フォーサイトとアガルートの宅建講座を受講して比較した結果

フォーサイトとアガルートの宅建講座を受講して比較した結果

2018年から資格対策通信講座の研究を続けているKiryuです。

宅建試験の対策講座は数々ありますが、その中でもフォーサイト宅建士講座アガルート宅建試験講座は2022年現在、2大人気講座となっています。そのぶん「コスパが良いのはどっち?」「自分に合うのはどっち?」と迷っている方も多いでしょう。

そこで今回はフォーサイト宅建士講座とアガルート宅建試験講座を実際に購入・受講し、5つの観点で比較検討しました。以前公開した個々の講座のレビュー記事は次の通り。

上記を踏まえ、この記事では2つの講座の受講経験に基づいたリアルな比較をお届けします。ぜひ参考にしてください。

先に結論をお伝えすると「多くの人にとって学習しやすいのはフォーサイト宅建士講座」です。ただし「講義動画を重視する場合はアガルート宅建試験講座が良い」と考えています。5つの比較項目と良し悪しを一覧にすると次の通り。

①価格
アガルートのほうが安く、受講しやすい
②合格実績
例年、フォーサイトの合格率のほうが高い
③講義動画
どちらの講座も高品質だが方向性は異なる。分量はアガルートのほうが充実
④テキスト
カラフルで文章を最小限にしたフォーサイトのほうが読みやすい
⑤モバイル受講のしやすさ
アプリで受講できるフォーサイトはいつでもどこでも気軽に学習できる

それでは以下で5項目を徹底比較していきましょう。

※比較した講座は「フォーサイト宅建士講座 バリューセット2 2022年試験対策」と「アガルート宅建試験講座 2022年合格目標 ゼロから合格カリキュラム」です。どちらも初心者向けで最もスタンダードな内容の学習プランとなっています。

価格で比較

はじめにフォーサイト宅建士講座とアガルート宅建試験講座の価格を比較します。

フォーサイト宅建士講座の価格
69,800円(税込、送料別途)
アガルート宅建試験講座の価格
54,780円(税込)

比べてみるとアガルート宅建試験講座のほうが約1.5万円安いことがわかります。1.5万円といったら、美味しい食べ物でも好きな服でも何でも買えてしまう大金です。同じ宅建合格という結果が実現できるなら費用は安いほうがいいですよね。

したがって価格面ではアガルート宅建試験講座のほうにがあると言って良いでしょう。逆に言うと「この価格差を超えるほどの何かがフォーサイトにあるのか?」を検討し、もしあればフォーサイトを、無ければアガルートを選ぶことになります。

価格以外の比較項目を順番に見ていきましょう。

合格実績で比較

第二にフォーサイト宅建士講座とアガルート宅建試験講座の合格実績を比較します。直近3年間の両講座の合格率と全国合格率は次の通り。

年度フォーサイト
合格率
アガルート
合格率
全国
合格率
2019年度71.5%55.6%17.0%
2020年度65.9%43.3%16.8%
2021年度82.0%43.7%17.7%

どちらの講座も全国合格率を大きく上回っています。しかしフォーサイトが例年70%前後であるのに対しアガルートは50%前後と違いがあり、フォーサイトのほうが高いです。数字の上ではフォーサイト宅建士講座の合格実績のほうが優れていると言えるでしょう。

ただし合格率の調査方法・計算方法はフォーサイトとアガルートとで異なっています。したがって「本来は単純に比較できないものを半ば無理やり比較している」側面がありますので注意してください。

合格率は参考程度に留めておき、さらに他の比較項目に目を通していきます。

講義動画で比較

第三にフォーサイト宅建士講座とアガルート宅建試験講座の講義動画を比較します。

フォーサイト宅建士講座の「基礎講座」「過去問講座」では講師の窪田先生がテキストを読み上げつつ解説を加えていきます。比較的ゆっくりとしたスピードで重要論点を着実におさえていくスタイルです。

フォーサイト宅建士講座では講義をバーチャル講師バージョンで試聴することもできます(基礎講座のみ)。

YouTubeで活躍するいわゆるVTuberが一般化したことから「勉強も美少女・美男子アニメーションに教わりたい」と考える人が増えているようです。バーチャル講師は時代の流れを捉えたフォーサイトならではの試みとなっています。

アガルートの講義動画は2人の講師が担当します。入門総合講義は小林美也子講師がしゃべり尽くすイメージです。

テキストに沿いつつも、そこから大胆に離れて日常的なたとえや語呂合わせを織り交ぜつつ講義を進めます。小林講師の講義について受講生の評判は「わかりやすい」「面白く話してくれるので飽きない」と好意的なものが多いです。

過去問解析講座では林裕太講師が重要度の高い過去問を取り上げて解説します。

問題文と選択肢の読み解き方や正しい答えを導く手順を林講師がロジカルに解説します。林講師は宅建の初心者が難しいと感じる部分を熟知しているので、受講生はつまずくことなく過去問を解けるようになります。

以上で示したようにフォーサイトとアガルートの講義動画はかなり様子が異なっています。どちらも品質は良いのですが、方向性が全く異なる印象です。どちらをよりわかりやすい・聴きやすいと感じるかは正直言って人によると思います。

質の面では甲乙つけがたいので、量の面に視点を移して比較しましょう。講義動画の量とはすなわち講義の長さ・分量です。

フォーサイト宅建士講座の講義動画の長さ
入門講座 約1時間
基礎講座 約10時間
過去問講座 約3時間
直前対策講座 約1.5時間
合計 約15.5時間
アガルート宅建試験講座の講義動画の長さ
入門総合講義 約31時間
過去問解説講座 約21.5時間
総まとめ講座 約10.5時間
模擬試験 約7.5時間
合計 約70.5時間

※アガルート宅建試験講座の数字は2021年版の実績値。2022年版では前後する可能性あり。

講義の長さを比較するとアガルートがフォーサイトの4.5倍の長さとなっており、明確な違いがあります。量の面では明らかにアガルートが勝っているのです。

もしあなたが「講義をインプット学習の中心に据えたい」と考えている、あるいは「テキストを読んで学ぶより講義を聴いて学ぶほうが得意」な人であれば、おそらくアガルートが向いています。

以上をまとめると、フォーサイト・アガルートの講義動画は質だけでは勝敗を決めることが難しいです。一方で量の面を考慮するとアガルートが優れていると評価して良いでしょう。

テキストで比較

第四にフォーサイト宅建士講座とアガルート宅建試験講座のテキストを比較します。

フォーサイトのテキストは業界内でも最も早くフルカラー化したことで有名です。親しみを感じさせる明るい赤・青・黄色・緑といった色がふんだんに用いられています。イラスト・図表も盛り盛りで、まさに視覚に訴えるテキストです。

フォーサイト宅建士講座のテキスト

文章の量はかなり抑えられてます。ふだん本や新聞を読まない人は大量の文字がぎっしり詰まった一般的な宅建テキストに心を折られてしまうことが珍しくありません。しかしフォーサイトのテキストであればそういうことは起こり得ないでしょう。

これに対しアガルートのテキストは伝統的な通信講座の宅建テキストそのものという印象です。一応フルカラーをうたってはいますが、使われている色は限定的です。

アガルート宅建試験講座のテキスト

基本は文章で説明するスタイルのテキストとなっています。書かれた文字を読むことにもともと抵抗が無い人にとってはわかりやすいと思います。そうでない人にとってはやや辛い内容かもしれません。

以上見たように、テキストに関してもフォーサイトとアガルートは違いが大きいです。しかし「どんな人にとっても読みやすく、肩の力を抜いた状態でも読める」という意味でフォーサイトのテキストが優れていると言えます。

モバイル受講のしやすさ

最後にフォーサイト宅建士講座とアガルート宅建試験講座のモバイル受講のしやすさを比較します。

フォーサイトは受講生向け学習専用アプリManaBunを提供しています。基本機能として講義動画の視聴・デジタルテキストの閲覧・問題演習機能の利用が可能です。

フォーサイト宅建士講座 アプリで講義動画視聴

フォーサイト宅建士講座 アプリでデジタルテキスト閲覧

フォーサイト宅建士講座 アプリで問題演習機能を利用

アプリがあることによっていつでも・どこでも・気軽に学習に取り組めます。手元のスマートフォンまたはタブレットで常にアプリを立ち上げておけば、ちょっとした待ち時間を学習の機会に即変えられるのです。

ちなみにデジタルテキストや講義動画・講義音声をアプリ内にダウンロード保存することもできます。自宅等の使い放題の回線で前もって保存しておけば、通信料金を気にせずにインプット学習に取り組めるはずです。

これに対しアガルートのほうはアプリが提供されていません。アプリが付属するオンライン講座は近年かなり増えてきているのですが、アガルートは残念ながらアプリ非対応の講座なのです。

とはいえスマホ・タブレットでの学習も一応できます。Chrome・Safariといったブラウザを使って講義動画を視聴する形です。

アガルート宅建試験講座 ブラウザで講義動画を視聴

講義動画はダウンロード不可ですが、講義音声のダウンロード保存であれば実施できます。

アガルート宅建試験講座 ブラウザで講義音声をダウンロード保存

テキストも「デジタルブック」という名称でブラウザを使って読むことができるようになっています(ただしダウンロード保存は非対応)。

アガルート宅建試験講座 ブラウザでデジタルブック閲覧可

このようにアガルートでも一定の電子教材対応が進んでおり、モバイル受講もやろうと思えばできる体制になっています。とはいえアプリが無いことによって外出先等で学習する意欲が減っていしまい、そのことが受験結果に影響することもあるかもしれません。

価格の比較をする際、フォーサイトが1.5万円高いことに触れました。「この価格差を埋めるほどの何かがフォーサイトにあるのか?」と述べましたが、まさにアプリ提供の有無がこの価格差にあたると私は考えています。

モバイル受講での学習のしやすさを重視する方はアプリがあるフォーサイトが向いています。そこはそれほど重視しないよ、という方はアガルートでも問題ないでしょう。

この記事のまとめ

フォーサイト アガルート 宅建テキスト

今回はフォーサイトとアガルートの宅建講座を受講し比較した結果をお伝えしました。比較結果を改めて振り返ると次の通りです。

①価格
アガルートのほうが安く、受講しやすい
②合格実績
例年、フォーサイトの合格率のほうが高い
③講義動画
どちらの講座も高品質だが方向性は異なる。分量はアガルートのほうが充実
④テキスト
カラフルで文章を最小限にしたフォーサイトのほうが読みやすい
⑤モバイル受講のしやすさ
アプリがあるフォーサイトはいつでもどこでもスキマ時間を使って学習しやすい

実際に受講してみた私の考えは次の2点にまとめられます。

  • 全体としてはフォーサイト宅建士講座が優れており、多くの人にお勧めできる
  • その一方、講義動画の量が充実しているのはアガルート。講義を特に重視する場合はアガルートを選ぶのが良い

迷ってしまう場合はフォーサイトを選んでおくと無難です。フォーサイト宅建士講座の歴史は約30年。毎年多くの人が合格していますから「無難なほうを選ぶ」という理由でフォーサイトを受講すると決めても全く問題ありません。

(迷う時間を減らすという意味ではむしろベストな選択です。)

アガルートを選ぶべきなのはサンプル講義を視聴して「これが私の求める講義だ!」と強く感じた人です。約70時間の動画を視聴することで宅建知識の土台が完成します。あとは問題演習と模試で実践力を磨いていくのみです。

(アガルートは難関資格に強い通信講座として知名度を拡大しており、ここ数年で受講する人がどんどん増えています。アガルートを選ぶこともあなたにとって最適な選択です。)

2つの良質な講座から自分に合うほうを見極めることができたでしょうか。さっそく受講を申し込んで、あなたの合格プランを少しずつ前進させましょう。

以上、参考になれば嬉しいです。

次の記事もよく読まれています
【毎日更新】フォーサイト キャンペーン・クーポン一覧
2022年9月の最新キャンペーン・クーポン情報と安い時期、その他のお得な割引情報を網羅的に解説しています。
【毎日更新】アガルート キャンペーン一覧・クーポン獲得方法
2022年9月の最新割引情報(キャンペーン・セール・クーポン等)と合格特典情報を掲載しています。
タイトルとURLをコピーしました