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【失敗談を公開】職歴なしの人が就活講座を受けるべき理由

職歴なしアラサーの就職

20代後半でなんとか職歴なしを脱出した杉山貴隆です。

今回はこんな疑問に答えます。

アラサー・職歴なし・就職希望の女性

無料の就活講座があるって聞いたんだけど受けたほうがいいの?
身だしなみとかビジネスマナーとか、色々なことを教わるチャンスみたい。でも時間を取って参加するのはちょっと面倒かも。受講しないでいいよね?

はじめて本格的に就職活動をしようと思い立ち、ネットで色々と調べていると就活講座の情報を目にすることがあります。その道のプロの講師から就活に必要な知識を教えてもらえる機会なのですが、会場まで出かけていかないといけないので確かに少し面倒ですよね。

履歴書を書いたりSPIの勉強をしたりで忙しい中、就活講座まで受講するべきなのでしょうか。今回はこの点について私の考えをお伝えします。以下では私の就活における失敗経験も交えてお話しします。あなたが就活講座を受けるかどうか検討する材料にしてください。

職歴なしの人は就活講座を受けるべき

最初に私の考えを言っておくと、職歴なしで就活を始めようとしている人は就活講座を受けるべきです。

理由は簡単で、企業の採用担当者に好印象を持ってもらうためにあなたが知っておくべきことがとてもたくさんあるから。具体的にはビジネスマナーや身だしなみ、履歴書・職務経歴書等の書類の書き方などです。

そう言われてもいまひとつピンと来ないかもしれません。そこで私が就活講座を受けなかったために失敗してしまった経験を一つお話ししたいと思います。

恥ずかしすぎる!私の就活失敗談

私は28歳の終わり頃、職歴が無い状態で人生初の本格的な就職活動をしていました。あるとき1つの会社の書類選考を通過し、面接に呼ばれました。

集合時間にその会社を訪れたところ、私の他に5人くらいの応募者が集まっていました。受付をしてくれた女性の方が「そこに用意されている円卓の前で腰かけて面接官を待つように」と指示してくれました。

円卓ということはもしかして集団面接? 私にとって集団面接は初めてのことで緊張が高まります。各々座って互いに特に話もせず10分ほどが経過。

すると面接官だと思われる30代くらいの男性が部屋に入ってきました。その瞬間!私は驚きました。私以外の応募者が皆立ち上がったのです。

「え!? なぜ立つの!?」と私は思いながらも、他の応募者より3秒ほど遅れて立ち上がりました(面接官から見れば明らかに挙動不審です)。そしてハッと気が付きました。

「そうか、部屋に面接官が入ってきたら椅子にかけたままではダメなんだ。起立して挨拶をするのがマナーなのだ」と…。

あなたは「そんなの当たり前だろ」と思ったかもしれませんが、私はそんなことすらわかっていなかったのです。私は他の応募者が皆知っているマナーを自分だけが知らなかった事実に大きなショックを受けました。

その時点で心が折れてしまったため、引き続いて行われた集団面接ではまともに受け答えできず。後日、不採用通知を受け取って終了となったのでした。

就活生としての振る舞いをいかにして学ぶか

上記のようなビジネスマナー、あるいは「就活の応募者としてどう振る舞うのが適切か」といったことに関する知識だけでも実は色々なものがあります。

たとえばお辞儀はどのくらいの角度でするのが良いか、敬語その他の言葉遣いはどうか、上座・下座の違い、ノックの回数、起立・着席をどんなタイミングでするか等。

それまで就職活動をしたことがなかった私はそれらを全く知らずに面接に参加し、先の失敗談でお伝えしたように撃沈したわけです。

あなたもこういったマナーの類を知らずに面接に参加すれば他の応募者に完全に差をつけられてしまうでしょう。採用担当者はあなたに対して悪い印象しか持ちませんので、当然ですが不採用になります。

逆にビジネスマナーを知識として身に付けて実践できれば、どんな応募先でも採用担当者に良い印象を与えることができます。ではそういったマナーや採用担当者に良い印象を与えるための具体的ノウハウはどのように学べば良いのでしょうか。

失敗して学ぶのは効率が悪い

私のように何も知らないままぶっつけ本番で面接会場に行き失敗しながら覚えていくというのも良いかもしれません。でもそれは効率が悪いです。

面接に呼んでもらえたということは書類選考に通過しており、面接の結果次第で採用される可能性もある状態です。それなのにマナーのマの字も知らずに飛び込んで自ら全てをぶち壊すというのは、最早何がしたいのか分かりません。

また私の場合はたまたま集団面接だったので「自分は何か間違っている」と気が付きましたが、個人面接であればそもそも自分の間違いに気づけない可能性が高いです。

本では学べない

では書店の就活コーナーに行って就活対策本ビジネスマナー本を買って読むのはどうでしょうか。悪くはないのですが、そういった類の本は新卒者向けのものがほとんどです。職歴なしのアラサー向けの本は基本的にありません。

仕方が無いので新卒者向けの本を買って勉強するのも良いですが、一人で読むだけだと頭の中にあるただの情報になってしまい、実践できるレベルには到達しづらいです。

無料の就活講座がベスト

ぶっつけ本番で学ぶのは効率が悪く、本で学ぶことにも難があるとすれば一体どうしたらいいのでしょうか。望ましいのは職歴なしの人に向けて無料で開講されている就活講座の活用です。

就活講座では就活に必要なマナーはもちろん、自己PRの仕方や履歴書・職務経歴書の書き方、面接の受け方などを教わります。マナーや面接対策に関してはロールプレイなども行って実際の場面で適切に振る舞えるように訓練します。

そうすることであなたは就職活動で良いパフォーマンスを発揮できる応募者に生まれ変われるのです。

無料就活講座を受講できる就職支援サービス

とはいえ職歴なしの人向けに無料の就活講座を提供している就職支援サービスはそう多くありません(本来は有料になるのが普通ですので)。企業努力を尽くすことで就活講座を無償で提供している就職支援サービスは私が知っている限り次の2つです。

ハタラクティブ
対象年齢の制限なし。キャリアアドバイザーによる面接準備講座を受講できる。受講後は模擬面接を受けて、フィードバックをもとに苦手な部分を克服する
東京しごと塾(正社員就職プログラム)
対象は30歳~54歳。都内で正社員就職したい人限定。働いた経験が無くてもOK。自己分析・ビジネスマナー・パソコン実践・プレゼンテーション・レポート作成などを幅広く学べる。東京都の事業として実施されており、条件を満たせば1日5,000円の就職支援金支給有り

1番目に挙げているハタラクティブでは面接対策に焦点を絞り、自己PR、ビジネスマナー、身だしなみ、履歴書、職務経歴書の書き方についてキャリアアドバイザーによる指導を受けられます。受講後の内定率が2割上がるという実績も。

2番目に挙げている東京しごと塾(正社員就職プログラム)ではより幅広く、パソコンの使い方やプレゼンの仕方といったことまで学習できます。

これらの講座をぜひ受講して、就活に必須の知識をしっかり身に付けてください。

おわりに:就活講座を受けてレベルアップしよう

business suit

今回は「職歴なしの人は就活講座を受けるべき」という私の考えをお伝えしてきました。その理由は「企業の採用担当者に好印象を持ってもらうために知っておくべきことがたくさんある」というものです。

就活をしていた当時の私は無料の就活講座の存在を知らなかったため、ぶっつけ本番の面接を繰り返し何度もチャンスを無駄にしてきました。だからこそまさにこれから就活を始めるあなたには私と同じ失敗をしないでほしいと思っています。

就活講座を事前に受けておくことで、どんな企業に応募しても立派に振る舞えるようになりましょう。そして採用担当者に「この応募者は礼儀正しく魅力的だ」と思ってもらい、採用の可能性を高めてください。

最後にもう1度復習すると、無料で就活講座を受講できるのは次の就職支援サービスです。

一度公式サイトをのぞいてみて、あなたに合っていそうだと思えたら登録・申し込みをしてください。最初は話を聞いてみるくらいでも問題ありません。思い立ったら即行動して少しずつレベルアップしていきましょう。

以上、参考になれば嬉しいです。

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