フォーサイトと資格スクエアの行政書士講座を実際に受講してレビューしている杉山貴隆です。


「行政書士試験の対策講座はフォーサイトと資格スクエアが良さそう。でも自分にとって合格しやすいのはどっち?」
2つの講座を見比べて、そんなふうに悩んでいませんか。違いがあることはわかっても、その違いがどのくらい学習に影響するのかが見えないと、決断できませんよね。
そこで今回は、フォーサイト行政書士講座 バリューセット3と資格スクエア行政書士講座 森Tの1年合格講座を10個の観点で徹底比較します。最初に結論をお伝えすると次の通りです。
- 受講料を最小限に抑えたい人
- 客観的な数値を見て安心して選びたい人
- スマホ中心で学習を完結させたい人
- じっくり1年かけて深く学びたい人
- 過去問を徹底的にこなしたい人
- 講師との距離の近さを重視したい人
以下では比較表を交えつつ詳細をお伝えします。ぜひ参考にしてみてください。
※本記事は2026年5月時点で入手できる情報を基に作成しています。
【比較表あり】2講座の違いを10項目で検証
まずは10項目の比較結果を一覧表で明示します。
| 比較項目 | フォーサイト | 資格スクエア |
|---|---|---|
| 受講料 | ○ 約9万円 | △ 約17万円 |
| 合格実績 | ◎ 合格率+推移公表 | △ 定量実績非公表 |
| 講義動画 | ○ ライブ配信あり | ◎ Zoom相談会あり |
| テキスト | ◎ フルカラー紙+ デジタル | ◎ フルカラー紙+PDF |
| 問題集 | ○ 標準的な分量 | ◎ テーマ別肢別収録 |
| 模試 | ○ 本試験形式2回 | △ 模試1回のみ |
| 学習アプリ | ◎ アプリで完結 | ○ 機能が一部分散 |
| 受講中のサポート | ◎ 質問無制限 | ◎ Zoom相談+AI添削 |
| 合格特典 | ◎ 受講料50%報奨金 | ○ お祝い金1万円 |
| 不合格時のフォロー | ◎ 全額返金保証あり | ◎ 再受講で50%OFF |
| 総合評価 | 96点/100点 | 92点/100点 |
| 公式サイト | フォーサイト 公式サイト | 資格スクエア 公式サイト |
- ◎:特に優れている(10点)
- ○:十分な水準(9点)
- △:やや課題がある(8点)
- 評価は7社比較記事に基づく
より多くの講座を比較した7社比較記事もぜひチェックしてみてください。

それでは上記の表で示した各項目について、順番に深掘りしていきましょう。
受講料
- フォーサイトは約9万円、資格スクエアは約17万円で約2倍の開き
- いずれも一般教育訓練給付制度の対象で、修了条件を満たせば受講料の20%が支給される
両社の受講料を最初に並べてみたとき、私は正直なところ「同じ初学者向け最上位プランの枠でここまで開くのか」と少し驚きました。
フォーサイトのバリューセット3が約9万円、資格スクエアの1年合格講座(テキストありプラン)が約17万円。差額にして約8万円。倍近い開きと言って差し支えない水準です。
学習を進める途中で「やっぱり別の問題集も追加したい」「市販模試をもう1回分受けておきたい」と感じる場面は意外と多いもの。そんなときに使える残りの予算という観点で見ると、この差は単なる初期費用以上の重みを帯びてきます。
このような「費用面の選択肢の幅広さ」という意味で、フォーサイトに軍配を上げて良いと考えます。
なお、うれしいことに両社とも一般教育訓練給付制度の対象です。所定の修了条件を満たしたうえでハローワークに申請すれば、受講料の20%(上限あり)の支給を後日受けられます。雇用保険の加入歴がある方なら、実質的な負担をもう一段下げる余地がある、ということです。
合格実績
- フォーサイトは13年分の合格率を公表し、令和7年度は58.5%
- 資格スクエアは合格率・合格者数を非公表で、受講生満足度98.8%のみ掲載
ここは両社の姿勢が大きく分かれる項目で、私としては最も「企業文化の差」を感じたところでした。
フォーサイトは2013年から2025年まで13年分の合格率推移をサイト上で公表しており、令和7年度(2025年度)は58.5%。これは全国平均14.54%の約4倍にあたります。しかも2025年度については、第三者機関であるかがやき監査法人による合意された手続業務(AUP)まで実施。

数字の裏付けを外部に委ねる姿勢に、ある種の覚悟のようなものを感じます。
ただし、この数字をそのまま「フォーサイト受講生の半数以上が合格している」と読み取ってしまうのは早計でしょう。算出の母集団は、全額返金保証制度の条件を満たし受験番号を提出した受講生に限定されているからです(2025年度の場合)。
とはいえ、母集団の条件を明示したうえで長期間の数値を継続的に開示している事実は、業界的には極めて珍しい取り組みです。客観的な指標から先に確認したいタイプの方にとっては、心強い情報源になるはず。
一方の資格スクエアは、合格者数や合格率といった定量的な実績の公表がなく、「受講生満足度98.8%」というアンケート結果のみが掲載されています。
合格体験記のページには昨年度までの個人インタビューが多数並んでおり、合格者の生の声から雰囲気をつかみたい方には響くでしょう。一方で、数字での横並び比較を重視する方にとっては材料が乏しく、私自身も「もう少し定量的な情報を公表してほしい」と感じる部分でした。
講義動画
- フォーサイトの総講義時間は約70時間、資格スクエアは約230時間
- フォーサイトはライブ配信「eライブスタディ」、資格スクエアは月1のZoom相談会で講師と接点を持つ
講義動画のボリュームには、両社の設計思想の違いがはっきり表れています。
フォーサイトのバリューセット3は、基礎講座約53時間・過去問講座約12時間・直前対策講座約4時間などを合算して総講義時間が約70時間。

「合格点主義」の考え方に沿って、出題頻度の低い論点を思い切ってそぎ落とした結果としての時間量と言えるでしょう。
対する資格スクエアの1年合格講座は、科目別入門約10時間・基礎力完成約180時間・過去問攻略約20時間・記述式攻略約6時間・直前総仕上げ約20時間で、総講義時間は約230時間にのぼります。

フォーサイトとの差はおよそ3倍。1年かけて基本論点を漏らさず学ぶための時間量、という設計意図が見えるボリューム感ですね。
講師との接点の取り方にも、対照的な工夫が見られました。フォーサイトは独自のライブ配信「eライブスタディ」を実施。チャット欄で受講生がコメントし、講師がその場で解説する形式で、参加者全員の正解率がリアルタイムで可視化される仕掛けです。
一方の資格スクエアは、森講師主催の月1回Zoom相談会を開催(1年合格講座は計13回)。多人数形式ではあるものの、相談・質問にじっくり答えてもらう色合いが強く、当日参加できなかった場合もアーカイブ動画で追えるとのこと。
「効率重視のスリムなインプット+定期的なのライブ配信」か「分量豊富な講義+月1の相談会」か。学習体験の温度感が、ここまで違ってくるのかと思わずにはいられません。
テキスト
- 両社ともフルカラー+紙+デジタル両対応で品質は高水準
- フォーサイトは「合格点主義」、資格スクエアは19年分テーマ別の独自過去問集が特長
テキストはどちらも◎評価で、紙とデジタルの両方に対応している点も共通しています。ただし、ページをめくる前提で想像してみると、両者の手触りはかなり違います。
フォーサイトはB5サイズのフルカラーテキストで、「合格点主義」という独自のコンセプトを前面に掲げています。出題頻度が著しく低い論点はあえて掲載せず、合格ラインに必要な内容に絞り込んで構成。

さらに、毎年の本試験終了後にシステムで過去問を分析し、出題傾向に基づいてテキストを改訂する「テキスト分析・改訂システム」も導入しています。

図表・フローチャート・イラストも多用されており、合格者の96%が「非常に満足・満足」と回答したとのこと(フォーサイト調べ)。

デジタル版はManaBun上で閲覧でき、ダウンロードによるオフライン閲覧にも対応している点も心強いところでしょう。
資格スクエアは、フルカラーながらマーカー書き込みが目立つよう色味を抑えたスライド形式のテキストです。オリジナルインプットテキスト全5冊に加え、オリジナル過去問集全4冊が付属しています。

この過去問集は19年分の過去問をテーマ別に収録し、左ページに問題文・右ページに解答と解説を配置した独自レイアウトです。
さらに、基礎知識の政経社・情報通信対策として、毎日新聞出版の『ニュース検定公式テキスト(1・2・準2級)』最新版が同梱される点もユニーク。一般教養対策に既存の検定教材を持ってくる発想は、私自身「なるほど」と感じた小さな発見でした。
「絞り込んだ最短ルートを駆け抜けたい」ならフォーサイト、「論点を厚く押さえつつ過去問を徹底的に潰したい」なら資格スクエア。教材から伝わる思想に、明確な違いが感じられます。
問題集
- 資格スクエアは「法令択一クエスト」で20年分・約3,000肢を収録
- フォーサイトは過去問講座10冊+答練講座+一問一答演習
問題集のボリュームと機能性は、資格スクエアが頭ひとつ抜けているという印象を持ちました。
資格スクエアの「法令択一クエスト」は、計20年分・約3,000肢の法令等科目をテーマ別・肢別で収録。さらに行政書士法・戸籍法・住民基本台帳法の7年分まで含まれます。
解答方式が「○/✕/?」の三択になっており、わからない肢は「?」で印をつけて後から重点復習に回せる設計です。
私が個人的にうなずいたのは、正解した肢についても「正答理由が解説と合っているか」を確認できる正答理由チェック機能まで搭載されている点。「まぐれ正解」を炙り出す発想で、これは過去問演習の質を一段引き上げるでしょう。
1年合格講座の場合は、基本問題を厳選した「ここから問」、正答率60%以上に絞った「重要問」、通常の肢別過去問という3段階で進められる構成になっています。
フォーサイトは、過去問講座の問題集10冊と再現問題集・演習ノートが基本構成。これに加えて、バリューセット3限定の答練講座があるほか、「過去問一問一答演習」がManaBun上で利用できます。
総問題数を公式サイトで具体的に開示してはいないものの、合格に必要な演習量はきちんと確保されているはず。「ボリュームより、合格に直結する範囲を確実に潰させる」という思想が、ここでも一貫しているように映ります。
過去問の周回回数や肢別演習の徹底度を重視するタイプの方にとっては、資格スクエアの圧倒的な収録量はやはり大きな魅力でしょう。
私自身、過去問演習に手応えを感じやすい性格なので、もし自分が受講するならこの「法令択一クエスト」目当てで資格スクエアに傾く可能性は高いと感じました。
模試
- フォーサイトは過去問講座に本試験形式の模擬試験2回分を含む
- 資格スクエアはオンライン提供で模試1回分のみ
模試の本数は、フォーサイトのほうがやや多めです。フォーサイトのバリューセット3には、過去問講座の中に本試験形式の模擬試験が2回分含まれており、本試験のリハーサルを複数回こなせる設計です。直前対策編にも問題演習が数多く用意されています。
資格スクエアは、1年合格講座にオンライン提供の模試が1回分付属するという構成です。ただし、別途利用できる「法令択一クエスト」のボリュームが圧倒的なので、肢別演習で本試験形式の感覚を補う立て付けと考えれば自然な設計とも捉えられるでしょう。
時間配分や本番のペース感をしっかり身につけたいなら、追加で他社の市販模試や公開模試を併用するのも有力な選択肢。フォーサイトの2回・資格スクエアの1回というのはあくまで標準セットの話で、市販模試との併用はどちらの受講生でも一般的なやり方です。
私自身の感覚で言えば、模試は少なくとも2~3回受けて初めて時間配分の体感がつかめてくるもの。そのあたりも踏まえながら、自分の予算・スケジュールと相談して決めてみてください。
学習アプリ
- フォーサイトはManaBunで動画・テキスト・問題演習までスマホ完結
- 資格スクエアは法令択一クエストにアプリ版があるが機能が一部分散
スマホ中心で学習したい方にとっては、両社の差が明確に出る項目です。
フォーサイトのeラーニングシステム「ManaBun」は、スマートフォン・タブレット・パソコンに対応し、講義動画・音声・デジタルテキスト・過去問演習・確認テストがすべて1つのプラットフォーム上で完結する設計。
動画と音声・テキストはダウンロードによってオフライン視聴に対応しており、1単元最大15分に区切られています。電車待ちのホームや昼休みのカフェといった「3分のスキマ」で1トピック終えられる感覚は、忙しい毎日の中で本当に効いてきますよね。
倍速再生にも対応しており、合格者の98%がeラーニングに「非常に満足・満足」と回答したとのこと(フォーサイト調べ)。

一方の資格スクエアの場合、メインの「法令択一クエスト」にはアプリ版(iOS/Android)が用意されています。
その一方、講義視聴用のアプリは無く、ブラウザを使用するのが基本想定です(追記:最近、法令択一クエストに講義視聴機能が追加されました)。また、AI記述式添削は専用WEBフォームへ入力します。以上のことから、操作の窓口がやや分散している印象があります。
スマホ1台で学習を回したい方にはフォーサイト、アプリとブラウザを併用してもよいという方は資格スクエア。自分の好みやライフスタイルに引き寄せて選んでみるのが、結局のところいちばんの近道だと思います。
受講中のサポート
- フォーサイトはバリューセット3で質問が無制限
- 資格スクエアはワンクリック質問100回+AI記述式添削無制限+月1Zoom相談会
サポート体制はどちらも◎評価ですが、構成要素はかなり違います。
フォーサイトのバリューセット3では、ManaBunから24時間いつでも質問を送ることができ、回数は無制限。回答するのは行政書士試験の合格者で構成された専任スタッフ(行政書士事務所開業者などを含む)で、回答目安は数日です。
これに加えて、個別カウンセリングや講師ブログ、YouTubeチャンネル「行政書士への道」、月1のフォローメルマガなど、いくつもの導線で情報が届く仕掛けが用意されています。「人にじっくり聞きたい」というニーズを丁寧に拾いに行く設計と言えるでしょう。
対する資格スクエアは、講義画面下のボタンから送れる「ワンクリック質問機能」が最大100回(1年合格講座)。講師または有資格者が回答してくれます。他の受講生の質問と回答を閲覧できる「みんなの質問機能」もあり、こちらは質問上限にカウントされません。
加えて月1回・計13回のZoom相談会が森講師主催で開催され、アーカイブ動画も提供される運用。AI「記述式」添削は平成27年度から令和7年度の11年分・全33問に対応し、回数無制限で、最短1分で結果がメールで届きます。
記述式の練習を「とりあえず書いてみて反応を見る」サイクルで回せる環境は、独学派にはなかなか得難い贅沢ではないでしょうか。
「人による質問対応の量を重視するならフォーサイト、ライブ感のある相談機会+AIアウトプット添削の組み合わせなら資格スクエア」というのが、私なりの整理です。
合格特典
- フォーサイトのバリューセット3は受講料50%の報奨金
- 資格スクエアは合格お祝い金1万円
合格特典の手厚さでは、フォーサイトに大きなアドバンテージがあります。
バリューセット3で本試験に合格した場合、受講料の50%相当が報奨金として支給されます。満たすべき条件は、アンケート提出と合格者インタビュー出演への許諾。受講料約9万円の半額相当が戻ってくると考えると、合格時の実質的な負担感はかなり軽くなるでしょう。
資格スクエアの合格特典は、合格お祝い金1万円。合格体験記への協力など一定の条件を満たすことが要件です。1万円のギフトという形式は他社でも見かける金額帯で、合格特典としては標準的な水準と言えそうですね。
「合格できたら何が返ってくるか」という観点で見ると、両者の差はかなり明確に開いていました。もちろん合格特典は副次的なメリットにすぎませんから、これだけを基準に講座を選ぶのは本末転倒。
ただ、本試験直前で「もう一押しでいける」という手応えが出てきたタイミングで、ご褒美の大きさが変わってくる事実は、心理的に少なからず効いてくると私は思います。学習の最終盤、自分を奮い立たせる材料は多いほうがありがたいものですから。
不合格時のフォロー
- フォーサイトのバリューセット3には全額返金保証制度がある
- 資格スクエアは森T講座受講生割引で再受講最大50%OFF
不合格だった場合の救済策にも、両社で発想がはっきり違うのが面白いところでした。
フォーサイトのバリューセット3には全額返金保証制度が用意されており、所定の条件を満たしたうえで本試験に不合格となった場合に、受講料相当額が返金される仕組み。
条件は決して甘くなく、eラーニングの全確認テストで100点を取得すること、学力テストで上位26%以内に入ること、本試験で合格基準点の85%以上かつ基礎知識24点以上を満たすこと、そして合格発表後14日以内に試験結果通知書を提出することなど、細かい規定があります。
よくよく見ると、これらをクリアし続ける学習姿勢を保てた人は、そもそも合格圏に手が届いている可能性が高いはず。「真剣に取り組み続ける動機づけ」と「最悪の場合のセーフティネット」を巧妙に重ねた設計だと感じました。
資格スクエアでは、過去の森T講座受講生(単科講座を除く)を対象に、再受講時に最大50%OFFが適用される割引制度が用意されています。たとえば1年合格講座のテキストありプランであれば、約8.5万円程度まで価格を下げることが可能です。
再受講割は「不合格時に費用を取り戻す」のではなく「翌年の再チャレンジ費用を大幅に圧縮する」発想ですね。長丁場の試験を見据え、複数年スパンで挑戦するつもりの方にとっては、こちらのほうが現実的に効く救済策かもしれません。
リスクヘッジを返金で確保したい方にはフォーサイト、再チャレンジ前提で割引価格を活用したい方には資格スクエア。同じ「不合格時の備え」でも、想定する戦い方によって最適解は変わるものと考えます。
フォーサイトはこんな人におすすめ

ここまでの内容を踏まえると、フォーサイトの受講をおすすめできるのは次のような方です。
受講料を最小限に抑えたい人
行政書士試験の対策にかける費用をできるだけ低く抑えたい方には、フォーサイトのバリューセット3が有力な選択肢になるでしょう。約9万円という価格は、資格スクエアの1年合格講座と比べてざっくり半額の水準にとどまります。
教材・サポート・ライブ配信・eラーニングまで含んだフルセットでこの価格に収まっている事実は、私としても素直に「強いな」と感じたところでした。
しかも、バリューセット3は一般教育訓練給付制度の対象。雇用保険の加入歴など所定の条件を満たし、修了要件をクリアすれば、受講料の20%が後日支給される制度を活用できます。
さらに不合格時には全額返金保証制度の対象でもあり、全確認テスト100点・学力テストで上位の成績などの条件を満たすと受講料相当額が戻ってくる設計です。
「真剣に学習に取り組みさえすれば、結果がどう転んでも費用面のダメージを最小化できる」という構造は、家計と相談しながら受講を考えている方にとって大きな安心材料になるはずです。
客観的な数値を見て安心して選びたい人
「受講生の声」や「満足度」だけでは判断材料として物足りない、という方にもフォーサイトはハマるでしょう。同社は2013年から2025年まで13年分の合格率をサイト上で継続公表しており、私の知る限り、これは行政書士講座業界の中でも飛び抜けた取り組みです。
しかも、2025年度については第三者機関であるかがやき監査法人による合意された手続業務(AUP)まで実施されており、数字の信頼性を社外の目で担保しに行く姿勢まで見られます。
もちろんこの数字は一定の条件を満たした受講生を母集団としたものなので、解釈には一定の注意が必要でしょう。それでも、長期間にわたる開示と第三者の関与は、定性的な情報だけでは得られない安心感を与えてくれます。
「自分で数字を見て腹落ちしてから決めたい」というタイプの方には、心強い情報源になってくれそうです。
スマホ中心で学習を完結させたい人
仕事や家事の合間にスマートフォンで勉強を進めたい方にも、フォーサイトは相性抜群です。
eラーニングシステム「ManaBun」上で講義動画・音声・デジタルテキスト・過去問演習・確認テストがすべて完結する設計になっており、別アプリへの切り替えやブラウザとの行き来がほぼ発生しません。
動画・音声・テキストはダウンロード可能で、地下鉄や新幹線などの通信が不安定な場所でも学習が止まらない安心感もあります。
1単元あたりの講義は最大15分で、倍速再生にも対応。「3分の隙間があれば1トピック終えられる」と捉えられる設計は、多忙な社会人にとって本当にありがたい配慮だと感じました。
「平日は机に向かってじっくり勉強する時間がほとんど取れない」と嘆いていた以前の自分に教えてあげたいぐらい、ManaBunの完結性は大きな武器です。
資格スクエアはこんな人におすすめ

ここまでの内容を踏まえると、資格スクエアの受講をおすすめできるのは次のような方です。
じっくり1年かけて深く学びたい人
「短期集中で詰め込むよりも、時間をかけて理解を積み上げていきたい」というタイプの方には、資格スクエアの1年合格講座がぴったりハマるでしょう。
総講義時間は約230時間。基礎力完成講義だけで約180時間という分厚さがあり、基礎法学・憲法・民法・行政法・商法・基礎知識を一つひとつ丁寧に押さえていく構成です。
Bランク・Cランクの論点までテキスト記載の内容を基本的にすべて扱う方針で、合格点に必要な部分だけを切り出す思想とは真逆のアプローチが取られています。
毎週水曜日に約6時間分の講義が順次配信される運用なので、受講生は自然と「週に18~20時間」のペースに乗りやすくなります。学習期間は試験前年の11月から試験実施年11月までの約1年間。
森講師主催のZoom相談会も計13回設定されており、ペースが乱れがちな局面で講師と直接話せる場が用意されているのは心強い限り。腰を据えてじっくり取り組みたいタイプの方にとって、これだけのボリュームと伴走体制は他社ではなかなか出会えない贅沢な学習環境だと思います。
過去問を徹底的にこなしたい人
「とにかく過去問を回せるだけ回したい」「肢ごとに細かく潰していきたい」という志向の方にも、資格スクエアは有力候補になるでしょう。
Web機能の「法令択一クエスト」には、平成18年度から令和7年度までの計20年分・約3,000肢が収録されており、テーマ別・肢別で取り組める設計です。解答方式が「○/✕/?」の三択で、わからない肢は「?」で印をつけて後から重点復習に回せる仕組みになっています。
さらに「ここから問」「重要問」「通常の肢別過去問」と段階別の問題種類が用意されており、学習の進捗に応じて取り組む問題を切り替えられる柔軟さも魅力でしょう。
AI「記述式」添削は11年分・全33問に対応し、利用回数は無制限。最短1分で結果がメールで返信され、減点理由やどのワードで何点取れたかまで把握できる作り込みです。
「問題演習を主軸に据えた学習計画を組みたい」と考えるなら、これほど贅沢な環境はそうそうないと私は感じています。
講師との距離の近さを重視したい人
オンライン講座を選ぶうえで「講師の顔が見える環境」を大切にしたい方にも、資格スクエアは強くおすすめできます。
森講師は合格率2.89%の平成15年度行政書士試験に学習期間3か月で一発合格し、その後20年以上にわたって受験指導に携わってきたベテラン講師。「固い」法律を具体例を交えて「やわらかく」説明する劇場型の講義スタイルで、画面越しにも熱量が伝わってきます。
加えて、月1回・計13回のZoom相談会が1年合格講座に標準で含まれており、森講師に直接質問・相談できる機会が定期的に巡ってくる仕組み。アーカイブ動画も残るため、当日参加できなかった回を後追いで視聴することも可能でしょう。
さらに講義画面下のボタンから利用できるワンクリック質問機能は最大100回まで使え、講師または有資格者が回答してくれる体制が整っています。「ひとりで学ぶ孤独感が苦手」「定期的に専門家とつながりたい」という方にとっては、これ以上ないほど心強い環境だと感じました。
この記事のまとめ
今回はフォーサイト行政書士講座と資格スクエア行政書士講座の違いについてお伝えしました。比較表を再掲します。
| 比較項目 | フォーサイト | 資格スクエア |
|---|---|---|
| 受講料 | ○ 約9万円 | △ 約17万円 |
| 合格実績 | ◎ 合格率+推移公表 | △ 定量実績非公表 |
| 講義動画 | ○ ライブ配信あり | ◎ Zoom相談会あり |
| テキスト | ◎ フルカラー紙+ デジタル | ◎ フルカラー紙+PDF |
| 問題集 | ○ 標準的な分量 | ◎ テーマ別肢別収録 |
| 模試 | ○ 本試験形式2回 | △ 模試1回のみ |
| 学習アプリ | ◎ アプリで完結 | ○ 機能が一部分散 |
| 受講中のサポート | ◎ 質問無制限 | ◎ Zoom相談+AI添削 |
| 合格特典 | ◎ 受講料50%報奨金 | ○ お祝い金1万円 |
| 不合格時のフォロー | ◎ 全額返金保証あり | ◎ 再受講で50%OFF |
| 総合評価 | 96点/100点 | 92点/100点 |
| 公式サイト | フォーサイト 公式サイト | 資格スクエア 公式サイト |
両社はそれぞれ異なる強みを持ちながらも、いずれも数多くの行政書士試験合格者を世に送り出してきた優良講座です。
フォーサイトは長期間にわたる合格実績の開示と第三者監査による透明性、ManaBunの完結性、合格特典・不合格時保証の手厚さなど、客観的な数字と費用対効果の高さで「安心して飛び込んでいい」と思わせてくれる講座となっています。
これに対し、資格スクエアは森講師の劇場型講義、20年分・約3,000肢にも及ぶ過去問演習環境、月1のZoom相談会といった「学習体験そのものの濃さ」で、受講生を1年間しっかり伴走してくれる講座です。
行政書士試験は決して楽な道のりではありません。それでも、自分の学習スタイルや価値観にフィットする講座を選べれば、合格までの距離は確実に縮まります。
受講料・学習時間の取り方・スマホアプリの完成度・講師との距離感。ご自身が大切にしたいポイントを書き出したうえで、もう一度比較表を眺めてみてください。きっと「自分に向いているのはこっちだ」と腹落ちする瞬間が訪れるはず。
あなたが安心して飛び込める1社を選び、来年の合格発表で晴れやかな気持ちを味わえることを、心から応援しています。



