資格スクエア行政書士講座を実際に受講してレビューしている杉山貴隆です。

行政書士試験の勉強を進めるなかで、記述式にどう手をつければいいのか迷っていませんか。
択一なら過去問を回せば回すほど手応えが出てきますが、文章を書かせる記述式は採点基準も見えにくく、対策の正解がつかみづらいですよね。漠然とした不安を抱えたまま、後回しにしてしまっている人も多いのではないでしょうか。
記述式は配点が大きいぶん、ここを落とすと合格が一気に遠のきます。だからこそ「資格スクエアの記述対策は実際のところどうなのか」を、受講した人の実感から確かめたいですよね。
そこで今回は、資格スクエアの記述対策の中身を整理したうえで、合格した受講生28人が何をどう評価し、どんな工夫で本番を乗り切ったのかを、合格体験記から読み解いていきます。
この記事を読み終えるころには、あなた自身の記述対策の進め方がくっきりと見えてくるはずです。ぜひ最後まで目を通してください。
※本記事は2026年6月時点で入手できる情報を基に作成しています。ただし、引用している受講生の評価は受講当時のものであり、現在とは状況が異なる場合があります。
記述対策の内容と全体像
行政書士試験の記述式は、40字程度で答える問題が3問出題され、配点は合計60点です。300点満点のうちの2割を占めるため、ここの出来で合否が入れ替わることも珍しくありません。
資格スクエアの記述対策は、どの主要プランでも共通して、次の3つの柱で組み立てられています。
- 記述式攻略講義(民法・行政法):部分点を積み上げる解き方や、空欄を作らず必ず書く姿勢を森講師が指導
- 講義内での記述の重点指摘:インプット講義のなかで、記述に出そうな重要条文・論点を森講師が示す(受講生はこの箇所に「記」マークを付ける)
- AI「記述式」添削:答案をフォームに入力すると最短1分・回数無制限で自動添削
記述式攻略講義は、満点(ホームラン)を狙うのではなく、キーワードで部分点(バント)を積み上げる解き方や、答えに詰まっても空欄にせず必ず何かを書く姿勢を、森講師が繰り返し教えるのが軸です。
ちなみに、記述式攻略講義の時間は、プランごとに異なっています。
| 講座 | 記述式攻略講義の時間 |
|---|---|
| 短期集中合格講座 | 約10時間 |
| 速習合格講座 | 約6時間 |
| 1年合格講座 | 約6時間 |
| 中上級合格講座 | 約6時間 |
| 上級合格講座 | 約6時間 |
多くのプランが約6時間であるのに対し、短期集中合格講座だけは約10時間と長めに設定されているんです。短期間で仕上げる講座ほど記述を得点源として重視していることがうかがえ、私としては見落とされがちな面白いポイントだと感じます。
2025年度から導入されたAI「記述式」添削は、自分の答案を専用フォームに入力すると、減点理由やどのワードで何点取れたのかまで返ってくる機能です。ただし、採点基準は資格スクエア独自のもので、本試験の評価基準(非公表)とは異なる点には留意してください。
合格した受講生の評価と実践
ここからは、実際に合格した受講生が記述対策をどう評価し、どう取り組んだのかを見ていきます。森講師の講義、記述の予想、そして受講生自身の工夫という3つの角度から、合格体験記の言葉を手がかりに整理していきましょう。
記述式攻略講義と解法の指導
まずは、記述対策の中心となる森講師の講義そのものへの評価です。解き方や戦術がどう伝わったのか、合格者の言葉を見てみましょう。
- 「私は記述式の解き方がよくわかっていなかったため、森Tの講義を聞いて目から鱗でした。」「ですので、森Tの記述式講義のおかげで合格できた、と言っても過言ではありません。」 【引用元】
- 「特に役に立ったのが、記述式の対策講義でした。」「独学の前回受験の時、記述式が全然点数が伸びなかったのですが、森Tのコツコツと部分点をとっていく方法で、雲が晴れたようでした。」 【引用元】
- 「特に、苦手意識があった記述対策講座では、部分点で本試験を攻略するテクニックや、難しい問題とどう向き合ったらいいのか等、色々と教えてくださったので、本試験でも活用できました。」 【引用元】
- 「記述があるため、どのように書けばよいのかを丁寧に教えていただいたという印象です。」 【引用元】
- 「また記述問題の対策講義では思考方法がわかり本番での助けになりました。」 【引用元】
- 「本試験のR6年第45問(記述)については、答えが最後まで分からなかったが、森Tの「必ず何か書くこと」を信じて自分なりの解答を書きましたが、これが結果として合格に繋がりました。」 【引用元】
- 「記述対策については、森T曰く「森Tクラスはバントのクラス」「最後まであがく」のとおり、キーワードで点を積み上げ、最後まであがくことを心がけました。」 【引用元】
- 「また「テキストの中に思いを馳せる」というアドバイスを意識して学習をした結果、第44問(記述式)では最初は何も浮かばなかったものの、知識をたどることで答案を書くことができ、模範解答とほとんど一緒の内容を書けました。」 【引用元】
- 「1番大きかったのは森Tの記述の講座でした。」「苦手意識が強かった記述が怖くなくなり楽しく考えて解くことが出来ました。」 【引用元】
ここで挙げた合格体験記に共通するのは、記述の「中身の知識」ではなく「本番での振る舞い方」を教わった、という評価です。
記述に苦手意識を持つ受験生の多くは、知識が足りないというより、「何をどう書けばいいのかわからない」という入り口で立ち止まっています。森講師の講義は、まさにそこを解きほぐすものだったのでしょう。
その指導の核にあるのが、「満点(ホームラン)を狙わず、キーワードで部分点(バント)を積む」「空欄にせず必ず何かを書く」という方針です。これは一見すると地味ですが、採点基準が公表されていない記述式に対しては、とても理にかなった構えだと私は感じます。
完璧な答案を作ろうとして手が止まるより、書ける部分を確実に得点に変えるほうが、不確実性の高い記述では報われやすいからです。
実際、上記の受講生の1人は、答えが最後までわからない問題でも「必ず何か書く」を信じて筆を進め、それが合格につながったと振り返っています。
知識を完成させてから書くのではなく、不完全なままでも書いて点をもぎ取る。この発想の転換こそ、記述式攻略講義がもたらした最大の価値なのかもしれません。
森講師の記述予想と的中ぶり
資格スクエアの記述対策を語るうえで欠かせないのが、森講師による記述の予想です。講義内で重要条文・重要論点を示すのに使われる「記マーク」や、本試験での的中について、合格者がどう語っているかを見てみましょう。
- 「結果的に森Tの記マークが出題され、試験中頭の中に講義が降ってきたおかげで記述で得点することができました。」 【引用元】
- 「森Tの記述予想が5回目試験の日常家事の問題でバッチリ当たっていたこと(ガッツポーズでした)。」 【引用元】
- 「令和7年度の記述で出た問題も、森Tが講義で話をしてくれた「近所で有名な土地転がし夫婦」というワードを思い出せたので、そこから「日常の家事の範囲内と信ずる〜」と書くことができました!」 【引用元】
- 「記述の問題44(東京12チャンネルの免許申請事件)は、テキストと科目別答練にばっちり載っていてほぼ完答できたのがうれしかったです。」 【引用元】
- 「直前期に答練を解き記憶が鮮明に残っていたので、東京12チャンネル事件の肢を覚えており、記述が丸ごと一つ満点近く取れました。」 【引用元】
ここで挙げた合格体験記では、令和7年度の民法記述(日常家事と代理権をめぐる問題)や、令和6年度の行政法記述(東京12チャンネルの免許申請に関する判例)など、具体的な的中エピソードが複数語られています。
同じ論点の的中を別々の受講生が口にしている点に、私は説得力を感じました。
ただし、ここで一つ注意したいことがあります。これはあくまで森講師の講座で合格した人たちの声であり、「予想は必ず当たる」と保証するものではありません。記述の予想が外れる年も当然あるでしょう。
それでも、ここで挙げた声を読むと、的中は単なる幸運ではないように思えてきます。
出題されそうな範囲を絞り込む森講師の分析と、指摘された箇所を受講生が繰り返し書いて覚えた努力。この二つがそろってはじめて、本番で「頭の中に講義が降ってくる」ような再現が起きているのでしょう。
なお、予想のきっかけとして語られる「記述ランキング」の動画は、森講師がYouTubeで無料公開しているものです。これを見て資格スクエアを選んだという受講生も複数いました。
講座そのものの機能ではありませんが、講師の実力を事前に確かめられる入り口として機能しているのは興味深い点です。
合格者の記述学習の進め方
最後に、合格者が記述対策を具体的にどう進めたのかを見ていきましょう。教材の使い方や取り組む時期について、参考になる工夫が詰まっています。
ここで挙げた合格者の実践には、はっきりとした共通点があります。それは「とにかく書く」こと、そして「丸暗記ではなく構成で覚える」ことです。
ある受講生は、模範解答をまるごと覚えるのではなく「構成(要件→効果)だけを抜き出して再現する」という方法を採りました。応用の利く知識の作り方として、私も強くうなずきました。問題の問われ方が少し変わっても、構成さえ体に入っていれば書けるからです。
意外な落とし穴として、漢字の存在も見逃せません。「書けない漢字を勉強した」「漢字ドリルを作った」という声が示すように、読めても手が動かない漢字は本番で致命傷になります。
パソコンやスマホで学習する時代だからこそ、実際に手で書く練習が活きてくる。これは記述ならではの、地味だけれど大切な備えだと感じます。
取り組む時期については、合格者のあいだでも判断が分かれていました。9月頃から本格化させた人もいれば、直前期に集中した人もいます。一方で「もっと早くから慣れておけばよかった」という後悔も複数見られました。
ここから導けるのは、直前期に偏りがちな記述対策を、少量でも早めに始めておくと安心だということです。
そして教材についても、「市販の問題集は買わなくてよかった」「条文の丸暗記は不要だった」という振り返りが目立ちました。あくまで合格した人たちの実感ですが、講座のテキストと記マーク、過去問を軸にすれば、記述対策は十分回せるという見立ては心強いものです。
記述対策は後回しでいい?
ここまで読んで、「記述は採点基準が読めないのだから、択一と多肢選択だけで180点を狙い、記述対策は後回しでいいのでは」と感じた方もいるかもしれません。
たしかに記述抜きで180点を目指すのは、よく知られた行政書士試験の合格戦略です。まずは、記述と180点の関係をめぐる合格体験記を見てみましょう。
「記述なしで180点」を一つの目標に置く考え方は、私も理にかなっていると思います。記述の採点は読みにくいのですから、択一でしっかり得点する力をつけておくのは王道の安全策です。その気持ちは否定しません。
ただ、それは「記述を捨てる」こととは違います。択一が難化した年には、記述が最後の砦になるからです。実際、ここで挙げた声のなかにも「記述に救われた」「記述で逃げ切れた」という合格者がいました。配点60点をはじめから手放すのは、やはりリスクが大きいのです。
そして森講師の指導は、この「読めなさ」への現実的な答えになっています。満点ではなく部分点を狙い、空欄を作らず必ず何かを書き、択一や条文の学習をそのまま記述に活かす。こうすれば、記述だけに特別な時間を割かなくても、本番で取りこぼしを減らせるでしょう。
つまり「記述抜き180点を狙いながら、記述でも上積みする」という二段構えが、もっとも現実的な戦い方だと私は考えます。
さらに、この講座に近年導入されたAI添削を使えば、自分の答案に何度でもフィードバックをもらえるようになりました。「書いて直す」練習を繰り返せる点で、記述の不安をやわらげる新しい味方になってくれるはずです。
この記事のまとめ

資格スクエアの記述対策は、森講師の記述式攻略講義、講義内で示される記述の重要条文・重要論点、そして新たに加わったAI記述式添削という3つの柱で成り立っています。
合格体験記をたどると、見えてくるのは「予想が当たった」という派手な話だけではありませんでした。その土台には、部分点を積む、空欄を作らず必ず書く、最後まであがくという解法の指導があり、受講生はそれを信じて書く訓練を重ねていたのです。
また、模範解答の丸暗記ではなく構成で覚える、書けない漢字をつぶす、市販教材に頼りすぎないといった実践知も、合格者が残してくれた具体的な助言として参考にしてください。
記述式は、配点が大きいからこそ怖く感じる分野です。けれども裏を返せば、ここを味方につけられたとき、合格はぐっと近づくでしょう。
あなたが今抱えている記述への不安は、正しい解き方と地道な訓練で、必ず手応えに変えていけるはずです。この記事が、その第一歩を踏み出すきっかけになれば嬉しく思います。
