宅建の問題集「おすすめ・ランキング」に頼らない選び方2021

宅建の問題集「おすすめ・ランキング」に頼らない選び方

宅建試験に独学で一発合格した宅建士Kiryuです(*^o^*)

今回は「宅建の問題集の選び方」について、私の考えをお伝えします。

というのも、宅建試験の対策用の問題集って、とてもたくさんの種類がありますよね。

厳選問題集、過去問題集、一問一答、予想問題集など。

それらの中からどれを何冊選べばいいのか、初心者の方には特にわかりにくいのではないでしょうか。

そこでこの記事では「宅建試験に合格するために必要な問題集の選び方」について、独学一発合格した私の経験からお話ししたいと思います。

世の中には根拠不明の「おすすめ問題集」や「問題集ランキング」といったものもありますが、それらに頼ることなく自分で問題集を選べるようになるためのヒントです。

ぜひ参考にしてみてください。

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宅建合格に必要な問題集の選び方

宅建試験に合格するのに必要な問題集は、次の通りです。

  • 過去問題集1冊(過去問10~12年分)
  • 予想問題集3冊程度(予想模試10回分程度)

上記のみとなります。他のものは特に用意する必要はありません。

事実、私が独学一発合格するのに使った教材は、テキストを除けば過去問題集1冊、予想問題集3冊のみでした。

それらを使って学習し、結果は50点満点中40点という安全圏をとって合格です。

以下では、「過去問題集が必要な理由」「予想問題集が必要な理由」「他の問題集が不要な理由」を順番に説明していきます。

過去問題集が必要な理由

過去問題集が必要な理由は、「宅建試験に出題される問題の多くが過去の出題の焼き直しだから」です。

焼き直しとはどういうことかというと、過去に出題された問題の選択肢の内容を微妙に変えたり、「正しいものを選べ」から「誤っているものを選べ」に変えたり。

過去に問われた2つ以上の論点を組み合わせて、複合問題に変えているようなケースもあります。

過去問の焼き直しが多いことから、「宅建合格の定番の戦略は、過去問を10~12年分程度を完璧と言えるくらいにマスターしておくことだ」と言われるほどです。

以上の理由により、過去問題集は必要不可欠な問題集の1つとしてカウントしておく必要があります。

INFO

過去問は10年分と12年分とどちらが良いでしょうか?

私は、後の段階で予想問題集を使った対策をする限りにおいて、どちらでも大差はないと思っています。

時間に余裕があるのなら12年分を選び、余裕がなければ10年分を選べばOKです。

予想問題集が必要な理由

予想問題集が必要な理由は、「過去問題集を解くだけでは他の人と同じレベルにしかならず、合格のためには一歩抜きんでる必要があるから」です。

※ここで「予想問題集」と呼んでいるのは、市販の予想模試のことです。「過去問題集」と対比させるため「予想問題集」と呼んでいます。

先に述べたように、過去問題集をマスターすることは定番の戦略となっています。

そのため、宅建試験に本気で合格したい人は、独学している人であろうと通信・通学講座を利用している人であろうと、皆、過去問題集を徹底的に解いて宅建試験に臨みます。

そうすると、どうなるか? 自分も含めて非常に多くの人の実力が「だいたい同じくらいのレベル」に集中してしまうんです。

同じくらいの力をもった集団の1人になってしまうと、その中で自分が合格者の1人になれるかどうかは、もはや運次第ということになりかねません。

運よく自分が得意な問題が出題されていれば合格し、運悪く苦手な問題が多く出題されれば不合格になる。

年に1回しかない試験に膨大な時間と労力をかけて臨むというのに、最終的にそんな運ゲーになってしまうのは、どう考えても好ましい事態ではありません。

* * *

運の要素を排除するにはどうするべきか?

答えは、「他人がやっていないような何かをすることによって、自分の実力を他の人々よりも一段階アップさせておく」ということになります。

そのために非常に効果的なのが「予想問題集(予想模試)」なんです。

予想模試は、大手試験対策予備校等がこれまでの出題傾向を徹底的に分析し、「今年の宅建試験にはこれが出るはずだ!」と大胆に予想し、模擬試験形式(本物の試験とよく似たレイアウト)で販売するものです。

価格は、1冊あたり2,500円前後。

1冊の中に試験3~4回分の模擬試験が含まれています。

そして、予想は毎年ある程度的中することが知られています。

予想問題集の表紙や巻頭を見ると、「昨年は3問的中!」などとアピールされていることも多いので、観察してみると良いでしょう。

* * *

予想問題集を利用するのが良いのはなぜでしょうか。

予想問を解くことで、あなたはその道のプロが作った出題予想を自分のものにできるのですから、本番に強い実力を身に付けることができます。

また、予想問題集を使った学習まで済ませている受験生はそう多くはありません。

とすれば、予想問題集をマスターしておくことにより、「だいたい同じくらいのレベルの集団」から脱し、実力面で一歩抜きんでることができるのです。

以上のことから、予想問題集はあなたの合格可能性を引き上げる必須アイテムだということが、おわかりいただけたのではないかと思います。

INFO

予想問題集(予想模試)は何冊くらい解いておくべきでしょうか?

1冊やっておくだけでもかなりの効果があると思います。

ただ、私の経験から3冊(試験10回分程度)用意して繰り返し解いておくことを勧めます。

というのも、私自身、3冊分の予想模試で独学して高得点を取り、一発合格することができました。

また、私のこのやり方を参考に予想模試3冊を解いたという方から、「2020年度宅建試験(10月試験)に独学で一発合格できた」という報告をいただいています。

以上より、分量としては3冊程度を目標にするのが良いと考えています。

他の問題集が要らない理由

宅建試験に合格するのに過去問・予想問のみが必要で、他の問題集が不要な理由は「過去問と予想問で実力は十分つくし、そもそも他の問題集に取り組む時間は無いから」です。

過去問や予想問は、ただ解いて採点して終わり、というものではありません。

一度解いた後は、解説を読み込む必要があります。

そうすることで、選択肢1つ1つの正誤判定を正しくできていたかどうかをチェックしたり、答えを導きだすまでの思考プロセスに間違いはなかったかどうかを点検したりします。

さらに、宅建試験の制限時間(2時間)で50問をスムーズに解けるようになるためには、繰り返し過去問・予想問を解いて、スピード感を身に付けなければなりません。

過去問10~12年分、予想模試10回分の解説を読み込んだり、繰り返し解いたりしていけば、当然ですが多くの時間を使います。

おそらく、ほとんどの人がそれ以外の問題集に手をつける時間の余裕を持てないはずです。

でも大丈夫。過去問と予想問だけでも、上記のように解説を読み込み、繰り返し解いていけば、合格に必要な知識と回答スピードが十分身につきますので、心配は無用です。

どの予備校の過去問・予想問を買うべきか?

過去問題集や予想問題集は、LEC・TAC・日建学院など、いくつもの大手資格対策学校がそれぞれに出版しています。

そのため、どれを買えばいいものやら…と悩んでしまう人は多いでしょう。

過去問題集

私の考えでは、特に過去問は(テキストとは違って)「どれが自分に合うか、合わないか」ということを考える必要があまりないです。

結局のところ、どれを購入したとしても内容は過去10年分程度の本試験問題と、その解答・解説ですから。

ものによって解説のクオリティが異なるのでは?と心配になるかもしれません。

しかし私が見たところでは、宅建試験の対策講座を提供している大手・有名どころの会社のものであれば、おおよそ同じレベルの良い解説になっています。

なので、どれを選んでも悪いものにあたる可能性はかなり低く、安心して大丈夫です。

* * *

「でも、大手とか有名どころと言われても、分からないよ…」

そうですよね。私も受験勉強をしていた頃はそうでした。

なので、大手・有名どころの問題集をピックアップしておきます。迷う場合は下記の中から選んでみてください。

宅建の過去問題集といえば、歴史の長い「わかって合格(うか)る」シリーズの年度別過去問を選んでおくと安心です。

TACの宅建士講座が製作しており、解答・解説の信頼度にも定評があります。

または、近年大きな支持を集めている「みんなが欲しかった」シリーズの過去問題集を選ぶのも良いでしょう。

この過去問題集も年度別の収録となっています。

しかも、単に新しい年度から並べるというのではなく、「合格基準点が高い年度から低い年度へ(つまり、やさしい順)」に並べるという工夫もなされています。

予想問題集

予想問題集についても、大手・有名どころが出している模擬試験形式のものを選んでおけば基本的に問題ありません。

強いて言うなら、表紙で的中率をアピールしているものを優先すると良いでしょう。

迷う場合は、以下のものを選んでおけばOKです。

(執筆時時点で2021年版が出ていませんので、2020年版の予想問を載せています)

まずは、最大手の受験対策予備校、LECの直前予想模試4回分。

次に、不動産関連資格に強い予備校、日建学院の予想模試3回分。

最後に、巻頭の特別企画と巻末の付録に定評があるTACの直前予想3回分。

上記3冊全てに取り組むと、合計で10回分の予想模試を解くことができます。

もちろん1回解いて終わりではなく、解説を読みながら繰り返し解く、ということを徹底してくださいね。

よくある質問

以下では、過去問題集・予想問題集にまつわるよくある質問に答えます。

問題演習ってそんなに重要なの?

「問題演習(問題を繰り返し解く作業)って、そんなに重要? テキストを繰り返し読むだけで合格したっていう人もいるみたいだよ」

そんな疑問を持つ人もいると思います。

宅建試験は毎年20万人もの人が受験しますので、中にはテキストを重視した学習法で合格する人もいるでしょう。その点は否定できません。

ただ、それでも私は問題演習を非常に重視しています。

なぜなら、宅建試験は「問題を解く」タイプの試験だからです。

「問題を解く」試験においては、問題が解けることによってはじめて得点でき、合格できます。とすれば、最も重要なのは「問題を解くトレーニング」なんです。

私がよく考えるたとえ話は、「短距離走で勝つためには」というものです。

短距離走で勝つためには、当然ですが短距離走のトレーニングを何度も実施するべきですよね?

もし短距離走で勝ちたいという人が、「俺は長距離走のトレーニングをする!」と言い出したり、「いや、短距離走に関する書物を熟読する」と言い出したりしたら、「いやいやちょっと待って」と言いたくなると思います。

全く同じ理屈です。あなたが宅建試験という問題を解くタイプの試験で勝ち抜きたいなら、宅建試験の問題を解くトレーニング、すなわち問題演習こそ、最重要視するべきものなんです。

もちろん、全く知識の無い状態で問題演習をやろうとしても解けませんので、事前にテキストを読んである程度知識をインプットすることは必要になります。

とはいえ、テキストを1~2回読んで、試験範囲全体のイメージがなんとなくつかめたら、早いところ問題を解く練習に移行するのが良いでしょう。

そうしたほうが、より確実に合格に近づけます。

年度別過去問とテーマ別過去問、どちらが良い?

宅建試験の市販の過去問には2タイプあります。

年度別過去問題集
過去問を年度ごとに収録した過去問題集
テーマ別過去問題集
過去問をテーマ別に分類し再構成したタイプの過去問題集

独学をする人に私が勧めたいのは「年度別過去問題集」のほうです。

年度別過去問のほうがオススメな理由は何かというと、「試験本番の予行演習ができる」こと。

先ほどの「短距離走で勝つためには」のたとえにも近いのですが、要するに試験本番で勝ちたいのなら、試験本番と同じような形式で何度もトレーニングしておくのが、結局は一番効果があります。

過去問を年度別に収録した問題集であれば、試験本番と同じような50問が、試験本番と同じ順に並んでいるはずですよね。

自分で制限時間を2時間と決めて解けば、本試験とほとんど同じ状況下で問題を解く練習だってできちゃいます(実際に私はそのようなことをしていました)。

一方で、テーマ別過去問題集は年度とは無関係に問題が配列されています。

同じテーマの問題が集まっているので、学びやすい・解きやすいといった側面も確かにあるのですが、試験本番と同じ状況を作って解答の練習をするのは難しいでしょう。

以上より、テーマ別過去問題集よりも年度別過去問題集のほうをお勧めしたいと思います。

INFO

とはいえ、もしあなたが「テーマ別過去問のほうが学びやすそう…」と感じるなら、テーマ別過去問題集を使っても大きな問題はありません。

なぜなら、試験本番と同じ形式でのトレーニングは、予想問題集(予想模試)を使ってできるからです。

「どんな教材が自分に合うか」というフィーリングの部分も、学習を効果的に進めるためには重要だと思います。

なのであなたの心の声にも耳を傾けつつ、教材を選択していただければと思います。

ネットで手に入る無料過去問を使ってもいい?

インターネット上で無料で手に入る過去問は、原則として使ってはいけません。

その理由は、法改正に合わせて改訂が入っているかどうかがわからないからです。

* * *

宅建試験は不動産取引に関係する法律が出題範囲となります。

出題範囲に含まれる法律は、民法、借地借家法、不動産登記法、区分所有法、宅建業法、農地法、建築基準法など、結構数が多いです。

そのため毎年、出題範囲に含まれる法律のいずれかが改正の対象となります。

法律が改正されると、その改正部分が宅建試験の過去問で取り上げられていた場合、該当の問題文や解説は、そのままでは意味をなさなくなりますよね。

ゆえに、宅建試験の過去問は毎年のように改訂作業を行わないと、最新の法律とは合わない陳腐なものになっていくんです。

* * *

さて、インターネット上に無料で用意されている過去問は、法律の改正に合わせて内容が改められているでしょうか。

そのようなことは期待できません。なぜなら、無料で提供されているため「記述を見直すための人を雇う人件費を捻出できない可能性が高い」からです。

したがって、「法律が改正されたのに、過去問の内容はそのままになっている」ということが無料の過去問では容易に起き得ます。

とすれば、宅建試験の対策を進める上では使わないのが無難ということになります。

逆に言うと、有料で市販されている過去問題集は、お金をとっている分、改訂作業もしっかり行われているので、受験対策で使うべきは「市販の有料の過去問題集」です。

* * *

以上が私の基本的な考えですが、ネット上の無料の過去問を使っても良いと思える例外もいくつかあります。

1つめは、法改正に対応していることが明記されている場合です。

「2021年度の法改正に対応しています」等、自分が受験する年度の法律に準拠していると明記があるのであれば、使っても良いでしょう。

もう1つは、その過去問が有料講座の無料部分として提供されている場合です。

典型的なのがスタケンというオンライン講座で、こちらの講座は講義動画等は有料ですが、過去問アプリは無料で提供されています。

講座本体が有料なので、過去問部分にもきちんと法改正に合わせた改訂が入っている可能性が高く、利用を検討する余地は十分あると言えます。

この記事のまとめ

今回は宅建の問題集の選び方について、私の考えをお伝えしてきました。

ポイントを復習すると、以下の通りです。

  • 宅建試験に合格するために必要な問題集は、過去問題集1冊(過去問10~12年分)と、予想問題集3冊程度(予想模試10回分程度)である
  • 過去問題集が必要な理由は、「宅建試験に出題される問題の多くが過去の出題の焼き直しだから」
  • 予想問題集が必要な理由は、「過去問題集を解くだけでは他の人と同じレベルにしかならず、合格のためには一歩抜きんでる必要があるから」
  • 他の問題集が不要な理由は「過去問と予想問で実力は十分つくし、そもそも他の問題集に取り組む時間は無いから」

以上、参考になれば嬉しいです。

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