宅建試験に一発合格済みの宅建士Kiryuです(*^o^*)
今回は宅建の独学に必要な期間についての私の考えをお伝えします。
この記事で期間の考え方と目安をおさえて、独学合格への道をもう一歩進んでいきましょう。
宅建の独学に必要な期間
結論からお伝えすると、宅建の独学に必要な期間は、人によって違います。
「それじゃ答えになってないよ!」と思われたかもしれませんね。
でも、「全ての人に一律に適した期間」なんて存在しないんです。
なぜなら、日々学習に使える時間が人によってバラバラだから。
一人ひとり、仕事の有無やプライベートの状況が違うので、必要な期間も人によって違うんですね。
* * *
でも安心してください。
以下で、あなたが「あなた自身に必要な期間」を見極めるための計算方法を解説します。
また、「いろいろなケースに応じた目安の期間」についても述べていきます。
もう少しお付き合いください。
期間の計算方法
期間については次の手順で計算すればOKです。
- 自分自身の仕事・学業やプライベートの状況から考えると、毎日○時間ずつ勉強できそうだ
- 毎日○時間ずつ勉強するとしたら、300時間を消化するのに必要な期間は□か月だ
ステップの1番目は、日々の学習時間の設定です。
毎日どのくらいの時間勉強できそうかは、何となく自分でわかると思います。
たとえば、毎日1時間の勉強時間を確保できると思うなら、「毎日1時間ずつ勉強できそうだ」と設定します。
* * *
ステップの2番目は、300時間を消化するのに必要な期間の割り出しです。
「300時間」というのは何かというと、宅建試験の合格に必要とされている勉強時間を示しています。
一般的に、知識がない状態からスタートして300時間の学習で合格ラインにたどり着けると言われているため、300時間としています。
ステップ1で設定した学習時間をもとにして、300時間を消化するのにどのくらいの日数が必要かを考えましょう。
先の例で考えると、「毎日1時間勉強できそうだ」と設定しましたので、300時間を消化するのに必要な期間は300日(およそ10ヶ月)です。
* * *
上記の計算方法をあなた自身の状況に置き換えれば、必要な学習時間が求められます。
期間の目安
ここからはパターン別の期間の目安を解説します。
はじめに「毎日3時間ずつ勉強できる場合」と「毎日5時間ずつ勉強できる場合」を見ていきます。
次に、応用編として「平日は1時間ずつ、休日は3時間ずつ勉強できる場合」と「平日は2時間ずつ、休日は4時間ずつ勉強できる場合」というパターンも解説します。
先に示した計算方法に従って計算しますので、具体例として参考にしてください。
毎日3時間勉強できる場合
はじめに、毎日3時間勉強できる人の学習期間について考えます。
(このパターンに該当するのは、たとえば「一応フルタイムの仕事をしているけど、残業もほぼないので頑張れば毎日3時間は確保できそう」といった人や、「家のことで忙しいけど、主婦だから何とか時間は作れる」といった人です)
毎日3時間ということは、100日続ければ300時間を消化できます。
したがって、必要な期間は100日(3ヶ月と少し)です。
毎日5時間勉強できる場合
次に、毎日5時間勉強できる人の学習期間について考えます。
(このパターンに該当するのは、たとえば「夏休みで時間に余裕のある学生さん」や「失業中の方」などです)
毎日5時間ということは、60日続ければ300時間を消化できます。
したがって、必要な期間は60日(2ヶ月)です。
平日は1時間、休日は3時間勉強できる場合
次に、平日は1時間、休日は3時間勉強できる人の学習期間について考えます。
(仕事が忙しめのサラリーマンはこちらに該当すると思います。ちなみに私はこのパターンでした)
計算の都合上、週休2日と仮定します。
つまり、1週間のうち平日5日間は1時間ずつ学習し、休日2日間は3時間ずつ学習するということです。
この場合、1週間で確保できる学習時間は11時間。これを28週にわたって継続すると、300時間を消化できます。
したがって、必要な期間は28週(196日。およそ6か月半)です。
なお、計算には含めていませんが、実際には休日は土日だけでなく祝日(GW等)もあります。
祝日があることも考慮に入れると、必要な期間は6か月半よりもう少し短くなると考えられます。
なので、ここはキリよく「ちょうど6か月必要」とみても良いでしょう。
平日は2時間、休日は4時間勉強できる場合
最後に、平日は2時間、休日は4時間勉強できる人の学習期間について考えます。
(仕事がそんなに忙しくないサラリーマンの方はこちらに該当すると思います。)
計算の都合上、週休2日と仮定します。
つまり、1週間のうち平日5日間は2時間ずつ学習し、休日2日間は4時間ずつ学習するということです。
この場合、1週間で確保できる学習時間は18時間。これを17週にわたって継続すると、300時間を消化できます。
したがって、必要な期間は17週(119日。およそ4ヶ月)です。
「スケジュール管理に自信がない…」という人へ
「1日何時間って決めたとしても、そんなに毎日勉強を続けられる自信が無いなぁ…」
という方もいるかもしれません。
それに対する私の意見は、少し厳しめですが「そこが独学合格できる人とできない人の分かれ目になる」というものです。
やはり、独学で宅建に合格できる人は自分で設定した学習時間を日々淡々とこなし続けられます。
逆に、独学で宅建に合格できない人は自分で設定した学習時間をなかなか守れません。
この現実は直視しておく必要があると思います。
* * *
といっても、学習スケジュールの管理が性格的に難しいとか、仕事などの都合で無理だという場合でも、宅建の合格自体を諦める必要はありません。
単に「独学」する代わりに「通信講座」の方向に舵を切ればOKです。
というのも、私が実際に受講した上でレビューしているフォーサイト宅建士講座では、学習スケジュールの管理をeラーニングアプリに丸投げできてしまいます。
最初に少し設定が必要ですが、設定後はアプリ側で「今日はこの範囲をやりましょう」という具合に指示してくれます。
具体的な指示があるので学習を進めやすいです。
とはいえ、どうしても予定通りに勉強が終わらない日もありますよね。
その場合も、「どの範囲の予定が終わっていないのか」を明示してくれますので、後で挽回しやすいです。
こんな感じで、通信講座のアプリにスケジュール管理を任せることにより、宅建試験に合格することはまだまだ目指せます。
* * *
ここまで聞いて「独学で合格したかったんだよなぁ。通信講座はちょっとなぁ…」と思う人もいるでしょう。
気持ちはとてもよくわかります。
でも、あなたがやるべきことは「独学」にこだわることなのでしょうか?
そうではないと思います。
あなたがやるべきことは、宅建試験に合格して資格を取り、就職するとか年収を上げるといった「未来を豊かにすること」のはず。
そうであれば、目標に近づくための手段は、ある程度柔軟に考えても良いのではないでしょうか。
ということで、スケジュール管理ができそうかどうかを見極めて、「独学」「通信講座」どちらかを選択していただければと思います。
この記事のまとめ
今回は宅建の独学に必要な期間についてお伝えしました。
ポイントを復習すると、以下の通りです。
- 宅建の独学に必要な期間は、人によって異なる
- 日々何時間勉強できるかを決めて、そこから300時間消化するのに何日かかるかを考えると良い
- スケジュール管理に自信がない場合は、独学にこだわらず通信講座の受講も含めて検討する
以上、参考になれば幸いです。
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