WordPressでウェブサイトを運営していると「突然ログインできなくなった」「急に表示されなくなった」といったトラブルはときどき起こるもの。スムーズに復旧できれば良いのですが、そうでない場合は多くのビジネスチャンスを失うことにもなりかねません。
常にトラブルが起きないよう万全の対策をとり、事故発生時は速やかに元に戻せる体制を作りたい。でも自分/自社には十分な技術やリソースがない。そんなときぜひ利用を検討してほしいサービスがあります。サイト引越し屋さんのWordPress保守管理サービスです。
今回は同サービスを運営する株式会社DPパートナーズの代表取締役彦坂 康太郎様にインタビューをさせていただき、サービスの内容やおすすめのプラン、今後の展開についてお話をうかがいました。
「WordPressを安定的に運用したい」と悩んでいる方や「WordPress保守管理の依頼先を検討している」という方はぜひ参考にしてみてください。
※本取材記事はサイト引越し屋さんのウェブサイトでも紹介いただいています。
サイト引越し屋さんのWordPress保守管理代行に関する9つの質問
今回は「そもそもサイト引越し屋さんとは?」という疑問からスタートし、保守管理の必要性から他社との差別化ポイントまで、9つの事項にわたり率直なご回答をいただきました。
サイト引越し屋さんとは?
「サイト引越し屋さん」はどのようなサービスですか? 全体像を教えてください。
サイト引越し屋さんは、2017年1月にWordPressのサーバー移転代行サービスとしてリリースさせていただきました。
その後、アメブロやFC2ブログなどの無料ブログや、WixやJimdoなどのホームページ作成サービスなど、WordPress以外のサービスからWordPressへの移行もサービス内容として拡充してきました。
今では、WordPressのカスタマイズやメンテナンスをはじめ、保守管理サービスもご提供しております。
突発的な「引越し」だけでなく、日常的な「保守管理」についても貴社にお任せできるんですね。WordPressの運用をワンストップで貴社に相談できるのはユーザーとしてはありがたいです。
サイト引越し屋さんの保守管理代行サービスとは?
「サイト引越し屋さん」のWordPress保守管理代行サービスはどのようなサービスですか? WordPressでウェブサイトを運営する場合、保守管理をしていないと危険なのでしょうか。
サイト引越し屋さんの保守管理サービスは、一言でいうと保険のようなサービスだと思っております。
WordPressが日々正常に表示・動作しているか監視したり、万が一不具合やハッキングが起きた場合は復旧対応させていただくサービスとなっております。
保守管理をしていない場合、下記のような危険があると考えております。
- 知らぬ間にWebサイトにハッキングが起きて機会損失が発生する
- メンテナンス不足により不具合やハッキングの可能性が高まる
- 正しいバックアップを取っておらず事故が起きても復旧ができない
こういった危険を回避するために必要なサービスとなっております。
家財や車両に保険をかけるのと同じように、WordPressにも「保険」をかけておくことで、予期しないトラブルに備えておくということですね。
復旧対応の事例を知りたい!
WordPress保守管理代行サービスの復旧対応に関する具体的な事例(「こんな事故に対してこんな対応をした」といった例)を教えていただけませんか?
よくある事例としては下記のようなものがあります。
- お客様のWordPress内に不審なファイルを発見、ハッキングされていたことが判明。ウイルスを除去のうえ、再発防止のためのセキュリティ対策を実施させていただいた。
- クライアントのほうでWebサイトを触っていたところ不具合が発生。サイト引越し屋さんにて不具合を解消させていただいた。
WordPressの技術者を雇っていなければ、ハッキングや込み入った不具合は自力ではどうにもなりません。代わりに正常化してもらえるのは心強いです。
主な顧客はどんな人?
WordPress保守管理代行サービスの主な顧客層はどのような方々ですか? 可能であればおおよその割合も教えてください。
現在、法人のお客様と個人のお客様で7:3の割合となっております。
法人のお客様は業種も地域もバラバラで、全国からご依頼いただいております。
個人のお客様は、ブロガーさんやアフィリエイターさんが多い印象です。
法人のお客様が多い一方で、個人ブロガー・個人アフィリエイターも約3割とボリュームがあります。個人でも依頼しやすい秘密がありそうですね。
メリットや強みは?
貴社のWordPress保守管理代行サービスを利用するメリットはどのような点ですか? 他社のサービスと比較したときの貴社の強みを教えてください。
ご利用シーンに応じてメリットは変わりますが、下記のようなお声をいただいております。
- WordPressのメンテナンスに不安を感じていた方
- →専門家に管理してもらえるので余計なプレッシャーから解放された
- WordPressの管理に手間を感じていた方
- →管理に使う時間が削減され運用に費やす時間が増えた
- 社員にWordPressの管理を任せていた社長さん
- →外注化することで管理費用がコストダウン出来た
他者様の類似サービスと比較したときの強みとしては、「価格」が挙げられます。
弊社は、フリーランス~中小企業の規模に限定してサービスを提供することで、相場平均から半額以下の価格でご提供できております。
特にWordPressのメンテナンスやページ修正まで含まれているスタンダードプランはかなりお得です。
ただ、残念ながら社員数が多い大企業や、月間PV数が大規模なメディアについては標準プランでご対応すると採算割れになってしまうため、現状、基本的には保守対応をお断りしております。
※一部、オリジナルプランにてご対応するケースもあります。
何とも良心的な価格帯ですね! 個人の利用者が少なくないのは「金額面で利用しやすい」ということが関係していそうだと感じます。
「相棒でいたい」の真意は?
WordPress保守管理代行サービスの案内ページに「クライアントのWebサイト発展を手伝う相棒でいたい」とありました。なぜそのように考えているのでしょうか?
私たちはWebサイトを資産と考えております。
お客様の大事な資産を取り扱う以上、ただの作業者という意識ではなく相棒という思想で接することで、本質的な課題解決に繋がるサービスが提供できると考えております。
いわば「私たちがWebサイト運営のパートナーになります」という意思表明なんですね。とっても頼もしいです!
トラブルが発生した後に相談しても良い?
私は無料Q&AサイトでWordPressに関する質問に答えることがあるのですが、「自分のWordPressブログが突然見られなくなった」「気づいたらWordPressにログインできなくなっていた」といった相談がとても多いです。
このような「事故が起きて今まさに困っているユーザー」が貴社へ保守管理の相談や復旧依頼をしても大丈夫でしょうか?
はい、そういったご相談やご依頼も大歓迎です。
実は、弊社で保守対応させていただいているクライアントの中には、上記のような緊急の出来事がきっかけでご契約いただいた方もたくさんいらっしゃります。
弊社では常日頃から保守管理の重要性について啓蒙活動を行っておりますが、いざ問題が起きるまではなかなかその必要性を理解していただくのは難しいと感じているのも事実です。
そういった意味でも、まさにいま困っている方のほうが弊社サービスの価値を感じていただけるのではないかと思います。
Q&Aサイト上のやり取りだけでは解決に至らないこともよくあります。貴社に相談するのがベストだ!と思ったときは提案させていただきますね。
おすすめのプランはどれ?
WordPress保守管理サービスの料金プランを改めて拝見しました。「初期費用ゼロ」「契約期間の縛りなし」となっており、ユーザーフレンドリーでとても魅力的だと感じます。
プランは3つあるようですが、おすすめのプランはどれですか?
ユーザーフレンドリーと言っていただけて光栄です。初期費用や契約期間を縛らない理由としては、本当に必要なサービスなら執拗なルールを設けずとも継続いただけると信じているからです。
事実、弊社クライアントの大半は短期で解約することなく長期でご契約いただけております。まさに相棒的なクライアントに恵まれて有難いです。
お勧めはスタンダードプランになります。強みの部分でもお話しましたが、最もコスパが良いのがこのプランになります。
特に、ご自身または社内のスタッフ様にてWordPressのメンテナンスを行っている場合には、弊社に外注化することで大きなメリットを感じていただける自信があります。
初期費用ナシ・契約期間の縛りナシの理由がすごくカッコ良い! 悩んだときは費用対効果の良いスタンダードプランですね。
今後の展望やサービス改善予定は?
最後に今後の展望をお聞かせください。将来的に追加または改善を予定している新機能やサービスはありますか?
今後の展望としては、日本一のWebサイト保守管理サービスになることを目標にしております。
現状のサービス内容に関しても、これで完成という風にはまったく考えておりません。特にセキュリティ周りを強化できるようなサービスをプランに組み入れていきたいと思っています。
その他にも、クライアントと相棒的に接するなかで新たな課題点を見つけていき、サービス改善に活かしていければと考えております。
貴社のさらなる発展・躍進を心から願っています。本日は貴重なお時間をいただき、誠にありがとうございました!
編集後記
今回はサイト引越し屋さんのWordPress保守管理代行サービスについて彦坂 康太郎様にインタビューさせていただき、丁寧なご回答をいただきました。
お話の中で最も印象に残ったのは「相棒でいたい」の意図するところを尋ねた質問に対し「作業者という意識ではなく相棒という思想で接することで、本質的な課題解決に繋がるサービスが提供できる」とコメントいただいたことです。
保守管理を依頼する側の私たちとしては、大切に育ててきたメディアの運用の一部を外部に任せるわけですから、慎重にならざるを得ませんし、不安もあります。
でもそんなとき、これは単なる作業代行ではない。共に事業を行う仲間の目線で資産を守るサービスだと言ってもらえたら、とても安心できますよね。
WordPress保守作業の継続的な外注を必要としていているメディア担当者の方や、コストパフォーマンスの良い委託先を探している管理者の方、WordPressの困りごとの相談相手が欲しい方は、ぜひ一度サイト引越し屋さんに問い合わせをしていただければと思います。
以上、参考になれば嬉しいです。