司法試験を目指すと決めたとき、真っ先に気になるのは「合格まで何年かかるのか」ではないでしょうか。
仕事や学業と両立できるのか、何歳で法曹への一歩を踏み出せるのか。年数の見通しが立たないままでは、講座への申し込みも決心がつきませんよね。
司法試験は人生をかけて挑む試験です。だからこそ、始める前に期間の全体像をつかんでおくことが欠かせません。
そこで今回は、アガルートの司法試験・予備試験講座で学ぶ場合を想定し、予備試験ルートと法科大学院ルートのそれぞれについて、学習開始から司法試験合格までの年数を解説します。
この記事を読み終える頃には、あなたの状況に当てはめた現実的なスケジュール感がつかめているはずです。ぜひ最後まで目を通してください。
※本記事は2026年8月時点で入手できる情報を基に作成しています。
2つのルートと年数の目安

司法試験は、誰でもすぐに受験できる試験ではありません。受験資格を得る方法は大きく2つあり、どちらを選ぶかで「何年かかるか」の答えも変わります。まず全体の見取り図から確認しましょう。
| 項目 | 予備試験ルート | 法科大学院ルート |
|---|---|---|
| 受験資格をどう得るか | 予備試験に合格する | 法科大学院で学ぶ (在学中受験・修了) |
| 司法試験合格までの目安 | 最短で2年あまり 標準的には3~4年前後 | 約3年~5年 |
| 学習時間の目安 | 3000時間 (約2年の設計) | 法科大学院入試まで 1800時間前後 |
| 令和7年司法試験の 合格率 | 予備試験合格者: 90.68% | 在学中受験:52.66% 修了後:21.91% |
予備試験は、法科大学院を経由せずに司法試験の受験資格を得るための試験です。学歴や年齢を問わず誰でも受験できる一方、令和7年の最終合格率は受験者の約3.6%という最難関の試験でもあります。
もう一方の法科大学院ルートでは、法学既修者コースなら2年、法学未修者コースなら3年の課程で学び、在学中受験制度によって最終学年のうちに司法試験へ挑めるようになりました。
注目してほしいのは合格率の差です。予備試験合格者の司法試験合格率は令和4年から令和7年まで4年続けて9割を超えており、予備試験に受かりさえすれば司法試験はぐっと近づきます。
対して法科大学院ルートは、在学中受験でおよそ2人に1人。表の合格率は、法務省が公表している令和7年司法試験の結果資料に基づく数値です。
参考【法務省】令和7年司法試験法科大学院等別合格者数等(PDF)
一方、表に掲げた年数の目安は、この後の各節で示す公式情報を私がつなぎ合わせて整理しました。両ルートの違いは年数の長さだけではありません。
予備試験ルートは、合格するまで何年かかるか読めない代わりに、総期間を大きく短縮できる可能性を持ちます。法科大学院ルートは、総期間が長くなる代わりに、入学後の日程が制度で決まっているという読みやすさが持ち味。この対比を意識しながら読み進めてください。
なお、本記事で数えるのは「司法試験合格まで」です。合格後にはさらに1年間の司法修習があり、法曹資格の取得はその先になります。
予備試験ルートの場合

ここからは予備試験ルートの年数を掘り下げます。アガルートのカリキュラムが想定する期間、試験日程で決まる固定の期間、立場による差、そして一度で決まらなかった場合の備えという4つの角度から見ていきましょう。
アガルートが敷く2年間の道のり
アガルートの予備試験対策の中心は、初学者向けの「予備試験最短合格カリキュラム」です。本記事では最上位プランのフルカリキュラムを前提に、その時間設計を見ていきます。
- 連続する2つの年度の予備試験合格を目標とする2か年設計
- モデル学習スケジュールは、学習開始から約2年後の短答式試験が終点
- 必要学習時間の目安は3000時間。1日4~5時間を約2年続ける計算
参考【アガルート公式】司法試験・予備試験講座 予備試験最短合格カリキュラム
アガルートはカリキュラムページで、申し込む月ごとに異なるモデル学習スケジュールを公開しています。現在配布されている版の終点は、いまから約2年後にある予備試験の短答式試験です。必要学習時間の目安は3000時間とされ、1日に直すと4~5時間ほど。
カリキュラムの名前に合格目標の年度が2つ並んでいることも、主要な講義の視聴期限が後ろの目標年度まで確保されていることも、この2か年設計の表れです。
もっとも、短期集中の道が閉ざされているわけではありません。アガルートは合格目標の年度が違うカリキュラムを同時に販売しており、申し込む時期によっては、約1年後の予備試験を終点にしたスケジュールが用意されることもあります。
ただし、その場合の必要学習時間の目安は2000時間、1日あたり6時間を超える計算です。1年での予備試験合格は今も選択肢として残っているものの、専業受験生に近い時間を確保できる人向けの道と考えるのが妥当でしょう。
私は、この「2年を標準に据えた設計」を誠実だと受け止めています。
難関試験の講座は「1年で受かる」とうたったほうが魅力的に見えるはずです。それでも、いま前提にしているカリキュラムのモデルスケジュールが終点に置くのは、学習開始の翌年ではなく約2年後の予備試験となっています。
合格特典(予備試験合格後、一定の要件を満たすと受講料の返金が受けられる制度)の対象になる合格年度も、その約2年後の試験と翌年度の試験の2年度分です。じっくり2年かけて仕上げ、届かなければもう1年。それがアガルートの想定する標準の道のりだと読み取れます。
予備試験の先に残る1年余り
予備試験に合格しても、その瞬間に司法試験を受けられるわけではありません。ここには、日程で決まった動かせない期間があります。
- 予備試験は短答式試験(7月)、論文式試験(9月)、口述試験(翌年1月)の3段階
- 予備試験の最終合格発表は翌年2月上旬
- 司法試験は同じ年の7月に実施され、合格発表は11月
予備試験は3段階の選抜で行われ、7月の短答式試験から最終合格発表まで半年以上かかります。決着は年をまたいだ翌年2月。そしてその約5か月後には、もう司法試験の本番がやってきます。
予備試験の短答式試験を受けた月から数えると、司法試験の合格発表までは約1年4か月です。この期間は試験日程そのもので決まっているため、どれだけ学習が速い人でも縮められません。
「何年で受かるか」を考えるとき、私たちはつい予備試験に合格するまでの年数だけを数えてしまいます。しかし実際には、その先にも道のりが残っているのです。予備試験の最終合格発表から司法試験の合格発表までは、およそ9か月。
先ほど見たアガルートの2年設計にしても終点は短答式試験ですから、そこから最終合格発表と司法試験の本番を経ると、学習開始からは3年を超える計算になります。
約1年で仕上げる設計を選んだとしても、合計ではやはり2年あまり。この足し算を最初から織り込んでおくと、資金の計画もキャリアの計画も現実味を帯びるはずです。
ただ、この固定の期間は不確実性が低いという点で救いがあります。先に見たように、予備試験合格者の司法試験合格率は4年続けて9割超。予備試験さえ突破できれば、残りの期間は合格へ大きく近づいた仕上げの時間に変わるはずです。
アガルート自身、予備試験に合格した人は追加のカリキュラムを購入しなくても司法試験に対応できるとしています。予備試験で身に付けた力があれば、あとは答案の分量が増える形式に慣れればよい。そういう見立てです。
もっともアガルート公式は、仕上げに司法試験の論文過去問解析講座を使うことも勧めています。カリキュラムを一から買い直すのではなく、足りない部分だけを単科で補う。そんな位置づけだと私は受け取りました。
学生と社会人で変わる年数
同じカリキュラムで学んでも、かかる年数は人によって違います。では、何がその差を生むのか。アガルートが公式コラムで示す予備試験合格までの目安には、答えがはっきり表れていました。
| 立場 | 期間の目安 | 前提とする勉強時間 |
|---|---|---|
| 学生 | 2年~2年半 | 1年で約2230時間 |
| 社会人 | 3年~3年半 | 1年で約1650時間 |
参考【アガルート公式】予備試験合格に必要な勉強時間は?何年かかる?短答・論文・口述の配分も解説
このコラムは、予備試験合格までに必要な勉強時間を3000~10000時間、合格者の多くは3000~5000時間程度と説明しています。そのうえで、合格までに約5000時間が必要だと仮定し、その時間を確保するのに何年かかるかを試算しているのです。
カリキュラムの目安である3000時間より多いのは、モデルスケジュールが「本番までに積む学習量」を示すのに対し、コラムは「合格に届くまでの総量」を想定しているからでしょう。
学生なら授業のある日は4時間・休日は8時間、夏休みと春休みは全日を休日として計算し、1年で約2230時間。これを2年~2年半続ける想定です。
社会人なら平日2時間・休日10時間に2週間の長期休暇を加えて1年約1650時間となり、3年~3年半かかる計算になります。この試算で年数を分けているのは能力の差ではなく、確保できる時間の掛け算にすぎません。
先ほど見た予備試験合格後の約9か月をこれに足すと、学習開始から司法試験合格までは学生で3年前後、社会人で4年前後が現実的な見立てになります。
もっとも、実際のデータを見ると、この見立てに収まらない人も決して少なくありません。アガルートが令和6年司法試験に合格した受講生に実施したアンケート(回答78人)では、学習期間を3年または4年と答えた人が約半数を占める一方、5年以上かかった人も半数近くいました。
参考【アガルート公式】司法試験合格に必要な勉強時間は?弁護士になるのに何年かかる?
こちらのアンケートは予備試験ルートと法科大学院ルートを区別しない集計で、回答したのも受講生の一部という限定付きですが、短期で駆け抜ける人ばかりではない実態が読み取れます。
だからこそ、「何年かかるのか」への一番正確な答えは、あなた自身の生活からの逆算でしか出せないと私は考えています。学習に費やせる1日あたりの時間が半分なら、年数はおおよそ2倍になる。単純ですが、この計算から逃げないことが現実的な計画の出発点です。
幸い、アガルートの講義はチャプター単位で視聴でき、倍速再生やアプリでのオフライン視聴にも対応しているので、通勤時間のような細切れの時間を学習時間に変える手立てはそろっています。
一度で決まらなかったときは
厳しい現実もお伝えしなければなりません。予備試験は、最初の挑戦で決めるのが難しい試験です。
近年の予備試験では、1万2000人あまりが短答式試験に臨み、通過できるのは2割ほど。最終合格まで至る人は、例年、受験者の4%に届きません。
この数字を前にすると、「1回で決める」前提の計画がどれほど危ういかが分かります。2年目を最初から想定しておくのは、弱気ではなく合理的な判断ではないでしょうか。
アガルートのカリキュラムは、この現実に合わせた作りになっています。
- 1つのカリキュラムが連続する2つの年度の予備試験に対応
- 主要な講義は後の年度まで視聴でき、追加購入なしで学習を続けられる
- 答練など、前の目標年度の試験に合わせて作られる教材も一部ある
- 学習内容は法科大学院入試と重なり、受講生限定割引でルート変更もしやすい
合格目標の年度が連続する2年分あり、主要な講義は後の年度まで視聴できるため、初年度に届かなくても追加購入なしで翌年の予備試験へ再挑戦することが可能です。
ただし、答練のように前の目標年度の試験に合わせて作られる教材も一部あります。つまり、2年目もそっくり同じように使えるわけではない。この点は納得したうえで申し込むとよいでしょう。
もう1つ心強いのは、ルート変更の道が開かれていることです。
予備試験対策で身に付ける法律科目の力は、法科大学院入試の対策と大きく重なります。実際、カリキュラムには両ルートに対応した答練が含まれ、アガルートも法科大学院入試への切り替えを見込んだ30%OFFの割引制度を掲げているのです。
仮に予備試験で足踏みが続いても、積み上げた学習は法科大学院入試という別の出口につながる。期間が読めない予備試験ルートにとって、この構造は実質的な保険になるはずです。
法科大学院ルートの場合

次に法科大学院ルートを見ていきましょう。こちらは「入試まで」「入学から司法試験まで」「在学中に決まらなかった場合」という3つの区切りで数えると、年数の実像がつかみやすくなります。
法科大学院に入るまでの期間
最初の区切りは、法科大学院の入試を突破するまでの準備期間です。
- 法科大学院には法学既修者コース(2年)と法学未修者コース(3年)がある
- アガルートの対策カリキュラムは、入試までの学習時間の目安を1800時間前後としている
- 入試対策の期間は約1年の設計と2年前後の設計があり、後者なら1日2~3時間
法科大学院には、法律の学習経験を前提とする法学既修者コース(2年)と、前提としない法学未修者コース(3年)があります。司法試験までの年数を短くしたいなら、法律科目の試験を突破して既修者コースに入るのが本線です。
大学生であれば、学部段階から法科大学院と連携したカリキュラムで学ぶ「法曹コース」も選択肢の1つでしょう。3年での早期卒業を経て既修者コースへ進むことが想定されており、文部科学省は大学入学から最短6年で法曹資格を取得できるモデルを示しています。
参考【文部科学省】将来、法律に関わる仕事を目指す方へ(法曹コース・法科大学院志望者向けページ)
アガルートでこのルートを目指す場合に対応するのは「法科大学院入試・法曹コース最短合格カリキュラム」です。入試までの必要学習時間の目安は1800時間前後で、予備試験ルートの6割ほど。
参考【アガルート公式】司法試験・予備試験講座 法科大学院入試・法曹コース最短合格カリキュラム(スタンダード)
こちらも入学目標の年度が異なるカリキュラムが並行して販売されていて、モデルスケジュールは約1年で入試に間に合わせる設計と、2年前後をかけて進める設計に分かれます。後者なら1日2~3時間程度です。
働きながら挑戦するなら、この差は無視できません。同じ2年をかける前提で比べたとき、予備試験ルートが1日4~5時間を求めるのに対し、こちらは半分程度の負荷で済むからです。
ただし約1年で仕上げる設計を選べば1日5時間を超えますから、期間を縮めるほど日々の負荷が跳ね上がる関係は、どちらのルートでも変わりません。
加えて、この負荷の軽さがあくまで入試までの話である点も見落とさないでください。合格すれば、その先には法科大学院に通う2年間ないし3年間が待っています。
予備試験との違いは、もう1つあります。予備試験が年1回であるのに対し、法科大学院入試は学校ごとに時期が異なり、同じ年に何校も受験できるという点です。
アガルートのカリキュラムにも主要な法科大学院の過去問対策や、出願書類(ステートメント)の対策・添削が含まれていて、複数校の受験を前提に計画を組み立てられます。
挑戦の機会が年に複数回ある。1年単位の足踏みを避けたい人にとって、これは見逃せない利点だと私は感じました。
入学してから受験までの期間
入試に合格すれば、そこから先の日程は制度がほぼ決めてくれます。ここが法科大学院ルートの際立った特徴です。
- 在学中受験制度により、最終学年の7月に司法試験を受験できる
- 4月の入学から司法試験の合格発表まで約1年7か月
- 令和7年司法試験では、在学中受験の合格率は52.66%
かつての法科大学院ルートでは、修了してからでないと司法試験を受けられませんでした。
現在は在学中受験制度があり、所定の単位を修得したうえで、試験のある年の4月1日から1年以内に修了する見込みだと学長の認定を受ければ、最終学年の7月に司法試験へ挑めます。令和5年司法試験から始まったこの制度により、受験の時期は従来より1年早まりました。
カレンダーで確認してみましょう。4月に既修者コースへ入学すると、2年目の7月に司法試験、11月に合格発表という流れになり、入学から合格発表まで約1年7か月です。
ここに入試対策の1~2年と、入試に合格してから翌年4月の入学までの数か月を足すと、学習開始から司法試験合格までおおむね3年~4年。未修者コースなら、さらに1年が加わる計算です。
予備試験ルートより長めではあるものの、入学から受験までの日程が制度で決まっているぶん、後半のスケジュールは立てやすくなります。
その在学中受験の結果はどうか。令和7年司法試験では合格率52.66%で、およそ2人に1人が在学中というもっとも早い機会で合格をつかんでいます。
もちろん入試という関門はありますが、予備試験の数%という狭き門の代わりに、法科大学院の課程を経ることでこの土俵に立てるわけです。
ただし、この52.66%は既修者コースと未修者コースを合わせた数字であり、未修者コースだけを取り出すとかなり低くなります。そして2人に1人ということは、最初の機会では決まらない人も半数いるということ。その場合に何が起きるのかを、次に見ておきましょう。
在学中に決まらなかった場合
法科大学院ルートの年数を考えるうえで、目をそらしてはいけないデータがあります。
- 法科大学院ルートで司法試験を受けられる期間は5年間
- 令和7年司法試験を修了資格で受験した2,013人のうち、直近の年度の修了者は749人
- 残る1,200人あまりは、それより前の年度に修了した人たち
参考【法務省】令和7年司法試験法科大学院等別合格者数等(PDF)
在学中受験や修了直後の受験で決まらなくても、そこで道が閉ざされるわけではありません。司法試験の受験資格には5年間という期限があり、その間は挑戦を続けられます。
ただし、その5年をいつから数えるかは人によって違う点に注意してください。
修了してから受け始める人は修了後最初の4月1日から数えますが、在学中受験を実際に受けた人はその受験年の4月1日から数える決まりです。つまり在学中の1回も5年の枠に含まれるため、修了後に残る機会はそのぶん減ります。
そして実際、修了から時間を置いて受験している人は少なくありません。
令和7年司法試験を修了資格で受験した人のうち、修了したばかりの直近年度の人は4割に届かず、残りは修了から1年以上が経ってから受験している人たちでした。この5年という猶予は、制度上の建前ではなく実際に使われている期間なのです。
ただ、内訳にもう一歩踏み込むと、厳しい傾向が浮かび上がります。合格者は修了年度が新しい層に集中しているのです。
同じ資料から受験者数に対する合格者数の割合を計算してみると、直近の年度に修了した受験者ではおよそ3人に1人が合格している一方、修了から3年以上が経った層では1割を切っていました。
年数を重ねるほど合格が近づくとは限らない。法科大学院ルートを選ぶなら、この事実は直視しておくべきでしょう。
それでも私は、このデータを悲観材料としてだけ読むべきではないと考えています。数字が教えてくれるのは、勝負どころが在学中受験と修了直後の受験に集中しているという事実です。
だとすればやるべきことは明確で、入試対策の段階から司法試験を見据えた基礎を固め、最初の受験機会に照準を合わせることに尽きます。
アガルートの法科大学院入試カリキュラムが、入試合格だけでなく司法試験合格という最終ゴールを見据えた教材構成をうたっているのは、この考え方に沿うものです。
もう1つ、頭の片隅に置いておきたいことがあります。予備試験には受験資格の制限がないため、法科大学院に在学しながら予備試験に挑むこともできるのです。
ただし司法試験を一度でも受けると、その受験期間中は別の受験資格に乗り換えられません。予備試験も選択肢にするなら、在学中受験より前に決める必要があります。
この記事のまとめ

最後に、この記事で確認した年数の全体像を振り返ります。
- 予備試験ルートは最短で2年あまり。現実的な目安は学生で3年前後、社会人で4年前後
- 予備試験の短答式試験から司法試験の合格発表までの約1年4か月は、日程で決まった動かせない期間
- 法科大学院ルートは入試対策の1~2年に既修2年(未修3年)の課程が続き、既修で在学中受験に合格する場合でおおむね3年~4年
- アガルート受講生へのアンケートでは、回答した78人のうち半数近くが5年以上をかけて合格していた
- アガルートは約2年で仕上げる設計を軸に、連続する2つの年度の合格目標と、法科大学院入試へ切り替えられる道を用意している
こうして並べてみると、司法試験はやはり年単位の挑戦です。ただ、内訳を分解すれば、日程で固定されて動かせない部分と、あなたが日々確保できる時間次第で変わる部分とに、はっきり分かれていることも見えてきました。
「何年かかるのか」という漠然とした不安は、「自分は1日に何時間出せるのか」という具体的な問いに置き換えた瞬間、計画に変わります。そしてアガルートのカリキュラムは、その計画を約2年という現実的な時間軸で支える設計になっていました。
年数の長さにひるむ気持ちは、私にもよく分かります。それでも、法曹への道は今日の1時間の積み重ねの先にしかありません。まずはあなたの生活の中に最初の1時間を見つけるところから、始めてみてはいかがでしょうか。


