副業で実務翻訳者をしているKiryuです(*^o^*)
約1年前、全く翻訳経験の無い状態で翻訳者ネットワーク Amelia(以下、アメリア)に入会しました。
入会から3か月目で2社のトライアルに合格。
6か月目で初受注に至ることができました。
その後も自分の時間の許す範囲で、副業として翻訳の仕事をしています。
今回はアメリアを使って翻訳者デビューした私が、いち利用者の目線でアメリアを徹底レビューしたいと思います。
主に次のような人に向けた情報提供です。
- 副業で翻訳を始めて、いずれは専業の翻訳者になりたい
- アメリアの存在を知って気になっているが、初心者だし受注できるのか不安
- 会員になった人の意見を聞いてみたい
会員2年目の副業翻訳者として、アメリアの良い点・悪い点を率直にお伝えします。
ぜひ参考にしてみてください。
アメリアは翻訳初心者にもおすすめ
結論からお伝えすると、アメリアは翻訳の初心者にもオススメできる有益な会員制サービスです。
その理由は少なくとも3つあります。
- 翻訳初心者でもトライアルに応募でき、受注にもつながる
- ベテラン翻訳者を含めた翻訳者仲間に相談できる
- スキルアップのための色々な機会を活用できる
以下で詳しくお伝えします。
翻訳初心者でも受注につなげられる
アメリアが有益なサービスだと思う理由の1つめは、翻訳の初心者であってもトライアルに応募でき、そこから受注につなげられることです。
記事の冒頭でも触れましたが、私はアメリアで実際にそのような経験をしました。
もう少し詳しくお伝えすると、翻訳の経験が全く無い状態で4社のトライアルに応募し、うち2社のトライアルに合格できました。
合格した会社からはその後継続して翻訳の仕事を依頼していただいています。
もちろん、トライアル合格を勝ち取るため、自分なりに勉強をすることは必要です。
とはいえ、「初心者だから・経験が無いから、仕事が受けられない」ということはありません。
実際、アメリアの求人検索では「未経験可」を指定して検索することができます。
数が多いわけではありませんが、未経験でも応募できる求人が、私が確認する限り常に掲載されています。
アメリアでは、あなたが翻訳初心者であっても、行動力と実力次第で受注にこぎつけることが可能です。
私が受注に至るまでの経緯は、次の記事で詳しくお伝えしています。

翻訳者仲間に相談できる
アメリアが有益なサービスだと思う理由の2つめは、ベテラン翻訳者を含めた翻訳者仲間に自分の悩みや困りごとを相談できることです。
アメリアには「コミュニティ掲示板」という機能があり、日々、翻訳者どうしのコミュニケーションがなされています。
会員であれば誰でも書き込みが可能です。
色々な話題が話されていますが、キャリア浅めの翻訳者や翻訳未経験者からは、たとえば次のような相談がなされています。
- 最近受けた案件の単価が○円だったが、妥当な額か?
- トライアルの合格率を上げる方法は?
- トライアル合格後、どのくらい待てばよいのか?
- まだ経験が無い医療翻訳にもチャレンジしていきたいが、勉強はどのように進めたらよいのか?
上記のような質問に対し、その道10年、あるいはそれ以上のベテラン翻訳者が親切に回答をしていたりします。
翻訳会社に所属でもしていない限り、「周囲の翻訳者に相談する」なんてできないですよね。
でも、アメリアの会員になっていれば、何か困ったことがあったときに諸先輩方に相談できます。
翻訳初心者にとって、これほど心強いことはありません。
アメリアでは、仕事の探し方や今後のキャリアについて、アメリア事務局に相談することもできます。
翻訳業界に長く携わっている事務局の方々にアドバイスをもらえるわけです。
翻訳初心者として、アメリアは頼もしい存在だと感じています。
スキルアップのための機会がある
アメリアが有益なサービスだと思う理由の3つめは、スキルアップのための色々な機会を活用できることです。
スキルアップの機会の代表的なものは、アメリア主催の模擬トライアル「定例トライアル」です。
定例トライアルでは、アメリアが会員向けに「トライアルを模した課題」を出します。
会員は任意で参加し、課題に対する翻訳案を提出します。
翻訳案は審査員によって吟味され、AAとA~Eまでの6段階で評価される、というものです。
定例トライアルに参加することで、自分の実力を客観的に評価してもらえる貴重な機会が得られます。また、プロが作った模範解答を参照し翻訳力に磨きをかけられます。
さらに、定例トライアルで好成績をとって一定の基準を満たすと「クラウン会員」に認定されます。
クラウン会員になると、翻訳の実務経験がなくても経験者対象の求人に応募できたり、スカウトが増えたりといった利益があるので、駆け出し翻訳者はクラウン獲得を目指し研鑽しています。
アメリアには、定例トライアルを含め、スキルアップのチャンスがいくつもあるんです。
なので、たとえば翻訳初心者なのですぐには求人には応募しないとか、トライアルをいくつか受けたけどダメだった、という場合でも、翻訳の力を向上させていく場として利用していくことができます。
ちなみに、私も定例トライアルに過去2回参加しました。
結果はどうだったのか? このあたりの話は、また別の記事に書いていきたいと思っています(^^)
アメリアの特徴(他の求人サイト等との違い)
「翻訳初心者でも求人に応募したり、受注したりできることはわかった。でも、無料の翻訳求人サイトがたくさんあるよね? そんな中でアメリアの会員になる理由は何?」
上記の疑問を持つ人もいると思います。
確かに、翻訳の仕事の受注だけを考えれば、無料や、無料に準じた形で利用できるサイトはたくさんありますよね。
たとえば、国内事業者の代表例はこんなところでしょうか。
- 翻訳者ディレクトリ
- クラウドワークス
- ランサーズ
- ココナラ
海外事業者としては次のものが有名だと思います。
- Gengo
- Conyac
- Translators Cafe
私も翻訳の仕事の獲得を目指して活動していくにあたり、色々なサイトを検討しました。
熟慮の上で、最終的にアメリアでスタートを切ることにしたんです。
今振り返ってみて、その決断で良かったと思っています。
私がアメリアのどんな特徴を重視して上記の判断に至ったのか、以下で述べていきます。
アメリアは国内事業者なので安心できる
私が重視したアメリアの特徴の1つめは、国内事業者なので安心できるということです。
翻訳の仕事を得ることが目的ですので、利用するサイトには色々な個人情報を登録することになります。
登録した情報が不正に利用されないか? 万がいち不正な利用がなされた場合、どう対処したら良いか?そういう心配もあるわけです。
この点、アメリアは国内事業者であることから一定の安心感があります。
所在地や沿革なども明確に把握できますので、実際に不正なことが何かあった場合は、現地に赴いたり、訴訟手続きだってやろうと思えばできるはずです。
以上のことから、海外事業者が運営する場よりも、国内事業者のアメリアを使うほうに利点があると感じます。
アメリアは翻訳会社を審査している
私が重視したアメリアの特徴の2つめは、アメリアを利用する翻訳会社をアメリア自身が審査しているという点です。
アメリアは翻訳会社と翻訳者をマッチングする役割を担っています。
ここで、ひとくちに翻訳会社といってもピンキリで、中には翻訳者への報酬を払わないといったトラブルを起こしてしまう会社も結構あるらしいです。
そこでアメリアはあらゆる翻訳会社を受け入れるのではなく、翻訳会社から利用希望があれば審査を行い、報酬不払い・不審な点が無いかといった点を調べた上で、登録を受け付けています。
ものすごく厳格な審査というわけではないようですが、悪い噂が立っているような会社や評判の悪い会社は、あらかじめ除外してくれます。
(また、一度審査が終わって登録済みとなった企業でも、その後の翻訳者からの情報提供等に基づいて利用を断るといった対応もしているようです。)
一方で、こういった事前審査・事後審査をすることなく、あらゆる事業者からの翻訳求人を載せているサイトもあるわけで、こういったサイトは避けたいと私は考えました。
一定の審査体制が整っているという点で、アメリアを使うことの意義は大きいと考えています。
アメリアの求人は日本語で応募できる
私が重視したアメリアの特徴の3つめは、掲載求人のほとんどが日本語で内容を確認でき、また日本語で応募できるということです。
私の場合、翻訳を仕事にしてみたいという気持ちはあるものの、もし国外の翻訳事業者が入り乱れている場で仕事をゲットして、翻訳会社とのやり取りが全て英語となると、円滑に仕事を進める自信があまりないというのが正直なところでした。
報酬の支払いに関しても、日本円以外となれば受け取り用の口座を用意する必要もでてきますし、税務面で考えないといけないことも増えそうです(為替差益・為替差損の計算など)。
一方、アメリアは主に国内の翻訳会社を協力会社としているようで、求人は日本語で出ていますし、応募も日本語でできますし、提示されている支払い方法も日本円であることが多いです(例外はあります)。
完全な初心者の私としては、翻訳者としての適性を見極めるというところからのスタートであることもあり、「翻訳以外の面でわずらわされることは極力避けたい」と考えました。
そこで、翻訳会社と日本語でやり取りができ、日本円で報酬を受け取れる求人が多いアメリアに登録するのがベストだと判断しました。
アメリアのデメリット
アメリアを利用していく上で、受け入れる必要があるデメリットは次の3つです。
- 入会金と年会費がかかる
- 日英・英日翻訳の求人が大半
- 未経験可・在宅フリーランス求人は少数
以下で詳しく説明します。
入会金と年会費がかかる(※安くできます)
アメリアのデメリットの1つめは、会員になるために入会金5,000円(税別)、年会費15,000円(税別)がかかることです。
このコストが気になって入会をためらってしまう人は、かなり多いのではないでしょうか。
この点、私からお伝えしたいことがいくつかあります。
その中でもぜひ知っておいてほしいのは、入会金・年会費を安くする方法があるということです。
次の記事でまとめています。

上の記事の方法が使えないかどうか、ぜひ検討してみてください。
ちなみに、入会金5,000円は無料にできるチャンスがかなり多いです。
アメリア会員になるためのコストに関しては、実はもう少しお伝えしたいことがあるのですが、やや長くなるためこの記事のまとめのところで語っていきたいと思います。
日英・英日翻訳の求人が大半
アメリアのデメリットの2つめは、日英・英日翻訳の求人が全体の86%にのぼることです。
アメリアでは常時200件くらいの求人が出ているのですが、そのうちの170件くらいは英語関連求人で、他の言語の求人は全部合わせても30件程度なんですね。
この点は、日英翻訳や英日翻訳を仕事にしたいと考えている人にとっては、デメリットにはなりません。
しかし、それ以外の言語を考えている人であれば、求人はそれほど多くないということを理解しておく必要があるかなと思います。
アメリアの求人は、入会前であってもおおよその内容と数を把握できます。
次の記事でその方法を紹介しました。

また、英語以外の求人の数については、次の記事も参考になると思います。

未経験可・在宅フリーランス求人は全体の1割
アメリアのデメリットの3つめは、掲載されている未経験可・フリーランスの求人は全体の1割程度に過ぎないという点です。
私のように「副業から始めて専業を目指したい」と考える人は、求人検索の際「未経験可」かつ「フリーランス」の条件で探すことになると思います。
そうすると、見つかる求人は常時200件程度掲載されているうちの1割ほど、つまり20件前後です(執筆時現在、28件)。
これを少ないとみるか、多いとみるか。おそらく多いと思う人はいないでしょう。
20件の中には、自分の希望とは合わない求人も当然あります。私の場合、応募したい・応募できると思えるものは、10件程度でした。
このように、最初のうちは応募できる求人は少ないということを理解しておく必要があります。
とはいえ、しばらく経験を積んで経験者を名乗れる段階になれば、応募できる求人は増えます。
なので、長い目で見ればこのデメリットは継続するわけではないです。
「自分は、経験はないが実力はあると思う。だから短期で応募できる求人を増やしたい」
上記のように考える人もいると思います。
その場合は、前述の「定例トライアル」で好成績をとってクラウン会員に成り上がりましょう。
そうすると、単なる未経験者に比べ飛躍的に応募できる求人の数が増えます。
アメリアのメリット
翻訳の初心者や未経験者がアメリアを利用するメリットは色々ありますが、ここでは特に次の4点を取り上げます。
- 自分に合った求人を探して応募できる
- スカウトを待つこともできる
- 毎月の情報誌で翻訳業界の流れを追える
- 翻訳支援ツール等の割引が受けられる
以下で詳しく説明します。
自分に合った求人を探して応募できる
アメリアを利用するメリットの1つめは、自分に合った求人を探して応募できる点です。
アメリアの求人情報検索ではさまざまな条件を指定できます。
- 募集職種
- 翻訳者、翻訳チェッカー、翻訳関連業務
- 翻訳分野
- 出版、映像、実務(ビジネス・法務)、IT、工業・技術、メディカル、金融・経済、特許、ゲーム、その他)
- 翻訳言語
- 英語→日本語、日本語→英語、英語⇔日本語、アジア言語、ヨーロッパ言語、その他の言語
- 勤務形態・勤務地
- 在宅勤務、オンサイト勤務(東京都)、オンサイト勤務(東京以外)
- 雇用形態
- フリーランス、正社員、契約社員、派遣社員、アルバイト
- クラウン会員指定
- ビジネス、IT・テクニカル・メディカル、金融、特許、フィクション、ノンフィクション、映像、日英ビジネス、英日メディカル、フランス語
- 求人の特徴
- 新着、もうすぐ終了、常時募集、未経験可、翻訳支援ツール使用、スペシャルコンテスト、ボランティア
- キーワード
- 任意のキーワードで検索(AND検索・OR検索指定可)
細かく条件を指定できるので、自分の希望に合った仕事を効率よく探せます。
私はよく「翻訳者」「英語→日本語」「在宅勤務」「フリーランス」「未経験可」を指定して求人検索していました。
結果的に、自分の希望に合った取引先と巡り合うことができました(^^)
スカウトを待つこともできる
アメリアを利用するメリットの2つめは、自分の情報を登録してスカウトを待つこともできる点です。
アメリアの会員になると利用できる機能に「Myプロフィール」というものがあり、翻訳実績等の情報を登録できます。
登録した情報はアメリアを利用する翻訳会社向けに公開できます。
翻訳会社は公開された情報を検索して、求める人材のスカウトを実施するわけです。
どちらかというと翻訳歴が長く実績を積んだ人向けの機能ではありますが、自分に何か強み・得意な分野がある場合は、情報を登録しておくことでスカウトが来る可能性を高められます。
実は私にも1度スカウトのメッセージが来ました(個人に宛てたというよりは、おそらく複数人宛てですが)。
私は情報通信業に携わっていた経歴を登録しており、おそらくそのことが要因だと思うのですが Telecommunications 分野の翻訳者を募集しているという案件のスカウトでした。
スカウト主は海外の事業者様で、私は前述の通り現時点では国内事業者との取引にとどめたいと考えているため、特にやり取りはしませんでした。
以上の通り、私の現状ではスカウトから仕事に結びついたわけではないものの、今後も思いがけないところからチャンスが舞い込んでくる可能性がありそうです。
アメリアでスカウトのメールを受け取る方法について、次の記事にまとめています。

毎月の情報誌で翻訳業界の流れを追える
アメリアを利用するメリットの3つめは、月刊情報誌『Amelia』が手に入ることです。
(↑手持ちの『Amelia』を並べてみました^^)
情報誌『Amelia』はA4判の冊子で、月ごとに組まれる翻訳関連の特集や、翻訳の現場から届けられる連載エッセイ、翻訳のプロフェッショナルの知見が盛り込まれたコラムなどが収められています。
私は現在、翻訳会社に勤めているわけでもなければ、周囲に翻訳を生業とする人がいるわけでもありません。
なので、自分では意識できていなくても情報不足の状態になりやすいと言えます。
そんな環境面での不利さを補ってくれるのが情報誌『Amelia』です。
アメリア会員でなければ私のところには到底届かないようなフレッシュな情報を入手でき、毎月サッと目を通すだけでも学べることがとても多いです。
副業から専業へ発展させていくことを思えば、ある程度は業界内の事情・動向に通じておくことも必要だと思います。
この点、アメリアに入会していれば定期的に業界紙が送られてくるわけなので、良質な情報に触れる機会を自然と増やすことができます。
翻訳支援ツール等の割引が受けられる
アメリアを利用するメリットの4つめは、翻訳支援ツール(Trados等)の割引が受けられることです。
翻訳支援ツールを導入していると、応募できる求人が増えます。
なので副業であっても、定番ツールのTradosくらいは買って使っておいたほうが良いと私は思います。
そんな翻訳支援ツールですが、アメリア会員は特別割引価格で購入可能です。
2020年現在、会員割引を受けられる製品は次の通り。
- SDL Trados Studio(翻訳支援ツールのデファクトスタンダード)
- memoQ(Tradosの競合製品)
- ABBYY FineReader 15(翻訳支援というより多言語対応のOCRソフト)
- Babel(字幕制作ソフト)
上記製品の導入予定がある場合は、アメリア会員になっていると定価よりも安く手に入りますので、覚えておいてください。
ただし注意点として、少なくともTradosに関してはSDL社(製造元)も割引キャンペーンのようなことをたびたび実施しており、そちらを利用したほうが安い場合があります。
実は私自身、アメリアの特典ではなくTradosが実施していた割引を適用して購入しました(^^;)
両者の価格差を見極めつつ、安い方で買うのが良いと思います。
入会方法
アメリアに入会する際の手順を解説します。
はじめに、アメリア公式サイトのトップページ右上付近から「入会のお申込み」をタップします。
入会申込画面が現れます。
氏名等の情報を入力して、
会員規約等を一読したら「確認」ボタンを押して進みます。
情報確認画面が出てきますので、内容を確認して「送信」ボタンを押せばOKです。
国内在住者の場合は以上で入会申し込みが完了し、当日から全てのサービスを利用できます(求人情報の閲覧や応募も可)。
なお、年会費等は銀行口座からの自動引き落としとなるため、その手続きのための書類「預金口座振替依頼書」が後日自宅に届きます。
それを記入して返送するのを忘れないでくださいね。
海外在住者の場合は、少しだけ手順が異なります。
上記の「確認ボタン」を押した後、クレジットカード情報の登録というステップを経て、入会申込完了となります。
なぜ国内会員と違うのかというと、海外会員は会費等の支払いをクレカで行うためです。
海外会員はその他の面でも国内会員とは違う点があるので、入会申し込みページの案内をよく読むことをおすすめします。
よくある質問
アメリアの会員になって2年目の私が、アメリアに関するよくある質問に答えます。
副業でも会員になれる?仕事はとれる?
アメリア自体は、副業として翻訳をしたいという人であっても全く問題無く受け入れています。
というか、入会を希望する個人に対する審査は無く、入会目的は何でもOKです。
では求人を出している翻訳会社の副業に対するスタンスはどうでしょうか。
翻訳会社のほうも「副業一切お断り!」という会社は、執筆時現在、無いです。
というのも、現時点で出ている求人を「副業」で検索したところ、全200件の求人のうちヒットしたのは約10件のみでした。
ヒットした求人では、たとえば次のようなコメントがついていました。
- 副業でも可。ただし週に最低○ワード以上(もしくは○時間以上)は対応してほしい
- 副業でも可。ただし本業の就業先規定で副業禁止の場合はご遠慮いただきたい
上記のような感じです。
全体的に「副業だからどうこう」という求人は少数なので、あまり気にしないでいいかなと思います。
(実際のところ、翻訳は副業として請け負っている人も結構多いのだと思います。推測ですが)
なお、私自身が求人に応募するときは「当分の間、副業としての稼働になる」と明記していましたが、トライアル通過もできましたし、仕事もいただけました。
アメリアって詐欺じゃないの?
詐欺ではないので安心してOKです。
私も実際に利用してみるまでは「根拠のない怪しさ」を感じ取っていましたが、完全に誤解でした(^^;)
次の記事で「なぜ詐欺でないと言えるのか」をお伝えしています。

気になる方は一読してみてください。
アメリアでトライアルに受かるコツは?
翻訳に関してはまだまだ初心者の私ですが、「アメリア経由でトライアルに応募して合格するためにはこれが必要だ」という観点でお伝えできることが3点あるかなと思っています。
1点目は、自分が専門にする言語の翻訳がまともにできること。これは当たり前ですね。
2点目は、翻訳会社が何を求めているのかを自分なりに研究すること。応募する際に自分をどう売り込むと効果的かという話です。
3点目は、最初はアメリア以外でトライアルを受けてみること。アメリア以外のトライアルに最低限1回応募して、慣れておきましょう。
上記3点については、また別の記事を書いて詳しくお伝えしようと思っています。
【後日追記】
「トライアルに受かるコツ」の話をもう少し膨らませて、次の記事を書きました。

この記事のまとめ
今回は翻訳者ネットワーク アメリアについて、未経験の状態で入会して半年で初受注に至った私がレビューしてみました。
要点を復習します。
まずアメリアは翻訳初心者にもオススメできる会員制サービスで、その理由は次の通りです。
- 翻訳初心者でもトライアルに応募でき、受注にもつながる
- ベテラン翻訳者を含めた翻訳者仲間に相談できる
- スキルアップのための色々な機会を活用できる
次に、アメリアが他の翻訳求人サイトと異なる点は次の3点です。
- アメリアは国内事業者なので安心できる
- アメリアは翻訳会社を審査している
- アメリアの求人は日本語で応募できる
アメリアにはもちろんデメリットもあります。次の3つを指摘しました。
- 入会金と年会費がかかる
- 日英・英日翻訳の求人が大半
- 未経験可・在宅フリーランス求人は少数
一方、アメリアには次のようなメリットがあることもお伝えしました。
- 自分に合った求人を探して応募できる
- スカウトを待つこともできる
- 毎月の情報誌で翻訳業界の流れを追える
- 翻訳支援ツール等の割引が受けられる
以上、私がアメリアに実際に入会して、1年と少し経過した現時点で感じているところをお話ししました。
最後に、おそらく多くの人にとってアメリア入会のハードルになるであろう「入会金・年会費」について、2点コメントしておきます。
* * *
1点目は、入会費・年会費は月額換算でわずか1,800円程度、1日あたりの金額にすればたったの60円程度のコストに過ぎないということです。
入会金と年会費を満額払ったとして、消費税10%込みで22,000円ですよね。
これを12ヶ月で割ると、約1,800円です。
月に1回行くかもしれない「飲み会1回分」よりずっと安い。
さらに1日あたりで考えるとたったの約60円です。
日に1本買うかもしれない「缶ジュース1本」の半額程度。
それだけのコストで、自分に合った求人を検索したり、スキルアップの機会が得られたり、翻訳者コミュニティに参加したり、月刊情報誌『Amelia』を受け取って業界事情にも強くなれたりします。
日額60円程度でこれだけのものを得られると考えると、むしろ激安ではないでしょうか。
わずかなコストで、翻訳者としての未来の見通しがずいぶん良くなります。
以上を踏まえると、まずは1年くらい会員になってみる価値は十分にあると思います。
* * *
お伝えできることの2点目は、入会金・年会費は、アメリアを通じて受注につながればすぐにでも回収できるということです。
実際、私は初回の仕事で入会金・年会費の額を上回る報酬を得ましたし、それ以降のお仕事にもつながっています。
初年度は合計2万円程度を投下したとしても、投下額を上回る報酬を得ることでいわば「実質無料」、それどころか大量のお釣りが来るのです。
こういう視点からいうと、コストを理由に入会しないことは機会損失以外の何物でもありません。
もっと言うなら、入会を迷っているだけでも、その間に得られたかもしれない仕事を逃してしまうという意味で、機会損失です。
アメリアの入会金・年会費は、将来を豊かにするために必要な自己投資だと割り切って、サクッと会員になってしまうことをお勧めします。
ちなみに、私は8月に「翻訳をやりたい」と考えて9月には入会するというスピード入会でした。
そうやって最初の仕事をゲットすることに最短距離で走っていくと、後で振り返ったとき「思い切ってやってよかった」と感じられますよ。
* * *
以上、アメリアに関する私の考えをお伝えしました。
あなたが翻訳者として前進するにあたり、この記事が少しでも役に立てば嬉しいです。
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