フォーサイトの通信講座を実際に受講したことがある宅建士杉山貴隆です。
フォーサイトの全額返金保証制度の利用条件のひとつに「学力テスト」があります。全額返金保証制度の利用を希望する人はeラーニングで学力テストを受験し、一定以上の成績を納めなければならないという条件です。
でもその「学力テスト」とは一体どのようなものなのでしょうか? イメージできず不安に思う人も多いと思います。
そこで今回、私はフォーサイト宅建士講座およびマンション管理士・管理業務主任者講座の学力テストを実際に受けてみました。その体験をもとに学力テストの受験方法と注意点を解説します。
学力テストの出題内容や答えを直接お伝えすることは規約上できませんが、以下を読んでいただければおおよその雰囲気や難易度をイメージできると思います。
フォーサイトで全額返金保証制度の利用を考えている方はぜひ参考にしてみてください。
学力テストを受験する手順
学力テストはフォーサイトのeラーニング「ManaBun」を使って次の手順で受験します。
ManaBunにログインします。
左サイドメニューの「学力テスト」をクリックします。学力テストの案内画面が表示されます。
操作説明動画を視聴し、推奨環境の記載に目を通します。
「動作確認テスト」の「テストを開始する」をクリックします。
動作確認テストが開始します。動作確認テストでは学力テストの受験方法に関する数問のクイズが出題されます。
解答用ボタンや「次へ」ボタンの位置、残り時間の表示位置などを確認しながら解答します(学力テスト本番でもレイアウトは同じです)。
最後まで解くと解答一覧画面が表示されます。ここから見直したい問題に戻ることもできます。確認テストを終了してよければ「解答送信」をクリックします。
確認メッセージが現れます。「送信」をクリックします。
「テスト結果」が表示されます。これで動作確認テストは終了です。「ManaBunへ戻る」をクリックします。
学力テストの案内画面が改めて表示されます。すぐに学力テストを開始する場合は「学力テスト」の「テストを開始する」をクリックします。
利用規約が表示されますので、一読します。
チェックを入れて「開始する」をクリックします。学力テストが始まります。
学力テストを受験する手順は以上です。
学力テストの本番の出題画面や進行方法は「動作確認テスト」のときと同様です。動作確認テストのときに操作感をしっかり確認しましょう。
もし不明点があれば動作確認テストは何回でも受けられます。理解できるまで繰り返してください。
学力テストを受験する際の注意点
フォーサイトの学力テストを受験するにあたっては「実施期間」「制限時間」「動作環境」「回数制限」の4点に注意しましょう。
実施期間
2022年度の学力テストの実施期間はフォーサイトが指定する1週間のみでした。
- 行政書士講座
- 本試験3週間前から本試験2週間前まで
- 社労士講座
- 本試験3週間前から本試験2週間前まで
- 宅建士講座
- 10月の本試験の3週間前から本試験2週間前まで
- マン管・管業講座
- 本試験3週間前から本試験2週間前まで
2023年度の学力テストの実施期間は「eラーニングで告知」「本試験の約1か月前を予定」とされています。
いずれにしても学力テストを受けられるのは直前期です。追い込みの時期でもあり、忙しくて学力テストの存在自体を忘れてしまうかもしれません。
時期が近づいたら思い出せるようにスケジュール管理しておきましょう。また、実施期間が始まったら余裕をもって受験できるよう準備を進めておきましょう。
制限時間
学力テストには制限時間が設定されています。各講座の制限時間は次の通りです。
- 行政書士講座
- 1時間40分
- 社労士講座
- 1時間50分(選択式30分・択一式80分)
- 宅建士講座
- 1時間35分
- マン管・管業講座
- 1時間45分
時間内に規定の量の問題を解けるように訓練しておきましょう。出題される問題の数は公式の案内ページで確認してください。
学力テストを開始した後は途中で一時停止できません。少なくとも2時間程度の時間が取れるときに受験しましょう。
動作環境
学力テストはeラーニングManaBun上で実施されますが、必ずPCで受験することになっています。
PCの推奨環境は次の通りです(2022年度宅建士講座の学力テストで確認。おそらく講座間で共通)。
動作環境は下記の通りです。
<Windows>
対応OS:Windows 10
推奨ブラウザ:Microsoft Edge最新版 / Google chrome最新版
<Macintosh>
対応OS:Mac OS X 10.15(Catalina)以上
推奨ブラウザ:Safari 13以上 / Google chrome最新版
スマートフォンでの受験は認められていません。PCを持っていない人は友人に借りるなど、事前の手配が必要です。
回数制限
学力テストを受験できる回数は1回です。
いかなる理由でも再受験はできないものとされています。たとえば使用しているネット回線の不具合や急なPCの故障、体調悪化等により中断・終了してしまった場合でも再受験は不可です。
インターネット接続が安定しているのかどうか、PCの動作や自分自身の体調に不安な点がないかといったことを十分確認した後に受験しましょう。
学力テストは難しい?
私が受けた「宅建士講座およびマン管・管業講座の学力テスト」に関する個人的な感想ですが、難易度はそれなりに高いと思いました。
でも過去問や予想問を繰り返し解いていれば決して解けない問題ではない、という印象も持ちました。
SNSを見てみると「難しかった」という声がある一方、行政書士の法令科目で満点をとった方もいるようです。
学力テストのクチコミが気になる方は次のTwitter検索も試してみてください。
補足(私の結果について)
念のため補足すると、私はこの記事を書くにあたって学力テストを受けましたが、解答はせずに(つまり「白紙」の状態で)データを送信しました。
というのも私自身は返金を希望するつもりがないからです。私は宅建試験には合格済みであり、単に教材研究・レビューをしたいというワガママ(?)でフォーサイトの講座を購入しています。
それなのにもし私が学力テストで良い点をとったら、純粋に返金制度を使おうとしている一般の受講生の方の邪魔をしてしまいます(学力テストの上位者でなければ返金を受けられませんので)。
そういうことが起こらないよう0点を取りましたので、一応ここに報告しておきます。
この記事のまとめ
今回はフォーサイトの学力テストを受験する手順と注意点を解説しました。ポイントを復習すると以下の通りです。
- 学力テストはPCを使ってManaBunで受験する
- 解答時の操作感は「動作確認テスト」のときに確かめられる
- 実施期間・時間制限・動作環境・回数制限といった縛りがあることを認識しておく
期限ぎりぎりになって学力テストに挑むと、きっと慌ててしまって良い結果にはなりにくいでしょう。
でもこの記事に目を通していただいたことで、なんとなくイメージできるようになったと思います。きっと冷静に学力テストの実施期間を迎えることができますよ。
以上、参考になれば嬉しいです。