スタディング司法試験・予備試験の合格実績は?【合格率・合格者数】

スタディング司法試験・予備試験

スタディングの司法試験・予備試験講座が気になって公式サイトを開いたものの、合格率や合格者数が見当たらず、戸惑っていませんか。決して小さくない金額と時間を投じる以上、実績のわからない講座を選ぶのはためらってしまいますよね。

ただ、数字が見当たらないという一点で判断を止めてしまうのは、あまりにもったいない。なぜ公表されていないのかを確かめ、代わりに使える判断材料を手に入れれば、納得感を持って講座を選べるはずです。

そこで今回は、スタディング司法試験・予備試験講座の合格実績の公表状況を調べ上げ、私が独自に集計した「もう1つの数字」をお届けします。この記事を読み終える頃には、講座を検討するための確かな足場ができているでしょう。

※本記事は2026年8月時点で入手できる情報を基に作成しています。

合格率と合格者数

合格率と合格者数

結論からお伝えすると、スタディングは司法試験・予備試験講座について、合格率も合格者数も公表していません(2026年8月時点)。

なぜ公表しないのか。少なくとも合格率については、スタディングが全講座共通のFAQで理由を述べています。

参考【スタディング公式】各資格試験におけるスタディング利用者の合格率

合格者の一部からは毎年報告をもらっているものの、オンライン講座という性質上、全ての合格者から報告を受けられるわけではない。だから合格率の公表を控えている、という趣旨です。

私はこの説明に、一定の筋が通っていると感じました。合格率を出すには、受講生の数だけでなく合格者の数を正確に把握しなければなりません。

教室に通う予備校なら受講生の顔が見え、合格の報告も自然と集まりやすいのに対し、スマートフォンだけで学習が完結する講座では、合格しても何も告げずに去っていく人が相当数いるはずです。

つまり、数字を隠しているというより、正確な数字を作れないというのが実態に近いのでしょう。低価格・オンライン特化という講座の形態と、合格率を出せないことは、同じ仕組みの裏表だと私は捉えています。

補足すると、他社の講座が「合格実績」として掲げている数字にも、読み方の注意が必要です。

よく見かけるのは、その年の合格者全体に占める自社受講生の割合や、アンケートに回答した受講生の合格率で、いずれも「受講生全体の何%が合格したか」を示す数字ではありません。定義がそろっていない以上、横並びの比較はそもそも成立しにくいのです。

つまり、他社の数字を眺めたところで「自分が合格できる確率」まではわかりません。スタディングに数字が無いことで失われるものは、あなたが想像するほど大きくない。私はそのように考えています。

とはいえ、判断材料が何も無いわけでもありません。合格率の代わりに公開されているものがあります。合格者の声です。私はその掲載数を実際に数えてみることにしました。

「合格者の声」の掲載数

「合格者の声」の掲載数

スタディング司法試験・予備試験講座は、2026年8月時点で52件の合格者の声を公開しています。私はこの52件を1件ずつ確認し、予備試験合格と司法試験合格に分類しました。結果を試験別に見ていきます。

予備試験

まず予備試験から。2026年8月時点の年別掲載数は次のとおりです。

合格年掲載数
2018年0件
2019年0件
2020年1件
2021年2件
2022年5件
2023年7件
2024年4件
2025年2件
合計21件

参考【スタディング公式】司法試験・予備試験講座 合格者の声

表のとおり、2018年と2019年の予備試験合格の声はゼロです。初めて登場するのは2020年合格分で、2022年以降に件数が伸び、2023年の7件が最多となっています。予備試験対策としての実績が積み上がり始めたのは、比較的近年のことです。

年に数件という水準を、少ないと感じたかもしれません。ただ、前提として予備試験の最終合格者が年間で450人前後しかいない事実を押さえてください。

合格率は出願者に対して3%に届かないという、国内屈指の難関試験。この小さな母集団を踏まえると、司法試験・予備試験講座の歴史が比較的浅いスタディングが多くの体験記を掲載していないことは、むしろ自然です。

一方で、21件を読んで印象的だったのは、働きながら合格した人の多さでした。フルタイムで働く人、公務員、小さな子どもを育てながら学んだ人など、まとまった学習時間を確保しにくい事情が繰り返し出てきます。中には、地方に住んでいることを明かしている人も。

あくまで掲載されている21件についての観察にすぎませんが、時間の制約が大きい人たちがこの講座を選び、合格までたどり着いている。それは確かめられた事実です。

司法試験

続いて司法試験。同じく2026年8月時点の年別掲載数を示します。

合格年掲載数
2018年3件
2019年2件
2020年3件
2021年2件
2022年5件
2023年6件
2024年5件
2025年5件
合計31件

司法試験合格の声は2018年分から途切れることなく毎年載っており、合計は31件。予備試験より10件多い計算です。掲載の始まりが先に見た予備試験分より早いことから、この講座の合格報告はもともと司法試験のほうから積み上がってきたことがわかります。

ただし、31件の中身は一様ではありません。予備試験を突破してから司法試験に合格した人のほか、法科大学院に通いながらスタディングを併用した人や、法科大学院への進学準備に活用した人も含まれています。

スタディングには法科大学院生向けのコースも用意されているので、こうした構成は自然なものといえるでしょう。

もう1つ、数字を読むうえで知っておきたいことがあります。予備試験合格時と司法試験合格時のそれぞれの機会に体験記を寄せているとみられる人が複数いる、という点です。つまり、合格体験記の総公開数52件が、そのまま52人を意味するわけではありません

とはいえ、これは決して悪い話ではないはずです。予備試験に合格した人が、その後の司法試験合格まで報告を届けている。受講生が講座の内容に満足し、受講を継続している様子がうかがえます。

掲載数の減少をどう見るか

掲載数の減少をどう見るか

スタディング司法試験・予備試験講座の合格者の声の年別の掲載数が減っていることに、鋭い人は気づいたかもしれません。

合格年予備試験司法試験合計
2018年0件3件3件
2019年0件2件2件
2020年1件3件4件
2021年2件2件4件
2022年5件5件10件
2023年7件6件13件
2024年4件5件9件
2025年2件5件7件
合計21件31件52件

2023年の13件から2024年は9件、2025年は7件へと減っています。

講座の力が落ちているのではないか。そんな疑問が浮かぶのは当然ですし、実は私自身、数え終えて真っ先に同じことを考えました。

ただ、この規模の増減を読むには慎重さが必要です。年に数件から十数件という水準では、割合で見た変化がどうしても大げさに映ります。

半分近くに減ったように見えても、実数の差は6件。体験記を書くかどうかを決めるのは合格者一人ひとりですから、数人の判断が変わるだけで、この程度の幅は簡単に生まれます。

さらに、掲載数は合格者数そのものではありません。

スタディングには合格お祝い金の制度があり、受け取るには合格後のアンケートと合格体験記の提出が必要です。体験記を書く動機づけはあるものの、全ての合格者が書くわけではなく、手間を惜しむ人や公表を望まない人は合格しても体験記を残しません。

つまり掲載数からわかるのは、少なくともこれだけの合格者がいた、というところまで。実際の合格者数の下限値にすぎません。だとすれば、合格者が減っていなくても、報告する人が減るだけで掲載数は減ります。

それでも、確かに言えることが1つあります。2018年から2025年まで、合格者の声が1年も欠けずに載り続けているという事実です。

単発の実績ではなく、毎年誰かがこの講座を使って合格し、報告を寄せています。増減の解釈には限界がありますが、この継続性に疑いの余地はありません。

そして私が勧めたいのは、件数を眺めることより、体験記の中身を読むことです。合格率は「あなたが合格できるかどうか」を教えてくれませんが、体験記は「自分と似た境遇の人が、どのように使って合格したか」を教えてくれます。

社会人か学生か、初学者か再挑戦か。自分に近い1件を見つけて読み込むほうが、見つからない数字を探し回るよりはるかに実りが大きいはずです。

この記事のまとめ

この記事のまとめ

最後に、この記事の要点(2026年8月時点)を振り返ります。

  • スタディングは司法試験・予備試験講座の合格率・合格者数を公表していない
  • 全ての合格者から報告を得られないため合格率の公表を控えている、とスタディングはFAQで説明している
  • 代わりに合格者の声が公開されており、掲載数は52件(予備試験21件・司法試験31件)
  • 合格者の声は2018年から2025年まで毎年途切れず掲載されている
  • 掲載数は報告ベースの下限値であり、年ごとの増減だけで講座の実力は判断できない

合格実績の数字が見つからないと、それだけで不安になるものです。しかし理由をたどってみれば、非公表には筋の通った説明があり、代わりに読める材料もきちんと用意されていました。

数字が無いことは、判断材料が無いことと同じではありません。あなたと似た境遇の合格者の声を1件見つけて読み込めば、それはどんな合格率よりも具体的な手がかりになります。無料講座で教材との相性を確かめながら、あなたの目で納得のいく答えを出してください。

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