元・職歴なしのアラサーで現在はホワイト企業で正社員をしている杉山貴隆です。
今回はこんな疑問に答えます。
ときどき面接に行けることもあるけど、そのあと毎回落とされてしまう。質問と回答の対策はしっかりやっているのに、悔しいなぁ… 何か自分が気づいていないマズいことがあるのかな
自分なりにしっかりと対策をして面接に行っても、いまひとつ手ごたえがない。そんなことが続くと落ち込んでしまいますよね。
私も最初に就職活動をしたときには面接がうまくいかずに悩んだ覚えがあります。またあるとき勤めた会社では面接官の一人として応募者を面接したこともあります。
そういった経験から分かったことですが、実は面接対策では想定質問と回答といった定番の対策の前にやるべきことがあるんです。その点をおさえれば面接での印象は抜群に良くなり、面接の通過率は格段に上がります。
あなたが今悩んでいるのは、そのやるべきことを見落としているからかもしれません。この記事を一読すれば見落としていることが何なのか見えてきます。ぜひ実践してあなたの就活を実りあるものにしてください。
職歴なしアラサーの面接で必要なのは見た目
結論からいうと、職歴なしのアラサーの人が面接を受けるにあたって最も重視するべきは見た目です。面接というとつい「何を聞かれるか?」「どう答えるか?」といったことに意識を奪われてしまいますが、私に言わせれば大事なのはそこではありません。
まずは見た目をどう良くするかを考えてください。なぜそう言えるのかを以下で解説していきます。
人は目から情報を得る生き物
人間は視覚・聴覚・嗅覚などのいわゆる五感を使って情報を集めて生きています。その情報の8~9割は視覚頼みです。人は結局目で物事を判断する生き物であると言えます。
会社が採用活動をするとき面接というプロセスを必ず盛り込むのも最終的にはそれが理由です。とにかく応募者の見た目をチェックして情報を得たいのです。
間違えないでほしいのですが、顔がイケメンとか可愛いとかそういうことをチェックしたいのではありません。一緒に仕事をしたいと思える人かどうかをその人の身だしなみや雰囲気を実際に見てみることで確認したいということです。
私が面接官をやったとき感じたこと
最初にお伝えしたように、私はとある会社で面接官を担当したことがあります。男性も女性も何人かの方とお会いして話をしました。その経験から実感したのは質問への答えが同じでも見た目が良いか悪いかで評価も印象も全く異なるという事実です。
よくわからなければ「ボサボサの髪でボソボソとしゃべる人」と「そこそこ整った身だしなみで明るい声で話す人」の二人をイメージしてみてください。二人が同じように「頑張ります」と言ったとしても、受け手の印象は別物になります。
見た目の良くない人の言葉は信用できません。見た目の良い人の言葉には期待を持てます。人は視覚で物事を判断しているのでそうなるのは当然です。
面接対策!見た目を改善しよう
質問に対する答えは同じでも見た目で評価が変わるのですから、あなたは見た目対策を実施することで有利になれます。面接に行く前に自分の見た目が他人にどんな印象を与えるのかを振り返って、できるだけ磨き上げておきましょう。
どのようにすれば見た目が改善するのでしょうか。全体的な方向性としはこの人と一緒に仕事をしたいと思ってもらえるような雰囲気に自分を近づけてください。具体的には次の3点に的を絞って見た目を改善していきます。
- 髪型
- 顔(表情を含む)
- 服装
上記3つの要素を順番に見直していけば面接でのあなたの印象は確実に良くなるはずです。以下で男性の場合と女性の場合に分けてお伝えしていきます。
見た目改善の具体的方法【男性編】
男性は見た目に気を使っていない人が多いです。その分あなたが見た目を意識すれば他の応募者よりも目立って良い印象を面接官に与えることができます。
以下の点に注意して整えていきましょう。
髪型について
男性の髪は黒髪・短髪が一番です。中途半端に長い髪は避けてください。長くてもワックスとかでオシャレにセットできる人はいいですが、たぶん職歴無しのアラサーにそんな人はいないと思います。
ちなみに私は小さい頃から中途半端な長さの髪でセットもろくにできない人でした。ですが就活を機に短髪にしてみたら「おっ、俺カッコいい髪型できるじゃん」と思うようになりました。
私が髪を切るときの手順は以下の通りです。まず1,000円カットに行きます。そして理容師さんに「今日どうします?」って聞かれたら「こんな感じで」と言って次の記事の写真を見せます。
「あ、短くするんですね、了解です」という具合にすぐに分かってもらえます。もみあげとか細かい点を聞かれたら「わからないのでお任せします。爽やかに見える感じにしてもらえたら大丈夫です」と言えばOK。
カットが終わったら自宅でジェルを手のひらにのばしてバッバッと短髪をかき上げる感じでつけてみてください。適当でいいです。短髪だと適当でもそれなりに見れる髪型になります。
ジェルはスーパーとかコンビニで売っている普通のもので構いません。私はGATSBYのスタイリングジェルスーパーハードを使っています。
今までセットした経験がない人でも短髪をジェルでサッと固めると見違えますよ。必ずやりましょう。
顔について
男性の場合、顔については毛を意識的に除去・整理していきます。
まず眉ですが、変に長すぎるところをカットすればOK。必ずしも剃らなくてもいいです。次に鼻毛が見えるのは絶対にNGです。鏡を見ながら切るなり、抜くなりして見えなくしてください。
眉と鼻毛に関してはハサミ・毛抜きセットみたいなものを1つ持っておくと重宝します。
最後にヒゲですが、普通に全て剃りましょう。こだわりがあってどうしてもヒゲを残したいなら止めませんが、面接官に「ヒゲ剃れよ」と思われて一発アウトになる確率は高く、お勧めできません。
毛の処理が終わったら明るくほがらかな表情を作る練習をしておきましょう。男性の場合、マジメさをアピールしようとして表情が硬くなり、ムスッとした顔になってしまうことがよくあります。
鏡で顔を見て、目や口を大きめに開けてみたり笑顔を作ったりして、自由自在に顔の筋肉を動かせるようになっておいてください。表情豊かな人のほうが「この人と仕事をしてみたい」と思ってもらいやすいです。
服装について
スーツ・ワイシャツ・ネクタイ・革靴・ベルトを1組ずつそろえましょう。安くて良いものを手に入れるにはTHE SUIT COMPANY の店舗で買えばOK。THE SUIT COMPANYが無ければAOKIでも良いです。
どのスーツ・ワイシャツ・ネクタイ等が良いかわからなければ素直に店員さんに聞きましょう。私はフォーマルな服を買うときはいつもそうしています。「就活するんですが、どれがいいんでしょうか?あまり買ったことがなくて分からないんです」って伝えればOKです。
予算感はこんな感じ。
モノ | 値段 |
---|---|
スーツ(上下) | 3万円くらい |
シャツ | 5,000円くらい |
ネクタイ | 5,000円くらい |
革靴 | 10,000円くらい |
ベルト | 2,000円くらい |
一式合計 | 5万~6万円くらい |
個人的にはスーツはウォッシャブル(洗える)タイプがおすすめです。自宅の洗濯機で洗えるものです。
自宅で洗えないものを買った場合は都度クリーニングに出すことになりますが、1回あたり500~1,000円のお金とクリーニング屋を行き来する時間がかかります。もったいないので避けましょう。
見た目改善の具体的方法【女性編】
私は男性なので女性の見た目の改善方法については語れることが少ないです。私が適当すぎる知識であれこれ言うよりも他のウェブサイトや動画を参考にしてもらったほうがずっと良いと思います。
そこで髪・顔・服装のカテゴリ別に、参考になりそうなものをピックアップしておきます。
髪型について
女性の就活時の髪型についてはクリ博ナビの記事が良いです。
おさえておきたいポイント、前髪の作り方、ショート・ロング長さ別解説、NG事項など。文字情報が多いですが、サッと読むことで就活女性の髪形の全体像を把握できます。
ロングの人は下のCanCamの動画も参考になります。
顔について
女性の顔といえばメイクが重要です。「普段メイクしないし面倒くさい」と思う方もいるかもしれません。でも化粧で顔を作れることは女性ならではの強力な武器です。活用しましょう。
就活メイクの概要はCCHANNELの記事で把握できます。目もと・口もとなど「パーツごと」のメイクが画像付き説明されていてわかりやすいです。業種別・職種別メイク法のアドバイスもあります。
就活メイクを極めたい人はYouTubeで自分に合うものを探してみるのが良いと思います。
服装について
女性の就活時の服装についてはmy bestの解説が一番良くまとまっていると思います。こちらを一読するだけでリクルートスーツの選び方がすぐに理解できます。
ただし記事内で紹介されている3点セットをネットで買うのはやめたほうがいいと私は思います。身に着けるものですし、やや高価なぶん失敗すると痛いからです。
ネットでは情報収集だけ行って、そのあとはTHE SUIT COMPANYかAOKIに行って店員さんと相談して選びましょう。次の記事でも人気があるのはAOKIとTHE SUIT COMPANYだと書いてありました。
実店舗に行く前にどんなものが良いかもう少し細かいところまでイメージしておきたい人はYouTubeへどうぞ。
この記事のまとめ
今回は職歴の無いアラサーの方に向けて面接は見た目が9割という話をしてきました。想定質問に対する回答を練ることも重要ですが、それ以前の問題として自分の見た目を整え採用担当者に良い印象を持たれやすくすることが大切です。
あなたの身だしなみや雰囲気が爽やかなものになれば、面接で質問に答えるときの言葉にも説得力が増します。結果的に面接を突破して採用・内定に至る可能性が高まっていくので、是非やってみてください。
以上、参考になれば嬉しいです。