アガルートとスタディングの司法試験・予備試験を実際に受講してレビューしている杉山貴隆です。


「司法試験・予備試験の通信講座を調べていくと、アガルートとスタディングの2つが残った。どちらも良さそうだけど、自分に合っているのはどっちだろう?」
そんな迷いを抱えていないでしょうか。公式サイトを交互に眺めると、どちらのページも自社の強みを前面に押し出しています。一方で、2つの講座を共通の観点で見比べるのは案外難しいものです。
そこで今回は、どちらの講座も受講した経験のある私が、アガルート 予備試験最短合格カリキュラム/フルとスタディング 予備試験合格コース(総合)を10個の観点で徹底的に比較していきます。先に結論を示すと、次の通りです。
- 紙のテキストに書き込みながら学びたい人
- 論文答案を人に添削してもらいたい人
- 合格した暁には費用の負担を取り戻したい人
- 受講料をできる限り抑えて挑戦したい人
- スキマ時間を主戦場にして学習したい人
- 問題演習の反復で知識を固めたい人
ここから先は比較表を交えながら、10項目それぞれの違いを詳しくお伝えします。講座選びの判断材料として、ぜひ参考にしてみてください。
※本記事は2026年8月時点で入手できる情報を基に作成しています。
【比較表あり】2講座の違いを10項目で検証
まずは10項目の比較結果を一覧表で明示します。
| 比較項目 | アガルート | スタディング |
|---|---|---|
| 受講料 | △ 約130万円 | ◎ 約15万円 |
| 合格実績 | ○ 合格者数公表 | △ 合格率等非公開 |
| 講師・講義 | ◎ 豊富な講義とゼミ | ○ 倍速再生に対応 |
| テキスト | ◎ フルカラー製本+電子 | △ Webテキストのみ |
| 問題集 | ○ 過去問・重要問題 | ◎ 問題数が豊富 |
| 模試 | △ 外部模試の案内 | △ 模試なし |
| 学習アプリ | ○ 動画視聴が中心 | ◎ アプリで完結 |
| 受講中のサポート | ◎ 質問・添削が充実 | ○ 質問はチケット制 |
| 合格特典 | ◎ 全額返金あり | ○ お祝い金あり |
| 不合格時のフォロー | ○ 2か年継続できる | ○ 更新版で再受講 |
| 総合評価 | 92点/100点 | 90点/100点 |
| 公式サイト | アガルート 公式サイト | スタディング 公式サイト |
- ◎:特に優れている(10点)
- ○:十分な水準(9点)
- △:やや課題がある(8点)
- 評価は4社比較記事に基づく
より多くの講座を比較した4社比較記事もぜひチェックしてみてください。

それでは上記の表で示した各項目について、順番に深掘りしていきましょう。
受講料
- アガルートは約130万円、スタディングは約15万円と差が非常に大きい
- スタディングの低価格は運営コストの削減に支えられている
最初は、多くの方が一番気になるであろう受講料です。アガルートの予備試験最短合格カリキュラム/フルは約130万円、スタディングの予備試験合格コース(総合)は約15万円。およそ9倍の開きがあり、今回の10項目の中で最も差が際立つポイントです。
スタディングがここまで安いのは、教室を持たず、講義を自社スタジオで制作し、ITで運営を効率化するなど、コスト削減を徹底しているから。
そしてもう一つ、後述するように紙のテキストを持たず、添削をAIに任せるという「身軽な設計」も、この価格を支えているのだと私は見ています。
一方のアガルートは、プロ講師による添削・質問対応・コーチングといった人の手によるサービスをふんだんに組み込んだ講座です。
つまりこの2講座を単純に「高い・安い」で比べるのは適切ではありません。「何にお金を払うのか」が根本から違うと捉えるほうが実態に近いでしょう。この視点は、以降の項目を読み進めるうえでの補助線になるはずです。
合格実績
- アガルートは司法試験の合格者数を公表している
- スタディングは合格率・合格者数を公表せず、合格体験談を多数掲載
合格実績の見せ方は、両社で対照的です。
アガルートは、令和7年(2025年)司法試験の合格者1,581名のうち618名が自社の有料講座受講生だったと公表しています。
参考【アガルート公式】司法試験・予備試験講座 合格者の声・合格実績
予備試験単体の合格者数や年度ごとの推移までは公表されていませんが、具体的な人数を明らかにしている点は信頼材料です。
スタディングは、司法試験・予備試験講座について合格率・合格者数といった数値を公表していません。掲載されているのは合格者の声で、司法試験・予備試験の双方について、インタビュー動画や体験談を数多く視聴できます。
数値の裏付けを重視するなら、軍配はアガルートに上がるでしょう。ただ、私が強調したいのは「数値がない=合格者がいない」ではないこと。
スタディングの体験談を読むと、この講座を活用して合格をつかんだ受講生が実際にいることは確認できます。数値の透明性で差がついた項目、と受け止めるのが適切でしょう。
講師・講義
- 講義量はアガルートが多い(700時間超に対してスタディングは370時間ほど)
- アガルートにはゼミなど双方向の場があり、スタディングはオンデマンド中心
アガルートの講義は合計で700時間を超えます(中核の総合講義300だけで約260時間)。講師は20名以上が在籍し、全員が新司法試験合格者。
さらに、講師1人に複数の受講生で実施するバーチャル校舎のゼミや、受講生から寄せられた声をもとに講師が毎月1回実施するホームルームなど、一方通行の動画視聴にとどまらない仕掛けが組み込まれています。
9段階の倍速再生やテキスト同時表示など、視聴機能も申し分ありません。
スタディングの講義は合計370時間ほど。図解スライドを多用した講義動画で、標準・1.5倍・2倍速に対応します。

講義量が少なめなのは「試験で実際に問われる知識に絞り込む」というミニマムインプット方針の表れで、インプットを早く終えて演習中心の学習へ移る設計です。
つまりこの項目は、量の多さだけでなく学習思想の違いでもあります。
講義をじっくり浴びて盤石な基礎を築きたいならアガルート、必要最小限のインプットで早く走り出したいならスタディング。あなたの性格に合うのはどちらか、という視点で見ると選びやすくなるはずです。
テキスト
- アガルートはフルカラーの製本テキストとデジタルブックの両対応
- スタディングはWEBテキストのみで、紙の教材は付属しない
アガルートは製本された紙のテキストが届き、基幹講座は全ページフルカラーです。

論点マップ、事項索引・判例索引、判例百選の番号、過去問の出題実績、テキスト間の相互参照といった「後から引き直す」ための工夫が細部まで行き届いており、辞書のように使い込める作りになっています。
同じ内容はデジタルブックでも閲覧でき(一部講座は非対応)、マーカーやふせん、書き込みにも対応。紙とデジタルの併用が可能です。
スタディングのテキストはウェブ提供のみで、紙の冊子は付属しません(自分で印刷することは可能です)。その代わり検索機能、マイノートへのコピー、重要キーワードを隠して確認できる暗記ツールなど、デジタルならではの機能が揃っています。

そもそも動画だけで理解できる設計を志向しているため、テキストは補助という位置づけに近いでしょう。
膨大な知識と何年も付き合う試験ですから、教材の形は学習の快適さを大きく左右します。紙とデジタルの両方が手に入るアガルートに対し、スタディングはデジタル一本。
選択肢の広さではアガルートに分がありますが、書き込みで自分専用に育てた紙の一冊か、どこでも呼び出せる身軽なデジタルか、という好みも無視できません。
問題集
- スタディングは3,000問を超える演習を講義とセットで回せる
- アガルートは論文系の演習講座に厚みがある
アガルートの演習は論文系が柱です。答案の「書き方」を学ぶ講座から始まり、基本問題を網羅する重要問題習得講座、予備試験論文の全過去問解説へと、段階を踏んで実戦に近づく構成が練られています。
短答の演習教材として同梱されるのは、司法試験・予備試験の全過去問(2,500問以上)を収録したテキスト。加えて、スマホで短答過去問を肢別に解けるオンライン演習サービスもカリキュラムに含まれます。
スタディングは一問一答形式のスマート問題集と、厳選過去問のセレクト過去問集を合わせて3,000問超を搭載。特筆すべきは、これらが講義の直後に配置され、「聞いたらすぐ解く」流れが学習フローとして最初から組み込まれている点です。
しかも解答成績に応じてAIが復習日を決め、その日に解くべき問題を自動で出題してくれます。論文も穴埋め→並び替え→タイピングと負荷を上げる段階式です。
問題の量や形式だけならアガルートも見劣りしません。ただ、「演習が学習動線に埋め込まれ、反復の管理まで自動化されている」という完成度で、スタディングが一歩リードというのが私の評価です。
模試
- 本試験形式の模試はどちらのカリキュラムにも含まれない
- アガルートには外部連携模試の案内があり、スタディングは答練とAI添削で代替
模試は2講座に共通する弱点で、評価はどちらも△です。本試験と同じ形式の模試は、いずれのカリキュラムにも含まれていません。
アガルートには、辰已法律研究所と連携した予備試験・司法試験向けの模試の案内があります。ただしカリキュラムに含まれるものではなく、申し込みも費用も別に必要です。
スタディングには模試の設定自体がなく、論文は答練形式の演習とAI添削で腕試しをする形になります。
本番の時間配分や独特の緊張感は、模試のような疑似本番でしか経験できないというのが私の持論です。どちらの講座を選ぶにしても、直前期には模試を別途確保する前提で学習計画を立てることをおすすめします。
裏を返せば、この項目が2講座の選択を左右することはほぼありません。
学習アプリ
- アガルートのアプリは講義動画の視聴とテキスト閲覧が中心
- スタディングはアプリで講義・テキスト・問題演習まで完結する
アガルートには公式アプリ「AGAROOT Learning」があり、講義動画のダウンロードとオフライン視聴、倍速再生、講義映像とテキストの同時表示が可能です。
ただし、アプリの守備範囲は講義動画とテキストの閲覧が中心。短答の問題演習は、Webテストやオンライン演習サービスなど、アプリとは別の窓口で行うことになります。
一方のスタディングアプリは、講義動画をダウンロードしておけばオフラインで再生でき、WEBテキストの閲覧・検索からスマート問題集・セレクト過去問集の解答まで、スマホ1台で完結します。
講義動画は1本5分から視聴できる細切れ構成で、進捗やノートは端末間で自動同期。電車では動画、待ち時間には一問一答、と場面に応じて学習を切り替えられます。
「アプリひとつでどこまでできるか」の幅は、スタディングが明確に上です。机に向かえる時間が限られ、移動時間や休憩時間を学習に変えたい人ほど、この差が日々の積み上げに直結します。
受講中のサポート
- アガルートはプロ講師による質問・添削・コーチングが手厚い
- スタディングはチケット制の質問とAI添削が中心
アガルートのサポートは、100回まで使える質問サービス、200通を超えるオンライン添削、月1回のパーソナルコーチング、講師と対話しながら答案を直す口頭論文添削と、人の手によるフォローが幾重にも重なっています。
そして特筆すべきは、これらすべてを新司法試験合格者のプロ講師が担当すること。約130万円という受講料のかなりの部分は、この人的サポートへの対価だと私は理解しています。
スタディングのサポートは、専門講師に文章で質問できる学習Q&Aチケット(30枚付属。1枚につき1問で、追加購入も可能)と、論文のAI添削が柱になります。
AI添削は待ち時間がほとんどなく、書いた直後に結果を見て修正へ移れるのが強みです。答案を書いては直すサイクルを高速で回せます。
人に伴走してほしいならアガルート、スピードと手軽さを取るならスタディング。同じ「サポート」という言葉でも、その質感はまったくの別物です。
合格特典
- アガルートは合格すると受講料の返金を受けられる制度がある(条件あり)
- スタディングは合格するとお祝い金がもらえる(条件あり)
アガルートのフルカリキュラムには合格特典が付いています。対象年度の予備試験に合格し、合格体験記の提出や合格者インタビューへの出演といった所定の要件を満たすと、対象講座の税抜価格分が全額返金されるという制度です。
約130万円という受講料に尻込みする気持ちは、私にもよくわかります。しかし合格すれば費用負担を大幅に抑えられる可能性があるわけで、本気で挑む人への強力な後押しになるでしょう。
スタディングの合格特典はお祝い金です。対象の試験に合格し、アンケートと合格体験談の記入といった条件を満たすと、お祝い金がデジタルギフトで進呈されます。受講料が低い分、特典の規模も控えめと言えるでしょう。
注意したいのは、どちらの特典も「合格したら自動的にもらえる」ものではなく、体験談の公表などの条件を満たして初めて受け取れる点です。制度の詳細や最新の条件は、申し込み前に必ず公式サイトで確かめてください。
不合格時のフォロー
- 不合格時の返金や合格保証はどちらにもない
- アガルートは1購入で2か年分、スタディングはコースの対応年度しだい
先にお伝えしておくと、不合格だった場合に受講料が返ってくる制度は、両社とも用意されていません。その意味では横並びと言えます。
そのうえで注目したいのが、学習を続けるための仕組みの違いです。アガルートは1つのカリキュラムが連続する2回の予備試験に対応しており、主要な講義は後の年の試験まで視聴を続けられます。
初年度に届かなくても、追加購入なしでもう一度挑める設計です(ただし答練など一部の教材は、2回のうち先に来る試験に向けて作られています)。
スタディングの受講期限はコースの対応年度しだいです。1年度分だけのコースと、当年と翌年の2年度分を含むコースがあり、どちらが販売されているかは時期によって変わります。
対応年度を使い切った後も学習を続けるなら、更新版を割安な価格で使う形。買い直しと聞くと不利に思えるかもしれませんが、法改正や最新の出題傾向が反映された教材に切り替わるという利点も見逃せません。
2回分をあらかじめ確定させておきたいならアガルート、まずは目前の試験に集中したいならスタディング。ここにも両社の設計思想の違いがよく表れています。
アガルートはこんな人におすすめ

ここまでの内容を踏まえると、アガルートの受講をおすすめできるのは次のような方です。
紙のテキストに書き込みながら学びたい人
法律の学習は、講義で理解し、演習でつまずき、テキストに戻って確かめる作業の繰り返しです。何度も開くことになる一冊が手元にあるかどうかで、学習の手触りは変わってくるはず。
アガルートなら基幹講座のテキストが全ページフルカラーの製本版で届き、書き込みやふせんを重ねて「自分だけの一冊」に育てていけます。論点マップや索引など、後から引き直すための仕掛けが豊富なのも、長期戦の相棒として頼もしいところ。
同じ内容はデジタルブックでも読めるので、自宅では紙、外出先では画面という使い分けもできます。一方のスタディングはWEBテキストのみですから、紙で学びたければ自分で印刷するしかありません。
ページをめくり、手を動かしながら記憶に刻んでいくタイプなら、アガルートを選ぶ理由はここにあると思います。
論文答案を人に添削してもらいたい人
予備試験の最大の関門は論文式試験です。そして論文の力は、自分の答案を他人の目で評価してもらう経験なしには伸ばしにくいもの。
書けたつもりの答案がなぜ評価されないのか、その理由を自力で突き止めるのは、想像以上に骨が折れます。答案の弱点ほど、書いた本人には見えにくいからでしょう。
アガルートは200通を超えるオンライン添削に加え、講師と対話しながら答案を直す口頭論文添削、月1回のコーチングまで、人によるフィードバックの機会が豊富に用意されています。
担当するのはすべて新司法試験合格者のプロ講師。スタディングの添削はAI中心ですから、「人の目」を求めるならこの差は決定的です。答案の癖を指摘してもらいながら合格答案へ近づけたい人に、アガルートは力強く応えてくれます。
合格した暁には費用の負担を取り戻したい人
約130万円という受講料は、誰にとっても軽い金額ではありません。それでもアガルートを選ぶ決め手になり得るのが合格特典です。対象年度の予備試験に合格し、合格体験記の提出やインタビュー出演などの要件を満たせば、税抜価格分の全額返金を受けられます。
「合格すれば費用の負担を大きく取り戻せる」という設計は、退路を断って挑む人にとって何よりの動機づけになるでしょう。学習が苦しくなった日に、踏みとどまる支えにもなるはずです。
もちろん返金を前提にした資金計画は禁物ですし、どんな要件があるのかを申し込み前に確かめておく必要もあります。それでも、目標に本気で向き合う人ほど恩恵が大きくなる仕組みであることは確かでしょう。
「インタビュー出演なんて無理…」という人は、アガルートの受講料の高さに二の足を踏むと思います。私も同じです。そういう人はこう考えてみましょう。
アガルートの受講料は、1日あたりに換算すれば1,800円円前後(130万円÷2年)ですから、そこまで高額ではありません。それに法曹の年収を考えれば投下資金は余裕で回収できます。
合格すると決めているなら、アガルートの受講料は必要かつ健全な自己投資であると捉えるべきです。
スタディングはこんな人におすすめ

ここまでの内容を踏まえると、スタディングの受講をおすすめできるのは次のような方です。
受講料をできる限り抑えて挑戦したい人
司法試験・予備試験への挑戦は、講座費用の高さが最初の壁になりがちです。合格の保証がないまま100万円を超える出費に踏み切るのは、誰にとっても怖いもの。
スタディングなら約15万円で、基礎のインプットから論文対策までひと通り揃ったコースを受講できます。アガルートのおよそ9分の1という価格は、挑戦をためらう心理的なハードルを大きく下げてくれるでしょう。
金額が小さいぶん、途中で方向転換する余地も残ります。浮いた費用を模試や市販の演習書にあてれば、講座だけでは足りない部分を自分で補うこともできるでしょう。
「自分に向いているかまだわからないから、まず始めてみたい」。そんな堅実な一歩を踏み出したい人に、スタディングはうってつけです。
スキマ時間を主戦場にして学習したい人
仕事や学業と両立しながら合格を目指すなら、机に向かえる時間だけでは足りません。スタディングはアプリで講義動画をダウンロードしておけばオフラインで視聴でき、テキストの閲覧も問題演習もスマホ1台で完結します。
講義動画は1本5分から視聴できる細切れ構成で、倍速再生にも対応。通勤電車の中、昼休み、寝る前の10分といった断片的な時間を、そのまま学習時間に変えられます。
もともと「通勤講座」という名前で始まったサービスだけあって、スキマ時間活用への作り込みは筋金入りです。
私が特に気に入っているのは、細切れに学んでも進捗やノートが端末をまたいで自動で同期され、学習の流れが途切れない点。まとまった時間が取れない社会人にこそ、この設計は真価を発揮するでしょう。
問題演習の反復で知識を固めたい人
知識は、解いて、間違えて、確かめるほど定着していくもの。スタディングはスマート問題集とセレクト過去問集を合わせて3,000問超を備え、講義を聞いたらすぐ解く流れが標準の学習フローとして設計されています。
さらにAIが解答成績から復習のタイミングを判断し、その日に解くべき問題を自動で出題。忘れた頃にもう一度出会わせてくれる仕組みです。
自分で復習計画を組み立てなくても、演習が回り続ける。これは、意志の力だけに頼らず学習を続けたい人にとって大きな助けになります。
論文対策も穴埋めや並び替えから始まり、タイピングでの答案作成とAI添削まで段階的に負荷が上がる設計。読むより解くほうが性に合うアウトプット重視派のあなたには、スタディングの作りがしっくりくるはずです。
この記事のまとめ
今回はアガルートとスタディングの違いについてお伝えしました。比較表を再掲します。
| 比較項目 | アガルート | スタディング |
|---|---|---|
| 受講料 | △ 約130万円 | ◎ 約15万円 |
| 合格実績 | ○ 合格者数公表 | △ 合格率等非公開 |
| 講師・講義 | ◎ 豊富な講義とゼミ | ○ 倍速再生に対応 |
| テキスト | ◎ フルカラー製本+電子 | △ Webテキストのみ |
| 問題集 | ○ 過去問・重要問題 | ◎ 問題数が豊富 |
| 模試 | △ 外部模試の案内 | △ 模試なし |
| 学習アプリ | ○ 動画視聴が中心 | ◎ アプリで完結 |
| 受講中のサポート | ◎ 質問・添削が充実 | ○ 質問はチケット制 |
| 合格特典 | ◎ 全額返金あり | ○ お祝い金あり |
| 不合格時のフォロー | ○ 2か年継続できる | ○ 更新版で再受講 |
| 総合評価 | 92点/100点 | 90点/100点 |
| 公式サイト | アガルート 公式サイト | スタディング 公式サイト |
最後にあらためてお伝えしたいのは、今回取り上げた2社がどちらも、実際に合格者を送り出してきた優良で高品質な講座だということです。
手厚い人的サポートと重厚な教材で伴走するアガルートと、低価格とスマホ完結の身軽さで挑戦の入り口を広げるスタディング。方向性は対照的ですが、どちらを選んでも「講座選びで失敗した」と後悔する心配は小さいでしょう。
大切なのは、世間の評判ではなく、あなた自身の学習スタイル・生活リズム・予算に合うほうを選ぶことです。
紙のテキストと人の添削でじっくり鍛えたいのか、スマホと問題演習で軽やかに走り切りたいのか。この記事の10項目に照らして考えれば、選択が大きく外れることはないはずです。
司法試験・予備試験の道のりは長く、決して平坦ではありません。それでも、自分に合った教材を選んでやり切ることができれば、合格は着実に近づいてくるはずです。あなたの挑戦が実を結ぶことを、心から応援しています。


