方にとって、2年目のランニングコストを最小限に抑えられるこの制度は、現実的で心強いフォローといえるでしょう。

総合評価

ここまでの比較を5段階で整理すると、次のようになります。

評価軸フォーサイトスタディング
コスト
パフォーマンス
★★★★☆
(給付金活用で高まる)
★★★★★
(業界最安水準)
学習の
継続しやすさ
★★★★★
(教材一式で迷いにくい)
★★★★★
(スマホ完結+AI可視化)
初学者の
安心感
★★★★★
(質問無制限)
★★★★☆
(Q&A 30回+AI検索)
アウトプット演習の
充実度
★★★★★
(模試2回+答練が厚い)
★★★★☆
(模試1回+AI添削130回)
テクノロジーの
先進性
★★★★☆
(堅実な支援ツール)
★★★★★
(AI実力スコア・AI添削)

フォーサイトは「安心して任せられる環境」を作るのが得意で、スタディングは「学習者が自走するための武器」を提供するのが得意です。どちらの星がより光って見えるかは、あなたの学習スタイル次第で決まります。

フォーサイトを受講するメリットと注意点

ここまでの比較で、フォーサイトは教材の品質・サポート体制・演習量に強みがあることが見えてきました。ここでは改めて、フォーサイトを選ぶことで得られる具体的なメリットと、申し込む前に必ず把握しておきたい注意点を整理します。

フォーサイトの3つのメリット

フォーサイトを選ぶ最大のメリットは、「合格するためにやるべきことが全部そろっている安心感」に尽きます。

  • 合格率49.4%の実績に裏打ちされた、絞り込み型の教材とカリキュラム
  • 回数無制限の質問サポートで、法律初学者のつまずきを即座に解消できる
  • 教育訓練給付制度の対象講座であり、実質負担額を大幅に圧縮できる

第一に、合格率49.4%という実績が示す教材の方向性の確かさです。出題頻度の高い基本事項に絞り込んだテキストと、十分な量の過去問・答練・模試がパッケージになっているため、初学者が情報量に圧倒されて途中で挫折するリスクを最小限に抑えてくれます。

第二に、回数無制限の質問サポートです。法律を初めて学ぶ方は、民法の複雑な権利関係や行政法の手続構造で頻繁にわからなくなります。疑問をその都度プロに質問して解消できる環境は、独学や質問制限のある講座にはない大きなアドバンテージでしょう。

第三に、教育訓練給付制度を活用できる点です。対象者であれば受講料の20%がハローワークから還元されるため、実質負担額を大幅に圧縮できます。通信講座でこの制度に対応しているサービスは限られているため、フォーサイトならではの特権といえます。

フォーサイト受講時の注意点

一方で、次の3点には注意が必要です。

  • 全額返金保証の適用条件は極めて厳格。「不合格なら無料になる保険」ではない
  • テキストの情報量は意図的に絞られている。応用問題への不安に振り回されない割り切りが必要
  • 受講開始後のコース変更は不可。申込前にバリューセットの違いを必ず確認する

第一に、全額返金保証を「保険」として過信しないことです。適用条件は、確認テスト全回100点、模試で上位、本試験で合格基準点の85%以上を得点する等、極めて厳しく設定されています。

これは「不合格になったらタダになる」という制度ではなく、「ここまでやり抜けば合格できるレベルに到達する」ための強制ペースメーカーです。条件をクリアするつもりで真剣に取り組む姿勢こそが、この制度の本来の使い方になります。

第二に、「情報の絞り込み」を不安に感じすぎないことです。フォーサイトのテキストは180点を確実に取ることに特化しているため、模試や過去問で見慣れない論点が出ても「基本問題さえ落とさなければ合格できる」という戦略を最後まで信じ抜く割り切りが求められます。

第三に、受講開始後はコースの変更ができない点です。自分が初学者なのか経験者なのかの見立てを誤ると、教材のレベル感にミスマッチが生じる可能性があります。申込前に各バリューセットの違いをしっかり確認しておきましょう。

スタディングを受講するメリットと注意点

続いて、スタディングについても同様に整理します。価格と利便性の高さが際立つ講座ですが、デジタル特化ゆえの落とし穴もいくつか存在します。メリットと注意点の両面を押さえたうえで判断してください。

スタディングの3つのメリット

スタディングを選ぶ最大のメリットは、「生活を変えなくても勉強を始められるハードルの低さ」にあります。

  • コンプリートコースでも5万円台からと、業界最安水準の価格設定
  • スマホ完結のマイクロラーニングで、隙間時間がそのまま学習時間に変わる
  • AI実力スコアとAI添削により、自分の現在地の把握と記述式の反復練習が同時にできる

第一に、圧倒的な低価格です。コンプリートコースのペーパーレス版は59,400円と、独学で市販テキスト・問題集・模試をそろえた場合の総額に迫る水準です。無料登録で取得できるクーポンを使えばさらに安くなり、学習開始への経済的ハードルがとても低い点は見逃せません。

第二に、スマホ完結の学習体験です。1回20分程度の講義、モバイルに最適化されたテキスト、倍速再生対応の動画プレーヤーなど、隙間時間を余さず学習時間に変換できます。まとまった勉強時間を確保しにくい社会人にとって、この利便性は他の追随を許しません。

第三に、AIを活用した先進的な学習機能です。「AI実力スコア」で自分の現在地をリアルタイムに数値化でき、「AI添削」では記述式問題に対して130回もの即時フィードバックを受けられます。

通信講座の弱点である「自分が今どこにいるのかわからない」「記述式の添削が受けられない」という2つの課題を、テクノロジーの力で正面から解決している点は高く評価できます。

スタディング受講時の注意点

特に気を付けるべき点が4つあります。

  • 紙テキストを追加購入すると約1万円の上乗せとなり、フォーサイト(給付金適用後)との価格差がほぼ消える
  • 質問チケット30枚は計画的に管理する。試験約2週間前~当日は利用停止期間
  • 教材は約1年かけて順次順次リリース。申込直後に全範囲がそろうわけではない
  • 受講期限を過ぎるとテキストや問題集の閲覧権限が消滅する

第一に、「紙テキストの必要性」を事前に厳しく見極めることです。ペーパーレス版で申し込んだあとに冊子テキストを追加購入すると約20,000円の上乗せとなります。

これによってフォーサイトとの価格差は帳消しに。自分がデジタル学習だけで本当に満足できるのか、過去の学習経験を振り返って冷静に判断してください。

第二に、質問チケット(30枚)の戦略的な管理です。まずAI検索や既存のQ&Aデータベースを活用して自己解決を試み、どうしても理解できない核心的な疑問にだけチケットを使うという自律的・節約的な学習姿勢が求められます。

また、試験日の約2週間前から当日まではサポートの利用停止期間となるため、直前期に質問が殺到して困る事態を避けるよう計画的にチケットを消費していく必要があります。

第三に、コンテンツの順次リリースです。概ね、試験前年の10月から試験年の9月にかけて順次公開される予定になっています。申込直後にすべての教材がそろうわけではないため、早期に全範囲を回したい方は学習計画の調整が必要です。

第四に、受講期限後の教材アクセス権が失われる点です。受講期限を過ぎると、デジタルテキストや問題集への閲覧権限が消滅します。合格後にテキストを辞書代わりに使いたい方や、数年後に見返したい方には向いていません。

教材を長期保存したい場合は、学習中にポイントをノートにまとめておくなどの工夫が必要でしょう。

この記事のまとめ

フォーサイト行政書士講座 スタディング行政書士講座 比較図解

フォーサイトとスタディング、10項目にわたる比較をお届けしました。最後に要点を振り返ります。

フォーサイトは、フルカラーの紙テキスト、回数無制限の質問サポート、模試2回を含む豊富な演習教材、そして教育訓練給付制度への対応を強みとする「王道の通信講座」です。教材に身を委ねて着実に学習を積み上げていくスタイルが合う方に向いています。

スタディングは、業界最安水準の価格、スマホ完結の学習体験、AI実力スコアによる現在地の可視化、AI添削による記述式の即時フィードバックを武器とする「テクノロジー駆動型の通信講座」です。多忙な日々の中で隙間時間を活用して自走できる方に向いています。

どちらを選んでも、行政書士試験合格に必要な教材とカリキュラムはしっかりそろっています。大切なのは「どちらの学習スタイルなら、自分が試験本番の日まで学習を続けられるか」です。

良い教材を選ぶことよりも、自分が回し続けられる教材を選ぶこと。それが合格率10%の壁を突破するための、最も現実的な戦略だと私は考えています。

あなたの生活リズムと学習の好みに合ったほうを選んで、ぜひ合格を勝ち取ってください。

以上、参考になれば嬉しいです。

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