2018年から資格対策通信講座の研究を続けている杉山貴隆です。
司法書士試験の対策講座を探していると、アガルートが必ず選択肢の1つになることでしょう。合格率5%前後の難関試験だからこそ、どの講座を選ぶかが合否に直結する重要な判断になります。
「本当にアガルートで合格できるのか」「受講料に見合う内容なのか」と不安を感じてしまうのは当然です。
そこで今回は、アガルート司法書士試験講座の評判・口コミを徹底的に調べ、特徴・他講座との比較・メリット・デメリット・合う人・合わない人まで詳しく解説します。この記事を読み終えるころには、アガルートを受講するかどうかを自信をもって判断できるはずです。
ぜひ最後までお付き合いください。
※本記事は2026年3月時点で入手できる情報を基に作成しています。引用している受講生の評価は受講当時のものであり、現在とは状況が異なる場合があります。
アガルート司法書士試験講座の評判(口コミ)まとめ
アガルート司法書士試験講座について、実際の受講生の声をテーマごとに見ていきましょう。講義の内容から受講サポート、率直に感じた不満まで、幅広い口コミを紹介します。
講師・講義動画
- 「浅野先生の講義はとにかく飽きさせない話術、進め方にあると思います。ご自身の受験生時代の経験談や受験生の心構えなどは受験生活を送るうえで本当にためになりましたし、面白かったので勉強している時間も非常に楽しく聴けました。どこが重要か重要でないかをはっきりさせて、極端な話場合によっては「これはいらない」とはっきり言っていただけるところも勉強を進めるうえで本当に助かりました」【引用元】
- 「講義がわかりやすいだけでなく、受講生の立場になって物事を説明してくださり、話の節々に謙虚さを感じました。講師でありながらも受講生の立場を忘れない、この先生についていきたいと思いました」【引用元】
- 「浅野講師の講義は、メリハリのある話し方で、ときにはホワイトボードをたたくなど大きな身振り手振りも交えた説明で、大事なところが印象に残りました。また、知識を整理した表の活用や、わかりやすいたとえ話、記憶の片隅に引っ掛かるキャッチーな言い回しがちりばめられていて、初学者でも取り組みやすく、学習を継続しやすい講義だと感じました」【引用元】
- 「浅野講師の講義は地に足がついた堅実な講義で、法律初学者でも極力立ち止まることがないよう配慮してくださっていたと思います。随所でくだけた説明を織り交ぜてくれたり、レジュメを使って視覚的な理解を促してくれたりするのはありがたかったです」【引用元】
- 「浅野先生の講義はメリハリがあり、特に重要な部分を強調してくれるので、理解が深まりやすかったです。動きを取り入れた視覚的な説明で、記憶に残りやすく、学習効果が高まりました」【引用元】
- 「わかりやすい、易しい、丁寧、大事なことを強調して話してくれる浅野先生の講義のおかげだと思います」【引用元】
- 「オリジナルの図表などは本当に良くできていて、記憶力に自信のない私でも本試験当日に思い出せるすごいものでした。大げさ抜きにこの講座を聞いてテキスト、過去問を繰り返しやれば択一対策としては十分であるように思います」【引用元】
- 「特に会社法と商業登記法のレジュメについては、一種の発明と言っても過言ではないと思うくらいまとめられており、この2科目については、テキストを見るより浅野先生のレジュメを見た方が分かりやすいということが多々ありました」【引用元】
- 「特に会社法と商業登記法のレジュメについては試験当日まで大変お世話になりました。元々は無機質な暗記自体がそこまで得意ではないため会社法には苦手意識があったのですが、試験を受ける頃には会社法と商業登記法が「面白くて仕方がない」と言えるくらいになっていました」【引用元】
- 「浅野先生のオリジナルの図表は条文の内容や複雑な部分が完璧にまとまっており、ノートにまとめて何度も書き写し暗記しました。試験本番では、頭の中に表を浮かべたり実際に書いたりして正誤を判断することができました」【引用元】
- 「1000条近くの会社法の知識を十数枚の図表でまとめて勉強しました。浅野先生のレジュメは勉強時間の節約にかなり役に立ちます。おかけで今年の本試験では商法会社法は9問とも正解しました」【引用元】
浅野講師への評価は、受講生の間で際立った一致を見せています。「わかりやすい」「メリハリがある」という声に加え、「初学者でも立ち止まることがない」「飽きさせない話術」といった表現が並びました。
重要なポイントとそうでないポイントを明確に区別してくれるため、膨大な学習範囲の中で勉強の優先順位に迷いにくいという実践的な価値を感じている受講生が多いようです。
オリジナルレジュメ・図表への評価は特に熱量が高く、「一種の発明」「本試験当日にも思い出せた」といった強い言葉が並んでいます。
なかでも会社法・商業登記法のレジュメへの評価は突出しており、1000条近くに及ぶ会社法の規定を十数枚の図表にまとめるという試みは、暗記が苦手な受講生にとって大きな助けとなっているようです。
壁に貼って常に目に入るようにした方や、試験本番で頭の中に表を思い浮かべて正誤を判断できた方もおり、テキスト以上の学習効果を発揮しているケースが見受けられました。
講義の質と教材の工夫を総合すると、浅野講師の講義は「聴いてわかる」だけでなく「覚えられる・思い出せる」ところまでカバーしている点が際立ちます。
司法書士試験は11科目にわたる膨大な知識量が求められますが、体系的な図表で知識を整理しつつ、メリハリのある講義で学習の優先度を示してくれるアプローチは、効率的な学習を後押ししてくれるでしょう。
記述式対策
- 「記述式試験自体どこからどう手をつけていいか分からなかった私としては一筋の光明を見た思いでした。...合格した人の解き方のフォームをまねるということで一種の安心感を得ました」【引用元】
- 「アガルートさんが提供されている記述対策講座の中で、最も役に立ったな、と感じている講座です。実際に浅野先生が問題冊子と答案用紙を映して...その所作をそっくりそのまま真似していました。問題文の読む順番や、答案構成用紙の書き方が身につき、機械的に問題を解くことができるようになったと感じています」【引用元】
- 「記述式の解き方を全く知らなかった私にとっては、本当に価値の大きい講義でした。なにより、真似すればいいだけなのでラクでした。ギリギリの時間のなかで解答を完成させなくてはいけない司法書士試験において、記述式の「解き方」を知らなければスタートラインにすら立てないので、その方法論を教えてくれる非常に有意義なものでした」【引用元】
- 「都合3回講義を聴きながら10年分の過去問を解きました。その後は浅野先生の解法を真似ながら、1日1問を日課に、10年分を更に3回ほど解きました。その頃にはどうにか1問1時間程度で解けるようになったことに自分自身驚きを覚えました」【引用元】
- 「過去問演習を最重要視していたので、力を入れて取り組みました。問題文と答案用紙を毎回コピーして、答案作成の練習をしていました。答案用紙だけでなく、問題文や答案構成用紙に書き込みをしながら解く練習は、解法に慣れるために非常に重要であり、試験合格のために避けて通れない道だと思います」【引用元】
- 「「合格のためには7割前後合っていればいい」というアドバイスにも心が軽くなりました。アドバイスをもとに、試験本番ではある部分は流し読みし、ある部分はじっくり読んで答案構成用紙に書き写す、とメリハリをつけて挑むことができました」【引用元】
記述式対策は、受講生からの評価が特に高い分野のひとつです。司法書士試験の記述式は「どこから手をつけていいかわからない」と感じる初学者が多く、その不安を解消するために解き方の「型」を体系的に教えてくれる点が好評でした。
解法のフォームを真似するだけで良いというアプローチは、記述式に対する心理的ハードルを大幅に下げているようです。
過去問解説講座への評価も非常に高く、浅野講師が実際に手元を映しながら問題を解く様子を見せてくれるスタイルが評価されています。問題文を読む順番や答案構成用紙の使い方を映像で学べるため、受講生はそれをそのまま真似して自分の解法を確立していける仕組みになっています。
10年分の過去問を繰り返し解く中で1問1時間程度で解けるようになったという報告や、試験本番でも時間に余裕が持てたという声が寄せられました。
一方で、記述解法マスター講座については辛口な意見も見られました。この講座は入門総合講義の浅野講師とは別の講師が担当しているため、解法の手順やスタイルに違いがある点に戸惑いを感じた受講生もいます。また、出題形式が本試験と異なるという指摘もありました。
ただし、記述式対策全体を通じて見ると、好意的な評価が圧倒的に多い点は押さえておいてよいでしょう。
スキマ時間・モバイル学習
- 「一つの講義が30分程度でまとめられていることです。集中力のない私には講義が短く区切られていると、逆にあとひと講義頑張ってみようかなという気持ちになれました。基本的に1.5倍速で講義を視聴して...外出時でもスマホ一つで講義を受けることができました」【引用元】
- 「倍速再生機能を活用し、時間の節約のため2倍速で聞くことが多かったです。それでも、浅野講師の講義は、メリハリのある話し方で...大事なところが印象に残りました」【引用元】
- 「講義画面でテキストを映してくれるので、電車や待合等の空き時間にでも積極的に講義を見るよう心掛けていました」【引用元】
- 「アガルートの講義動画は1本あたり約20分と短いので、隙間時間でもサクサクすすめることができました。また、時間節約のため倍速で視聴していました」【引用元】
- 「アガルートの講義の動画は短めです。塾によって、動画が一つで一時間以上の場合もありますが、アガルートの動画は平均で20分程度の感じです。集中力維持には限界がありますので、人によりますが、私的には40分以上は無理です。そこで、20分程度はちょうどいい感じです。移動中でも聞きやすいです」【引用元】
司法書士試験の受験者は社会人が多く、まとまった学習時間の確保が難しいケースも少なくありません。1本あたり20~30分程度にまとめられた講義動画は、通勤時間や待ち時間といったスキマ時間を活用しやすいと好評です。
短い単位で区切られていることで、「あとひと講義頑張ってみようかな」という前向きなモチベーションが生まれるという声もありました。
倍速再生機能を活用している受講生も多く、1.5倍速や2倍速で視聴しても講義のメリハリが損なわれないという点が評価されています。
講義画面にテキストが映し出される仕様のため、テキストを手元に開けない状況でもスマホひとつで学習を進められるのは、忙しい受講生にとってありがたい仕組みでしょう。
受講サポート
- 「私が令和6年度司法書士試験に合格できた1番の要因は「定期カウンセリング」だと確信しています。...この7か月間、私は講師を信じ、講師のアドヴァイスを尊重するとともに、適宜私の状況に合わせて修正して勉強した結果、合格することができました」【引用元】
- 「竹田講師には何度も定期カウンセリングをして頂き、多くの質問に答えて頂きました。基本的に1人で受験勉強をしていた私にとっては、お話をさせて頂く初めての司法書士であり、最もモチベーションを与えて頂ける方でした」【引用元】
- 「定期カウンセリングで講師に聞いて自分なりの勉強方法を開発することができました。「こう勉強していい?」などを先生に確認したり、先生の勉強方法を聞いたりして、試行ミスを防ぐことができました」【引用元】
- 「土日も予約することができ、時間の融通がきくので大変助かりました。勉強方法や自分の進捗を伝え、講師の先生やチューターの方からアドバイスをいただくことができました」【引用元】
定期カウンセリングへの評価は非常に高く、「合格できた一番の要因」と断言する受講生もいます。通信講座は基本的にひとりで学習を進めるため、講師に直接相談できる機会は学習方針の確認やモチベーション維持に大きな効果を発揮しているようです。
勉強方法の試行錯誤を防ぎ、合格に向けた最短ルートを講師と一緒に設計できた点を高く評価する声が目立ちました。
なお、口コミで「定期カウンセリング」と呼ばれているサービスは受講当時に提供されていたものです。2026年3月現在で最新の「2028年合格目標講座」においては提供されていません。
定期カウンセリングは「バーチャル校舎」内の学習サポーター機能(毎月1回15分・先着順予約制・入門カリキュラム フル受講生のみ対象)に置き換わった可能性があります。受講を検討する際は、現在のサポート内容を公式サイトで確認することをおすすめします。
月1回のホームルームは、受講生全体の進捗状況を把握できる場として活用されています。他の受講生の悩みや質問を共有することで「自分だけではない」という安心感を得られるほか、受験までのスケジュール管理のアドバイスが参考になったという声もありました。
通信講座で陥りがちな孤独感を和らげる機能として、ホームルームは重要な役割を果たしているといえるでしょう。
不満を感じた点
- 「アガルートの模擬試験は順位を出してくれないため、自分の立ち位置が分からず、他の予備校で受けた模擬試験に比べて、参考になりにくかったと感じました。他の予備校では、順位が表示され、さらに記述式問題の採点も行ってくれるため、具体的に自分がどの位置にいるのか、どこを強化すべきかが把握しやすいです」【引用元】
- 「他の予備校は模試を受けると他のライバルの状況を把握できたと思うのですが、アガルートの場合そういったサービスがなかったので少し残念に思います」【引用元】
- 「模擬試験は会場受験の制度がなかったため私は普段使っている図書館で取り組んだのですが、会場受験の制度も作っていただけたら、より本番の練習という意識で取り組めたのではないかと思います」【引用元】
- 「記述択一パーフェクト12に限らず誤植が全体的に多かった点が非常に残念でした。誤植による混乱や時間の無駄を避けたかったため、そこも改善の余地があると感じます」【引用元】
模擬試験については、順位や採点が出ない点を不満に挙げる受講生が複数いました。大手予備校の模試では受験者全体の中での自分の立ち位置を確認できるため、それと比較すると物足りなさを感じたようです。
また、会場受験の制度がないため、試験本番の緊張感を事前に体感できない点も指摘されています。対処法としては、他社の模擬試験を別途受験して順位や会場受験を補うことが考えられるでしょう。
教材の誤植に関する指摘もありましたが、この口コミは2024年の受講生によるものです。その後改善が進んでいる可能性があります。
アガルートを選んだ理由
- 「アガルートの講座は比較的手頃な値段であり、かつ全額返金制度があったことが決め手になりました」【引用元】
- 「予算が限られる中での予備校選びだったため、まずは比較的安価ないくつかの予備校の中から選択しようと考えました。そこで一番最初に資料請求しお試し講座を受講したのがアガルートアカデミーだったのですが、浅野講師の民法総則の解説がわかりやすく、講義のテンポなども自分に合っていると感じたため、受講することを決定しました」【引用元】
- 「製本されたテキストや過去問がパッケージに含まれていること、答練・模試・記述対策及び改正補講がパッケージに含まれていること、上記を満たす予備校のうち最も安価な予備校ということで、アガルートさん一択でした」【引用元】
- 「合格特典が非常に魅力的であったこと、そして比較的安価であったことが大きな要因です。当時、金欠であった私にとって、これらの条件はまさに渡りに船でした」【引用元】
- 「インターネットで検索して一番上に出てきたこと、手の出しやすい価格帯であったこと、オール通信で時代にあった予備校だと感じたことです。さらに、合格することで受講料が全て戻ってくると謳い文句があったので、「絶対に合格する」と決めていた私にはピッタリでした」【引用元】
アガルートを選んだ理由として最も多く挙がったのは、「受講料の手頃さ」と「合格特典(全額返金制度)」の組み合わせです。
大手予備校と比較して受講料が抑えられている点に加え、合格すれば費用負担をさらに軽減できる仕組みが、予算に限りのある受験生にとって大きな後押しとなっています。
お試し講座やYouTubeの無料動画を視聴してから受講を決めたという声も複数ありました。講義の質を事前に確かめた上で判断できるため、購入前の不安を軽減しやすい環境が整っているといえます。
オンライン受講の利便性も決め手のひとつです。地方在住で通学が難しい方や、子育てと両立したい方にとって、完全オンラインで完結する通信講座は欠かせない条件になっています。
通学・通信のどちらにするかを迷う方にとって、テキストや問題集がパッケージに含まれたオール通信の仕組みは安心感につながるでしょう。
総括
受講生の声を総合すると見えてくるのは、アガルート司法書士試験講座が「初学者を確実に合格レベルまで引き上げる」という目的に対して高い整合性をもって設計されているという事実です。
講師・講義動画への評価は突出して高く、浅野講師の講義のわかりやすさとオリジナルレジュメの完成度を称える声は、年度を越えて一貫しています。
11科目に及ぶ膨大な試験範囲を効率よくカバーするために、重要度の区別を明確にした講義と、視覚的に知識を整理できるレジュメを組み合わせるアプローチは、受講生から高い信頼を獲得しているといえるでしょう。
記述式対策についても、解き方の「型」を体系的に教える方針が好評です。初学者が最も不安を抱きやすい記述式問題に対して、解法のフォームを真似すればよいという明快なアプローチが安心感を生み出しています。
記述過去問解説講座で手元を映しながら解く講師の姿を真似していくうちに、自然と解答力が身についたという報告が複数ありました。
一方で、模擬試験の順位・採点・会場受験が提供されていない点は、複数の受講生が改善を望んでいます。アガルートの講座だけで試験準備の全てを賄いたいという受講生にとっては、この点は事前に認識しておくべきポイントです。
全体としては、講義・教材・記述式対策という学習の中核部分において非常に高い評価を得ており、受講料の手頃さと合格特典を含めたコストパフォーマンスの良さが、受講の決め手になっている方が多いという傾向が明らかになりました。
特徴

司法書士試験は合格率5%前後の難関試験であり、講座選びが合否を大きく左右します。アガルート司法書士試験講座にはさまざまな強みがありますが、ここでは特に重要な3つの特徴を取り上げます。
全国平均の5.49倍を記録した合格実績
アガルートは、有料講座受講生を対象としたアンケートをもとに合格実績を公開しています。
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| アガルート合格率 (2025年度) | 28.6% |
| 全国平均合格率 (2025年度) | 5.21% |
| 全国平均との比較 | 5.49倍 |
全国平均合格率が5.21%であるのに対し、アガルート受講生の合格率は28.6%と、5.49倍もの差がついています。これは合格発表後に実施されるノベルティ付き受講生アンケートの回答をもとに算出された数値です。
この合格率は「有料講座を受講した方全員」の実績ではなく「アンケートに回答した受講生」をベースにしている点は押さえておく必要があります。とはいえ、全国平均の5倍を超える合格率は、カリキュラムと教材が実際に合格に結びついていることを示す有力な指標といえるでしょう。
司法書士試験は11科目にわたる広範な試験範囲に加え、午前・午後・記述式の各科目にそれぞれ基準点(足切りライン)が設けられています。苦手科目をひとつでも作ると基準点に届かず不合格になるため、全科目をバランスよく仕上げなければなりません。
このような厳しい試験構造において高い合格率を維持していることは、講座の品質を客観的に裏付ける材料になります。
経験豊富な講師陣による指導体制
入門カリキュラムの講義は、それぞれ専門分野を持つ4名の講師が担当しています。
| 講師名 | 担当 | プロフィール概要 |
|---|---|---|
| 浅野 勇貴 講師 | 全体構造編・入門総合講義・ 記述過去問解説講座・ 重要法改正総ざらい講座 | 「100の曖昧な知識より10の正確な知識」 必要な知識を厳選し 視覚的に整理した講義を提供 |
| 海老澤 毅 講師 | 記述解法マスター講座・ 記述・択一パーフェクト12・ 実力確認答練・模擬試験・ 択一過去問解説講座 | 受験指導歴30年余り。 合格に必要な知識への集中と 不要な知識の排除を重視 |
| 三枝 りょう 講師 | 記述解法 ベーシック講座 | プロ講師歴20年、司法書士実務歴10年 試験テクニックと実務ノウハウを 融合した講義を提供 |
| 竹田 篤史 講師 | ホームルーム | 元大手資格予備校講師 社労士・行政書士・司法書士を取得 短期合格のノウハウを提供 |
カリキュラムの中核を担うのが浅野講師です。入門総合講義では全11科目の基礎から応用までを一貫して指導し、「100の曖昧な知識より10の正確な知識」という方針のもと、試験に出るポイントを厳選して解説しています。
受講生の口コミでも繰り返し評価されている通り、メリハリのある講義と独自のオリジナルレジュメは、初学者にも取り組みやすい設計になっています。
記述式対策では三枝講師と海老澤講師がそれぞれ担当を分けています。三枝講師はプロ講師歴20年に加え司法書士としての実務歴も10年あり、試験対策と実務の両方の視点を持った講義が特徴です。
海老澤講師は受験指導歴30年余りの大ベテランで、択一・記述の双方を長年にわたり指導してきた実績があります。
さらにホームルームを担当する竹田講師は、社労士・行政書士・司法書士の3資格を保有しており、複数資格の受験を経験した立場から短期合格のノウハウを提供しています。
科目やフェーズごとに最適な講師が配置されているため、学習の各段階で専門性の高い指導を受けられるのが本講座の強みでしょう。
5ステップで合格まで導くカリキュラム
入門カリキュラム フルは、学習段階を5つのステップに分け、初学者が無理なく実力を積み上げていける構成になっています。
- STEP00(導入期):全体構造編で試験の全体像を把握
- STEP01(入門期):民法・不動産登記法を中心に基礎固め
- STEP02(本格期):会社法・商業登記法の学習と記述式対策(ベーシック)を開始
- STEP03(実践期):マイナー科目(民訴・民執・民保・憲法・刑法等)の学習と記述式過去問演習
- STEP04(直前期):実力確認答練・模擬試験・重要法改正の最終確認
入門カリキュラム フルに含まれる講義の総時間は約595時間にのぼります。入門総合講義だけでも約403時間のボリュームがあり、全11科目を網羅的にカバーしています。
合格までに必要な学習時間の目安は約3,000時間とされており、2年以上の学習期間を想定した長期的なプランが組まれています。
カリキュラムの大きな特徴は、記述式対策が段階的に設計されている点です。STEP02で記述解法ベーシック講座により記述式の基本的な解き方を学んだあと、記述解法マスター講座で演習量を増やし、STEP03以降で過去問解説講座(過去10年分)に取り組むという流れになっています。
記述式は司法書士試験の満点350点のうち140点を占めるため、この段階的なアプローチは初学者にとって心強い設計です。
なお、入門カリキュラムには「フル」と「ライト」の2つのプランがあります。ライトはフルから択一過去問解説講座・記述解法ベーシック講座・記述解法マスター講座・記述択一パーフェクト12の4講座を除いたプランで、受講料を抑えたい方に向けた選択肢です。
合格特典(全額返金+お祝い金3万円)の対象となるのはフルのみであるため、プラン選びの際は合格特典の有無も考慮するとよいでしょう。
他講座との比較
司法書士試験対策の通信講座は複数の予備校・スクールから提供されています。
ここでは、フォーサイト・スタディング・ユーキャン・東京法経学院・LECの5社とアガルートを、受講料・合格実績・質問サポートの3つの軸で比較し、アガルートがどのような位置づけにあるかを整理します。
受講料の価格帯
各社の初学者向け・最上位プラン(オプションなし)の受講料を比較すると以下の通りです。
| 講座 | 対象プラン | 受講料(税込) |
|---|---|---|
| フォーサイト | バリューセット | 107,800円 |
| スタディング | コンプリート冊子 テキスト付 | 119,500円 |
| ユーキャン | 司法書士 合格指導講座 | 169,000円 |
| 東京法経学院 | 新・最短合格講座 総合コース A1 | 346,500円 |
| アガルート | 入門カリキュラム フル | 382,800円 |
| LEC | 新15ヵ月合格コース 通信Web | 548,000円~ |
※LECは受講料538,000円+入学金10,000円。必須テキスト「ブレークスルー」(38,000円)が別途必要
アガルートの受講料382,800円は、6社の中ではLECに次いで高い価格帯に位置しています。フォーサイトやスタディングと比べると約26万~27万円の差がありますので、受講料だけを見ると割高に感じられるかもしれません。
ただし、アガルートの入門カリキュラム フルには約595時間の講義に加え、フルカラーテキスト・肢別過去問集・ひな形集・答練・模擬試験・記述式対策講座・質問制度(50回)・ホームルーム・バーチャル校舎といった教材・サポートが一式含まれています。
別途テキストを購入する必要がなく、追加費用が基本的に発生しない点はメリットです。
さらにアガルートには合格時の全額返金制度があり、条件を満たした場合は費用負担を大幅に軽減できます。受講料の比較は単純な金額差だけでなく、含まれる教材・サポートの範囲や合格特典も含めて総合的に判断するのがよいでしょう。
合格実績の公表状況
各社が公式サイトで公表している合格実績をまとめると以下の通りです。
| 講座 | 合格実績 (公表値) | 備考 |
|---|---|---|
| フォーサイト | 25%(2025年度) | 受講生アンケート ベース |
| スタディング | 合格者47名 (2025年) | 合格率非公表 |
| ユーキャン | 情報なし | ー |
| 東京法経学院 | 情報なし | ー |
| アガルート | 28.6% (令和7年度) | 受講生アンケート ベース |
| LEC | 一発合格者39名 (令和7年度) | 合格率非公表 |
アガルートの合格率28.6%は、合格率を公表している講座の中で最も高い数値です。フォーサイトも25%と高水準ですが、アガルートはそれをさらに上回っています。
いずれも受講生アンケートをベースにした数値であり、アンケート対象者や算出方法が各社で異なるため、数値を直接比較する際はその点を考慮する必要があります。
スタディングとLECは合格者の「人数」を公表しているものの、合格率は開示されていません。合格者数は受講者数の規模によって変わるため、講座の品質を測る指標としては合格率のほうが参考になりやすいです。ユーキャンと東京法経学院は合格実績自体の情報がありませんでした。
合格率を公表しているアガルートとフォーサイトの2社は、講座の実績に自信を持っているからこそ数字を開示しているともいえます。受講を検討する際には、こうした実績の透明性も判断材料のひとつになるでしょう。
質問・サポート体制の充実度
各社の質問制度を比較すると以下の通りです。
| 講座 | 費用 | 回数上限 |
|---|---|---|
| フォーサイト | 無料 | 20回 (バリューセット) |
| スタディング | 有料 (1問2,000円~) | チケット制 |
| ユーキャン | 無料 | 1日3問まで |
| 東京法経学院 | 無料 | 郵送12回 |
| アガルート | 無料 | フル50回 / ライト20回 |
| LEC | 情報なし | 情報なし |
アガルートの質問制度「KIKERUKUN」は、入門カリキュラム フルで50回まで無料で利用でき、講師・有資格者が回答してくれます。回数上限という点では6社の中で最も多く、学習中に生じた疑問を解消しやすい環境が整っています。
注目すべきは各社の費用体系の違いです。アガルート・フォーサイト・ユーキャン・東京法経学院は質問制度が無料で含まれているのに対し、スタディングは有料のチケット制(1問あたり2,000円~)となっています。
質問制度を積極的に活用したい方にとっては、無料で回数上限が多い講座のほうが安心できるかもしれません。
質問の回答者にも違いがあります。フォーサイトは回答者が全員司法書士試験合格者である点を明示しており、アガルートは講師・有資格者が対応するとしています。スタディングも講師が回答する旨が公式サイトに記載されています。
回答の質という面では、いずれも専門知識を持ったスタッフが対応している点は共通していますが、回答者の資格要件まで明確にしているフォーサイトとアガルートは、信頼性の点で一歩リードしているといえるでしょう。
メリット
アガルート司法書士試験講座を受講することで得られる主な利点を、受講生の視点から整理します。
オリジナルレジュメで知識の定着と記憶を助けてくれる
浅野講師が作成するオリジナルレジュメ・図表は、複雑な法律知識を視覚的に整理してくれる教材です。
- 会社法の約1000条を十数枚の図表にまとめた資料
- テキストの記載を知識の関連性が見えるよう再構成した表
- 条文ごとの要件・効果を一覧で比較できるレジュメ
司法書士試験では、似たような規定が異なる科目にまたがって登場します。たとえば会社法と商業登記法では、会社の設立や役員変更の手続きについて似ているようで微妙に異なるルールが存在し、これらを正確に区別して覚えなければなりません。
テキストだけでこの区別を完全に把握するのは容易ではないでしょう。
浅野講師のオリジナルレジュメは、こうした「似て非なる知識」を一覧表にまとめ、比較しながら覚えられるよう設計されています。
受講生の口コミでも「一種の発明」「試験本番で頭の中に表を浮かべて正誤を判断できた」という声が寄せられており、テキスト以上の学習効果を実感している方が少なくありません。
暗記が苦手な方にとって、膨大な条文知識を効率よく整理して記憶に残せる仕組みは、大きな助けとなるはずです。
初学者でも段階的に記述式の解答力を身につけられる
記述式は司法書士試験の満点350点のうち140点を占める重要分野です。入門カリキュラム フルでは、記述式を以下の4段階で攻略する設計になっています。
- 記述解法ベーシック講座:記述式の基本的な解き方(型)を学ぶ
- 記述解法マスター講座:演習量を増やして解法を定着させる
- 記述過去問解説講座:過去10年分の本試験問題を講師とともに解く
- 記述・択一パーフェクト12:直前期の総仕上げ
記述式は「何をどう書けばよいのかわからない」という初学者の壁が高い分野です。いきなり過去問に取り組んでも手も足も出ないという状況に陥りやすく、独学では挫折の原因になりがちでしょう。
アガルートの記述式対策では、まず解き方の「型」を教えてもらい、それを真似することから始めます。記述過去問解説講座では浅野講師が手元を映しながら問題を解く様子を見せてくれるため、問題文の読む順番や答案構成用紙の使い方といった実践的なテクニックを映像で学べます。
受講生からは「解き方を真似するだけなのでラク」「機械的に問題を解けるようになった」という声が挙がっており、記述式に対する心理的なハードルを下げてくれるアプローチとして高く評価されています。
記述式が不安な方にとって、段階的に解答力を積み上げていける設計は大きな安心材料になるでしょう。
合格特典で費用負担を大幅に軽減できる
入門カリキュラム フルには、合格時に受講料の費用負担を大きく抑えられる特典が用意されています。
- 特典1:お支払金額全額返金(税抜価格相当分)
- 特典2:合格お祝い金3万円
合格特典を利用するには、合格通知書データの提出・合格体験記の提出・合格者インタビューへの出演といった条件を満たす必要があります。また、返金は税抜価格が対象であり、源泉所得税の控除が発生するため、支払った金額がそのまま戻ってくるわけではありません。
それでも、合格を達成した場合に費用負担が大幅に軽減される仕組みは、経済的な面で受講を迷っている方にとって心強い制度です。
受講生の口コミでも「全額返金制度が決め手になった」「絶対に合格するというモチベーションにつながった」という声が複数あり、学習意欲を高める効果も期待できるでしょう。
なお、合格特典の対象はフルのみであり、ライトや入門総合講義単体は対象外です。プラン選びの際は合格特典の有無も考慮しておくことをおすすめします。
スキマ時間をフル活用できる学習環境
仕事や家庭と両立しながら学習を進める受講生にとって、移動中や休憩時間を有効に使える環境は欠かせません。
- 1本あたり約20~30分の講義動画
- 9段階の倍速再生機能
- 公式アプリ「AGAROOT Learning」でのオフライン再生
- デジタルブック(テキストのオンライン閲覧・マーカー・しおり機能)
- オンライン演習サービス「TOKERUKUN」でスマホから択一演習
合格者の平均年齢が40代前半と社会人学習者が多い司法書士試験では、まとまった学習時間を確保できないことが大きな悩みになりがちです。アガルートの講義動画は1本あたり20~30分程度で区切られているため、通勤電車の中や昼休みといった短い時間にも1コマずつ進められます。
倍速再生は9段階で細かく調整でき、2倍速で視聴しても講義のメリハリが損なわれないという受講生の声もありました。公式アプリ「AGAROOT Learning」ではダウンロード機能を利用してオフライン再生が可能なため、通信環境を気にせずに学習できます。
さらに、オンライン演習サービス「TOKERUKUN」を使えば、スマホひとつで択一式の過去問演習ができます。ちょっとした空き時間にも問題演習を積み重ねられるため、インプットとアウトプットのバランスを保ちやすい環境が整っているといえるでしょう。
ホームルームと質問制度で学習の孤独を支えるサポート
通信講座は自分のペースで学べる反面、ひとりで学習を続ける孤独感がモチベーション低下につながることもあります。そこで、アガルートは以下のサポートを用意しています。
- 月1回ホームルーム:海老澤講師・三枝講師・竹田講師が受講生のアンケートをもとに勉強方法を解説。改正法情報の共有も
- 質問制度「KIKERUKUN」:講師・有資格者が回答。フル50回 / ライト20回まで
- バーチャル校舎:自習室・受講生同士の交流ルーム・学習サポーター(フル受講生のみ・先着希望制・定員あり)
- 短答セルフチェックWebテスト:インプット後の定着度を確認
ホームルームは毎月配信される動画コンテンツで、受講生全体のアンケートをもとにした勉強法の解説や、法改正情報のアップデートが含まれています。
他の受講生がどのような悩みを抱えているかを知ることで「自分だけではない」という安心感が得られるほか、学習ペースの客観的な見直しにも役立ちます。
質問制度「KIKERUKUN」は、講義やテキストの内容について講師・有資格者に質問できるサービスです。フルでは50回まで無料で利用できるため、わからないことを放置せずにすぐ解消できます。
独学では「この解釈で合っているのか」と不安になりがちな場面でも、専門家の回答を得られる安心感は大きいでしょう。
バーチャル校舎は2026年2月から導入されたサービスで、オンラインの自習室や受講生同士の交流ルームを利用できます。
入門カリキュラム フル受講生のみが対象で、先着希望制・定員ありという制約はありますが、利用できる場合は通信講座でありながら「仲間と一緒に学んでいる」という感覚を得られる新しい試みです。
デメリット(注意点)
メリットだけでなく、注意すべき点も率直にお伝えします。受講後に「思っていたのと違った」とならないよう、事前に確認しておきたいポイントを整理しました。
模擬試験で順位や記述式の採点が出ない
入門カリキュラム フルには模擬試験が含まれていますが、機能面で他社の模試と異なる部分があります。
- 受験者全体の中での順位が表示されない
- 記述式問題の個別採点がない(自己採点のみ)
- 会場受験の制度が用意されていない
大手予備校の公開模試では、受験者の中での順位が表示され、記述式の答案も講師が採点してくれるケースがあります。アガルートの模試にはこうした機能がないため、「自分が受験者全体のどの位置にいるのか」を客観的に把握しにくいという指摘が受講生から複数ありました。
また、会場受験の機会がないため、本試験の緊張感を事前に体感できない点も残念に感じた受講生がいます。ただし、会場受験のない通信講座は珍しくなく、この点はアガルートに限った弱点ではありません。
対処法としては、直前期に他社の公開模試を別途受験して順位確認と会場受験を補う方法が考えられます。複数の受講生も実際にこの方法を取っており、アガルートの教材で実力をつけた上で他社模試を受けるという組み合わせは現実的な選択肢でしょう。
受講料は中~高価格帯に位置する
比較セクションで触れた通り、アガルートの入門カリキュラム フルの受講料は382,800円(税込)で、6社の中ではLECに次ぐ高さです。
- フォーサイト(107,800円)・スタディング(119,500円)との差:約26万~27万円
- ユーキャン(169,000円)との差:約21万円
受講料だけを比較すると、フォーサイトやスタディングの3倍以上の金額になります。予算に限りがある方にとっては、この差は無視できないものでしょう。
ただし、アガルートの受講料には約595時間の講義・フルカラーテキスト・肢別過去問集・記述式対策講座・答練・模試・質問制度(50回)などが全て含まれており、追加費用が基本的に発生しません。
また、後述する割引制度や合格特典を活用すれば費用負担を軽減できる余地もあります。
受講料の高さは裏を返せば教材・サポートの充実度の表れともいえますが、受講を決める前に自分の予算と照らし合わせた検討は必要です。
合格特典の利用条件を事前に確認しておく必要がある
アガルートの合格特典(全額返金+お祝い金3万円)は魅力的な制度ですが、利用にあたってはいくつかの条件を把握しておく必要があります。
- 返金は税抜価格相当分が対象(税込全額ではない)
- 源泉所得税が控除される
- 合格通知書データの提出が必要
- 合格体験記の提出(所定の文字数・内容条件あり)
- 合格者インタビューへの出演(リモート)
- 実名の公表が必須(旧姓等は不可)
合格特典の返金額は税抜価格に基づいて計算され、さらに源泉所得税が差し引かれます。そのため、実際に手元に戻る金額は税込の受講料よりも少なくなる点に注意が必要です。
また、合格体験記の提出やインタビューへの出演といった条件は、全ての合格者が問題なく対応できるとは限りません。実名公表が必須であることや、インタビュー映像が広告媒体に使用される点を事前に理解しておく必要があるでしょう。
とはいえ、これらの条件を満たせる方にとっては費用負担を大幅に軽減できる制度であることに変わりはありません。受講を検討する段階で条件の詳細を公式サイトで確認し、自分が対応可能かどうかを判断しておくことが大切です。
バーチャル校舎は全員が利用できるとは限らない
2026年2月から始まったバーチャル校舎は、オンライン自習室や受講生同士の交流ルームを利用できるサービスです。
- 対象:入門カリキュラム フル受講生のみ
- 先着希望制・定員あり
- ライトや入門総合講義単体の受講生は利用不可
バーチャル校舎には自習室・交流ルーム・学習サポーター(毎月1回15分・講師が回答)といった機能が含まれていますが、先着希望制であり定員が設けられています。そのため、フルを受講したとしても必ず利用できるとは限りません。
バーチャル校舎の利用を前提に受講を決めてしまうと、万が一利用できなかった場合にギャップを感じる可能性があります。
バーチャル校舎はあくまで付加的なサポートとして捉え、講義・教材・質問制度といった全員が利用できるサービスの充実度を軸に受講を判断するのがよいでしょう。
なお、バーチャル校舎を利用できなくても、月1回のホームルームや質問制度「KIKERUKUN」(50回まで)といったサポートはフル受講生であれば全員が利用できます。学習を孤独に感じた際に頼れる手段は他にも用意されていますので、その点は安心していただけるかと思います。
合う人・合わない人
これまで見てきた特徴・比較・メリット・デメリットを踏まえ、アガルート司法書士試験講座が特に合う人・合わない人を整理します。
合う人
アガルートは、以下のような方に特に向いています。
- 記述式対策に不安がある初学者
- 講師主導で体系的に全科目を学びたい方
- 合格特典を活用して費用負担を抑えたい方
- スキマ時間を活用しながら学習を進めたい社会人
- 質の高い教材・サポートのために一定の予算を確保できる方
記述式に対する不安が大きい初学者には、アガルートの段階的な記述式対策が心強いでしょう。解き方の「型」をベーシック講座で学び、過去問解説講座で実践力を高めるという流れは、記述式にどう取り組めばよいかわからない方にとって明確な道筋を示してくれます。
講師主導で体系的に学びたい方にも適しています。浅野講師を中心とした4名の講師陣が科目やフェーズごとに指導を担当しており、約595時間の講義で11科目を網羅しています。
オリジナルレジュメや図表を活用した講義は、独学では得にくい「知識の整理と優先順位づけ」を効率よく行ってくれるでしょう。
合格特典を前向きに活用できる方にとっても、アガルートは有力な選択肢です。合格体験記の提出やインタビューへの出演といった条件に対応できるのであれば、費用負担を大幅に軽減しながら合格を目指すことができます。
社会人学習者にとっては、1本20~30分の短い講義動画・9段階の倍速再生・アプリでのオフライン再生・スマホでの択一演習(TOKERUKUN)など、スキマ時間を最大限に活かせる学習環境が整っています。
合格者の平均年齢が40代前半であることからもわかるように、仕事と両立しながら合格を目指している方は決して少なくありません。
合わない人
次のような条件に当てはまる方には、他の講座が適している可能性があります。
- とにかく受講料を安く抑えたい方
- 模擬試験で全国順位や詳細な採点を重視したい方
- 通学・対面授業の環境が欲しい方
受講料をできるだけ抑えたい方には、フォーサイト(バリューセット107,800円)やスタディング(コンプリート冊子テキスト付119,500円)が選択肢になります。いずれもアガルートの3分の1以下の価格帯で、フォーサイトは合格率25%(2025年度)という実績も公表しています。
教材やサポートの充実度には差がありますが、予算面での優先度が高い方にとっては十分に検討に値するでしょう。
模擬試験で全国順位や記述式の詳細な採点を受けたい方は、大手予備校の公開模試を利用する方法が考えられます。LECは41年にわたる司法書士受験指導の実績があり、模擬試験や答練のノウハウは業界でも高く評価されています。
アガルートの教材で実力をつけつつ、直前期に他社の模試を併用するという使い分けも一つの方法です。
通学・対面授業を希望する方にとって、完全オンラインのアガルートは合わない可能性があります。教室で講師や受講生と直接やり取りしながら学びたい方は、通学コースを設けているLECや東京法経学院(名古屋校)といった選択肢を検討するのがよいでしょう。
ただし、「合わない人」に該当する場合でも、それぞれの講座にはトレードオフがあります。価格が安い講座では記述式対策の充実度や質問制度に差がある場合もありますし、通学講座は受講料が高くなりがちです。
最終的には「自分が合格するために何が最も必要か」を軸に判断することが、後悔のない選択につながるでしょう。
最安値で受講する方法
アガルート司法書士試験講座をできるだけお得に受講したい方に向けて、活用できる割引制度と費用を抑えるポイントを紹介します。
常時利用できる割引制度
アガルートには、期間の定めなく常時利用できる割引制度が複数用意されています。
| 割引名 | 割引率 | 対象者 |
|---|---|---|
| 再受講割引 | 20%OFF | アガルート 司法書士試験講座の 受講経験がある方 |
| ステップアップ 割引 | 20%OFF | 入門カリキュラム等 から中上級へ進む方 |
| 他校乗換割引 | 20%OFF | 他の予備校・ 通信講座で 司法書士試験の 学習経験がある方 |
| 他資格試験 合格者割引 (アガルートで合格) | 20%OFF | 宅建・行政書士・ 社労士等を アガルートで取得した方 |
| 他資格試験 合格者割引 (他社で合格) | 10%OFF | 上記資格を 他社で取得した方 |
| 受験経験者割引 | 10%OFF | 司法書士試験の 受験経験がある方 |
| 家族割引 | 10%OFF | 家族がアガルートの 有料講座の 受講生である方 (過去の受講も対象) |
他の予備校・通信講座で司法書士試験の勉強をした経験がある方であれば、他校乗換割引(20%OFF)を利用できます。
司法書士試験の受験経験者であれば受験経験者割引(10%OFF)が適用されますし、家族がアガルートの受講生(過去の受講も含む)であれば家族割引(10%OFF)も使えます。
注意点として、複数の割引制度を同時に使うことはできません(併用不可)。一方で、セール・キャンペーン価格からの上乗せ適用は可能です。つまり、セール期間中にさらに割引制度を重ねて使えるため、タイミングによってはかなり有利な価格で受講を始められます。
割引制度の利用には、購入前に申請が必要なものがあります(他校乗換割引・受験経験者割引など)。購入後の適用はできないため、該当する割引がないかを事前に確認しておくことが大切です。
セール・キャンペーンの活用
アガルートでは不定期にセールやキャンペーンが実施されることがあります。過去にも期間限定の割引が行われた実績があり、タイミングを合わせて受講を開始することで受講料を抑えられる場合があります。
セール・キャンペーンの最新情報は、割引情報まとめ記事で確認できます。

セールの具体的な割引内容や実施時期は都度変わるため、受講を検討中の方はこまめにチェックしておくのがおすすめです。
合格特典による実質的な費用軽減
入門カリキュラム フルには合格時の全額返金制度(税抜価格相当分)とお祝い金3万円が用意されています。デメリットのセクションでもお伝えした通り、利用には合格体験記の提出やインタビュー出演などの条件がありますが、条件を満たした場合の費用軽減効果は非常に大きいです。
割引制度とセール・キャンペーンを組み合わせた上で、さらに合格後に全額返金を受けることができれば、最終的な費用負担はかなり抑えられます。合格特典を見据えてフルを選ぶかどうかも、費用面の判断において重要なポイントになるでしょう。
よくある質問
アガルート司法書士試験講座の受講にあたって気になりやすいポイントをQ&A形式で補足します。
「法律の知識がなくても大丈夫?」
結論から言えば、法律の予備知識がなくても問題ありません。入門カリキュラムは法律初学者を対象に設計されており、STEP00の「全体構造編」で試験の全体像を把握するところからスタートします。
浅野講師の入門総合講義は「初学者でも立ち止まることがないよう配慮されている」という受講生の声が複数あり、難解な法律用語もかみ砕いて解説する講義スタイルが評価されています。
くだけた表現やたとえ話を交えながら進む講義は、法律を初めて学ぶ方でも取り組みやすいでしょう。
司法書士試験は受験資格の制限がなく、年齢・学歴・職歴を問わず誰でも受験できます。法学部出身でなくても合格している方は珍しくありませんので、学習経験の有無よりも「続けられる環境を選べるかどうか」のほうが重要です。
「フルとライトはどちらを選べばいい?」
迷った場合は、フルをおすすめします。フルとライトの主な違いは以下の4講座の有無です。
- 択一過去問解説講座
- 記述解法ベーシック講座
- 記述解法マスター講座
- 記述・択一パーフェクト12
ライトにはこれらが含まれていません。特に記述解法ベーシック講座と記述解法マスター講座は、記述式対策の初期段階を担う重要な講座です。記述式は司法書士試験の350点満点のうち140点を占めるため、この対策を手薄にするのはリスクが大きいでしょう。
また、合格特典(全額返金+お祝い金3万円)の対象となるのはフルのみです。ライトを選んだ場合は合格しても特典を受けられません。受講料の差額と合格特典の有無を天秤にかけると、フルのほうが結果的にコストパフォーマンスが高くなる可能性があります。
「スマホだけで学習できる?」
スマホだけでもかなりの学習を進められます。講義動画は公式アプリ「AGAROOT Learning」で視聴でき、ダウンロードしてオフライン再生することも可能です。テキストもデジタルブックとしてオンラインで閲覧できるため、紙のテキストを持ち歩かなくても学習自体は進められます。
ただし、記述式の演習については注意が必要です。記述式は実際に答案構成用紙に書き込みながら解く練習が不可欠であり、この部分はスマホだけでは対応しきれません。受講生の口コミでも、問題文と答案用紙をコピーして書く練習を繰り返したという報告が多く見られました。
インプット(講義視聴・テキスト確認・択一演習)はスマホで十分にカバーできますが、アウトプット(記述式の答案作成練習)は机に向かう時間を確保するのが現実的です。スキマ時間と机に向かう時間をうまく使い分けることで、効率的な学習が可能になるでしょう。
「合格までにどれくらいの勉強時間が必要?」
アガルートが公式に示している必要学習時間の目安は約3,000時間です。2028年合格目標(2026年3月開始)のモデルスケジュールでは、約28ヶ月の学習期間が設定されており、1日あたり約3.8時間の学習ペースが想定されています。
入門カリキュラム フルの講義時間だけでも約595時間あり、講義の視聴に加えてテキストの復習や過去問演習の時間が必要になります。3,000時間はあくまで目安ですが、試験範囲が11科目に及ぶことを考えると、相応の学習量を覚悟しておくほうがよいでしょう。
仕事と両立しながら1日3~4時間を確保するのは簡単ではありませんが、倍速再生やスキマ時間の活用で効率化している受講生も多くいます。学習スケジュールのPDFが公式サイトから入手できるため、自分の生活リズムに合わせた計画を立ててみることをおすすめします。
「受講前にお試しはできる?」
アガルートでは資料請求をすると、実際のテキストのサンプルを無料で入手できます。テキストの質感やレイアウトを事前に確認したい方は、まず資料請求を試してみるのがよいでしょう。
また、公式サイトでは一部講座の無料体験講義が公開されている場合があります。受講生の口コミでも「お試し講座を視聴して講義の雰囲気を確認した」「浅野講師の講義が自分に合っていると感じた」という声がありました。
講義のテンポやわかりやすさは受講の継続に直結するため、事前に確かめておくと安心です。
さらにYouTubeでも浅野講師による解説動画が公開されており、講義スタイルの一端を無料で確認できます。実際の受講を決める前に複数のチャネルで講義を体験してみることで、自分に合うかどうかの判断がしやすくなるでしょう。
この記事のまとめ

この記事では、アガルート司法書士試験講座について、評判・特徴・他講座との比較・メリット・デメリット・合う人・合わない人まで幅広くお伝えしました。
受講生の口コミからは、浅野講師の講義のわかりやすさとオリジナルレジュメへの高い信頼が年度を越えて一貫していることがわかりました。
記述式対策では解き方の「型」を段階的に身につけられるカリキュラムが好評で、初学者が最も不安に感じやすい分野に対して明確な道筋を示してくれます。
合格率28.6%(全国平均の5.49倍)という実績は、カリキュラムと教材が実際に合格に結びついていることを裏付ける指標です。
スキマ時間を活用できるアプリやオンライン演習、月1回のホームルームや質問制度といったサポート体制も、社会人学習者にとって心強い環境が整っています。
一方で、受講料が中~高価格帯であること、模擬試験に順位や記述式の採点機能がないこと、合格特典の利用条件を事前に確認しておく必要があることは、受講前に把握しておきたいポイントです。
司法書士は相続登記義務化の影響もあり、今後さらに需要が高まると見込まれる資格です。難関試験ではありますが、質の高い講座を選び、計画的に学習を続けることで合格は十分に手の届く目標になります。
アガルートの講座があなたに合うかどうか、ぜひ公式サイトで詳細を確認してみてください。まずは資料請求や無料体験講義から始めてみるのもよいでしょう。あなたの合格を心から応援しています。



