「職歴なしアラサー」から数年かけて「ホワイトな大企業の正社員」にキャリアアップした杉山貴隆です。
今回はこんな疑問に答えます。
学生時代に就職活動がうまく行かなかった。その後はフリーターをしたり、引きこもりをしたり。でも、そろそろちゃんと働きたいと思ってる。何かアドバイスはある?
実は私も30歳を目前にして初めて本格的な就職活動をしました。なので、これから仕事を見つけて自分の力で稼いでいきたいというあなたに私の体験に基づいた心構えをお伝えすることはできます。
精神論のような抽象的な話になりますが、私はそれに従うことでホワイトな大企業の正社員になるという結果を出せています。あなたの今後にも役立つ部分がきっとあるはずです。ぜひ最後まで読んでみてください。
「職歴なしだけど働きたいアラサー」に贈る3つの心構え
これから就職して働きたいと思っている職歴なしアラサーの方に私から贈りたい「心構え」は次の3つです。
- とにかく行動すること
- 失敗を受け入れること
- 毎日ベストを尽くすこと
以下で順番に説明していきます。
【心構え1】とにかく行動すること
とにかく行動しましょう。行動することだけがあなたの未来を変えてくれます。
具体的な行動の方法は色々です。ハローワークで相談する、求人誌で仕事を探す、就職支援サービスに登録してみるなど。自分に合いそうなものだけやっても良いですし、全部をやってもいい。とにかく手と足とを動かして行動するようにしてください。
なぜそう言うのかというと、行動すればするほど色々なチャンスに巡り合い、あなたの未来が良い方向へ変化していくからです。
私の場合、28歳の時点で職歴なしでした。「もうまともな就職などできないかもしれない」と絶望していました。
でも行動すれば状況が良くなるかもしれないと期待し、求人サイトを毎日見たりハローワークに何度も足を運んだりして、数多くの求人に応募しました。その後はブラック企業に入社し、すぐに退職して無職になり、転職活動を繰り返したりとガムシャラに行動を継続。
35歳の現在は数万人規模のホワイト企業で正社員をしています。人生のどん底からここまで来れるとは、自分でも驚きです。
多くの人に助けてもらったという側面もありますし、単に運が良かったのだと言われれば否定はできません。とはいえ自分自身が行動していなければホワイト企業で正社員になるチャンスも得られなかったはず。
あなたも今日から行動してください。数年後のあなたの未来は今日この瞬間にあなたが行動するか否かにかかっています。
【心構え2】失敗を受け入れること
失敗は受け入れましょう。失敗する自分も受け入れましょう。
行動を続けていれば必ずいつか失敗します。恥もかきますし、挫折しますし、人に拒絶されたりもします。そういった出来事はできることなら避けたいですが、実際には避けて通れません。
私が「職歴なしのアラサー」から現在に至るまでに経験した、数々の失敗を書いておきます。
- いい感じの転職エージェントに登録しようとしたら「あなたに紹介できる求人ありません」と言われて登録を拒否された(複数回)
- 気合を入れて作った応募書類が不採用通知とともに返送されてきた。他で使えるわけでもないのでそのまま捨てるほかなかった(複数回)
- これこそ理想の求人だ!と思って丹精込めて応募書類を送ったが現在まで何も音沙汰がない(複数回)
- 面接で「あなたは何がしたいのか分からない」と言われて何も答えられなかった(複数回)
- こちらからお願いしてスカイプ面接をやってもらったが、通信トラブルが起こり、面接官が何を言っているのか半分以上聞き取れなかった
- ブラック企業に営業マンとして入社してしまった
- ノルマとして課されたワインが売れず、8,000円で買い取らされた
- オフィスでタバコOKな会社に入社してしまい、副流煙で肺が汚れ、毎日気分が悪かった
- 意地悪な上司にいじめられ、毎日発熱したり気分が落ち込んだりした
色々なことがありました。でも大丈夫でした。すべて何とかなりました。
あなたも今後は失敗を色々経験すると思います。ですがあなたも大丈夫です。失敗したって死ぬわけじゃありません。だから失敗は受け入れて次うまく行くように行動を修正すればいい。
たとえば私はブラック企業に入ったことが失敗のひとつだったので、その後転職する際はなるべくブラックな要素が無い企業を選ぶように努めました。だからこそ今ホワイト企業に勤められています。
人生はバリアフリーではありません。前進しようとすれば必ず障害物にぶつかります。それを乗り越えたり、壊したり、受け流したりすることでもっと前に進めます。行動すれば失敗は確実にやって来るんです。全てを受け入れて成長の糧にしていきましょう。
【心構え3】毎日ベストを尽くすこと
一日一日、ベストを尽くして生きてください。なぜそんなことをお伝えするのかというと…
あなたは今日か明日にも死ぬかもしれないからです。いきなり生きるとか死ぬとかの話になって驚いてしまうかもしれません。でも事実として、人間は不慮の事故や急病のため突然死んでしまうことがあります。
私の父がまさにそうでした。30代半ばで、サラリーマンとしてバリバリに働き、それなりに出世し、近い将来は独立・起業を…と考えていた矢先、吐血して緊急入院。
それから何か月も経たないうちにこの世を去りました。私が小学生の頃の話です。あなたも人間である限り、思いがけず死を迎える可能性はゼロではありません。
未来のために行動し就職しようと頑張っていても、あるいは就職した後に一生懸命に働いていたとしても、時として人生を強制終了させられることがあるのです。
「それなら頑張る必要が無い。もう仕事とかお金とか、どうでもいい」。そう思う人もいるかもしれません。
でもそういう生き方をした場合、死ぬ間際に「せっかくなら、もっと頑張って生きてもよかったかも…」って悔みそうです。私はそんな後悔で人生を終えたくありません。
「俺は毎日を全力で生きた。これで自分の命は終わってしまうけど、やれるだけのことをやれて本当に良かった!」と思って死にたい。あなたも同じではないでしょうか。
だとしたら今日も明日も全身全霊をかけて生きていきましょう。履歴書や職務経歴書を全力で仕上げる。面接に呼ばれたら自分の魅力を100%の力で伝える。毎日の就職活動でやれることを全部やる。誰に何を言われようと、笑われようとバカにされようと関係ない。
夜、布団に入って「今日はベストを尽くせただろうか?」と自分に問いかけたとき「もちろんベストを尽くした!」と答えられるように、一日一日を精一杯過ごしてください。
まとめ:明るい未来に向けて積み重ねよう
今回は「職歴なしだけど働きたい」と考えているあなたに向けて3つの心構えをお伝えしてきました。心構えを復習すると次の通りです。
- とにかく行動すること
- 失敗を受け入れること
- 毎日ベストを尽くすこと
私が職歴なしの28歳だった頃、明確に上記の思いを持っていたかといえば、必ずしもそうではありません。ただ、無我夢中で行動していたことは確かです。
そして色々な失敗を犯し、そのたびに落ち込んで、次第に「これも受け入れなければ」と考えるようになりました。
最終的に「自分にできることは毎日ベストを尽くすことだけなんだ」と分かるようになりました。そんな私の体験を整理したのが上記の3か条です。
20代の終わりに絶望の淵にたたずんでいた私ですが、今ではそこそこ安定し、幸せを感じられる日々を送れるようになりました。今でも「できる限り行動しよう」「失敗しても受け入れよう」「毎日ベストを尽くそう」と考えて生きています。私の人生の指針です。
あなたも今日から行動・失敗・全力の3つを積み重ねていきましょう。明るい未来はその先にあります。
以上、参考になれば嬉しいです。