宅建試験一発合格済みの宅建士Kiryuです(*^o^*)
今回はスタディング宅建士講座を使ったおすすめの勉強法をお伝えします。
といっても、スタディング宅建士講座には「学習フロー」という一連の学習手順があらかじめ組み込まれており、それに従って勉強を進めるのが標準的です。
しかし、忠実に「学習フロー」に沿って勉強すると、忙しい人ほど「分量が多すぎる」「時間が足りない」と感じることでしょう。
そこで、スタディング宅建士講座で使用する教材を絞り込み、使い方も工夫して、もっと短い時間でひと通りの知識と回答力を身に付ける勉強法を提案したいと考えました。
宅建試験に一発合格した私が考える、いわば「学習フロー 最短最速バージョン」です。
具体的には、「2ヶ月」で必要な学習を終えることを目標にします。
ぜひ参考にしてみてください。
スタディング宅建士講座 おすすめの勉強法
結論から言うと、スタディング宅建士講座のおすすめ勉強法は次の3ステップです。
- ステップ1(1週間)
- ビデオ講座で「インプット学習」
- ステップ2(3週間)
- セレクト過去問集で「アウトプット学習」
- ステップ3(3週間)
- 市販の模試を用意して「直前対策」
各ステップを、以下で詳しく説明します。
【ステップ1】ビデオ講座で「インプット学習」
スタディング宅建士講座のおすすめ勉強法の第一段階として、「ビデオ講座」でインプット学習を行います。
ビデオ講座というのは、スタディング宅建士講座で提供されている講義動画です。
スタディング宅建士講座はおよそ40の講義からできています。
まずは一連の講義動画を視聴するところからスタートしましょう。
学習計画
ビデオ講座は、1週間で最初から最後まで見ることができます。
というのも、動画の長さを測ると、全部でおおよそ26時間ほどです。
平日の月曜から金曜は、なんとか時間を捻出して2時間ずつ消化しましょう。これで、5日かけて10時間分を見終えました。
そして土曜日に8時間、日曜日に8時間消化しましょう。これで、2日かけて16時間分を見終えました。
そうすると、上記1週間で計26時間分消化できた計算になり、ビデオ講座の視聴が完了します。
省略する教材
スタディング宅建士講座のインプット学習用教材としては、ビデオ講座の他に「WEBテキスト」がありますが、WEBテキストは思い切って省略します。
もちろん、WEBテキストを読み込んだほうがより充実した知識が得られることは確かです。
しかしながら、講義動画とWEBテキストは内容が重複している部分もたくさんあります。
なので、2か月という制限がある中でムダが無い学習をするためには、WEBテキストをカットしたほうが良いのです。
なお、WEBテキストを絶対に使用するなということではありません。
この後のステップで問題演習を進めていきますが、問題を解いていく中で不明点がある場合は、WEBテキストの必要な部分だけをサッを読む、という形で活用すると良いでしょう。
【ステップ2】セレクト過去問集で「アウトプット学習」
スタディング宅建士講座のおすすめ勉強法の第二段階として、セレクト過去問集でアウトプット学習を行います。
セレクト過去問集は、宅建試験の過去の出題から重要度の高い問題を厳選した問題集です。
宅建試験は、問題を繰り返し解くことで得点力を大いに高められるということが知られています。
そこで、セレクト過去問集を「3周」くらい回すようにしましょう。
学習計画
セレクト過去問集(3周)は、3週間で終えることを目安に解いていきます。
計算過程を順番に示します。
まず、セレクト過去問集には350問前後の問題が収録されています。
1周目は少し時間が多めにかかるかもしれませんが、2周目、3周目はずっと少ない時間で済みます。
ここでは、1周目は1問あたり5分使うと考えましょう(問題文を読んで回答し、解説を読むところまで含みます)。
2周目は1問あたり3分、3周目は1問あたり2分とします。
以上のように考えると、350問を3周するのにかかる時間は、次の表の通りです。
周回 | 時間 |
---|---|
1周目 | 約30時間 |
2周目 | 約18時間 |
3周目 | 約12時間 |
合計 | 約60時間 |
350問を3周するのに約60時間かかります。
1週間で20時間ずつ消化していくと考えましょう。
たとえば、平日5日間は1時間ずつ消化し、残り15時間を土日で消化します。
このようにして1週間あたり20時間分をこなしていけば、セレクト過去問集(3周)を3週間で達成できますね。
ここまでで、「ステップ1」「ステップ2」合わせて4週間、つまり1ヶ月が経過しました。
省略する教材
スタディング宅建士講座のアウトプット学習用教材としては、セレクト過去問集の他に「スマート問題集」「13年分テーマ別過去問集」がありますが、セレクト過去問集以外は省略します。
なぜ「スマート問題集」「13年分テーマ別過去問集」を省いていいのか、その理由を述べます。
まず、「スマート問題集」ですが、こちらは「一問一答○×形式」の問題集です。
一方、宅建試験は「四肢択一形式」であり、スマート問題集とは形式が全く異なります。ゆえにスマート問題集を解いても宅建試験の問題を解く練習にはならないため、省略してしまいます。
次に、「13年分テーマ別過去問集」は、過去13回の試験問題を収録した問題集です。
過去問を網羅的に扱っていますので、今後出題される可能性が低いレアな設問も混じってしまっています。
時間が無い中で最大限の効果を上げるという視点で考えるなら、余計な問題が混じっている13年分テーマ別過去問集は、省いたほうが良いでしょう。
むしろ、今後の出題が大いに見込める問題に的を絞った「セレクト過去問集」を優先的に使うのが妥当である、と判断しています。
【ステップ3】市販の模試を用意して「直前対策」
第三段階として、市販の予想模試を購入して直前対策を行います。
というのも、スタディング宅建士講座には予想模試が含まれていません。
しかしながら、予想模試を解くことで合格する可能性を飛躍的に高められますので、自分で補うようにしましょう。
宅建の予想模試は、夏頃にAmazonや少し大きめの書店に行けば、簡単に手に入ります。
学習計画
市販の予想模試を1冊買うと、試験3回分または4回分の模試が含まれています。
仮にここでは2冊購入して、合計で7回分の模擬試験が手に入ったとします。
問題数にして350問です。ステップ2と同じ問題数ですね。
予想模試も繰り返し解いたほうが実力アップに有効なので、3周解くと考えましょう。
ここでも、1周目は1問あたり5分、2周目は1問あたり3分、3周目は1問あたり2分とします。
周回 | 時間 |
---|---|
1周目 | 約30時間 |
2周目 | 約18時間 |
3周目 | 約12時間 |
合計 | 約60時間 |
そう考えると、350問を3周するのに約60時間必要です。
ステップ2同様、1週間で20時間ずつ消化していくと、3週間で予想模試7回分を3周できます。
ここまでで、「ステップ1」「ステップ2」「ステップ3」を合わせて、1ヶ月と3週間が経過しました。
2か月に達するまで、あと1週間残っていますね。
残りの1週間は予備日だと考えていただければOKです。
予備日が1週間分あるので、仮に学習の進捗が遅れても最大1週間は調整できます。
予想模試をオススメする理由
直前期に予想模試に取り組んでおくことを勧める理由はいくつかありますが、何といっても「予想が的中するから」というのが大きいです。
さすがに「1問まるごと当たる」ということはないですが、「かなり似た肢がいくつも出る」ということは毎年のように起きています。
※予想問題集の巻頭で「昨年はこれだけ的中しました!」と証拠が示されていることがよくあります。時間のある人は目を通してみてください。
試験本番では、肢の正誤が1つわかるだけで得点できるケースというのも当然あります。
実際、私が受験したときも「予想模試を解いていたから解けた」と確信できる問がありました(^^)
なので直前期にはぜひ予想模試を繰り返し解いて、少しでも得点力を上げておくことをオススメします。
「予想が的中するから予想模試を解く」という意味では、やはり「的中すること」を力強くアピールしている予想模試を選ぶのが良いです。
迷う場合は、書籍のタイトルで「当たる」「当てる」と明確にうたった次の2冊を購入してください。
* * *
以上、おすすめ勉強法の3ステップを見てきました。
ここまでの流れを実践すれば、2か月という短い期間でかなり良い水準まで実力がアップするはずです。
この記事のまとめ
今回は「スタディング宅建士講座のおすすめ勉強法」というテーマでお伝えしました。
勉強法の内容を復習すると、以下の通りです。
- ステップ1(1週間)
- ビデオ講座で「インプット学習」
- ステップ2(3週間)
- セレクト過去問集で「アウトプット学習」
- ステップ3(3週間)
- 市販の模試を用意して「直前対策」
2ヶ月でインプット学習・アウトプット学習を終え、さらにスタディング宅建士講座には含まれていない「予想模試」を補った対策まで完了します。
とはいえ、スタディング宅建士講座にもともと含まれているいくつもの教材をカットしますので、どうしても粗削りな面は出てきてしまうことは否定できません。
それでも、「最短時間でひと通りの知識と回答力を身に付ける」というところを目指すならなら、今回示した方法がベストだと思います。
この記事の勉強法を参考に、宅建試験合格に向けてスピーディに取り組んでいただければ幸いです。
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