資格スクエア行政書士講座を実際に受講してレビューしている杉山貴隆です。

行政書士試験に興味はあるものの、「今から始めて4か月で間に合うのだろうか」と不安を感じていませんか。試験範囲は広く、合格率も10%前後で推移する難関です。短い準備期間での挑戦には、どうしても心細さがつきまといます。
けれど、実際に4か月以下の学習で、しかも一度の受験で合格をつかんだ人たちがいます。資格スクエアの行政書士講座には、そうした短期一発合格者の体験記が数多く残されているのです。彼らはいったい何を、どのように実践したのでしょうか。
今回は、4か月以下で一発合格した12人の体験記をていねいに読み解き、短期合格を可能にした共通の理由を探っていきます。この記事を読み終えるころには、限られた時間でも合格に近づくための具体的な道筋が見えてくるはずです。
※本記事は2026年6月時点で入手できる情報を基に作成しています。ただし、引用している受講生の評価は受講当時のものであり、現在とは状況が異なる場合があります。
4か月以下で一発合格できた理由

4か月という短い時間で合格をつかんだ人たちには、いくつかの共通点が見えてきました。ここでは、彼らの体験記から浮かび上がった短期一発合格の理由を、3つの角度から整理してみます。
出る所に絞り、潔く捨てる
短期合格の出発点は、意外にも「やらないことを決める勇気」にあります。4か月で試験範囲のすべてを完璧にするのは、現実的ではありません。短期で合格した人たちが最初に下しているのは、「何をやらないか」という思い切った決断でした。
- 「短期で合格するなら、広範囲の学習をいかにポイントを絞って勉強するかだと思います。」 【引用元】
- 「森先生の「最低限合格できることに絞る」方針に従って、思い切って、一番興味があった民法の親族・相続をやらないと決めたことは正解だったと思います。」 【引用元】
- 「森先生が「飛ばす」と言ったところをちゃんと飛ばすことかな、と思います。」 【引用元】
- 「立ち止まらずに勇気を持って飛ばす事が合格できた要因だと思います。」 【引用元】
- 「商法、行政書士法、戸籍法、住民基本台帳法などに、必要以上にこだわりすぎる必要はなかったと思います。」 【引用元】
- 「試験に出やすい箇所とそうではない箇所とを明確に示していただき、メリハリをつけて復習をすることができました。」 【引用元】
- 「本番の記述問題で「土地転がし夫婦」の応用が出たときは、震えた。」 【引用元】
ある受講生は、試験範囲を全て網羅しようとすると3~4か月では相当に難しいと振り返っています。限られた時間で全分野を完璧にしようとすれば、どれも中途半端になりかねません。だからこそ、何を捨てるかをはっきりさせた人ほど、合格に近づいていったのだと感じます。
実際、民法の親族・相続を思い切って外した人や、商法や行政書士法といった細かい分野を深追いしなかった人がいました。手を広げたい誘惑をこらえ、点になりにくい論点をあえて手放す判断が、短期合格の土台になっていたのです。
もっとも、この「絞る」は自己流の手抜きとは違います。先ほどの受講生は、講義で飛ばす部分は蓄積された試験データを根拠に飛ばしているのだと理解していました。森講師が示す取捨選択に従うからこそ、安心して切り捨てられるわけです。
資格スクエアの短期集中合格講座は、そもそもインプット講義を「今年出うる論点」約100時間に圧縮した設計です。1年かけて学ぶ講座では基礎の講義だけで約180時間に及ぶことを思えば、講座そのものが「絞り」をあらかじめ組み込んでいるとわかります。
絞り込みの精度を物語るのが、記述式の的中体験です。本番で「土地転がし夫婦」の応用が出て震えた、という声がありました。行政書士試験の記述式は配点が60点と大きく、出題されやすい論点を前もって押さえられれば、短期でも得点が安定します。
もちろん、予想が毎年必ず当たるわけではありません。それでも、ここで挙げた声に共通していたのは、出る所を見極める指針があったおかげで、限られた時間を無駄打ちせずに済んだという手応えでした。
倍速とスキマ学習で密度を上げる
やる範囲を絞っても、4か月という枠そのものは変わりません。次にものを言うのが、同じ時間でより多くを学ぶ「密度」の工夫です。
短期合格者は、講義を一度見て終わりにしません。ある受講生は、基礎以外の講義を2倍速以上にして、複数回くり返し聞いたといいます。倍速での反復が成り立つ背景には、森講師の聞き取りやすい話し方と、条文や判例を平易な言葉に置き換える解説がありました。
最初の一回でつまずかないからこそ、戻って学び直す手間が減り、同じ時間でより多く回せます。つまり講義のわかりやすさは、ここでは「速く回せるから時間の短縮につながる」という実利として働いていたわけです。
スキマ時間の使い方も、学習の密度を大きく左右します。スマートフォンのアプリで肢別問題を解ける「法令択一クエスト」を使い、通勤電車やバス待ちの数分を演習に変えていた人が目立ちました。
この法令択一クエストはかつてはブラウザ版のみでしたが、現在はアプリ版が用意されており、スキマ学習との相性の良さが向上しています。机に向かえない時間まで学習に組み込めれば、4か月という枠は実質的に「増加」するでしょう。
教材を1つに絞る「一本化」も、短期では強みになります。ある受講生は市販のテキストと問題集を買い足したものの結局使わず、講座の教材セットと模試だけで十分すぎるボリュームだったと振り返っていました。
別の受講生も、資格スクエアの講義と問題集以外にはほとんど手を出せなかったといいます。長期戦なら教材を増やす余裕もありますが、4か月では、あれこれ手を広げないことがかえって密度を守ってくれるのです。
時間のなさを味方につける
技術的な工夫だけでは、4か月を走り抜けられません。最後に支えとなるのは、短期だからこそ生まれる集中力と、それを保つ伴走の存在です。
短期合格者の言葉で印象的なのは、「時間がないこと」を不利ではなく追い風として語る点です。時間がなかったから、かえって本気で駆け抜けられた。始めるのが遅かったので、モチベーションが下がる暇さえなかった。そうした声が、いくつも並んでいました。
1年という長い助走があれば、どこかで「まだ先がある」と気がゆるむ局面が必ず訪れます。けれど4か月の短期決戦では、緩む隙そのものがありません。
夏休みの宿題が最終日に一気に進む、あの感覚を思い出すとわかりやすいでしょう。締め切りの近さが、集中を否応なく引き出してくれるのです。
ただし、「時間がなければ誰でも受かる」という単純な話ではありません。ある受講生は、常に危機感と覚悟を持って取り組んでいたと述べていました。制約をエネルギーに変えるには、それ相応の本気度が要るということでしょう。
追い込まれた状況をむしろ力に変えられる人にとって、短期決戦は強力な武器になります。一方で、短期ゆえに、一度つまずくと立て直す時間がないのも事実です。そこで支えになっていたのが、森講師の「伴走」です。
月1回のフォローアップ(オンラインでの相談会)に加え、直前期の励ましや最後の講義の言葉に背中を押された、という声が複数ありました。最後の講義で熱い思いを受け取り、最後までモチベーションを保てたという人もいました。
学習内容そのものだけでなく、折れそうな気持ちを立て直す言葉が用意されていることは、短期挑戦者にとって心強い環境だと思います。
どのプランでも受かるの?
ここまで読んで、こう思った人もいるかもしれません。短期合格の理由はわかったけれど、資格スクエア行政書士講座のどのプランを選んでもいいのだろうかと。
今回読み解いた12人の内訳を見ると、はっきりした傾向が浮かびます。4か月以下で一発合格した12人のうち、9人が「森Tの短期集中合格講座」の受講生でした。実に4分の3です。残る3人のうち2人は速習合格講座、1人は1年合格講座を選んでいます。
注目したいのは、速習合格講座・1年合格講座を選んだの受講生たちの学習経過です。
速習講座を選んだある受講生は、「短期集中講座ではなく速習講座を選択していたので、通常のカリキュラムスケジュールよりスタート時点で既に遅れていました」と振り返り、本来のスケジュールを高速で追いかけ、足りない部分を自習で補っていました。
1年講座の受講生も、4か月では講義と問題集をこなすだけで精一杯だったといいます。つまり彼らは、4か月用に設計された道を進んだのではなく、長めのコースを無理に圧縮して間に合わせていたのです。
その点、短期集中合格講座は、初めから4か月前提で組まれています。ここまで見てきた「絞る・密度を上げる・時間のなさを味方につける」を、講座の設計そのものが後押ししてくれる。短期一発合格を目指すうえで最も素直な選択肢なんです。
もちろん、短期集中講座が唯一の正解というわけではありません。合格最低限に絞る設計上、扱わない論点が多くなることは事実。学習を始める時期にまだ余裕がある人や、得点を上積みして安全圏で合格したい人には、速習や1年合格講座のほうが合う場合もあります。
大切なのは、自分の残り時間と性格に正直になること。4か月という条件で一発合格を狙うのであれば、短期集中合格講座が最有力の候補になる、というのが私の見立てです。
この記事のまとめ
ここまで、資格スクエアの行政書士講座で4か月以下の一発合格を叶えた12人の体験記から、その理由をたどってきました。
見えてきたのは、3つの共通点です。
- 「減らす」戦略:出る論点に的を絞り、点になりにくい部分を潔く捨てる
- 「密度を上げる」工夫:倍速での反復やスキマ時間の活用、教材の一本化で学習の密度を高める
- 「時間のなさを味方につける」適応力:追い込まれている状況を逆手に取り、集中力を発揮する
短期で合格していった人たちも、最初はあなたと同じ不安を抱えながら一歩を踏み出していました。まずはできるところから、静かに動き出してみてください。
