2018年から資格対策通信講座の研究を続けている杉山貴隆です。

フォーサイト中小企業診断士の情報が欲しい。この講座に申し込んでも問題ない?
上記の声に応えて、今回はフォーサイト中小企業診断士講座を実際に購入・受講してレビューします。この記事を読んでわかることは主に次の3つです。
- フォーサイト中小企業診断士講座を受講した感想
- フォーサイトの特徴・他社との違い・メリット・デメリット
- 最安値で購入し受講する方法
実体験に基づく良質な情報をお伝えできるよう努めました。ぜひ参考にしてみてください。
※今回受講したのは「フォーサイト中小企業診断士講座バリューセット2(2023年試験対策)」です。
フォーサイト中小企業診断士講座を受講してレビュー
フォーサイト中小企業診断士講座を実際に受講してレビューします。
「受講ガイド」のレビュー
フォーサイト中小企業診断士講座は受講ガイドを手に取るところからスタートします。
受講ガイドは「これから始まる学習の道しるべ」です。私たちがどんな順序で学習を進めていくべきなのかをわかりやすく案内してくれます。
というのもフォーサイト中小企業診断士講座にはテキストを始めとするたくさんの教材があります。初めて見たときは数の多さに少し戸惑ってしまうほどです。でも受講ガイドを一読することで「これからやるべきこと」が明確になります。
受講ガイドではその他にも「eラーニングアプリManaBunの使い方」や「質問の仕方」などにも触れられています。
私が受講した2023年版では小嶋講師による説明の動画もついていました。
いわば「講師とともに読み合わせを行う」感じです。受講ガイドのような説明書的なものを読み飛ばしたくなる人もいると思いますが、動画なら聞き流すだけでもスッと頭に入ってきます。一度再生しておくと良いでしょう。
「入門講座」のレビュー
入門講座は中小企業診断士試験の全体像を把握するための講座です。はじめに中小企業診断士の歴史や資格取得のメリット、仕事内容について概観します。
そもそも中小企業診断士とは何なのか。その前提部分が欠落しているとその後の学習もスムーズには進みません。ゆえにフォーサイトでは前置きとして「中小企業診断士がいかなる存在であるか」というところからスタートしています。
中小企業診断士について把握できたら「第1次試験」「第2次試験」について科目ごとに深堀りしていきます。
最後にフォーサイトによる「中小企業診断士試験の攻略法」が提案されます。
私が受講した2023年版では入門講座にも小嶋講師の解説動画が付属していました。
動画では小嶋講師が「科目によって重要度が異なる」ことを強調しており、非常に印象的でした。つまり診断士試験の各科目はどれも同じ比重で勉強するのが最適ではなく、特に力を入れるべき科目とそうでない科目があるのです。
フォーサイトは最も少ない時間と労力で中小企業診断士試験に合格することを目指しています。だからこそ最初の段階で各科目の重要度を受講生に意識させ、今後の学習を方向付けているのだと思います。
もう1点。小嶋講師は適宜補足を入れつつ話を進めてくれるのでわかりやすく、飽きません。「中小企業診断士の勉強って面白そう!」と思いつつ入門講座を終えることができました。
「1次試験対策 テキスト」のレビュー
フォーサイト中小企業診断士講座では次の11冊のテキストを使って学習します。
- 企業経営理論 マーケティング
- 企業経営理論 経営戦略
- 企業経営理論 組織・人事
- 運営管理 店舗・販売管理
- 運営管理 生産管理
- 財務・会計
- 経営情報システム
- 経済学・経済政策
- 経営法務
- 中小企業 経営
- 中小企業 政策
資格試験対策のテキストというと「文字がびっしりと印刷されていて、文体も固くて、教科書的でとても読みにくい」というイメージをする人が多いと思います。でもフォーサイト中小企業診断士講座のテキストはそれとは全く異なります。
まず文字数は必要最小限に抑えられており、サクサクと読み進めることができます。
テキストの大きさがB4判なので文字自体が大きく、行間や余白も十分とられていて読みやすい。しかもカラー印刷がきれいで眺めているだけでも楽しい。「これなら読書が苦手な自分でも読めそう」と感じさせてくれます。
でもどうして文字を少なくすることができているのでしょうか? その答えは図表にあります。フォーサイト中小企業診断士講座のテキストには図や表がかなり多く掲載されているんです。
文字にするとダラダラと長くなってしまいがちな情報が図表に落とし込まれており、視覚的に理解しやすいと感じます。
文字が少ないこと以外にもテキストを読みやすくしている要因があります。それはイラストです。そこかしこにイラストが添えられており、たとえば次の画像は3C分析に関する図解に3つのイラストが伴っています。
このようなイラストが盛り込まれていることで私たちにとって親しみのもてるテキストに仕上がっています。いわば雑誌のように気軽に読み進めていける理想的なテキストです。
「ずいぶん読みやすさを強調しているけど、試験に合格するのに十分な情報が載っているの?」
そう心配する方もいるかもしれません。でも私の実感として情報量の問題はありません。
まずテキストは11冊もありますので少なすぎるということはないでしょう。またフォーサイト中小企業診断士講座では過去問をデータベースに蓄積しており、過去問に繰り返し出題された箇所ほど記述に厚みを持たせるという方針でテキストを編集しています。
このことから「本試験で問われやすい部分はテキストに必ず書いてあるし、本試験に出そうにない事柄はテキストに載っておらず勉強しないで済む」という、まさに受講生の私たちが欲しいと思えるテキストが提供されていると言えます。
テキストの雰囲気を自分でも体験したい方は資料請求をしてみてください。フォーサイト中小企業診断士講座のテキストの抜粋版が送付されてきます。
サンプルテキストを手元でじっくりと眺めて、自分に合いそうかどうかをチェックしてみるのがお勧めです。
「1次試験対策 講義動画」のレビュー
フォーサイト中小企業診断士講座では講義動画も多数用意されています。1次試験対策の講義は香川講師・小嶋講師の二人が行います。
原則としてテキストに学習するべき事項が網羅されていますので、講義は「講師とともにテキストを読み進めていく」イメージです。テキストを離れて講師が独自の解説をすることはフォーサイト中小企業診断士講座ではあまりありません。
テキストに書かれていないことを補足するシーンが全くないわけではありませんが、そういった補足的な内容も基本的に全てテキストに記してあるのがフォーサイトの特徴です。
したがって受講生は余計なメモをとる必要がないです。テキストの記載内容に目を集中させ、講師の解説に耳を集中させれば十分な学習ができるようになっています。
特にテキストに記された文章を読むのが苦手な人は講義視聴で知識をインプットすると良いでしょう。講義を一周すればテキストも一周したことになります。「読むことによる負担感をあまり感じることなく最後まで読める」はずです。
ちなみに講義ではテキストが画面に映し出されますので、必ずしもテキストを手元に用意しておく必要はありません。「勉強するぞ!」と身構えなくても「今時間あるし、講義聞いておこう」くらいの軽い気持ちで勉強できます。
逆にテキストを読むことに抵抗を感じず、むしろ「講義を聞く時間はできれば取りたくない」という人もいるでしょう。そういう人は講義視聴を省略してしまっても問題ありません。必要十分な内容がテキストに書いてあるからです。
自分のペースでテキストをドンドン読み進めてしまいましょう。
フォーサイト中小企業診断士講座の講義動画でもう1点特徴的だったのは各科目の最初の動画で出題数の傾向について解説してくれることです。
中小企業診断士試験には1つの科目の中でも複数のテーマがあります(たとえば経営法務の科目の中に「会社、事業に関する知識」「知的財産権に関する知識」「取引に関する知識」等のテーマがある)。
そして例年出題数が多いテーマや、逆に例年出題数が少ないテーマもあります。フォーサイト中小企業診断士講座を受講していれば新しい科目に入るたびに各テーマの出題数の傾向をピンポイントで把握できます。
これにより「このテーマは出題数が多いから特に意識して学ぼう」「このテーマはほとんど出題が無いから後回しでも良い」といった判断ができるわけです。
限られた時間を有効に使って少しでも合格可能性を上げるためには、こういった出題頻度・出題傾向の情報が欠かせません。フォーサイト中小企業診断士講座であればこの種の情報に注目しつつ学習を進めることが可能です。
「1次試験対策 問題集」のレビュー
フォーサイト中小企業診断士では基礎知識の習得が終わり次第、問題集を使った問題演習に進みます。問題集は次の17冊です。
- 企業経営理論 マーケティング
- 企業経営理論 経営戦略
- 企業経営理論 組織・人事
- 運営管理 店舗・販売管理①
- 運営管理 店舗・販売管理②
- 運営管理 生産管理①
- 運営管理 生産管理②
- 財務・会計①
- 財務・会計②
- 経営情報システム①
- 経営情報システム②
- 経済学・経済政策①
- 経済学・経済政策②
- 経営法務①
- 経営法務②
- 中小企業 経営
- 中小企業 政策
各巻において、その科目の過去問がテーマごとに分類され収録されています。
同一テーマの問題をまとめて解けるので効率が良いです。テーマごとに「こんなふうに問われる」ということをつかみやすいですし、同じテーマの問題を続けて解くことで知識の定着も進みます。
1つ1つの出題部分に目を移すと、見開きの左ページが問題文、右ページが解答・解説になっています。
問題を1問解くとすぐに解答・解説をチェックできるのでストレスなく問題演習を続けられます(もし解答・解説が巻末にまとまっていたりしたら、いちいち解答・解説を探すのにたくさんの時間を消費してしまいますが、そういうことがないです)。
「右ページに解答があると、問題を解いているときに目に入ってしまうのでは?」と心配になるかもしれません。しかし右ページの大部分は解説で、解答は右下のところに小さく薄い字で書いてあります。なのでそう簡単に目に入ってくることはありません。
どうしても心配な人は目隠しシートが付属していますので、右ページを覆い隠してから解きましょう。
なおフォーサイト中小企業診断士講座の問題集には「解説講義」がありません。自分でガンガン解いて答え合わせをしていくスタイルです。
「解説がないと、解けなかったときに困るかも」と不安に思う人もいるでしょう。でも実際に解いてみると気にならないと思います。なぜなら全問題に丁寧な解説がついているからです。
さらに、全てではないものの8割くらいの問題にはテキストの参照ページが記されています。
参照ページがわかるので必要に応じてテキストに戻って復習できるわけです。
以上のことから「解けなくて困った!」という事態に陥る可能性は非常に低いです。私自身いくつも問題を解きましたが、解説とテキストの復習だけで事足りました。
どうしても不明点が残ってしまった場合はeラーニングを通じて質問を送信し、講師から回答をもらうこともできます。
これだけ「問題を解ける仕組み」が備わっていれば、もはや講義は不必要でしょう。逆にもし講義があるとあまり意味なく視聴することになり、かえって時間を浪費してしまいます。
自分自身の力で繰り返し解き、得点力を磨いてください。短期間の学習で合格をつかみ取ることにつながるはずです。
「2次試験対策」のレビュー
フォーサイト中小企業診断士講座には2次試験対策も含まれています。
2次試験対策は次のコンテンツで構成されていました。
- 2次試験の概要の解説
- 事例Ⅰ~Ⅲの学習のコツ
- 事例Ⅳの学習のコツ
- 令和元年から4年までの過去問
「2次試験の概要の解説」は文字通りの内容で、4つの試験科目の出題範囲と配点・制限時間等を要領良くおさえていきます。
「事例Ⅰ~Ⅲの学習のコツ」及び「事例Ⅳの学習のコツ」ではフォーサイトの2次試験合格戦略が詳細に記されていました。
まず「事例Ⅰ~Ⅲの学習のコツ」では学習を進めていくにあたり何を重視するべきかが明示されています。
さらに解答の手順とテクニックも記されています。
このように学習と解答の方針が明確になっているので、これまで2次試験対策の事例Ⅰ・Ⅱ・Ⅲを解いたことがなくてもどんなことを意識して何を書けば良いのかを即座に把握できます。
続いて「事例Ⅳの学習のコツ」では繰り返し出題されている論点(損益分岐点分析など)の解法手順・解法ノウハウを学びます。
「事例Ⅰ~Ⅲの学習のコツ」と「事例Ⅳの学習のコツ」で共通しているメッセージがありました。それはまずは過去問を使って答案を書きまくることが合格への近道であるというものです。
ロジカルで熟れた答案は最初は誰も書けません。それでもとにかく書く、書く、書く。必死になって書くことによって少しずつ上達し、着実に良い答案が書けるようになっていく。フォーサイトはそのようにアウトプットの重要性を説き、合格の道筋を示しています。
最後に「令和元年から4年までの過去問」ですが、4年分の過去問ですので分量として少ない印象は否めません。
ただ、そのぶん解答例と解説は懇切丁寧です。設問文をどう読み解いてどのように情報を拾うか、いかにして解答の方向性を決めるか。こういったことが詳述されており、安心して学べます。
4年分の過去問を繰り返し解いて吸収できるものを全て吸収したら、追加で市販の問題集を解いて実力に磨きをかけていく。そんな学習の流れを考えておくと良いでしょう。
なお「2次試験の概要の解説」「事例Ⅰ~Ⅲの学習のコツ」「事例Ⅳの学習のコツ」「令和元年から4年までの過去問」のいずれについても解説動画がついています。
「最初の1周目は解説講義を聴き流して全体を把握する」とか「スキマ時間に解説を繰り返し聞いて解法を脳に定着させる」といった使い方をすると効果的です。
「eラーニング」のレビュー
フォーサイト中小企業診断士講座はeラーニングManaBun(アプリ版およびウェブサイト版)を提供しており、スキマ時間を使った学習がしやすいです。ManaBunでできることのうち代表的なものを順番に紹介します。
ManaBunではテキスト・問題集の閲覧ができます。紙のテキスト・問題集とほぼ同じものをデジタルテキストで読めるんです。
冊子タイプの重たいテキストを持ち歩かなくても、スマホかタブレットを持っていればサッとテキストを見られます。これは本当に楽です。
また紙に比べるとデジタルテキストではフルカラーの色合いがより鮮やかに感じられます。イラストや図表がくっきりと綺麗に見えるので、勉強がいっそう楽しくなります。
ManaBunでは講義動画の視聴も可能です。
通勤時の電車内など、空き時間に講義視聴ができるので助かります。講義動画はダウンロードして保存しておけるので、ギガを無駄に消費することもありません。
ManaBunには確認テスト・チェックテストという練習問題も用意されています。
確認テスト・チェックテストは簡略化した過去問を一問一答形式で解いていくスタイルの問題集です。テキストの1つの章が終わるごとに該当範囲の問題を解くと良いでしょう。理解度を確認するのに役立ちます。
自分ではどうしても解決できない疑問が残ったときはManaBunの質問箱を使いましょう。
質問を書いて、必要に応じて添付ファイルを付けて送信すると、講師から解説を交えた返答が返ってきます。一応「10営業日以内に回答」ということになっていますが、実際には2~3日中に返信が届くことがほとんどです(試験の直前期を除く)。
最後にスケジュール機能が便利なのですが、この点はフォーサイトを受講するメリットの1つとして解説します。
フォーサイト中小企業診断士講座の特徴
フォーサイト中小企業診断士講座の特徴を解説します。
全国平均の約2倍の合格率
フォーサイト中小企業診断士講座は合格実績が優秀なことで知られている講座です。
フォーサイトは毎年受講生にアンケートを配布して合格率を調査・公表しています。それによると2020年以降の中小企業診断士試験(1次試験)におけるフォーサイトの合格率は次の図・表の通りです。
年度 | 全国合格率 | フォーサイト合格率 |
---|---|---|
2020年度 | 42.5% | 60.0% |
2021年度 | 36.4% | 50.0% |
2021年度 | 28.9% | 60.0% |
各年度とも全国平均を大きく超えた値となっています。とはいえ他社と比べるとどうなんだろう?と気になる方もいるでしょう。他社との比較については合格実績の比較でお伝えします。
講師は現役の実務家
フォーサイト中小企業診断士講座は3人の講師が担当しています。その中でもメインの講師である香川大輔講師は現役で活躍する中小企業診断士です。
千葉大学工学部卒。製薬会社の全薬工業、ITベンダーのカスタムテクノロジー、オフィス関連用品の富士ゼロックス千葉で勤務。ITシステム提案等に携わった。
業務多忙の中、必死に時間を捻出して勉強し2015年に中小企業診断士試験に合格。2018年に独立開業。千葉県の地域に根差した中小企業診断士として経営計画コンサルティングや補助金申請支援を行っている。
著書に『中小企業診断士2次試験 事例IVの全知識&全ノウハウ』がある。自身のウェブサイトでも情報を発信中。
香川講師はサラリーマンとして会社に勤め、また2児の父として家庭を守りつつ勉強を続け、40代前半で中小企業診断士試験に合格しました。そして20年続けた会社務めを辞め、資格を糧に独立しています。この経歴に希望を感じる方は多いのではないでしょうか。
上記のような「合格体験」と現在進行形の「実務経験」を兼ね備えた講師から指導を受けられることはフォーサイト中小企業診断士講座の大きな魅力の1つとなっています。
フォーサイト中小企業診断士では上記の香川講師以外にも目にする機会の多い講師がいます。小嶋聖司講師です。
小嶋講師は千葉大学法政経営学部卒。令和元年度に中小企業診断士試験に合格しており、比較的最近の中小企業診断士試験の動向に詳しい講師だと言えます。
その一方、講師としてのキャリアを長く積んできたとのこと。若手ではありますが、解説講義のわかりやすさ・聞きやすさは香川講師をしのぐかもしれません。
私が受講したフォーサイト中小企業診断士講座2023年度試験対策では受講ガイド・入門講座と1次試験対策講座の企業経営理論・財務会計・経営法務を担当しています(今後変わる可能性あり)。
選べる2つのセットプラン
フォーサイト中小企業診断士講座では科目ごとに単科講座が提供されています。単科講座を個別に受講することもできますが、単科講座を複数組み合わせたバリューセットのほうが学びやすく、料金面でも安く済みます。したがってバリューセットの受講がお勧めです。
バリューセットは2種類あり、受講生は下記いずれかを選んで受講します。
1次試験対策用の単科講座7つを組み合わせたセットプラン。7科目のそれぞれに対してテキスト・問題集・演習ノート・模擬試験が用意されている。1次通過を勝ち取るための充実したインプット学習・アウトプット学習が可能。
1次試験対策用の単科講座7つに2次試験対策の単科講座を組み合わせたセットプラン。バリューセット1の内容に加えて2次試験対策用の問題集・演習ノートが提供される。最終合格を見据えた包括的な学習が可能。
フォーサイト中小企業診断士講座の受講期間が「試験日の前日まで」となっていることに注意してセットプランを選びましょう。
たとえば「1年前後の学習で1次試験全7科目に合格し、翌年・翌々年に2次試験を通過できれば良い」と考えている方はバリューセット1を選択すると良いです。
これに対し「1年前後の学習で1次試験はもちろん2次試験も通過したい」と考えている方はバリューセット2を選択してください。
同じ「1年前後」でも人によって何時間勉強できるかは異なります。まずは自分の学習可能時間を把握し、1年間で「1次試験の7科目に合格」を目指すのか、それとも「2次試験まで合格」を目指すのかを決める必要があるでしょう。
1年間の学習可能時間を知るには1週間でおおよそ何時間勉強できるかを考えて、その数値に50を掛けてください(1年間は約50週なので)。たとえば1週間につき20時間勉強できるなら1年間の学習可能時間は1000時間です。
フォーサイトによると、中小企業診断士試験の合格に必要な学習時間は一次試験に対して約800時間、二次試験に対して約200時間、合計で約1,000時間です。
⇒ 【フォーサイト公式】中小企業診断士講座FAQ「合格するにはどのくらい勉強時間が必要ですか?」
したがって1週間で20時間勉強する場合は1年ほどで2次試験まで合格できる可能性があります。この場合、2次試験合格を目標としてバリューセット2を選ぶのが妥当だと考えられます。
フォーサイト中小企業診断士講座と他講座の比較
「フォーサイト中小企業診断士講座」と「中小企業診断士試験の対策講座を提供している競合3社」とを比較します。比較の対象となる講座の名称は次の通りです。
※各社に複数あるコースのうち「初学者向け」で「1次試験・2次試験両方の対策ができるコース」を選んでいます。
受講料の比較
はじめにフォーサイト中小企業診断士講座の受講料を他社の中小企業診断士講座の受講料と比較します。フォーサイトを含めた4講座の税込通常価格は次の表の通りです。
講座 | 受講料 |
---|---|
スタディング | 69,300円 |
フォーサイト | 77,800円 |
アガルート | 118,800円 |
LEC | 253,000円 |
中小企業診断士試験の対策講座の受講料は講座間でばらつきが大きいですが、フォーサイトは上記4つの中では低価格であると言って良いでしょう。
もっとも、スタディングの受講料はフォーサイトよりさらに8,000円ほど安いです。スタディングはオンライン特化で低価格をウリにしていますから、価格面で互角以上に戦える講座はそうありません。
とは言うものの、フォーサイト中小企業診断士講座はスタディングとは異なり冊子タイプのテキスト・問題集を提供しています。一般的に紙のテキストが付属することで一気に高額になるところ、フォーサイトは8万円以内に抑えているのです。
このことに注目すると、実は上記4つの講座の中でフォーサイト中小企業診断士講座が実質的には最安と言っても過言ではありません。
なぜ紙のテキストが付属すると高額になるのでしょうか? 「印刷・製本代や送料が上乗せされるため」というのはもちろんありますが、見逃せないのは「紙のテキスト・問題集はその気になれば翌年度以降も使える」ことです。
オンライン講座では受講期限の経過後は教材の閲覧を制限できます。したがって再受講を希望する人はもう1度受講料を支払わざるを得ません。講座の提供側は2回以上受講料を受け取れる可能性があるため初回の受講料を安く設定できます。
他方、従来型の冊子タイプの教材を提供している企業は受講期限後にテキストや問題集を使えなくすることができません。そのため例年そこそこの数の受講生が再受講をせず古い教材を使い続けると考えられます。
したがって従来型の講座の提供者は再受講時の受講料収入をそれほど期待できないこととなります。ゆえに経営戦略上、初回の受講料をある程度高くせざるを得ないわけです。
ここでフォーサイトに立ち戻ると、フォーサイトは受講期限後も使える紙の教材を提供しています。それにもかかわらず安いのです。ある意味、受講生に寄り添ったかなり良心的な講座であると言えます。
とはいえ古い教材を使い続けることは決して望ましくありません。本試験では最新の法改正についても問われるからです。古い教材だと知識も古いままとなり、本番で点を失います。
どういったタイプの講座を受講するにせよ、2年目以降も受講料を支払い、最新の教材を使って学習するようにしましょう。
合格実績の比較
次にフォーサイト中小企業診断士講座の合格実績を他社の合格実績と比較します。ここでは合格実績とは合格率または合格者数を数値で示したものとします。フォーサイトを含む4講座の合格実績は次の表の通りです。
講座 | 合格実績 |
---|---|
スタディング | 情報なし |
フォーサイト | 60%(2022年度1次試験) |
アガルート | 情報なし |
LEC | 情報なし |
4つの講座の中で合格率を発表しているのはフォーサイトのみです。合格率を堂々と明らかにしているところにフォーサイトの自信が現れていると言って良いでしょう。
とはいえ、フォーサイト中小企業診断士講座のアンケート回答者は例年10名程度と少ないため、上記の合格率データがどの程度実態を反映しているかというとやや微妙です。「データが無いよりはマシ」程度に見ておいてください。
アプリ対応の比較
最後にアプリ対応について比較します。アプリ対応とは「受講生の学習を総合的に支援するスマホ・タブレット対応アプリを提供しているかどうか」です。4講座のアプリ対応は次の表の通りとなっています。
講座 | アプリ対応 |
---|---|
スタディング | アプリあり |
フォーサイト | アプリあり |
アガルート | アプリなし |
LEC | アプリなし |
4つの講座の中でスタディングとフォーサイトだけがアプリを提供しており、iPhoneでもAndroidでも学習専用アプリを利用できます。いずれのアプリも講義動画の再生・保存、テキストの閲覧、問題演習などが可能です。
スマートフォンやタブレットにインストールできるアプリがあることにより、時間や場所を問わずサッと学習に入ることができます。スキマ時間で学習を進めたいならぜひアプリ対応済みの講座を選びたいところです。
アプリ対応を重視する場合、アガルート・LECは候補から外すことになります。では残ったフォーサイトとスタディングにはどのような違いがあるのでしょうか? 大きな違いはアプリの機能よりも、むしろ紙の教材を提供しているかどうかにあります。
スタディングは原則として紙の教材を提供していません。これに対しフォーサイトは先にも触れた通り紙のテキストや過去問題集などがかなり充実しています。
したがってフォーサイトを受講する場合、外出先にいるときはアプリで学習し、自宅の部屋に戻ったら紙の教材を広げて学ぶ、といった使い分けが可能です。スタディングではこのようなことはできません。
近年当たり前になってきた「オンライン学習」だけでなく、従来型の「オフライン学習」のスタイルも併用したい方には、スタディングよりもフォーサイトが適していると言って良いでしょう。
フォーサイト中小企業診断士講座を選ぶ5つのメリット
中小企業診断士試験の対策としてフォーサイト中小企業診断士講座を選ぶと次の5つのメリットが得られます。
的確な合格戦略のもとで学習できる
フォーサイト中小企業診断士講座を選ぶメリットの1つめは的確な合格戦略のもとで学習できることです。
フォーサイト中小企業診断士講座の受講を開始すると、初期段階で戦略立案編という冊子に目を通すことになります。この冊子はフォーサイトが創業から約30年の長い年月をかけて蓄えた合格ノウハウの結晶です。
「学習プランはどのように立てるのか?」「記憶するためのコツとは?」「モチベーションを維持しストレスを管理するには?」といった、私たちが資格試験の学習をする際に必ずぶつかる各種の問題に対し、戦略立案編が明確な答えを与えてくれます。
戦略立案編を読めば合格を勝ち取るために必要な行動と習慣がわかり、あとはそれを実践することで自ずと合格に近づける。この内容を知って勉強するか、知らずに勉強するかで大きな差がつく。そんな重要な冊子です。
フォーサイトは中小企業診断士講座だけでなく行政書士試験・宅建試験・社労士試験等でも毎年多数の合格者を輩出しています。確固たる実績に裏打ちされた合格戦略のもとで学べることがフォーサイト中小企業診断士講座を受講する最大のメリットなんです。
自分だけの学習スケジュールを自動作成できる
フォーサイト中小企業診断士講座を選ぶメリットの2つめは自分用の学習スケジュールを自動作成できることです。
eラーニングManaBunには学習スケジュール機能が備わっています。
せっかくなので使い方を簡単に紹介します。
まずスケジュール機能を開いて1週間のおおよそのスケジュールを30分刻みで入力します。多くの人に共通するであろう内容(たとえば深夜帯は「睡眠」等)が初期値として入力されているので、必要なところだけ変更すればOKです。
「しっかり学習モード」「ゆったり学習モード」のいずれかを選択します。
中小企業診断士試験の一部の科目に合格済みの場合は該当科目にチェックを入れます。
あらかじめ入力されている「学習開始日」と「学習終了日」に間違いがないかどうかチェックします。必要があれば修正します。
スケジュール作成ボタンを押します。
ManaBunが日々の空き時間を集計し、何月何日に何の勉強をすればいいかを示す学習スケジュールを自動的に作成・表示します。今日や明日、どの範囲の勉強をすれば良いのかが一目瞭然です。
このスケジュールに沿って学習できるので「このままのペースで全部終わるの?」「進捗がわからなくなった」といった学習を進める上で起こりがちな問題を未然に防ぐことができます。
ちなみにスケジュールの「全体」タブを見ると試験日までの全体の流れが具体的にイメージできます。
ちなみに私が作成したスケジュールでは「テキストを1周、問題集を2周する」内容になっていました。スケジュールを作成するまでは試験日までに1周できるのかどうかもわかりませんでしたが「これだけ具体的な指示があるなら1周・2周できる!」と思えます。
科目やテーマによってはもっと繰り返すほうが良いこともあるはずです。スケジュールはあくまで「最低限このペースで学習を進める」という目安だと考えて、できるだけスケジュールよりも早く学習を進めるのが良いでしょう。
いずれにしても、これほど詳細な学習スケジュールを自動的に作成・提案してくれる機能は私の知る限り他の講座にはありません。フォーサイト中小企業診断士講座を受講するならぜひ活用してください。
細切れの時間をeラーニングアプリでフル活用できる
フォーサイト中小企業診断士講座を選ぶメリットの3つめは細切れの時間をeラーニングアプリでフル活用できることです。
通勤時の電車内やお昼のランチ休憩時といったスキマ時間を資格の勉強に充てたい。そう考える人が増えています。多くの学習時間を確保できれば、そのぶん合格できる可能性が高まるからでしょう。
スキマ時間に学習を進めたいなら学習専用アプリがあるととても便利です。スマホやタブレットに入れておいたアプリをサッと起動するだけで、講義の視聴もテキスト閲覧も問題演習も実施できます。
アプリ対応の比較でも触れた通り、フォーサイトは十分な機能を持ったアプリをiPhoneでもAndroidでも提供している貴重な講座です。アプリを活用して受験勉強を進めたい方はフォーサイトを受講しましょう。
教育訓練給付制度を利用できる
フォーサイト中小企業診断士講座を選ぶメリットの4つめは教育訓練給付制度を活用できることです。
教育訓練給付制度は厚生労働省によるスキルアップ応援制度です。現在会社に勤めている方や離職後1年以内の方がフォーサイト中小企業診断士講座を受講し修了すると、ハローワークから受講料の20%を受け取れます(雇用保険の加入年数等、所定の要件あり)。
教育訓練給付制度を利用する場合、申し込み時は受講料全額を支払う必要がありますが、後で給付金を受け取ることで費用をおさえられます。なお、もし中小企業診断士試験に合格できなくても、給付金をもらえるかどうかには影響しません。
参考のためにフォーサイト中小企業診断士講座の「受講料」「給付金額の目安」「受講料から給付額を差し引いた実質負担額」をお示しすると、次の表の通りです。
対象セット | 受講料 | 給付額の目安 | 実質負担額 |
---|---|---|---|
バリューセット1 | 63,800円 | 12,760円 | 51,040円 |
バリューセット2 | 77,800円 | 15,560円 | 62,240円 |
たとえばバリューセット1を購入した場合、受講料は63,800円かかりますが、諸条件を満たして修了することによりハローワークから12,760円の支給を受けられます。したがって実質負担額は差引額の51,040円です。
このようにして受講料の2割相当の負担を給付金で帳消しにできます。教育訓練給付制度を活用したい方はフォーサイト中小企業診断士講座を受講しましょう。
フォーサイトで教育訓練給付制度を利用する際の手順と注意点については給付制度の解説記事でお伝えしています。

制度に関する詳細はフォーサイト公式サイトの案内ページをチェックしてみてください。
ダブルライセンス割引制度を利用できる
フォーサイト中小企業診断士講座を選ぶメリットの5つめはダブルライセンス割引制度を利用できることです。
ダブルライセンス割引制度は受講生が2つ以上の資格を取ることをフォーサイトが応援する趣旨の制度です。ただ実質的には「フォーサイトの受講が2回目以降の人には受講料を安くする」という割引制度だと考えたほうがわかりやすいでしょう。
たとえば以前フォーサイトのFP講座を受講した履歴がある場合、フォーサイト中小企業診断士講座を安く受講できる可能性があります。
フォーサイトの受講履歴がない方の場合、今年中小企業診断士講座を受講しておけば、来年度にフォーサイトのいずれかの講座に申し込むとき安く受講できる可能性があります。
フォーサイトを1回以上受講する方には嬉しい割引です。ぜひこの制度を活用して経済的に資格取得を進めましょう。
ダブルライセンス割引制度の利用条件・申し込み手順はフォーサイトのダブルライセンス割引制度の解説記事でお伝えしています。

ダブルライセンス割引制度の詳細や規約については、次に示す公式の案内ページで確認してみてください。
フォーサイト中小企業診断士講座のデメリット
どんな講座にもデメリットがあります。しかしデメリットを把握した上で受講すれば「こんなはずじゃなかった!」と後悔しなくて済みます。フォーサイト中小企業診断士講座のデメリットを把握しておきましょう。
メール質問は回数制限あり
フォーサイト中小企業診断士講座を受講していて不明点があった場合はeラーニングアプリの無料メール質問機能を使って質問できます。私も質問機能を利用したことがありますが、早いときは翌日に講師から丁寧な返信が返ってきました。
さて質問できること自体はありがたいのですが、無料質問の回数制限がついています。回数の上限はセットによって異なっており、次の通りです。
- バリューセット1
- 無料メール質問 21回まで
- バリューセット2
- 無料メール質問 25回まで
中小企業診断士試験の学習を進める中で不明点が出てくることは避けられません。できることなら無料で何度でも質問したいところですが、フォーサイト中小企業診断士講座では回数の上限が定まっており、この点がデメリットです。
とはいえ、無料で何度でも質問できることにすると専用の回答スタッフを用意しなくてはならなくなり、そのために受講料が値上がりしてしまうでしょう。フォーサイトは無料質問に回数制限を設けることで安価な料金を実現しています。
なおどうしても回数上限を超えて質問したいときは1つの質問につき税込500円を支払うことで追加質問が可能です。上限に達したら全く質問できなくなるわけではないので安心してください。
デジタルテキストはやや読みづらい場合がある
フォーサイト中小企業診断士講座の受講を開始するとeラーニングManaBunでデジタルテキストを閲覧できます。冊子で提供されるものと同じものをスマホやタブレットで表示できるんです。
画面で見るテキストは紙にくらべて色合いがきれいに出るので、イラスト豊富なフルカラーテキストをいっそう楽しみながら学べます。ただ問題はスマートフォンの画面で見るのは少しつらいということ。
スマホの画面は小さいため、それに合わせてテキストの文字も小さく表示されてしまいます。拡大表示はもちろんできるのですが、拡大するとページ全体が1画面に表示されなくなるので少し読みづらく感じることでしょう。
ManaBunはお試し利用もできますので、スマホでの表示が自分にとって問題ないかどうかぜひ1度試してみてください。
個人的にはフォーサイトのデジタルテキストの閲覧にはタブレット端末を使うのがお勧めです。タブレットなら多くの人にとって問題ない大きさの文字が表示されます。
タブレットを持っていない方はこの機会に購入してみてはいかがでしょうか。
タブレットが1台あれば資格の学習以外にも使えます。たとえばKindle等の電子書籍・電子漫画を読むのもタブレットなら快適です。少し大きい画面でYouTubeも視聴できます。
サイズは7~8インチでも十分。この大きさであれば安いものは1万円以内のものもあります。
私も数年前にiPad miniを購入してからは読書スタイル・勉強スタイルが一変しました。便利過ぎて、もうタブレットなしの生活には戻れません。
最近はiPad Proも所有しており、時々仕事で使うことがあります。タブレットの導入、おすすめです!
※タブレット導入の際はeラーニングManaBunの推奨環境もチェックしておきましょう(基本的にはAndroidタブレットかiPadなら問題ありませんが、念のため)。
フォーサイト中小企業診断士講座はこんな人におすすめ
以上の内容を踏まえて、フォーサイト中小企業診断士講座がどんな人にあっているのかを述べていきます。
現役の実務家に学びたい人
フォーサイト中小企業診断士講座は現役の実務家に学びたい人にお勧めできます。
あなたは中小企業診断士試験に合格した後、将来的には「診断士として独立したい」と考えているのではないでしょうか。現在は勤め先で働いていても、いつかは自分の腕で飯を食えるようになりたいですよね。
フォーサイト中小企業診断士講座でメイン講師を務める香川氏はまさにそれを実現しています。20年のサラリーマン生活を経た後、2018年に千葉県で自身の事務所を設立し、現在まで地域密着型の中小企業診断士として活躍しているんです(詳しくは講師の項目を参照)。
せっかく学ぶなら自分が目指す理想の未来を体現するような人物から学びたい。そんな人が先生ならきっと合格を信じて毎日勉強を続けられる。このように考える人はフォーサイト中小企業診断士講座をぜひ受講しましょう。
合格戦略を重視する人
フォーサイト中小企業診断士講座は合格戦略を重視する方にお勧めできます。
私たちが通信講座を受講する目的は資格試験の合格です。「このゴールを達成するまでの間、力強くサポートしてくれる講座を選びたい」と考えたとき、合格戦略に秀でた試験対策講座を選ぶことは合理的だと言えます。
ではフォーサイト中小企業診断士講座の合格戦略はと言うと、受講するメリットでお伝えした通り、合格戦略編を通読することでフォーサイトが約30年かけて積み上げた合格ノウハウを身に付けられます。
「合格圏内に入る確率を最大限に高めたい」と望んでいる方はぜひフォーサイト中小企業診断士講座を選んでください。
オンライン学習・オフライン学習の両方を充実させたい人
フォーサイト中小企業診断士講座はオンライン学習・オフライン学習の両方を充実させたい方にお勧めできます。
通信講座は伝統的には冊子タイプの教材が主流でした。しかし近年ではスマートフォンの普及に伴い、オンラインで学習できることを多くの人が望むようになっています。
フォーサイトは早い時期にオンライン学習への対応を開始しました。その結果、現在はiPhone・Androidの両方でアプリを提供しています。また紙のテキスト・問題集も切り捨てずに維持しています。
フォーサイト中小企業診断士講座と同じレベルでオンライン・オフライン学習を実施できる講座はおそらく皆無です。外出先ではモバイル端末で学び、自宅では紙のテキストを読み込む。そんな学習スタイルを求めている方はぜひフォーサイトを受講してください。
よくある質問
フォーサイト中小企業診断士講座のよくある質問に答えます。
受講料はいくら?
フォーサイト 中小企業診断士講座の料金は次の表の通りです(2023年11月26日現在)。
コース | 価格(税込) |
---|---|
バリューセット1 | 63,800円 |
バリューセット2 | 77,800円 |
フォーサイト 中小企業診断士講座の単科講座の料金は次の表の通りです(2023年11月26日現在)。
コース | 価格(税込) |
---|---|
1次試験対策 企業経営理論 | 10,800円 |
1次試験対策 運営管理 | 10,800円 |
1次試験対策 財務・会計 | 10,800円 |
1次試験対策 経営情報システム | 10,800円 |
1次試験対策 経済学・経済政策 | 10,800円 |
1次試験対策 経営法務 | 10,800円 |
1次試験対策 中小企業経営・中小企業政策 | 10,800円 |
2次試験対策 | 32,800円 |
受講料はときどき変わるので公式サイトの情報もチェックしてみてください。後述の最安値で購入・受講する方法も要チェックです。
最安値で購入・受講する方法
2018年からほぼ毎年フォーサイトを受講している私がフォーサイト中小企業診断士講座を安く購入する方法について解説します。
キャンペーンを利用する
フォーサイト中小企業診断士講座では年に5回程度割引キャンペーンが実施されています。キャンペーン期間中はバリューセットの価格が通常よりも安くなります。
キャンペーンの実施時期は毎年おおよそ共通です。
- 1月上旬頃
- 新春全講座キャンペーン
- 4月上旬頃
- 春の全講座キャンペーン
- 8月下旬の1次試験直後
- 本試験お疲れ様キャンペーン
- 9月下旬頃
- 秋の全講座キャンペーン
- 11月上旬の2次試験直後
- 本試験お疲れ様キャンペーン
最新のキャンペーン情報については割引情報まとめ記事で発信しています。ブックマークの上、時々チェックしてください。

ダブルライセンス割引制度を利用する
フォーサイトを以前受講したことがある方はダブルライセンス割引価格で中小企業診断士講座を受講できる可能性があります。
ただし「以前受講した講座が何の講座だったのか」、そして「受講したのがいつ頃だったのか」といったことが利用条件に関わってきます。詳しくはダブルライセンス割引の案内ページで確認してみてください。
割引額が大きいのは?
上で紹介したフォーサイトの割引制度は併用することができません。1度に1つだけ使う形になります。とすれば最も割引額が大きいものを使いたいですよね。
割引額は変わることもあり得るため以下は参考に留めていただければと思いますが、フォーサイト中小企業診断士講座ではダブルライセンス割引制度で購入するほうがキャンペーンで購入するよりも割引額が大きいです。
ダブルライセンス割引制度が利用できる場合はそちらを利用するようにしましょう。ダブルライセンス割引制度が使えない方はキャンペーンの割引を狙っていただければと思います。
この記事のまとめ
フォーサイト中小企業診断士講座はリーズナブルな料金で提供されている試験対策講座です。冊子タイプのテキスト・問題集とともにeラーニングが提供され、受講生は時間・場所を問わず充実した学習を継続できます。
講師は現役の実務家であり、あなたがこれから経験するであろう「受験勉強の苦労」や「独立開業の困難」も乗り越えています。いわば私たちが目標とするべき人物であり、「この人のようになりたい」と願いながら学ぶことで自然とモチベーションも高く保たれます。
この講座にしようと決断できたら早めに受講を開始して、ゴールに向けて1段ずつ階段を上っていきましょう。
以上、参考になれば嬉しいです。

