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【元・不動産屋が教える】アラサー・職歴なしでアパートを借りる3つの方法

職歴なしアラサーの就職

元アラサー・職歴なしですが、その後は不動産会社で働いたこともある杉山貴隆です。

今回はこんな疑問に答えます。

今まで働いたことがないアラサーでもアパートは借りられる? 諸事情で実家を出て独立して生活する感じになりそうなので…

賃貸のアパート・マンションを借りるときの仕組みや難易度ってわかりづらいところがありますよね。私自身は28歳後半くらいまで学生をしていてずっと寮生活でした。寮を出て初めて自分で部屋を探して借りるときはかなり不安があったことを覚えています。

その後は不動産業界で数年勤めた経験もあり、賃貸アパート・マンションの事情はよく知っています。私がこれまでに得た知識と経験をもとに上記の疑問に答えたいと思います。これからアパート・マンションを借りる際の参考にしてみてください。

アラサー・職歴なしの人がアパートを借りる方法は3つ

20代後半から30代前半の職歴なしの人がアパートやマンションの部屋を借りる方法は次の3つです。

【方法1】
部屋を借りるより先に就職を内定させる
【方法2】
親や兄弟に契約者になってもらう
【方法3】
寮付き求人を利用する

以下で順番に説明していきます。

【方法1】部屋を借りるより先に就職を内定させる

職歴なしのアラサーの方が賃貸アパート・マンションを借りる方法の1つめはまずは就職先から内定をもらい、そのあとで部屋を探すというものです。

不動産会社にいたことがあるので分かるのですが、正直、仕事をしていない無職の人には部屋は貸せません。入居した後に家賃を払ってくれるのかどうかわからないからです。

不動産会社としては借主かりぬしに家賃の支払い能力があるかどうかを重視し慎重に審査します。仮にあなたがどんなに「入居した後に絶対に就職活動をして、仕事が見つかったらちゃんと家賃を払います」と熱弁したとしても、確証が持てないので相手にはしないでしょう。

「それなら自分が借りるのは難しいのかな…」と思うかもしれませんが、上記のような不動産屋の考え方はむしろ逆手にとって利用できます。もしすでに就職先が決まっていて来月から働くと確定しているなら、不動産屋はあなたを大切な顧客として扱うはずです。

働く会社が決まっているということは、家賃をきちんと払う見込みアリとみなせます。なのでお客様の一人として認めてもらえるわけです。したがってアパートやマンションの部屋を借りようと思うなら先に就職先を決めて内定をもらうのが良いです。

「いやいや、それが一番難しいから困っているんだよ…」という声が聞こえてきそうですが、大丈夫。次の記事で紹介している就職支援サービスがあなたの就活を手助けしてくれます。

職歴なしの20代・30代におすすめの就職支援サービス2選
職歴が無い20代・30代であってもチャンスはつかめます。就職支援サービスからスタートし、未来を切り開いていきましょう。

就職支援サービスを活用すれば仕事はきっと見つかるはずです。無職を脱出できれば部屋探しも含めあらゆる物事が円滑に進みます。この機会にまずは就職先を決めましょう。

INFO

ちなみに私が学生を辞めて寮を出て一人暮らしする部屋を探したときはこの「方法1」を使いました。つまり先に就職先を見つけて内定をもらい、そのあとで部屋探しをスタートしたんです。

その結果、特に問題なくワンルームの賃貸マンションを借りることができました。

【方法2】親や兄弟に契約者になってもらう

職歴なしのアラサーの方が賃貸アパート・マンションを借りる方法の2つめは親や兄弟などの親族に契約者になってもらうというものです。

先にお伝えしたように不動産屋は仕事が無い人には部屋を貸してくれません。もしあなたが職歴なしの無職で就職内定も無ければ、あなたが契約者になることは不可能です。

しかしあなた以外の定職のある人が名義上の契約者になるのであれば部屋を借りられます。一般的な企業に勤めている人が契約者になるなら、不動産屋としては「家賃はちゃんと支払われる」と考えるからです。

部屋に住むのは契約者ではなくあなたですが、家賃の支払い義務は定職に就いている契約者が負うので、不動産屋としてはそれで構いません。

なお部屋に住む人以外の人が契約者になる場合、契約者は原則として親・兄弟といった血縁関係のある人物に限定されますので注意してください。

(血縁のない人が契約者になる場合、なぜその人が名義を使わせてくれるのか等、十分な理由を説明して不動産屋に納得してもらう必要があります)

定職に就いている親や兄弟がいるのであれば、その人に契約者になってもらうことをお願いしてみると良いでしょう。

INFO

補足ですが、まず親・兄弟の同意を取り付けて、そのあとで不動産屋に行くことをお勧めします。

というのも、不動産屋には最初の段階で「自分ではなく親(または兄弟)が契約者になる予定であり同意も得ている」ことを説明しておくほうが良いからです。

というのも契約者以外の人が住む契約を通しやすい物件とそうでない物件とがあります。建物所有者(大家さん)の意向によって変わってくるんです。

あなたが希望する形態で契約できる物件を紹介してもらうために、あなたの事情を最初の段階で伝えられるようにしましょう。

【方法3】寮付き求人を利用する

職歴なしのアラサーが賃貸アパート・マンションを借りる方法の3つめは寮付きの求人に応募して内定をもらうというものです。

求人サイトによっては仕事と住まい(ワンルームマンション等)の両方を組み合わせて募集していることがあります。住まいは社員寮(社宅)扱いであることから家賃が安く抑えられていることも珍しくありません。詳細は次の記事で確認してみてください。

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おわりに:独立して世界を広げよう

apartment

今回はアラサーで職歴なしの人がアパート・マンションを借りる方法を解説しました。3つの方法を復習すると次の通りです。

【方法1】
部屋を借りるより先に就職を内定させる
【方法2】
親や兄弟に契約者になってもらう
【方法3】
寮付き求人を利用する

方法1の「先に内定」は就職支援サービスを併用すればきっと実現できます。方法2の「親兄弟に契約者になってもらう」はお願いできる親族がいるなら最も手っ取り早い方法です。方法3の寮付き求人は職種が限られますが全国各地で募集があります。

どの方法を使うにせよ、実家を離れて一人で暮らすことによりあなた自身が大きく成長できます。今まで知らなかった世界を知れますし、生活力がついて自分に自信が持てるようになります。ぜひトライしましょう。

以上、参考になれば嬉しいです。

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