28歳の後半で学生を辞め、29歳でようやく社会に飛び出した杉山貴隆です。今回はこんな悩みに答えます。
僕は29歳で大卒の学歴はあるけど、働いた経験はない。三十路の一歩手前だから就職も考えるけど、迷っているのが本音。
それ以前に、こんな経歴の自分は社会に必要とされていないかもしれない。どこかの会社に採用されたとしても、うまく働けないかもしれない…
その気持ち、本当によく分かります。まさしく過去の私です。
私はかつて大学院で文系の学問を専攻していました。20代の後半まで続けたのですが、目立った成果を出せずに中退。就職活動を経て企業に就職しました。
人生の岐路に差し掛かった過去の私に伝えたいことがたくさんあります。今回はそれらを4つのメッセージにまとめてお伝えします。
似た境遇であるあなたにもきっと通じる内容です。抽象的で精神論的な内容になってしまいますが、本当に伝えたいことだけを言葉にしていきます。
あなたが今後、行動を起こす際のヒントになるはずです。ぜひ最後まで読んでみてください。
「29歳大卒・職歴なし」の私へ
「29歳大卒・職歴なし」だった過去の私へ。あなたに伝えたいことは次の4つです。
- あなたの決断は正しい
- 世の中の仕事は全く問題なくあなたにもできる
- 行動し続けることで人生は変えられる
- あなたに合った就職支援サービスを使うべき
以下で詳しく述べていきます。
あなたの決断は正しい
「29歳大卒・職歴なし」だった過去の私へ。あなたが下した「社会に出よう」「就職しよう」という決断は紛れもなく正しいものです。
あなたは長い時間をかけてひとつのことに取り組んできましたよね。でもなかなか成果を出すことができなかった。後輩や周囲の人たちが次々に自分を追い抜いていく気がした。
かといって自分が今やっていることを辞めて社会に出ると言うと、それを残念がり引き留める人も。そしてあなた自身これまでたくさんのお金と労力を費やしてきたことを思えば、本当に辞めていいのかと怖くなってしまう。
でも数年後の私は言い切れます。あなたが「一般社会で働く」と決めたその判断は適切です。成果を出せなかったのなら潔く諦めて、違う道を模索する。本当に悔しいことですが、生きていくにはそれも大切なステップだと言えます。
(その決断ができずにズルズルと続けた結果、命を絶つまでに追い込まれた人もいました)
何度も繰り返しますが、あなたの決断は正しいものです。勇気の要る難しい決断でしたが、よくできました。進んでいく方向が決まったのですから、あとは前を向いて歩きだしましょう。
世の中の仕事はあなたにもできる
「29歳大卒・職歴なし」だった過去の私へ。世の中のたいていの仕事はあなたにもできます。
あなたは29歳まで一般社会で働いたことがないので「就職して社会人として本当にやっていけるのか?」と不安になっていますよね。でも全然大丈夫です。大学を出るくらいの頭があれば世の中のたいていの仕事は余裕でこなせます。
もちろんどんな仕事もはじめは慣れませんし、必要な知識も乏しくてうまくやれないことが多いでしょう。それも最初のうちだけ。数か月もすれば体が仕事を覚え、知識もついて「何だ、自分にもできるじゃん!」と感じるようになります。
社会人の立派な仕事だといっても同じ人間がやる作業です。もとより人の能力には大差はありません。自分にできない仕事があると考えるほうが不自然なのです。
心配は要りませんから興味のある求人にドンドン応募していきましょう。あなたにもその仕事はできます。
行動し続けることで人生は変えられる
「29歳大卒・職歴なし」だった過去の私へ。あなたが行動し続けることで人生は変えられます。
あなたはこれからブラック企業に入社します。最初のうちは気づいていませんが、働いてみたらすぐにわかるでしょう。長時間労働。支払われない残業手当。効率も生産性もない働き方。無意味な飲み会。営業成績を詰められる。売れ残りを買わされる…
不満でいっぱいになりますが、大丈夫。それも経験です。自分にとって何が容認でき、何が耐え難いのか。それがわかるようになります。
価値観が明確に意識できるようになったら、それを大切にしつつ改善に向けて取り組みましょう。次の職場探しです。より良い居場所を求めて行動してください。
次の会社で全てに満足して働ければよいですが、そうもいかないでしょう。何かしら不満が募ってきたら、また別の企業を探します。そうやって行動し続けることであなたのメンタルや待遇はどんどん良くなり、生きやすさが増していきます。
最初はつまづいたとしても、人生は七転び八起き。立ち上がって再度チャレンジし、高みを目指してください。
就職支援サービスを使うべき
「29歳大卒・職歴なし」だった過去の私へ。あなたのような人を助けてくれる就職支援サービスがあります。使ってください。
あなたは就職や就活のことを考えだした頃、いくつかの転職エージェントに登録しました。でもあまり役に立たないように思えましたし、そもそも利用を断られたりして困惑しましたよね。
そんな結果になったのは申し込んだサービスが「就職弱者」を対象としていないサービスだったからです。
一般的な転職エージェントはいくらかでも働いた経験のある人を対象としています。職歴の無い完全な未経験者のあなたが登録して求人紹介を望んでも、そもそも先方の専門から外れてしまっているんです。
あなたは転職エージェントではなく就職支援サービスを利用してください。その中でも大学卒業後に就職した経験が無いとか、フリーター・ニートを続けているといった「就職弱者」を受け入れている無料サービスを利用するべきです。
そんなサービスがあるなんて思いもしなかったですよね。誰も教えてくれないので無理もありません。おすすめ就職支援サービスの記事でピックアップしておきました。
自分に合ったサービスを利用すればスピード感をもって行動できます。良い勤め先が見つかれば安定した給料をもらって満足行く生活ができるようになります。
その後は趣味に時間を使うも良し。資格取得に時間を使うも良し。好きなだけ人生の質を上げていけます。最短距離でその段階に至るためにも就職支援サービスを活用していきましょう。
この記事のまとめ
今回は「29歳大卒・職歴なしだった頃の自分に伝えたい4つのこと」と言うテーマでお話ししてきました。現在の私から過去の私へ贈りたいメッセージは次の4点です。
- あなたの決断は正しい
- 世の中の仕事は全く問題なくあなたにもできる
- 行動し続けることで人生は変えられる
- あなたに合った就職支援サービスを使うべき
30歳を目前にした当時の私は本当に不安で不安で仕方が無かったです。周りに相談できる人もいなかったため、ただ闇の中を手探りで進むような気持ちでした。
もし過去の私が目の前に現れたら、どんな言葉をかけてあげられるだろう? 今回はそんな想像をしながら書いてみました。同じような境遇のあなたにとって少しでも役立てば幸いです。
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このブログではアラサー・職歴なしの経歴の人に向けて私の経験や知識からアドバイスできることを発信しています。
たとえば、職歴の無い人が正社員を目指すとすれば現実問題として年齢というハードルがあります。何歳までが限界なのかを正社員就職の年齢の限界の記事でお伝えしています。
私自身が具体的にどんな行動をしてどのような方法で人生を変えていったかはアラサー職歴なしの末路の記事でまとめています。ぜひ読んでみてください。
以上、参考になれば嬉しいです。