宅建士・管理業務主任者・簿記2級・ITパスポートいずれも一発合格済みの杉山貴隆です。
今回は通信講座フォーサイトの新しいeラーニングシステム ManaBun(マナブン)を分かりやすく解説します。
ManaBunは新しいシステムなのでまだほとんど口コミ・評判が見受けられません。そこで資格の学習に慣れた私が実際に使ってみて、私なりの評価や感想をお届けしたいと思います。
この記事を読んでいただくとフォーサイトの高い合格率を支えるeラーニングの概要と機能をサクッと把握できるはずです。ぜひ最後までお読み下さい。
ManaBunとは?
ManaBun(マナブン)は資格対策講座フォーサイトのモバイル学習システムです。「フォーサイトの受講生向けに提供されている専用アプリ」と言い換えることもできます。
ManaBunを使えば、スマートフォン・タブレット・ノートパソコンといった持ち歩き可能な端末で資格試験の対策ができます。
2023年3月現在、アプリ版とウェブブラウザ版の両方が利用可能です。
私はiOSアプリ版とウェブブラウザ版の両方を試してみましたが、使用感はほぼ変わりませんでした。好みのほうを使えば良いと思います。
ManaBunを使ってみた感想ですが、フォーサイトの各講座が提供しているインプット学習・アウトプット学習がスマホ1台で実施できてとても便利です。
具体的にどういった学習が可能なのかを以下で紹介していきます。
この後で紹介するManaBunの全ての機能をフォーサイトのどの講座でも利用できるわけではありません。購入する講座によって利用できる範囲は異なります。
使える機能・使えない機能に関する詳細は各講座の公式サイトで紹介されていますので、チェックしてみてくださいね。
- 【フォーサイト公式】行政書士講座 eラーニング
- 【フォーサイト公式】社会保険労務士講座 eラーニング
- 【フォーサイト公式】宅建士講座 eラーニング
- 【フォーサイト公式】FP講座 eラーニング
- 【フォーサイト公式】簿記講座 eラーニング
- 【フォーサイト公式】マン管・管業講座 eラーニング
- 【フォーサイト公式】ITパスポート講座 eラーニング
- 【フォーサイト公式】通関士講座 eラーニング
- 【フォーサイト公式】旅行業務取扱管理者講座 eラーニング
- 【フォーサイト公式】中小企業診断士講座 eラーニング
- 【フォーサイト公式】年金アドバイザー講座 eラーニング
- 【フォーサイト公式】危険物取扱者講座 eラーニング
- 【フォーサイト公式】公務員試験講座 eラーニング
- 【フォーサイト公式】保育士講座 eラーニング
- 【フォーサイト公式】司法書士講座 eラーニング
- 【フォーサイト公式】基本情報技術者講座 eラーニング
- 【フォーサイト公式】証券外務員講座 eラーニング
インプット学習機能
インプット学習とは本や授業を通じて知識を頭に入れていくことを指します。
ManaBunの主なインプット学習機能は「デジタルテキスト」「講義動画」「講義音声」の3つです。
デジタルテキスト
ManaBunを使うと、受講している講座のデジタルテキストを閲覧できます。
実際に閲覧してみましたが、紙のテキストよりも色合いが美しく見えて読みやすいです。
これがあればもう重たい紙の基本書をカバンに入れて持ち運ぶ必要はなくなります。
ふだん携帯しているスマホでManaBunを起動すれば、いつでもどこでもテキストを読み始めることができてラクチン・快適です。
フォーサイトの多くの講座では「紙のフルカラーテキスト」も提供しています。紙のテキストとデジタルテキストはほぼ同一となっています。
講義動画
ManaBunを使うと受講している講座の講義動画を視聴できます。
実際に視聴してみたのですが、画質が非常に良く何度でも見たくなるクオリティです。
スマホ横置きで見るとこんな感じ。
再生速度は通常速度・1.5倍速から選べます。
フォーサイトでは従来「講義DVD」を配布していました。でもDVDはかさばる上に外出先での利用ができないという難点があります。
アプリの提供開始後はこの状況は一変しました。スマホでManaBunを起動して、タップひとつで講義動画を再生できるのです。
勤務先でも学校でも、自宅のベッドの上やトイレでも、いつでも好きな時に講義を視聴できます。なのでドンドン学習が進みます。
講義音声
ManaBunを使うと受講している講座の講義音声を聴くこともできます。
音声配信アプリのVoicyやアマゾンのAudibleなどを使って音声コンテンツを楽しんでいる人は多いと思います。私もPodCastの番組をよく聴いています。
日頃音声メディアを利用する人の場合、資格の学習も「映像」ではなく「音声」でやりたいと考えるのではないでしょうか。例えば運転中や部屋の掃除の最中に講義音声を聴けたら「ながら学習」ができて効率的ですよね。
ManaBunは講義音声も利用できるようになっています。実際に聞いてみましたが、高品質でとても聞きやすかったです。
おそらく講師が話す内容は台本に沿っているんだと思います。言いよどみなどもなく繰り返し聞きたくなるような音声コンテンツでした。
ちなみに再生速度は0.8倍速・通常速・1.5倍速・2倍速から選べます。またバックグラウンド再生も可能です(iPhoneアプリで確認済み。またウェブブラウザ版Safari利用時でも確認済み)。
アウトプット学習機能
アウトプット学習とは頭の中の知識を使って問題を解くことを指します。
ManaBunの主なアウトプット学習機能は「確認テスト」「過去問再現演習」「過去問一問一答演習(過去問演習システム)」「合格カード」の4つです。
確認テスト
ManaBunの「確認テスト」はテキストや講義の内容理解を確認するためのテストです。
○×問題として出題されます。私も実際にやってみました。
回答後は正解・不正解と解説が表示されます。
自分の理解度がチェックできるのはもちろんですが、難易度の高くない問題をサクサク解いていくことで気持ちが上がり、勉強に弾みがつきます。
20問くらい回答すると、正解率や過去の回答履歴、得点グラフも表示されます。
記録が残るので自分なりに過去の学習の振り返りをすることができますね。
上の画像で見た確認テストは「通常版」です。他に「ゲーム版」も用意されています。
ゲーム版は相撲取りを戦わせるゲームです。正解すればするほど「番付」が上がっていきます。これはハマります!
上の画像は「前頭十六」から「前頭十五」に昇進したときのものです。
最終的に目指すのは「横綱」です。
ちなみに正解すると「決まり手」が現れますが、それをコレクションするというやり込み要素もあったりします。
楽しみながら問題を解いて自然に知識が脳に定着していく仕組みになっています。
こんな仕組みがあったらフォーサイトの合格率は当然高くなるよね、と納得してしまうのが確認テスト機能です。
過去問再現演習
ManaBunには過去問演習の機能(過去問再現演習)も備わっています。
資格対策をする上では過去問演習は欠かせません。フォーサイトの多くの講座では紙の過去問題集も配布していますが、スマホやタブレットを使ってManaBun上でも過去問を解けるので便利です。
この機能の使用感は次の通り。
過去問再現演習を起動し、解きたいテーマを選びます。
出題画面に四肢択一の過去問が表示されます。正解だと思う肢の番号をタップします。
正解・不正解のどちらだったのかと、解説が表示されます。
解説は肢ごとに掲載されており、きめ細かい学習が可能です。よく読み込むようにします。
自分の回答の正解・不正解と回答にかかった時間が自動で記録されていきます(左側に新しい記録が追加されていっています。次第に正解数が増えて、回答にかかる時間も少なくなっていることがわかると思います)。
以上が過去問を解くときの一連の流れですが、次のような付属機能もあります。
まず難易度別の絞り込み機能です。
何年分もの過去問がありますので、全部を一度に解いていくのが難しいことがあります。そういうとき、やさしいものから始めて徐々に難しい問題に切り替えていくといった使い方ができます。
次に出題画面で不要な選択肢に打ち消し線を引く機能です。打ち消し線を引く前は次の画像のような感じですが、
選択肢をタップすることで打ち消し線が引かれます。
この機能は消去法の訓練をするのに役立ちます。消去法とは問題文を読んでいく中で「この選択肢は明らかに不要」「この選択肢はたぶん正解じゃない」と思った肢を消していき、選ぶべき選択肢を絞り込んでいくことです。
試験でより多く得点するためには上手に消去法を使えることが重要になります。ManaBunの過去問機能では「打ち消し線」で肢を消去しながら解けるので、消去法のトレーニングが非常にやりやすくなっています。
過去問一問一答演習(過去問演習システム)
社労士講座バリューセット3や宅建士講座バリューセット3など一部の講座では「過去問一問一答演習(過去問演習システム)」機能を利用できます。
この機能の使用感は次の通りです。
過去問一問一答演習を起動します。
出題テーマを選択します。
その時々の時間の余裕に合わせて「出題数」(トレーニングしたい量)を選択します。
1問1答形式の問題が出題されるので、解いていきます。
1問解くごとに、解答とわかりやすい解説が表示されます。
問題を解き終わった後には正解率と習熟度が表示され、自分の実力を測る目安にできます。
最初はあまり良くない成績だったとしても、回を重ねていくごとに改善していきます。
最終的には100%に到達することを目指します。
以上のような雰囲気です。実際に何度も解いてみた感想ですが、制限時間がきつく難易度高めでした。慣れないうちはあっという間に時間が無くなってしまうと感じます。
逆に言えば、余裕をもって全問正解できるようになれば実力は相当なレベルに到達しているはずです。
* * *
この「過去問一問一答演習(過去問演習システム)」が試験対策上どういった点で役に立つのかもう少し解説します。
社労士試験(選択式問題)や宅建試験は複数の選択肢の中から「正しいものを選べ」「間違ったものを選べ」という形式になっています。このタイプの試験では過去問を漫然と解くのは危険です。
というのも、必ずしも全ての選択肢の正誤がわからなくても正解できることがよくあるからです。学習者によっては「全ての選択肢がわからなくても何とかなる、大丈夫」と誤解してしまうのですが、試験本番で点を落としてしまう原因になります。
こういった事態を防ぐためには意識的に「1肢ごとの正誤を素早く正確に判断するトレーニングを積む」のが効果的で、この点で「過去問一問一答演習」が威力を発揮します。
「過去問一問一答演習」では過去問が再構成され、従来の「1肢」に相当する部分が1つの問として出題されるからです。
この機能により私たちの過去問演習のゴールは「高い精度でスピーディに大量の選択肢の正誤を判断できるようになる」というものに変わります。新しいゴールを目指して練習を重ねれば、試験本番に強い、圧倒的な得点力が身につくことは間違いありません。
過去問一問一答演習は私たちを合格に一歩、また一歩と近づけてくれる画期的な演習システムです。より詳しくは各講座の公式の案内ページを確認してみてください。
フォーサイト宅建士講座 バリューセット3のレビュー記事にて、過去問演習システムについてさらに掘り下げました。
一定の条件を満たさないと利用できない「オリジナル模試」にもチャレンジして、その様子を紹介しています。ぜひチェックしてみてください。
ここで余談を1つ。「過去問一問一答演習」を開くと、「運に左右されない実力を身に付ける」と大きな文字で表示されます。
これが一問一答演習機能のテーマだ、ということなんでしょう。すごく大切な考え方だと思います。とても共感します。
というのも、実は私も「運に左右されない実力を身に付けよう!」というメッセージを、宅建試験の勉強法として何年も前からずっと発信し続けてきました。通信講座として歴史のあるフォーサイトと同じ方向を見ているとわかり嬉しいです。
付け加えると、私が他の記事で「運に左右されない~」という話をしていたとしても、フォーサイトのパクリではありませんので、念のため。というか私のほうが先です!笑
合格カード
ManaBunには「合格カード」という機能があります。
この機能は何のことなのか、ManaBunの画面を見ただけでは少し分かりにくいかもしれません。「合格カード」という名称の由来はコレ↓です。
単語の暗記とかに使うカードですね。これをアプリに移行したものが「合格カード」機能です。
穴埋めクイズが書かれた「おもて面」を見て、自分なりに答えを検討し、
答え合わせで「うら面」を開くというイメージです。
実物のカードだと持ち歩くのが面倒ですし無くしてしまう可能性もあります。そういう事態を避けるためスマホやタブレットで「合格カード」を見れるようにしてあるわけですね。
実際に使ってみた感想ですが「分類機能」がとても便利でした。カードひとつ分の問題を解いたら、そのカードを「○」「△」「×」のいずれかのカテゴリーに分類できます。
自分の理解度に応じてカテゴリー分けしておいて、後でカテゴリーを絞り込んで表示できるんです。たとえば次の画像は「×」のカテゴリーで絞り込んだときの様子です。
「もう覚えた!」と確信できたカードは該当カテゴリーから外します。そうすると必要最小限の時間で効率よく暗記の作業ができます。
その他サポート機能
ManaBunには受講生の学習を助けるいくつものサポート機能が備わっています。
サポート機能の代表的なものは「質問機能」「スケジュール自動作成機能」「eライブスタディ(旧称:リアルタイム講義)」です。
質問機能
ManaBunには質問を送信するたのめの「質問箱」があります。
ManaBunの質問フォームを使って質問を送信すると、講師やスタッフの方から回答もらえるというものです。
質問を一切受け付けしていない通信講座も多いですがフォーサイトは違います。私が知っている限りどの資格の講座でも質問可能です。
無料で質問できる回数には上限がありますが、分からないことを質問できる体制が整っていること自体がありがたいですよね。
スケジュール自動作成機能
ManaBunには学習スケジュールの自動作成機能があります。
生活スタイルを入力すると、自動的に学習可能時間を算出し、あなたに最適な学習スケジュールを作成します。また、スケジュールに沿った学習の進捗管理もできます。現状を把握することで、学習の手応えを感じられます。
この機能を使うとManaBunがあなた専用の学習スケジュールを計算しはじき出してくれます。「どのくらいのペースで勉強したらよいか分からない」という人でも計画的に学んでいけるんです。
スケジュール機能の使い勝手を以下で見ていきましょう。
スケジュール機能を起動すると「時系列のライフスタイル表」が表示されます。
曜日ごとに30分きざみで1日のスケジュールを入力していきます。あまり考え過ぎず「よくある1日だとだいたいこんな感じ」くらいで入力すればOKです。
次に「学習の開始日」と「目標の試験日」に間違いがないかどうかチェックして、問題が無ければ登録ボタンを押します。
学習スケジュールが自動生成されました。
日々の学習項目と学習時間の目安が表示されるようになります。
1日のうちにどういった項目を勉強すればいいのかという内訳も明示されます。
以上のようにフォーサイト受講生はManaBunが提案した学習スケジュールに沿って学習を進められるんです。
資格試験の勉強に慣れていない人も、国家試験の受験なんて全く初めてという人も、学習スケジュール機能をうまく活用し試験日までに計画的にカリキュラムを消化できます。
eライブスタディ
ManaBunを使うとフォーサイトが2020年度から一部の講座で実施している「eライブスタディ」(旧称:リアルタイム講義)を視聴できます。
eライブスタディは講義のライブ配信です。月に1~2回程度、録画ではない「生の講義」を視聴できます。
さらに講義の視聴と同時に「チャット機能」「テスト解答・集計機能」「テスト振り返り機能」が使えます。
これらの機能を通じて視聴者は講義にアクティブに参加できるんです。
従来、講師と受講生がリアルタイムにコミュニケーションをとることは通信講座ではあり得ないことでした。しかしフォーサイトがそのような常識を破壊しつつあります。
フォーサイトは受講生の合格をどこまでもサポートするため講義の生配信という新たな試みを開始しているのです。
実はフォーサイトを現在受講中でない人もeライブスタディを視聴できます(ただしeラーニング無料体験期間中のみ)。私も以前、購入前の段階で「宅建士講座のeライブスタディ」に参加しました。
フォーサイト宅建士講座のリアルタイム講義 開講中!
私も初のリアルタイム窪田先生に興奮しています!
やはりライブの受講体験はいいもので、なんとも楽しい気持ちになりました。既に合格済みの私ですが、「もう1度勉強して受験しようか?」という思いがよぎったほど。
フォーサイトの受講を検討中の方はタイミングが合うようならeライブスタディを楽しんでみてください。
ManaBun 利用上の注意点
ManaBunの利用するにあたり「これは注意したほうがいいな」と思う点が3つあります。順番にお伝えします。
原則として受講生のみ利用可
利用上の注意点の1つめは「ManaBunは原則として受講生のみ利用できる」ことです。
ManaBunはフォーサイトの資格対策講座の学習ツールとして提供されています。なのでManaBunを使えるのは基本的には受講期間中の人だけです。
アプリをインストールしただけでは使えないので気を付けましょう。
ただし受講前の人であっても「お試し利用」は可能です。簡単な登録をすれば無料でManaBunを体験できます。気になる人はぜひお試し利用をしてください。
利用可能コンテンツは購入したコース次第
利用上の注意点の2つめは「利用できるコンテンツは購入したコースによって異なる」ことです。
たとえば「バリューセット」というセットタイプの講座を購入した場合は多くのコンテンツを利用できます。
その一方、フォーサイトでは「基礎講座」を単独で購入することもできます。その場合デジタルテキストを読むことはできるけど過去問演習の機能は使えない、といったことが起こります。
ManaBunのどの機能が実際に利用できるのかは各講座の公式ページで良く確認しましょう。
ギガ対策も必要
ManaBunで講義動画や講義音声を利用する場合「通信量・通信料」に注意しましょう。
あなたも知っている通り動画や音声は通信容量を多く消費します。簡単に言うと「ギガが減りやすい」ということです。
ManaBunのマニュアルにも動画・音声コンテンツのデータ転送量の目安として次の記載がありました。
- 動画の場合
- 1時間あたり約800MB
- 音声の場合
- 1時間あたり約60MB
ギガ対策をする場合、自宅にひかれている光回線などの「使い放題の回線」を使って動画をダウンロードするのがオススメです。ManaBun自体にダウンロードの機能が備わっていますので利用しましょう。
外出先で講義を聞きたいときは端末にダウンロード済みの動画を再生するようにします。そうすればギガを大量消費しないで済みますよ。
ManaBunを利用できる期間
ManaBunを利用できる期間は大まかに言えば「教材発送日から」「本試験前日まで(一部機能はその後も利用可)」です。
しかしながら、私の知る限りManaBunの利用期間に関する厳密な情報は提供されていないため、はっきりしない面もあります。
そこで以下では私の経験をもとにお伝えします(一部推測も混じっていることをご了承ください)。
いつから使える?
講座購入後、教材発送日に「ログインアカウント発行」のメールが届くと、ManaBunを利用できるようになります。
「ログインアカウント発行」のメール本文に「ログインID・パスワード」「ワンクリックログインURL」の記載があるので、それらを使って利用を開始できます。
私の場合、講座購入からログインアカウント発行メールの到着までは以下のようなタイムスケジュールでした。
- 2020/07/24(金)11:05
- フォーサイト公式サイト上で宅建士講座の購入手続きを実施
- 2020/07/24(金)11:08
- 購入手続き完了を通知するメールが届く
- 2020/07/24(金)17:08
- 教材発送を通知するメールが届く
- 2020/07/24(金)18:06
- ManaBunログインアカウント発行メールが届く
以上のように、平日の午前中に購入手続きを完了すると同日の夕方には教材が発送され、ManaBunも使えるようになりました。
なお教材発送のタイミングは支払い方法などによって変わります。詳しくはフォーサイト「よくあるご質問」ページの「講座の申し込み後、教材はいつ発送されますか?」を確認してみてください。
いつまで使える?
ManaBunがいつまで使えるのかを知るには、受講開始後であればManaBunにログインして「メニュー」>「個人設定」で確認するのが最も確実です。
その手順を見ていきましょう。
ManaBunにログインした後、右上の「メニュー」をタップします。
メニューの下部にある「個人設定」をタップします。
「個人設定」画面が表示されます。初期状態で「基本設定」タブが選択されています。
そのまま「基本設定」タブ内を下にスクロールすると「ManaBun利用期限」を確認できます。
ちなみに「ManaBun利用期限」には「受講期間」と「ご利用期限」という2つの期限が表示されます。これらの違いをざっくり説明すると次の通りです。
- 受講期間
- 購入した講座の受講期間。原則として本試験日の前日まで。この期間を過ぎると質問や教材再送などのサポートが利用できなくなる。一方、ManaBun上の講義動画やデジタルテキスト等は次の「ご利用期限」まで一応利用できる(受講期間経過後は動作保証なし)。
- ご利用期限
- ManaBunの利用期限。この期限を過ぎると講義動画やデジタルテキストも含めほぼ全てのメニューが利用できなくなる。(補足:私が購入した2022年度宅建士講座の場合「ご利用期限」は合格発表日の約3週間後にあたる2022年12月21日となっています)
ITパスポート試験のように月に何度も試験が実施され、その都度合格発表があるような試験もあります。こういった試験個別の事情もあるので、上記「受講期間」「ご利用期限」は一律には定まりません。
以上のことから、ManaBunが利用できる期間を確認したい場合は先に示した手順に従ってManaBun上で確認するのがオススメです。
⇒ 【フォーサイト公式】ManaBunの「受講期間」と「利用期限」について
「道場破り」との違いは?
先にも少し触れましたが、フォーサイトでは従来「道場破り」という名称のeラーニングシステムを提供していました。
ManaBunはその後継システムとしてリリースされたという位置づけです。
2020年以前にフォーサイトを利用したことのある人は「道場破り」を使ったことがあるでしょう。私もその一人です。
ではManaBunは「道場破り」とどのように違うのでしょうか。両方使ってみた私が気づいた点を報告します。
基本的な機能は踏襲している
ManaBunは「道場破り」の基本的な機能を全て引き継いでいます。
上でも紹介しましたが、デジタルテキストや確認テスト、過去問、合格カードといった機能はいずれも旧来の「道場破り」に備わっていたものです。
基本的に「道場破り」でできていたことは全てManaBunでもできると言って差し支えありません。
全体的な使用感は向上
ではManaBunになってどこが変わったの?ということが気になると思いますが、全体的な使用感が向上しています。
たとえば、デザインが一新されています。薄い緑色と白を基調としたスタイリッシュな雰囲気になっていますよね。
道場破りはちょっとゴツゴツしたデザインだったので、だいぶ印象が変わりました。
動作が軽くなった?
これは私の体感なのですが「道場破り」時代と比べて動作が軽快になっています。
実際に速度を計測したわけではないのですが「ManaBunはずいぶんサクサク動くなぁ」という印象です。
ManaBunを開発するにあたってプログラムコードを一新していますので、それによって動作速度も向上しているものと思われます。
違いのまとめ
まとめると、先に見た「過去問一問一答演習」を除けば、ManaBunはかつての「道場破り」と比較して大きな機能変更・機能追加はありません。
その一方、細かい点で使いやすくなっており、ユーザー体験が向上しています。受講生としては嬉しい限りです。
おわりに:ManaBunで合格に向けて前進しよう
今回はフォーサイトの新eラーニングManaBunを実際に使ってレビューしました。
ここまで読んでいただけたあなたは既にお分かりだと思いますが、ManaBunはかなり優秀なeラーニングシステムです。
スマホ1台でインプット学習からアウトプット学習まで、資格対策の学習がほぼ完結します。使い勝手も良い感じです。合格まで一直線に勉強できるツールだと断言できます。
もしあなたがManaBun未体験なら、ぜひ一度無料版で試してみてください。きっと「これは使える!」って思えますよ。