アガルートで2年目以降に予備試験に合格する方法

アガルート司法試験・予備試験

予備試験に挑戦したものの、思うような結果が出なかった。来年こそは!と思う反面、「同じ勉強を続けて本当に合格できるのか」という不安が消えない。今、そんな思いを抱えていませんか。

実は、2年目以降の合否を分けるのは才能や勉強時間だけではありません。1年目の失敗をどう立て直すかで、次の結果が大きく変わるんです。だからこそ、立て直しの方向を誤れば努力がまた空回りしかねません。

そこで今回は、アガルートで予備試験に合格した受講生の合格体験記を「独学から移行した場合」「他社から移行した場合」「アガルートを継続した場合」の3つのケースに分けて分析し、それぞれの立て直し方を解説します。

自分と近い境遇の先輩たちの軌跡から、次の合格につながるヒントをつかんでください。

※本記事は2026年7月時点で入手できる情報を基に作成しています。ただし、引用している受講生の評価は受講当時のものであり、現在とは状況が異なる場合があります。

独学からアガルートへ移行した場合

独学からアガルートへ移行した場合

まずは、独学で予備試験に挑んで届かず、アガルートに切り替えて合格した受講生の体験記です。壁・決断・学習の変化・振り返りの順に見ていきます。

独学で突き当たった壁

独学で挑んだ受講生たちは、どこでつまずいたのでしょうか。体験記には共通する悩みが記されていました。

独学時代に感じた限界
  • 「独学で勉強していると、基本書や問題集ごとに、それぞれの説明が微妙に異なることがあり、勉強をしている身としては結局どれが正しいのかわからないことが多々ありました。」 【引用元】
  • 「自分の答案を客観的に見て合格できる答案なのかを判断することは自分ではできません」 【引用元】
  • 「昨年まではとにかくいろいろな本を読んで、演習書を潰して網羅的な知識を身につけようと考えて勉強を進めていました。」 【引用元】
  • 「結果として穴だらけの知識しかみにつかず、不合格につながっていました。」 【引用元】
  • 「論文式試験に2度不合格となり、独学では厳しい試験であると実感しました。」 【引用元】
  • 「予備校等に入ることもなく,だらだらと勉強をしていました。」 【引用元】

これらの体験記を読み比べると、独学の壁は大きく3つに整理できます。教材ごとに解説が食い違い、どれが正しいのか判断できないこと。自分の答案が合格水準にあるのかを自分では評価できないこと。そして、網羅しようと手を広げた結果、かえって知識が穴だらけになること。

私が注目したいのは、この3つがいずれも「努力の量」の問題ではないという点です。演習書を潰し、いろいろな本を読み込んでいた人までいたのですから、勉強量が足りなかったわけではありません。

足りなかったのは「正しさの基準」でした。予備試験の論文式試験は相対評価です。それにも関わらず、自分の答案が受験生全体の中でどの位置にあるかを測る物差しが、独学には決定的に欠けています。

方向の定まらない努力は、残念ながら結果に結びつきにくいものです。しかも本人は懸命に努力しているだけに、不合格の原因を特定できないまま同じ勉強を繰り返してしまう。ここに、独学で挑み続けることの怖さがあると感じました。

参考【アガルート公式】司法試験予備試験に独学で合格するには?難しい4つの理由と勉強法

アガルートへ切り替える決断

では、彼らはどのような思いで受講を決めたのでしょうか。決断の瞬間を語る言葉には、それぞれの葛藤がにじみます。

受講を決めた瞬間
  • 「予備試験に1回目の挑戦で不合格になったことをきっかけに予備校を使うことを決意しました。」 【引用元】
  • 「お試し感覚でアガルートアカデミーの重要問題習得講座と総合講義を受講しました。」 【引用元】
  • 「2018年の予備試験論文式試験で惨敗し独学の限界を感じ、アガルートのマネージメントオプションを利用することに決めました。」 【引用元】
  • 「それでも法曹の夢を諦めたくなかったため,藁をもすがる気持ちで大学4年生の1月からアガルートを受講することにしました。」 【引用元】
  • 「二度の論文試験落ちを通じて、インプットとアウトプットを見直した方が良いという結論に至り、予備校の教材を使用することを検討致しました。」 【引用元】

切り替えの引き金は、いずれも不合格という痛みでした。ただ、注意深く読むと、彼らは講座に「丸投げ」するために切り替えたのではありません。

「インプットとアウトプットを見直した方が良い」という言葉が示すように、勉強法そのものを立て直す手段として予備校を選んでいるのです。この姿勢の違いは、後の結果に直結したように思われます。

「お試し感覚で」という言葉にも注目してください。この受講生は、重要問題習得講座と総合講義という単科講座から受講を始めています。

独学でやってきた人ほど教材の善し悪しを見る目は肥えているはずですから、いきなり全面移行するのではなく、まず教材が自分に合うか確かめてから決めるという入り方は理にかなっているでしょう。

そして「藁をもすがる気持ちで」という一文の重みも見逃せません。夢を諦める前に、手段を変えてみる。独学へのこだわりを手放すのは悔しい決断だったはずですが、その決断が合格への転機になったことを、この体験記は物語っています。

参考【アガルート公式】司法試験・予備試験講座 資料請求・無料体験

切り替え後に変わった学習法

切り替えた後、学習はどう変わったのでしょうか。合格につながった変化を見てみます。

合格につながった変化
  • 「他の教材には一切手を出さないと決めて取り組みました。」 【引用元】
  • 「知識を整理し基礎を固められたことが、合格できた一番の要因だったと思います。」 【引用元】
  • 「論文対策はほとんどこの重問を繰り返し解くことしかやっていません。」 【引用元】
  • 「むやみに手を広げるのではなく、手元の教材および過去問とじっくり向き合うこと。」 【引用元】
  • 「週に一度強制的に論文を書く機会を作ることができ」 【引用元】
  • 「これにより論点抽出力や論文の下地を完成させることができました。」 【引用元】

面白いことに、網羅を追い求めて穴だらけになったと振り返る受講生が、切り替え後は「教材を絞る」ことで伸びています

いろいろな本を読み込んだ反省から、他の教材には一切手を出さないと決める。論文対策を重要問題習得講座(体験記では「重問」と呼ばれています)の繰り返しに集中する。一見すると学習範囲を狭めているようですが、結果はむしろ好転そのもの。

これはアガルートのカリキュラム設計とも関係していると私は考えています。アガルートのカリキュラムは、インプット講義から論文答案の書き方、重要問題の演習、過去問の解析へと、論文式試験に向かって一直線に積み上げる構成です。

この道筋に乗ってしまえば、「次に何をやるべきか」で迷う必要がなくなり、絞ることへの不安も薄れます。

もう1つの変化は、書く量の劇的な増加です。週に一度、強制的に論文を書く機会を作れたという言葉は、独学の弱点だった「書く量の不足」と「答案の客観評価の欠如」が、個別指導と添削によって同時に埋まったことを示しています。

(なお、体験記に登場する「マネージメントオプション」は受講当時の個別指導サービスの名称です。現在はプロ講師によるオンライン添削や質問対応などの形に再編されています。)

参考【アガルート公式】予備試験最短合格カリキュラム

「もっと早く」という後悔

合格をつかんだ今だからこそ語れる、率直な振り返りもありました。

振り返っての実感
  • 「初めから短答講座から受講しておけばよかったと少し後悔しています。」 【引用元】
  • 「自分のような完全初学者で、大した勉強時間も取れない社会人は独学という道を取らず、最初から予備校を利用して効率を追求していれば、もう少し違った結果もあったのではないかと思います。」 【引用元】

合格した後でなお「もっと早く切り替えていれば」と振り返る言葉には、独学で費やした時間への率直な悔いがにじみます。いま独学を続けるか迷っている人にとって、この言葉は静かな、しかし説得力のある後押しになるのではないでしょうか。

ただし、独学の期間が無駄だったと断じるのは早計です。独学で積んだ基礎知識や、自力で悩み抜いた経験があったからこそ、講座の価値を最大限に吸収できたという面もあるでしょう。

また、ここで挙げた受講生の中には、切り替えてから合格までに複数年を要した人もいます。切り替えは魔法ではありません。

それでも、方向の定まらない努力を続けるより、正しい基準を手に入れて努力するほうが合格に近づく。彼らの軌跡は、そのことを教えてくれます。

参考【アガルート公式】予備試験合格に必要な勉強時間は?何年かかる?

他社からアガルートへ移行した場合

他社からアガルートへ移行した場合

次は、別の予備校や通信講座で学んだものの結果が出ず、アガルートに乗り換えて合格した受講生の体験記です。伸び悩み・決め手・変化の順に整理します。

前の予備校で伸び悩んだ点

乗り換え組の受講生は、前の講座のどこに限界を感じたのでしょうか。

前の講座で感じた限界
  • 「従前より他の予備校で論文対策まで行っていたのですが、知識の網羅性や論証の正確性・解説の質に不安を覚え、また結果が出なかったことから」 【引用元】
  • 「自分が受講してた他の予備校では、指定の講義テキストがあるのに、担当講師がそれを逐一修正しながら解説を進めるため、講義進行が不統一で、ストレスを感じていたからです。」 【引用元】
  • 「他の予備校で法律の勉強を始めた私は、一年目の論文を不合格となり」 【引用元】
  • 「もともと他校で入門講座のみを受けていて、1年目の段階で、短答は合格したものの、論文についてはかなり苦戦していました。」 【引用元】
  • 「はじめは他校の基本講義を受講していたのですが,内容が不正確な点が目立ち,このままでよいのかと不安に駆られていました。」 【引用元】

不満の中身は、テキストの網羅性や論証の正確性への不安、講義進行への違和感、そして入門講座止まりで論文対策まで手が届かないことなど、さまざまです。

ただ、私はこれを「前の予備校が悪かった」という話として読むべきではないと思います。予備校にはそれぞれ設計思想があり、合う合わないは人によって異なるからです。

むしろ注目したいのは、ここで挙げた声の多くが「論文」の段階でつまずいていることです。

短答には受かった、入門講座は消化した、それでも論文が書けるようにならない。基礎のインプットまでは前の講座でも積めたのに、答案を書く段階を支える仕組みが自分には足りなかった。そう感じた人たちが、次の一手を探してアガルートにたどり着いています。

つまり乗り換えを考えるときの問いは「今の予備校はダメか」ではなく、「論文答案を書けるようにする設計が、今の環境にあるか」なのだと思います。この問いの立て方は、いま他社で伸び悩んでいる人にもそのまま役立つはずです。

参考【アガルート公式】予備試験の論文の書き方7ステップ!評価されるコツや論文の型とは?

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乗り換えの決め手

彼らがアガルートを選んだ決め手は何だったのでしょうか。

アガルートを選んだ理由
  • 「そんな時にアガルートの重問に出会い、論点の網羅性の高さや問題のクオリティの高さに驚くとともに、何周もやり込むことで合格まで到達できました。」 【引用元】
  • 「アガルートの「重問」が良いという意見を多数目にしたため、重要問題習得講座を受講することにしました。」 【引用元】
  • 「私は大学3年時に論文式試験に900位台で落ちてから本格的にアガルートの教材を使用し始めました。」 【引用元】
  • 「別の予備校の教材で勉強した他の科目が軒並み振るわなかった中、選択科目だけはA評価でしたので、アガルートの講座や教材は自分に合っていると感じました。」 【引用元】
  • 「昨年度は別の予備校のゼミを受講していましたが,講師の評価スタンスやゼミの進行方法に疑問を感じており,また昨年の論文試験の成績も芳しくなかったため,今年はアガルートの予備試験直前論文対策ゼミを受講しました。」 【引用元】

決め手として繰り返し登場するのが、重要問題習得講座です。

前の講座で「知識の網羅性」に不安を抱いた人が、まさにその網羅性の高さに驚いてアガルートを選んでいる。この対応関係は偶然ではないでしょう。自分の不足をはっきり自覚していたからこそ、それを埋める教材を見抜けたのだと思います。

もう1つ、現実的で参考になるのが段階的な乗り換えです。ある受講生は、選択科目だけアガルートを使ってみたところ、その科目だけA評価が取れたことから「自分に合っている」と手応えを得て、本格的に移行しました。

いきなり全教材を入れ替えるのは金銭的にも心理的にも負担が大きいものです。単科講座で相性を確かめてから広げるという順序は、乗り換えを迷う人にとって取り入れやすい方法ではないでしょうか。

なお、費用面の不安については、アガルートに他校からの乗り換えを対象にした割引制度が用意されていることも知っておいて損はありません。

また、引用にある「予備試験直前論文対策ゼミ」は受講当時の講座で、現在のゼミ形式の学びはバーチャル校舎でのゼミなどに形を変えています。

参考【アガルート公式】重要問題習得講座

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乗り換え後の学習の変化

乗り換えた後、彼らの学習はどう変わり、何が合格につながったのでしょうか。

乗り換え後の手応え
  • 「2年目はほとんど重問とアガルートの論証集しかやっておらず、百選や基本書による補いもほとんど不要でした。」 【引用元】
  • 「重要問題習得講座で大量の模範答案を目にすることと、論証に何度も目を通すことにより、段々と論文の書き方の見当がつくようになっていきました。」 【引用元】
  • 「以降はアガルートの論証集を軸としながら、百選講座や追加受講した重問、演習書や基本書の情報を論証集に一元化し続け」 【引用元】
  • アガルートの教材がなければ、合格は遠かったと思います。」 【引用元】
  • 「この講座が無ければ、間違いなく合格はできませんでした。」 【引用元】

乗り換え後の学び方には、共通する方向性が見えます。重要問題習得講座や論証集という「核」を定めるやり方です。

2年目をほぼ重問と論証集だけで通した人もいれば、論証集にあらゆる教材の情報を一元化し続けた人もいます。手当たり次第に教材を増やすのではなく、核を決めてそこに集約していく。独学からの移行組と重なる動きが、他社からの移行組にも表れているのは示唆的です。

「論文の書き方の見当がつくようになった」という変化にも目を向けたいところです。

これは知識が増えたからではなく、大量の模範答案に触れて「合格答案とはこういうものだ」という基準が頭の中にできたから起きた変化でしょう。前の講座で欠けていた「基準」が埋まった瞬間だと読めます。

なお「この講座が無ければ合格できなかった」という言葉は、合格直後の高揚も含んだ表現かもしれません。その分は割り引いて読む必要があるでしょう。

それでも、他社で行き詰まった受講生にとって重要問題習得講座と論証集が転機になったことは、これらの体験記から十分に読み取れます。

参考【アガルート公式】論証集の「使い方」

アガルートを継続した場合

アガルートを継続した場合

最後は、最初からアガルートで学びながら一度は不合格になり、それでも講座を継続して合格をつかんだ受講生の体験記です。4つの視点で見ていきます。

1年目の失敗に共通する点

良い教材を持っていても落ちることはあります。まず、その敗因を受講生自身の言葉で確かめましょう。

1年目の敗因分析
  • 「重問は素晴らしい教材だが、あくまでもインプット教材であり、重問だけを回して合格できるのは天才だけである【引用元】
  • 「私は論点の抽出とそのキーワードを明示に留めてしまいました。そのため1年目は論文で十分に得点することができず、落ちてしまいました。」 【引用元】
  • 「最初はインプットを重視して勉強する方針で……一向にうまく答案が書けるようになりませんでした【引用元】
  • 「一応,7法すべての総合講義は聞き終え,短答過去問を数周回して試験に臨みましたが,重要問題習得講座や論証集を潰し切れておらず,条文操作も出来ないうえ論文知識も怪しいレベルでしたので,短答不合格という結果は当然でした。」 【引用元】
  • 「私が1年目に失敗した原因のひとつとして、インプットにこだわりすぎたことが挙げられます。」 【引用元】
  • 「1年目の春休みはほとんど勉強せず、短答の勉強も一切しないまま本番を迎え、落ちました」 【引用元】

アガルートを使いながら落ちた人たちの敗因は、驚くほど似通っています。講義を聞き終えることに時間を使いすぎた。問題演習を答案構成止まりにして、実際に書く練習をしなかった。つまり、インプット偏重とアウトプット不足です。

「重問だけを回して合格できるのは天才だけ」という言葉は、痛烈です。ここまで見てきたとおり、重要問題習得講座は独学組や他社組を合格に導いた評価の高い教材でした。その教材をもってしても、回すだけでは受からない。教材の質は、使い方までは保証してくれないのです。

私はこれを「講座を持つこと」と「講座を使い切ること」の差だと受け止めました。

1年目はどうしても講義の消化に追われ、書く練習に踏み出す前に本番が来てしまいがちです。もしあなたがアガルートで1年目を戦って届かなかったのなら、敗因はおそらく教材選びではありません。この後に見る先輩たちと同じように、使い方を変える余地が残されています

参考【アガルート公式】法的三段論法の書き方とは?上位論文・答案の解答例付き

2年目の立て直し方

では、彼らは2年目に何を変えたのでしょうか。立て直し方には2つの型がありました。

使い方を変えて立て直した
  • 「2年目は重問を何回も解くことに加え、予備試験の過去問を何度も解くこと、そして実際に答案構成をすることを実践し、無事令和7年度の予備試験に合格することができた」 【引用元】
  • 「予備試験の論文過去問をフルスケールですべて書くということを2~4月で行い、短答までに予備試験の論文式試験で問われる判例との事案の違いを軸に条文をしっかりと引いて文言を頼りに論証するという感覚を身に着けていき」 【引用元】
  • 「2年目ではこの点に注意し、実際に答案を書いてみるよう心がけ、合格できました。」 【引用元】
  • 「そこで,重要問題習得講座の問題を完璧に解けるようにしようと思い,論文の不合格を知った日から,重要問題習得講座を受講し直しました。【引用元】
方針を変えず徹底した
  • 「二年目は重問(基本的に答案構成のみ)と論証に絞って勉強したことで、気持ちを保つことができました【引用元】
  • 「講座を中心に勉強しており、方針として大きく間違えた勉強をしていなかったため、大学4年生の予備試験では合格をすることができました」 【引用元】
  • 「合格の決め手は、アウトプット教材を重要問題習得講座と予備過去問、旧司法試験過去問解析講座にしぼったこと」 【引用元】
  • 「総合講義テキストと重問を基本的に使いつつ、過去問と旧司法試験の問題(いずれもアガルートの講座に含まれていたもの)を行い」 【引用元】

1つ目の型は「使い方を変える」です。

答案構成止まりだった演習を実際に書く形に変える、過去問を全問フルスケールで起案する、不合格を知ったその日から講座を受け直す。教材は同じでも、向き合い方を根本から変えています

2つ目の型は「方針を変えず徹底する」です。

自分の勉強方針は間違っていなかったと見極めたうえで、教材を足さず、重要問題習得講座と論証集、過去問に絞って仕上げ切る。不合格の直後は不安から新しい教材に手を伸ばしたくなるものですが、この誘惑を断った人たちが結果を出しています

2つの型は一見正反対ですが、共通点があります。どちらも学習の重心を「書く・解く」というアウトプットに移し、手持ちの教材を使い切る方向に動いていることです。

カリキュラムに含まれる論文過去問の解説や添削を、2年目にこそ使い倒す。この動きこそが、継続組の立て直しの核心だと私は考えています。

参考【アガルート公式】予備試験 論文過去問解析講座

アガルート司法試験・予備試験 合格者50人の学習スケジュール
予備試験・司法試験の対策として、いつ・何を・どれくらい進めればいい? アガルートの合格者の体験記から、時期ごとの学習スケジュールをたどります。

継続を支えた個別サポート

もう1年続けると決めたとき、彼らを支えたのは何だったのでしょうか。

伴走があったから続けられた
  • 論文の演習をとにかく早く始めたことだと思います。マネオプでスケジュールを組んでいただかなかったら、インプットをいつまでもダラダラと続けてしまい、論文がいつまでも書けるようにならなかったかも知れません。」 【引用元】
  • 「このような私の経験から,勉強の進捗を管理して頂けるマネージメントオプションはお勧めです。」 【引用元】
  • 「他学部であり、完全に1からのスタートだったが、アガルートのマネージメントオプションのおかげでなんとか短答に合格し、論文も惜しいところまで食らいつくことができた。」 【引用元】
  • 「アガルートの講座を受講した理由は、個別指導がカリキュラムに組み込まれているからです。」 【引用元】
  • 「初期の時点で論文の書き方を学ぶことができ、添削をしてもらえたのは変な癖がつかず良かった【引用元】

継続組の体験記で繰り返し語られるのが、講師による個別の伴走です。スケジュールを組んでもらったおかげで論文演習に早く踏み出せた、添削をしてもらえたから変な癖がつかなかった。1人では先延ばしにしてしまうことを、伴走の仕組みが前倒しさせてくれたわけです。

一方で、1年目に勉強へ身が入らず苦い思いをした経験から、進捗を管理してもらえる個別指導を勧める声もありました。体験の形は違っても、伴走の価値を指し示す点では一致しています。

独学の章で見た壁を思い出してください。書く量が足りない、答案を客観視できない。ここで挙げた声の多くは、受講当初からの伴走によってこの壁を埋めていました。だからこそ、1年目に落ちても学習の型そのものは崩れておらず、2年目の立て直しが早かったのだと読めます。

なお、体験記に登場する「マネージメントオプション(マネオプ)」は受講当時の個別指導サービスの名称です。

現在の予備試験最短合格カリキュラムでは、プロ講師によるオンライン添削や質問対応、担任講師によるコーチング、口頭での論文指導、バーチャル校舎でのゼミや自習室といった形にサポートが再編されています。

名称や形は変わっても、講師による個別の伴走を学習の柱に据える設計は、現在の講座にも受け継がれていますので、安心してください。

参考【アガルート公式】予備試験最短合格カリキュラム

合否を分けた心構え

最後に、教材や勉強法よりも深いところにある、心構えの変化を見てみます。

姿勢と経験がものを言う
  • 「1年目の論文試験はまるでダメだったが、雰囲気を味わえたのは2年目に活きたと思う。」 【引用元】
  • 「いい講師と、教材がありながら、試験を甘く見ていたり、本腰を入れて勉強できなかったり、といったことが不合格の究極的な原因であった。」 【引用元】
  • 「改めて重問の復習やマネオプで教えていただいた書き方の基本等を一から復習し、なんとか合格を勝ち取ることができた。」 【引用元】
  • 何か教材を足したりするのはかなり悪手だと思います【引用元】
  • 「2年目は、マネージメントオプションで自分で勉強を進めて行く力を身につけるとともに合格に必要なことを教えていただいていたので、他学部の勉強と両立をしながら自分のペースで学習をすることができた。」 【引用元】

「いい講師と、教材がありながら、試験を甘く見ていた」。この自己分析ほど率直な言葉は、なかなかありません。

不合格の原因を教材や環境のせいにせず、自分の姿勢に求める。そして基本に立ち返って一から復習する。この受講生の合格は、その覚悟の帰結だったのでしょう。

こうした言葉から私が受け取ったのは、2年目の勝負どころは教材の中身ではない、というメッセージです。決め手になるのは、試験を甘く見ない姿勢と、すでに本番を一度経験しているという事実でした。

前者は今日からでも改められますし、後者は1年目に挑んだからこそ手にできたものです。「まるでダメ」だった論文試験ですら、その空気を知れたことが2年目の力になったと振り返られています。1年目の失敗は、捨て札ではなく手札なのです。

同じ教材でもう1年、という選択には心理的な抵抗が伴うかもしれません。ただ、現在のカリキュラムも主要講義を翌年の試験まで視聴できる2か年対応の設計になっており、続けて学び直すことを前提とした作りです。

敗因が使い方や姿勢にあると自覚できたなら、乗り換えよりも継続のほうが合理的な場面は十分にあります。

参考【アガルート公式】司法試験・予備試験講座 合格者の声・合格実績

本当に2年目以降で合格できるのか

本当に2年目以降で合格できるのか

ここまで読んで、こんな疑問を持った方もいるはずです。「講座を変えたり続けたりしただけで受かるなら、誰も苦労しない。結局は本人の努力次第ではないか」と。

この指摘は、まったくその通りだと私も思います。実際、アガルートを継続して合格した受講生の中には、良い講師と教材がありながら試験を甘く見ていたことこそが敗因だったと、自らを省みて語る人がいました。

講座はあくまで道具であり、受講しさえすれば合格できるものではありません。ただ、ここまでの体験記を振り返ると、合否を分けていたのは「インプット偏重からアウトプット中心へ」「教材を広げず絞る」「答案を第三者に見てもらう」という勉強法の転換でした。

そして、この転換を独力でやり切るのは想像以上に難しく、体系立った教材や添削という外部の仕組みが後押しになっていたことも確かです。講座とは、勉強法を正すための装置なのだと私は理解しています。

もう1つ、「予備試験は最終合格率が数%の難関であり、2年目以降なら受かるという保証はないのでは」という疑問もあるでしょう。これもその通りで、今回紹介した中にも3回、4回と挑戦を重ねて合格した人がいます。

ただ、アガルート自身が示す合格までの目安も学生で2年から2年半、社会人で3年から3年半であり、複数年かけての合格は決して回り道ではありません。1年目の不合格は脱落ではなく、通過点と捉えてよいのです。

参考【法務省】司法試験予備試験の結果について

アガルート司法試験・予備試験講座 合格率・合格者数の実態
アガルート司法試験・予備試験講座の合格実績を知りたい方は必見。公表された合格率・合格者数・占有率を読み解きます。数字の意味を正しく理解して、講座選びの材料にしましょう。

この記事のまとめ

この記事のまとめ

今回は、アガルートで予備試験に合格した受講生の合格体験記を、不合格だった年の学習手段によって3つのケースに分けて見てきました。

この記事の要点
  • 独学からの移行組は、教材の食い違いと答案を客観視できない壁に突き当たり、講座と添削で「正しさの基準」を手に入れていた
  • 他社からの移行組は、論文段階の伸び悩みを自覚し、重要問題習得講座や論証集を核に据える学び方で打開していた
  • 継続組の敗因は教材ではなく使い方と姿勢にあり、アウトプット中心への転換が2年目以降の合格を呼び込んでいた

3つのケースは入り口こそ違いますが、立て直しの中身は驚くほど重なっています。手を広げない。実際に書く。答案を第三者に見てもらう。そして、1年目の経験を財産として使う。どの道を通ってきた人にも、この4点は共通の羅針盤になるはずです。

1年目の悔しさを知っているあなたには、去年の自分にはなかった武器がそろっています。敗因を語れること、本番の空気を知っていること、そして立て直しの手本となる先輩たちの軌跡があること。

次の試験までにやるべきことを1つずつ積み重ねて、今度こそ合格の景色を見に行きましょう

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