スタディング司法試験・予備試験 合格者が語るテキストの実像とは?

スタディング司法試験・予備試験

スタディングの司法試験・予備試験講座を調べていくと、テキストが紙ではなくWEB提供だという事実に行き当たります。

法律の勉強といえば分厚い書物と向き合う姿を想像していた方ほど、画面の中のテキストだけで司法試験や予備試験に挑めるのかと戸惑うのではないでしょうか。

その戸惑いを抱えたまま申し込むのも、逆に検討をやめてしまうのも、どちらももったいない選択です。テキストは受講中、何度も向き合うことになる道具ですから、実像を知ってから判断しても遅くはありません。

そこで今回は、合格体験記に残された受講生の声を手がかりに、このテキストの実像と活用法を掘り下げます。この記事を読み終える頃には、WEBテキストとの付き合い方を具体的に思い描けるようになっているはずです。どうぞ最後までお付き合いください。

※本記事は2026年9月時点で入手できる情報を基に作成しています。ただし、引用している受講生の評価は受講当時のものであり、現在とは状況が異なる場合があります。

受講生が語るテキストの実像

受講生が語るテキストの実像

合格体験記からテキストに言及した声を拾い集め、図表、情報量、冊子版が無いという形態、そして活用法という4つの切り口で整理しました。受講生の目に映ったテキストの姿を、順に確かめていきます。

図表について

最初の切り口は、テキストの見た目と構成です。

図表・構成への評価
  • 「過去に使っていた予備校のテキストよりも、視覚的に理解できるように解説されていて、すごく工夫して作られているなと感じました。事案の説明のところでは、図表が活用されていたり、人物関係もわかりやすく表現されていたり、視覚的に事案を理解できるように構成されていたところが特に良さを感じました。」 【引用元】
  • 「スタディングのテキストの特徴は、図表を多用し、それが小村先生のセンスの下、記憶しやすい形でまとまっている点にあります。自分でも表を作ってみることにしたところ、類似制度の相違点が視覚的に分かるようになり、記憶が定着しました。」 【引用元】
  • 「単元ごとの重要度が記載されており、学習密度に強弱をつけやすい点もスタディングの魅力だと感じています。」 【引用元】
  • 「スタディングの基本講座は、動画講義の画像とテキスト部分が一体となったような作りで、スマホだけでも受講できます。」 【引用元】
  • 「堅苦しさもなくて、これなら初めて学ぶ人でも理解しやすいと思います。」 【引用元】
  • 「無料講義を見て「テキストが分かりやすい」「1回あたりの講義が長すぎない」「スキマ時間に合う」と感じました。」 【引用元】

これらの声を読み比べて目を引かれたのは、評価の言葉が「わかりやすい」のひとことで終わっていないことです。

図表が「記憶しやすい形でまとまっている」、事案を「視覚的に理解できるように構成されていた」。読んだ瞬間の分かりやすさだけでなく、後から思い出せるかどうかという基準が持ち込まれています。

司法試験も予備試験も、覚えたことを試験会場で再現できなければ1点にもなりません。図表を記憶の道具として評価するこの視点は、試験の性質を正確に捉えたものだと感じました。

行動まで踏み込んだ声もあります。「自分でも表を作ってみることにした」という受講生は、テキストの図表を眺めて終わりにせず、整理の手本として吸収しました。

似た制度が並んでいて紛らわしい分野ほど、表による対比は記憶の助けになります。テキストが知識を受け取る場であると同時に、まとめ方を学ぶ見本にもなっていたわけです。

設計面にも触れておきましょう。本講座のテキストは、講義の内容をベースに重要度や補足などの情報を加えたものです。「学習密度に強弱をつけやすい」という声は、この重要度の表示と重なる評価だと私は読んでいます。

すべてを同じ力加減で読み込む必要はなく、目印に従って力の配分を変えられる。学習時間の限られた社会人には、ありがたい設計です。「動画講義の画像とテキスト部分が一体となったような作り」という声も、講義とテキストが切り離されていない構造をよく表しています。

付け加えておくと、ここまでの評価の一部は、他の予備校のテキストを実際に使った受講生が比べたうえで語ったものです。また、申し込む前に見た無料講義でテキストの分かりやすさを確かめ、それを決め手の1つにした受講生もいました。

教材との相性は、受講を始めてから初めてわかるものとは限らないと言えます。

情報量について

次の切り口は、テキストに載っている情報の量です。

情報量への評価
  • 「スタディングのテキストは、知識量が適切に絞ってあります。そのため、テキストを記憶しても過度の勉強という事態にはなりませんでした。」 【引用元】
  • 必要十分なことがかいてある基礎講座のウェブテキストは私にとって最も有益な教材でした。」 【引用元】
  • 「学習内容のボリュームも、短答については必要十分でした。もしスタディングの講義やテキストの内容で足りないと感じるなら、勉強のやり方を間違えているような気がします。」 【引用元】
  • 「働きながら予備試験を目指すなら、要点だけ短くまとめられているスタディングの講義動画やテキストがぴったりだと思います。」 【引用元】
  • 「これは大変危険なので真似したほしくはありませんが、当時の私は、最短・最速の合格のため、「スタディングの講義・テキストに必要な判例知識は網羅されている」と信じて、可能な限り、学習内容を厳選しました。」 【引用元】
  • 「以前に予備校で学んでいたときはどうしても文字が多くて難しそうだなという印象を持ったのですが、スタディングでは図表も多く、学ぶ内容もだいぶコンパクトだと思います。」 【引用元】

まず目に留まるのは、「必要十分」という同じ言葉が、2021年に合格した受講生と2023年に合格した受講生の、別々の体験記に現れていることです。

合格時期の離れた受講生が同じ表現にたどり着いているのは、テキストの分量設計がぶれていないことをうかがわせます。試験で問われる基礎に的を絞るという方針はこの講座が一貫して掲げているものですから、絞り込みはその場しのぎではなく、教材の芯なのでしょう。

次に深掘りしたいのが「テキストを記憶しても過度の勉強という事態にはなりませんでした」という一節です。私はここに、絞り込まれたテキストの本質的な価値を感じ取りました。

司法試験・予備試験の学習は、手を広げようと思えばどこまでも広げられます。終わりの線が見えないまま勉強を続けることは、それ自体が大きな消耗です。

テキストの範囲が絞られているとは、暗記の対象に「ここまで」という線が引かれているということ。覚え切るという目標が現実的な大きさになるからこそ、この受講生は安心してテキストを記憶の軸に据えられたのでしょう。

ただし、テキストとの距離の取り方についても、引用から学べることがあります。テキストの網羅性を信じて学習内容を思い切って絞った受講生は、その選択を自ら危険だったと振り返っていました。分量への信頼と、そこにすべてを賭ける判断は別の話です。

「短答については必要十分」という声が、評価の範囲を短答式にきちんと限定している点も見逃せません。

絞り込まれた教材は、何をテキストに任せて何を任せないかという線引きを、使う側にも求めてきます。その線引きさえ意識できれば、この情報量はあなたの味方になってくれるはずです。

冊子版が無いことについて

3つ目の切り口は、紙の冊子が付かないという形態そのものです。受講生の対応は分かれました

紙やPDFで持つという選択
  • 「学習中期には、基礎講座のウェブテキストをすべて紙で印刷して繰り返し読みました。数えてはいませんが、30回は読み返しました。」 【引用元】
  • 「教材はPDFで保存したり、必要なところを印刷したりすることができましたので、紙の教材がなくても、特に不便に感じることはありませんでした。」 【引用元】
WEBテキストのまま使うという選択
  • 「紙のテキストを開いて勉強するのと比べると、場所も選ばないですし、学習を始めるときの心理的なハードルも低かったです。」 【引用元】
  • 「スタディングでは、ケータイでテキストの確認や検索もできますので、必要な知識をすぐに確認できますし、ケータイを見れないほどの満員電車でも音声で勉強でき、時間を有効活用できました。」 【引用元】
  • 「講義を聴きながらテキストを同じ画面で確認できたり、ノート機能も使いやすかったです。」 【引用元】

体験記を読み比べると、同じテキストなのに扱い方がはっきり分かれていることに気づきます。

すべて印刷して紙の教材に仕立てた受講生、教材をPDFで保存したり必要なところだけ印刷したりして不便を感じなかった受講生、WEBテキストのまま使いこなす場面を語る受講生。

冊子版が無いことをどう評価するかは、結局のところ、どの使い方を選ぶかと切り離せないのだと、この並びが教えてくれます。

紙で読みたい方に伝えたいのは、印刷という選択肢が実際に機能してきたことです。テキストをすべて印刷し、30回読み返したという声は、紙での反復読みがこの教材でも成立することを示しています。

ただし、これから同じ道を選ぶなら作業量は覚悟してください。テキストは講義の回ごとに分かれていて、まとめて一括印刷する機能はありません。1回ずつ開いては印刷する作業を繰り返すことになります。

WEBテキストのまま読み進めるやり方にも、紙には無い利点があります。「学習を始めるときの心理的なハードルも低かった」という声は、見過ごされがちですが本質を突く指摘です。

紙のテキストは、取り出して、開いて、置く場所を確保して、と始めるまでに小さな手順が積み重なるもの。テキストがスマートフォンの中にあれば、その手順が丸ごと消えます。移動の合間でも、講義を視聴しているその画面のすぐ隣でも、テキストへ手が届くわけです。

活用法について

最後の切り口は、テキストの使い方です。工夫だけでなく、反省の弁からも学べます。

使い方の工夫と反省
  • 「短答式試験に絞ると、私は問題演習に偏重しすぎていて、肝心のテキストを理解して記憶するというステップが抜けていました。これにより、全体像の記憶があやふやで、過去問からずらされると一気に自信がなくなる、という弱点がありました。」 【引用元】
  • 「復習時は基礎講座テキストを使用し、テキストに記載がない部分は書き足す。」 【引用元】
  • 「(論文合格発表後口述まで)口述試験の対策として、基礎講座テキストのうち不安な部分の見直し、民訴・刑訴のスマート問題集、セレクト過去問のとき直し」 【引用元】
  • 「スタディングの講座は、目次など検索性にも優れており、アウトプットの復習としても有用ではないかと思いました。」 【引用元】
  • 「そこで、スタディングの講義動画やテキストのうち、覚えたい部分は紙に書いて付箋を貼ったりして、何回も向き合うようにしました。」 【引用元】

最も教訓的なのは、うまくいかなかった時期を明かしてくれた声です。

問題演習に偏り、テキストを理解して記憶する工程が抜けていたら、全体像があやふやになり、過去問から少しずらされただけで自信が揺らいだ。この振り返りは、受験生が陥りやすい落とし穴を言い当てていると思います。

スタディングの学習は、講義で理解し、すぐに問題を解き、間違えた箇所をテキストで確かめるという流れを想定した設計です。つまり復習の場面でこそ、テキストは主役になります

問題演習の手軽さが魅力の講座だからこそ、テキストへ戻る工程を意識して確保する。この受講生がたどった弱点克服の道筋は、そのままあなたへの処方箋になります。

「テキストに記載がない部分は書き足す」という使い方は、テキストを完成品ではなく骨組みとして扱う姿勢の表れです。WEBテキストの内容はマイノートという機能にコピーして自由に加工できるので、書き足しも表での整理も画面の中で実現できます。

テキストと受講生の付き合いが意外なほど長いことも読み取れました。口述試験の直前にもテキストへ戻り、不安な部分を見直したという学習手順は、テキストが短答式の時期だけの道具ではないことを教えてくれます。

この記事のまとめ

この記事のまとめ

スタディング司法試験・予備試験講座のテキストについて、受講生の声と使い方のヒントを見てきました。要点を振り返ります。

この記事の要点
  • 図表への評価は「わかりやすい」にとどまらず、記憶のしやすさという試験本位の物差しで語られていた
  • 情報量は大胆に絞られており、暗記の範囲に線が引かれていることを安心材料として受け止めた受講生がいた
  • 冊子版は無いものの、すべて印刷する・PDFで持つ・WEBテキストのまま使うという選択肢があり、受講生の対応も分かれていた
  • テキストは完成品ではなく骨組みで、記載のない部分を書き足したり、口述試験の直前に読み返したりする使い方が語られていた

紙のテキストが無いという事実は、最初は欠点に見えるかもしれません。しかし本記事で取り上げた受講生たちは、紙に印刷する、WEBテキストのまま持ち歩くというように、自分の生活に合うようテキストの扱い方を整えていました

利用方法が固定されていないことは、裏を返せば学習スタイルに合わせて使い方を選べるということです。この点についてあなたが自分なりの答えを見つけたとき、スタディングのWEBテキストは受験生活に最も寄り添う道具になってくれるでしょう。

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