フォーサイトと資格スクエアの行政書士講座を実際に受講してレビューしている杉山貴隆です。


行政書士の通信講座を比較していると、「フォーサイトと資格スクエア、結局どっちが自分に合うんだろう」と、どこかで立ち止まってしまいますよね。どちらも評判の良い講座なのに、料金も教材の設計思想もまるで違うため、比べれば比べるほど迷いが深まっていきます。
そこで今回は、フォーサイトと資格スクエアを10項目にわたって比較し、さらに受講する際の注意点まで踏み込んで解説します。
この記事を最後まで読んでいただければ、「自分が選ぶべき講座」と「その講座を使いこなすために気をつけるべきポイント」の両方がクリアに見えてくるはずです。ぜひ講座選びの判断材料にしてください。
※本記事は2026年2月時点で入手できる情報を基に作成しています。掲載している講義や教材の画像は受講当時のものであり、現在とは状況が異なる場合があります。
【結論】フォーサイト・資格スクエアはこんな人におすすめ

最初に結論をお伝えします。10項目を徹底比較した結果、両講座は「同じゴールを目指しながら、まったく異なるルートを提供している」という構図でした。
| 講座 | ひと言で表すと | こんな人に向いている |
|---|---|---|
| フォーサイト (バリューセット3) | 効率重視の システム最適化型 | スキマ時間を活用したい人 合格率のデータで安心したい人 コストを抑えたい人 |
| 資格スクエア (森Tの1年合格講座) | 講師の伴走+ EdTech融合型 | 法律初学者で理解から組み立てたい人 デジタル演習で回転数を稼ぎたい人 孤独な学習に不安がある人 |
フォーサイトの核は「合格点を最短で取りにいく設計」と「合格率という数値の説得力」です。
教材の情報量をあえて絞り込み、頻出範囲の反復で確実に得点圏に入れる仕組みが整っています。さらにバリューセット3には全額返金保証が付いており、学習への覚悟を後押ししてくれます。
一方、資格スクエアの核は「約230時間の講義量」と「AI記述添削・約3,000肢の択一演習」というアウトプット環境、そして「月1回の森T Zoom相談会」という人的サポートです。
法律の「なぜそうなるのか」を根本から理解させる設計であり、初学者の挫折リスクを下げることに全力を注いでいます。
どちらが優れているかではなく、あなたの弱点がどこにあるかで選ぶのが正解です。それでは、10項目の比較を詳しく見ていきましょう。
フォーサイト・資格スクエアを10項目で比較
まずは10項目の評価を一覧表で俯瞰してみましょう。◎は特に優れている点、○は十分な水準、△は相対的にやや弱い点を示しています。
| 比較項目 | フォーサイト | 資格スクエア |
|---|---|---|
| 受講料 | ◎ 10万円を切る 高コスパ | △ 伴走体制の分 やや高い |
| 合格実績 | ◎ 合格率 49.4%を公表 | △ 合格率は 非公表 |
| 講義動画 | ○ 約70時間で 効率圧縮 | ◎ 約230時間の 劇場型講義 |
| テキスト | ◎ フルカラー8冊で 自走可能 | ○ 講義連動型の スライド形式 |
| 問題集 | ◎ 過去問10冊 +答練で万全 | ◎ 厳選19年分 +周回しやすい設計 |
| 模試 | ◎ 2回分で 定着度を確認 | ○ 1回だが 日常演習で補完 |
| 学習アプリ | ◎ スケジュール 自動作成が秀逸 | ○ 択一クエストで ゲーム感覚演習 |
| 受講中の サポート | ○ システム内で 完結する設計 | ◎ 月1回のZoom 相談会が安全網 |
| 合格特典 | ◎ 受講料50%の 報奨金あり | ○ 合格お祝い金 1万円 |
| 不合格時の フォロー | ○ 全額返金保証 (条件厳格) | ○ 再受講が 最大50%OFF |
| 総合評価 | 91点/100点 | 73点/100点 |
※フォーサイト・資格スクエア間での相対評価です。他の講座と比較する場合は評価が変わることがあります。
※総合評価は「◎」を10点、「○」を7点、「△」を4点とし、合計することにより算出しています。
フォーサイトは受講料・合格実績・教材量・合格特典といった「数字で測れる項目に強みが集中」しています。一方、資格スクエアは講義動画の質・サポートの手厚さといった「学習体験の質に関わる項目」で高い評価になりました。
表だけでは伝わりきらない部分も多いため、ここからは各項目を掘り下げて解説していきます。
受講料
| 項目 | フォーサイト (バリューセット3) | 資格スクエア (森Tの1年合格講座) |
|---|---|---|
| 受講料(税込) | 94,800円 | 169,400円(テキストあり) 159,500円(テキストなし) |
| 教育訓練給付制度 | 対象 (各種条件あり) | 対象 (各種条件あり) |
| 主な割引 | 資料請求で最大10,000円OFF 時期によりキャンペーン | 経験者割10%OFF 森T講座受講生は最大50%OFF |
価格差は約7万円以上あり、一見するとフォーサイトの圧勝に映るかもしれません。しかし、この差は「何にお金を払っているのか」の違いから来ています。
フォーサイトは教材とアプリを高度に連動させ、受講生が自走できるシステムを構築しています。個別対応のコストを極力抑えた設計だからこそ、10万円を切る価格が実現できているのです。
対して資格スクエアは、月1回のZoom相談会や質問対応、約230時間の講義など、人的リソースを惜しまず投入しています。価格が高い理由は、ベテラン講師による手厚い伴走体制の分だけ上乗せされているためです。
教育訓練給付制度はどちらも対象になっていますので、各種条件を満たすことにより受講料の20%がハローワークから支給されます。資格スクエアは再受講者向けの割引も手厚く、初年度で不合格になった場合でも次年度の費用を大幅に抑えられる設計になっています。
合格実績
| 項目 | フォーサイト | 資格スクエア |
|---|---|---|
| 合格率の開示 | あり | なし |
| 2024年度実績 | 受講生合格率49.4% (全国平均の約3.8倍) | 非公表 |
| 実績の読み解き方 | 数値の推移が見えるため 外部検証しやすい | 講座再始動が2022年と新しく 統計データが蓄積途上 |
ここは講座選びにおいて最も判断が分かれるポイントです。
フォーサイトが公表している合格率49.4%(2024年度)は、全国平均の約3.8倍にあたる数字であり、業界トップクラスの水準です。この数値があることで「このシステムを信じてやり切れば受かる」という自己効力感が生まれます。

その一方、資格スクエアは合格率を公表していません。これは講座が2022年に再始動したばかりで、母集団となるデータが十分に蓄積されていない事情が背景にあると考えられます。
代わりに合格体験記や満足度調査を前面に出し、森T講師の過去の指導実績で信頼を補完する戦略をとっています。
「数字で確認してから選びたい」人にはフォーサイトが安心材料になりますし、「講師の実力と講義の質を信じて飛び込む」スタイルの人には資格スクエアの合格体験記が参考になるでしょう。
講義動画
| 項目 | フォーサイト | 資格スクエア |
|---|---|---|
| 講義時間 | 約70時間に圧縮 効率重視 | 約230時間 |
| 講義スタイル | 専用スタジオ収録 テキストと高度に連動 | テキストを画面に映し ながら進行する「ライブ風」 |
| 特徴 | 要点を絞った無駄のない構成。 eライブスタディで定期的に リアルタイム配信あり | 法的思考のプロセスを 実況中継のように再現。ユーモアを交え、 初学者の認知負荷を下げる |
フォーサイトの講義は「何を覚えるか」に特化しています。テキストと映像が精密に連動しており、最短距離でインプットを終わらせる設計です。

専用スタジオで収録されているため映像品質も高く、テンポよく進んでいきます。
資格スクエアの講義は「どう考え、どう解くか」に重きを置いています。森T講師は大手予備校(伊藤塾)で圧倒的な人気を誇った実力者で、固い法律を具体例を交えてやわらかく伝える「劇場型」の講義スタイルが最大の魅力です。

本試験の問題文をどう読み、どこで判断するかまで徹底的に見せてくれるため、初学者でも「法的な考え方」そのものが身につきやすい構成になっています。
学習時間が限られているなら効率特化のフォーサイト、じっくり理解から積み上げたいなら資格スクエアが合うでしょう。
テキスト
| 項目 | フォーサイト | 資格スクエア |
|---|---|---|
| テキスト冊数 | フルカラー8冊 (基礎講座テキスト) | 森Tオリジナル全5冊 (インプットテキスト) |
| テキストの設計思想 | 合格点主義で情報を絞り込み 反復学習を容易にする構成 | 要点と図解を中心に スライド形式でまとめた構成。 講義との併用が前提 |
| デジタル対応 | ManaBunで デジタルテキスト閲覧可 | PDF版テキストを ダウンロード可 |
テキストの設計思想は両講座で大きく異なります。
フォーサイトのテキストはフルカラー8冊で、図表やイラストを多用しながら合格に必要な知識を視覚的に整理した「合格点主義」の設計です。満点を目指すのではなく、出題頻度の高い範囲に絞り込むことで反復学習を容易にしています。

ただし「必要十分」に徹した情報量のため、テキストの厚みは控えめです。学習が進むにつれ「これだけで足りるのか」と不安を覚える人もいますが、これは頻出論点を確実にものにするための意図的な設計である点を理解しておく必要があります。
なお、フォーサイトの学習アプリ「ManaBun」でデジタルテキストも閲覧できるため、外出先でも紙と同じ内容を確認できます。
資格スクエアのテキストは全5冊で、要点と図解を中心にスライド形式でまとめた独自の構成が特徴です。
一般的なテキストのように文章が連なる形式ではなく、情報を大幅に圧縮しているため、テキスト単体で読み進めるというよりも森T講師の講義と組み合わせて理解する前提で設計されています。

フルカラーながらマーカーや書き込みが映える控えめな色味に仕上がっており、メモ欄も広く取られています。使い込むほど「自分だけのテキスト」に育てていける設計です。PDF版もダウンロードできるため、外出先ではスマホやタブレットで閲覧可能です。
ただし、前述の通り「スライド形式」の形態をとっているため、テキスト単体でも自走できるフォーサイトと比較するとやや完結性が低いと言えます。
問題集
| 項目 | フォーサイト | 資格スクエア |
|---|---|---|
| 過去問題集 | 10冊 (テーマ別収録型) | 全4冊 (19年分を厳選・テーマ別収録、 PDF付き) |
| 答練教材 | ペースメーカー答練 (基礎レベル3冊+本試験レベル4冊 +解答解説) | なし (択一クエストや テーマ習得テストで補完) |
| 問題集の特徴 | テキストの目次と対応しており 復習の行き来がしやすい。 ManaBunでも演習可能 | 見開き左に問題・右に解答解説の レイアウト。受験生アンケートを 反映した使いやすさ重視の設計 |
問題集の量と構成にも、両講座の戦略の違いがはっきり表れています。
フォーサイトの過去問題集は10冊という圧倒的な紙のボリュームが最大の武器です。科目ごとに冊子が分かれ、さらにテーマごとに問題が整理されているため、同じ論点の問題を続けて解くことで知識の定着を確認しやすい構成になっています。
テキストの目次と過去問題集の目次が対応しているのも見逃せないポイントです。問題を解いて不明点があればテキストの該当箇所にすぐ戻れるため、インプットとアウトプットの行き来がスムーズに行えます。
ManaBunの過去問再現演習機能を使えば、同じ過去問をアプリ上でも解くことができます。冊子で解くかアプリで解くかを学習環境に応じて選べる自由度の高さが魅力です。
さらにバリューセット3にはペースメーカー答練講座(基礎レベル3冊+本試験レベル4冊)が含まれています。
答練講座は、過去問学習と模擬試験のあいだに位置する「ミニ模試」として段階的に実戦力を高める設計で、模試で急に難易度が上がって挫折するリスクを軽減してくれます。
資格スクエアの過去問題集は全4冊で、19年分の過去問から厳選した問題をテーマ別に収録しています。冊数はフォーサイトより少なめですが、これは紙の問題集だけで完結させる設計ではないためです。
特筆すべきはレイアウトの工夫です。X(旧Twitter)での受験生アンケートを反映し、「見開きの左側に問題文、右側に解答と解説」が配置されています。ページをめくらずに正誤と解説が確認できるため、周回学習の効率が高い設計です。
PDF版も付属しているため、外出先でもスマホやタブレットで演習が可能です。
紙の答練教材は含まれていませんが、Web問題集「法令択一クエスト」(約3,000肢)や講義視聴後に配信される「テーマ習得テスト」がアウトプットの場を補完しており、デジタルとの連携で問題演習量を確保する設計になっています。
模試
| 項目 | フォーサイト | 資格スクエア |
|---|---|---|
| 模試の回数 | 2回分 | 1回分 (オンライン提供) |
| 模試の位置づけ | 基礎知識の定着度を確認し、 自信をつける設計 | 日常の「テーマ習得テスト」や 択一クエストが実力測定を補完 |
模試の回数だけを見るとフォーサイトが有利ですが、資格スクエアは講義視聴直後に該当テーマの過去問がメール配信される「テーマ習得テスト」の仕組みがあり、日々のインプットとアウトプットのサイクルが日常的に組み込まれています。
そのため、大規模な模試の回数に頼らなくても実力測定ができる設計になっているのが特徴です。
なお、フォーサイトの模試については本試験や他社が提供する模試よりも易しい場合があります。難易度ギャップがあると感じる場合、答練講座や一問一答演習でカバーすると良いでしょう。
学習アプリ
| 項目 | フォーサイト | 資格スクエア |
|---|---|---|
| アプリ名 | ManaBun(マナブン) | 法令択一クエスト |
| 主な機能 | スケジュール自動作成 確認テスト eライブスタディ 過去問一問一答演習 | 約3,000肢の 法令択一演習(20年分) ミニテスト ランキング機能 |
| 記述対策 | 冊子ベースの演習 | AI記述式添削 (11年分) |
学習アプリの設計思想にも、両講座の違いがはっきり出ています。
フォーサイトのManaBunは「生活の中に学習をシームレスに溶け込ませる」ことに特化しています。スケジュール自動作成機能が独学者の計画立案と進捗管理をシステムに委ねてくれるため、忙しい社会人がスキマ時間で学習するのに理想的です。
資格スクエアの法令択一クエストは、約3,000肢をゲーム感覚で周回できるゲーミフィケーション設計が秀逸です。加えてAI記述式添削は、解答を入力すると最短1分で配点内訳・減点理由を含む詳細なフィードバックが返ってきます。
人間の添削では数日から数週間かかるところを即座に自己修正できるため、記述式が苦手な人にとっては学習効率を大きく変えるツールになるでしょう。
受講中のサポート
| 項目 | フォーサイト | 資格スクエア |
|---|---|---|
| 質問対応 | 学習アプリ経由で 質問可能 | 質問機能(最大100回)+ 「みんなの質問」閲覧 |
| 講師との接点 | eライブスタディで 質問可能 | 月1回のZoom相談会 (森T直接対応、計13回予定) |
フォーサイトのサポートは「システムの中で完結する」設計です。eラーニング経由での質問に加え、eライブスタディではリアルタイムに講師とやり取りできます。
資格スクエアは月1回の森T Zoom相談会が最大の安全網です。通信講座で挫折する原因の多くは「孤独感」ですが、講師と直接対話できる場があることで心理的にも学習を継続しやすくなります。
ただし相談会は多人数形式のため、個別コーチングのようなサポートを期待するとギャップを感じるかもしれません。
質問回数は資格スクエアが最大100回という上限がある点に注意が必要です。不安が強いタイプや細かく質問したいタイプの方は、あらかじめ上限を意識した運用を心がけましょう。
合格特典
| 項目 | フォーサイト (バリューセット3) | 資格スクエア (森Tの1年合格講座) |
|---|---|---|
| 合格お祝い金 | 受講料50%の報奨金 (各種条件あり) | 1万円のお祝い金 (合格体験記の提出等が条件) |
フォーサイトのバリューセット3には「合格時に受講料50%の報奨金」という非常にインパクトの大きい特典があります。94,800円の50%ですので約47,000円相当です。
ただし、条件にはアンケートや顔出しでの体験談公開などが含まれる可能性が高く、この点を許容できるかどうかが人によって問題になるでしょう。
資格スクエアの合格お祝い金は1万円です。条件は合格体験記の提出などですので、フォーサイトほどの心理的ハードルは高くないといえます。
不合格時のフォロー
| 項目 | フォーサイト (バリューセット3) | 資格スクエア (森Tの1年合格講座) |
|---|---|---|
| 制度の名称 | 全額返金保証制度 | 再受講割引(最大50%OFF) |
| 制度の性格 | 条件を満たせば 受講料が全額返ってくる | 翌年度の 学習コストを下げる |
| 条件の厳しさ | 極めて厳しい | 専用クーポンで申込 |
不合格時のフォローは講座の選択において非常に重要なポイントです。
フォーサイトの全額返金保証は、字面だけを見ると「落ちてもお金が戻るなら安心」と映ります。しかし実際の条件は極めて厳格で、確認テストは全て満点が必須、学力テストで上位、本試験で合格基準点の85%以上を取得すること等が求められます。
これらの条件をすべて満たすレベルに到達した人は、実質的に「合格まであと一歩」の状態です。つまりこの制度は「不合格時の保険」というより、「受講生を限界まで追い込むコミットメント装置」として捉えるのが正確でしょう。
資格スクエアは返金ではなく「次の挑戦を安くする」アプローチです。再受講割引(最大50%OFF)が利用できるため、不合格でも再チャレンジの金銭的ハードルがぐっと下がります。初年度の支出リスクは残りますが、長期的に見れば合格するまで走り続けやすい設計です。
総合評価
| 項目 | フォーサイト (バリューセット3) | 資格スクエア (森Tの1年合格講座) |
|---|---|---|
| 総合評価 | 4.4/5.0 | 4.1/5.0 |
| 評価の根拠 | 合格率の開示 完成度の高い教材一式 コスパの良さ 合格時の報奨金 | 230時間の講義 AI記述添削と大量演習 月1回のZoom相談会 |
フォーサイトは「データに基づいて安心して選べる講座」として、システムの完成度とコストパフォーマンスの高さが際立ちます。合格率49.4%という数字の重みは、他のどんなセールスポイントよりも説得力があります。
資格スクエアは「理解の質と学習体験の豊かさ」で勝負する講座です。森T講師の講義力とAI記述添削というテクノロジーの掛け合わせは、通信講座の可能性を広げる革新的なモデルといえます。
合格実績の数値が公表されれば評価はさらに上がるはずですが、現時点では外部からの検証がしにくく、この点がネックとなっています。
フォーサイトを受講するメリットと注意点
ここまでの比較で、フォーサイトは「データに裏打ちされた効率特化のシステム」であることが見えてきました。ただし、効率の高さゆえに生まれる落とし穴もあります。メリットを最大限に活かし、注意点を事前に潰しておくことで、フォーサイトの実力を存分に引き出せるはずです。
フォーサイトのメリット
- 全国平均の約3.8倍の合格率
- 2024年度に受講生合格率49.4%を記録。データで実績を検証できる
- 10万円を切るコスパ
- 教材一式+ManaBun+模試2回+答練が94,800円
- ManaBunによるスキマ時間学習
- スケジュール自動作成と一問一答演習がスマホで完結
- 合格時の報奨金が大きい
- バリューセット3は合格時に受講料50%の報奨金あり
フォーサイトの最大のメリットは、「合格に必要なものが過不足なくパッケージされている安心感」です。何を買い足すべきか悩む必要がなく、ManaBunが自動で学習計画を立ててくれるため、忙しい社会人でも迷わずに学習を始められます。
合格率のデータが年度別に公開されていることも、心理的な安心材料として大きな価値があります。「このシステムの通りにやれば結果が出る」という道筋が見えることで、途中で不安に揺らぎにくくなるからです。
フォーサイトの注意点
- 全額返金保証を「保険」と思ってはいけない
- 条件は極めて厳しく、実質的にはコミットメント装置
- テキストの「薄さ」に動揺しない覚悟が必要
- 他社の模試で見知らぬ問題に遭遇しても、教材を信じて反復に徹すること
- バリューセット3には翌年無料受講がない
- 不合格時のフォローは全額返金(条件あり)のみ。翌年無料受講はバリューセット1・2の特典
- 教材は順次発送の可能性あり
- 全巻が一度に届くとは限らないため、発送スケジュールの事前確認が必須
フォーサイトを選ぶ人が最も気をつけるべきは「情報量の少なさに対する心理的耐性」です。
学習が進み他社の模試や過去問に触れると、テキストに載っていない論点に出会うことがあります。その瞬間に「教材が足りないのでは」と疑心暗鬼になり、市販の分厚いテキストに手を出すのは最もやってはいけない行動です。
フォーサイトは合格点(6割)を確実に取るために出題頻度の低い範囲を大胆にカットしています。あえて網羅性を犠牲にすることで反復学習を容易にし、頻出論点を確実にものにする戦略です。
この「絞り込みの設計」を信じてやり切れるかどうかが、フォーサイトでの合否を分ける最大のポイントになります。
全額返金保証の条件は先述の通り非常に厳格です。「落ちてもお金が返ってくる」と安心して始めるのではなく、「この条件をクリアするつもりで毎日取り組めば、そもそも落ちにくい状態になる」と発想を転換してください。
資格スクエアを受講するメリットと注意点
資格スクエアは「講師の伴走力とテクノロジーの融合」で学習体験そのものの質を高めにいく講座です。ただし、その恩恵を受けるには相性の確認や運用上の工夫が欠かせません。メリットと注意点の両面を押さえておくことで、高い受講料に見合うリターンをしっかり回収しましょう。
資格スクエアのメリット
- 森T講師の圧倒的な講義力
- 20年の講師歴を持つベテランが、固い法律をやわらかく解説
- AI記述式添削で最短1分のフィードバック
- 記述式の自己修正サイクルを劇的に高速化
- 約3,000肢の択一演習がスマホで回せる
- 法令択一クエストにランキング機能もあり、ゲーム感覚で周回できる
- 月1回のZoom相談会で孤独にならない
- 森Tとの直接対話が学習継続の最大の安全網
資格スクエアの最大のメリットは「学習の挫折を防ぐ仕組みが至るところに組み込まれている」ことです。森T講師の講義は単なる知識の伝達ではなく、本試験で合格レベルの受験生がどういう思考プロセスを踏むのかを実演してくれます。
初学者が陥りがちな「テキストを読んでも何が重要かわからない」という問題も、講師が画面上でテキストにマーカーを引きながら進行する「ライブ風スタイル」で物理的に解決してくれる設計です。
AI記述式添削は資格スクエアならではの武器です。行政書士試験の記述式は配点が大きく合否を左右する重要分野ですが、自己採点が難しいという構造的な悩みがありました。
最短1分で具体的な配点内訳と改善点が返ってくるこのシステムは、「思考プロセスが鮮明なうちに修正できる」という意味で、学習効率の面でまさにパラダイムシフトです。
資格スクエアの注意点
- 合格率・合格者数が非公表
- 成果の外部検証がしづらく、直前期に心理的不安が生じるリスクあり
- 森Tの講義スタイルとの相性確認は必須
- ユーモアや独自フレーズが多いため、真面目一辺倒で学びたい人には合わない可能性
- 質問は最大100回の上限あり
- 細かく質問したいタイプは上限を意識した運用が必要
- 講義量230時間の完走リスク
- 忙しい社会人には完走が課題。高機能でも使いきれなければ宝の持ち腐れに
- 基礎知識対策で外部テキストを使用
- ニュース検定公式テキストの読み込みという講座外の学習が発生する
資格スクエアを選ぶ人にとって最大のリスクは「直前期の心理的不安」です。学習の初期段階では森Tの講義の面白さに引っ張られて順調に進みますが、試験が近づくにつれて「合格率が公表されていないこの講座で本当に受かるのか」という不安が頭をもたげることがあります。
この不安に対処するためには、法令択一クエストの正答率やAI添削のスコアなど、自分自身の成長データを日々記録し、「講座の過去の実績」ではなく「自分の現在の実力」に自信の根拠を置き換える習慣をつけることが大切です。
また、森T講師の講義スタイルはユーモアや独自のフレーズを多用する極めて個性的なものです。これが多くの受講生を救う一方で、アカデミックで厳格なトーンを好む方にはノイズに感じられることもあります。
高額な投資をする前に、必ず公式サイトやYouTubeで講義動画を長めに視聴し、自分との相性を冷静に確認してください。
この記事のまとめ

今回は、フォーサイト(バリューセット3)と資格スクエア(森Tの1年合格講座)を10項目にわたって比較し、それぞれのメリットと注意点を解説しました。改めて要点を振り返ります。
フォーサイトは「効率重視のシステム最適化型」。94,800円という価格で合格率49.4%の実績を背景に、絞り込んだ教材の反復とManaBunによるスキマ時間学習で最短合格を狙う設計です。全額返金保証は「保険」ではなく「自分を追い込むコミットメント装置」として活用するのが正解でしょう。
資格スクエアは「講師の伴走+EdTech融合型」。約230時間の講義、AI記述添削、月1回のZoom相談会を軸に、法律の理解から丁寧に組み立てていく設計です。価格は高めですが、挫折しにくい環境づくりに全力を注いでいる講座といえます。
私がこの記事で一番お伝えしたかったのは、「どちらが優れているかではなく、あなたの弱点がどこにあるかで選ぶ」という視点です。
日々の学習時間の確保や計画倒れが最大の課題ならフォーサイトを、法律の難解さに対する苦手意識や孤独によるモチベーション低下が最大の課題なら資格スクエアを選ぶのが最適解になります。
行政書士試験は決して簡単な試験ではありませんが、正しい講座選びは合格への大きな一歩です。あなたに合った講座を見つけて、ぜひ合格を勝ち取ってください。
以上、参考になれば嬉しいです。



