宅建試験一発合格済みの宅建士杉山貴隆です。
通信講座を利用して宅建試験の勉強をするなら、少しでも合格しやすい講座を選びたいですよね。
そこで今回はフォーサイト宅建士講座の「合格率」を見ていきます。そこからさらに深堀りして数値の信頼性についても検証します。
ぜひ一読してあなたの通信講座選びの参考にしてください。
※2023年3月追記:最新の情報に基づき合格率データ等を更新しました。
フォーサイト宅建士講座の合格率
結論からいうと、フォーサイトが公表している合格率は毎年60%を超える高い数値になっています。
年度ごとの合格率のデータをグラフにまとめると次の通りです。
グラフの中の赤い線はフォーサイト宅建士講座の合格率を、黒い線は日本全国の全ての受験生の合格率を、それぞれ示しています。
例年フォーサイトの合格率が全国の合格率を大きく上回っていることがわかると思います。
年度ごとの合格率について以下でもう少し詳しく確認しましょう。
2015年度は60.9%
2015年度のフォーサイト宅建士講座の合格率は60.9%でした。一方で、この年の宅建試験の全受験生の合格率は15.4%だったことが分かっています。
したがって2015年度のフォーサイト宅建士講座の合格率は全国平均合格率の3.95倍となりました。
2016年度は63.3%
2016年度のフォーサイト宅建士講座の合格率は63.3%でした。一方で、この年の宅建試験の全受験生の合格率は15.4%だったことが分かっています。
したがって2016年度のフォーサイト宅建士講座の合格率は全国平均合格率の4.11倍となりました。
2017年度は66.27%
2017年度のフォーサイト宅建士講座の合格率は66.27%でした。一方で、この年の宅建試験の全受験生の合格率は15.6%だったことが分かっています。
したがって2017年度のフォーサイト宅建士講座の合格率は全国平均合格率の4.25倍となりました。
2018年度は70.8%
2018年度のフォーサイト宅建士講座の合格率は70.8%でした。一方で、この年の宅建試験の全受験生の合格率は15.6%だったことが分かっています。
したがって2018年度のフォーサイト宅建士講座の合格率は全国平均合格率の4.54倍となりました。
2019年度は71.5%
2019年度のフォーサイト宅建士講座の合格率は71.5%でした。一方で、この年の宅建試験の全受験生の合格率は17.0%だったことが分かっています。
したがって2019年度のフォーサイト宅建士講座の合格率は全国平均合格率の4.21倍となりました。
2020年度は65.9%
2020年度のフォーサイト宅建士講座の合格率は65.9%でした。一方で、この年の宅建試験の全受験生の合格率は16.8%だったことが分かっています。
したがって2020年度のフォーサイト宅建士講座の合格率は全国平均合格率の3.92倍となりました。
2021年度は82.0%
2021年度のフォーサイト宅建士講座の合格率は82.0%でした。一方で、この年の宅建試験の全受験生の合格率は17.7%だったことが分かっています。
したがって2021年度のフォーサイト宅建士講座の合格率は全国平均合格率の4.63倍となりました。
2022年度は75.0%
2022年度のフォーサイト宅建士講座の合格率は75.0%でした。一方で、この年の宅建試験の全受験生の合格率は17.0%だったことが分かっています。
したがって2022年度のフォーサイト宅建士講座の合格率は全国平均合格率の4.41倍となりました。
フォーサイト宅建士講座の合格率の調査方法と信頼性は?
フォーサイト宅建士講座では例年、合格発表の後に受講生にアンケートを送付し、得た回答をもとに合格率を計算しています。
でも、ただ答えるだけのアンケートであれば面倒なので誰も回答しないですよね。
そこでフォーサイトは回答した受講生全員に1,000円~2,000円程度のAmazonギフト券を配布しています。
そうすることで可能な限り多くの受講生からアンケートを回収し、正しく実態を反映した信頼性の高い結果になるよう努めています。
都合の良いアンケート結果を出しているという批判は当たらない
とはいえ「フォーサイト宅建士講座の合格率は都合の良いデータを出している」と批判する人もいるようです。
先日フォーサイト宅建士講座の口コミを調査していたときにもこんな意見を見かけました。
ずいぶん高い合格率をうたっているが、怪しいと思う。Amazonギフト券をあげますよ、というエサで釣ってアンケートを集めただけでしょ? 不合格の人が手間をかけて不合格を報告するわけがない。そこをついて合格率を高いように見せかけているだけなんだよ。
あなたはこの意見をどう思いますか? 私も最初は「確かにそうかもなぁ…」と思ったのですが、よくよく考えてみると全く逆の結論に達しました。
不合格者は積極的に回答したくなる
というのも、ギフト券を配布することで不合格の人はむしろ「アンケートに回答したくてしょうがない」という気持ちになるのではないでしょうか。
想像してみてほしいのですが、仮にあなたが不合格になったとします。おそらく「せっかくフォーサイトの講座にお金をかけたのに…すごく悔しい」という思いでいっぱいになりますよね。
そして「合格できなかったから支払った講座の料金を少しでも回収したい」と考えるはずです。
そこへ「Amazonギフト券をあげるので回答お願いします」というフォーサイトのアンケートが届くのです。これって不合格者なら全員回答しそうな状況ですよね。
回答するだけで1,000円分くらい回収できますし「俺は不合格だったよバカヤロー!」という声をフォーサイトに伝えることもできますので。
合格者はそれほど積極的には回答しない
反対に、合格者の心理も考えてみます。彼らは合格できていますので、フォーサイトに支払った金額分の回収はもはやできているも同然です。
とすれば、アンケート回答でギフト券がもらえるといっても「1,000円程度なら別にいいや」と感じて、むしろ回答しないことも多いのではないでしょうか。
つまり合格者にとってギフト券は「ないよりはマシ」程度の位置づけにしかならないということです。
それでも高い合格率を維持できている
以上のように考えると、フォーサイトの「アンケートに回答したら1,000円分のギフト券」という報酬はむしろフォーサイトにとって不利な結果を招きかねないと言えます。
不合格者のほうに回答する強い動機があるため、合格率は実態よりも低い数値になってしまうかもしれないからです。
そのような危険がある中で、フォーサイトはあえてギフト券をプレゼントすることで、できるだけ多くの受講生から回答を集め、信頼できる調査結果にしようとしています。
ここまでの考察から「都合の良いアンケート結果を出しているという批判は全く当たらない」という結論に私はたどり着きました。
合格率が高い理由
ところで、フォーサイトの合格率が毎年ここまで高い理由は何でしょうか?
それはやはりこの通信講座の質が高いからだと私は考えています。
3段構成のカリキュラムがカギ
もう少しいうと、フォーサイト宅建士講座の「3段構成カリキュラム」が受講生の実力を底上げしているんです。
- 「基礎講座」でサクッとインプット
- 「過去問講座」で入念にアウトプット
- 「直前対策講座」で総仕上げ
ここで「3段構成」と言いましたが、フォーサイト宅建士講座には複数のプランがあり、プランごとに構成が異なっています。
「基礎講座」「過去問講座」「直前対策講座」の3段構成になっているのは「バリューセット2」(またはその上位版のバリューセット3)です。
別の記事で詳細なレビューを書いていますので、是非参考にしてください。
3段構成の有効性はデータから明白
「バリューセット2」の3段構成が効いているという見方は受講生アンケートの結果が示していることでもあります。
というのも、例えばフォーサイト宅建士講座2019年度版の受講生に対するアンケートの集計結果(2020年公開)を見ると、アンケートに回答した合格者のうち94.1%がバリューセット2を使用しているんです。
下の画像をご覧ください。
(当時はまだバリューセット3が無かったので、バリューセットは1と2のみが出ています)
結構分かりやすい数字ですよね。
フォーサイト宅建士講座を利用するなら、間違いなくバリューセット2(またはその上位版のバリューセット3)を選ぶのが正解だということです。
あなたが講座選びをする際にも、このことを頭の片隅に置いていただければと思います。
フォーサイト宅建士講座の合格率のまとめ
今回はフォーサイト宅建士講座の合格率とそれにまつわる話題を見てきました。この記事の内容をまとめておきます。
- フォーサイト宅建士通信講座の合格率は約60~80%という非常に高い数値に達している(宅建試験の全国の合格率はおおよそ15%)
- 公表されている合格率には一定の信頼性がある
- 合格率がここまで高いのはインプット・アウトプット・直前対策の各々の段階で質の良い教材を利用できるからである
ところで、今回の記事はフォーサイト宅建士講座の公式サイトで無料公開されているアンケートの結果をもとにお話ししました。
公式サイトでは受講生に対する様々な質問への回答を確認できます(「年代は?」「受験回数は?」「満足度は?」など)。
これから学び始める人にとって気になる話題がたくさんありますので、ぜひ一度目を通してみてくださいね。