宅建試験に独学で一発合格した宅建士杉山貴隆です。
宅建試験は合格率がおよそ15%のそこそこ難しい国家試験です。試験範囲は広く、覚えなければならない事項も意外とたくさんあります。
なのであなたが勉強を続けているうちに「これ、受かるの無理じゃない?」と不安に感じてしまうのも無理はありません。でも大丈夫。今からでも、あなたがやるべきことをきっちりやれば結果は自然とついてきます。
今回は宅建に受かる気がしない人が合格するための3つの対策をお伝えします。合格の二文字を勝ち取るために、これから紹介する対策をぜひ実行してみてください。
宅建に受かる気がしない人が合格するための3つの対策
宅建に受かる気がしない人がとるべき対策はそう難しいものではありません。次の3つです。
- マインドブロックを取り払う
- これまでやってきた勉強法を愚直に続ける
- 予想模試を解いておく
以下で詳しく見ていきましょう。
マインドブロックを取り払う
宅建に受かる気がしない人が合格するための対策の1つめはマインドブロックを取り払うことです。
マインドブロックとはあなたが心の中に無意識に抱えている制限や限界のことを指しています。例えば、
宅建の勉強を続けてきたけど、なかなか解けるようにならない。こんなにできないということは、きっと本番でも良い点をとれないに違いない。
だから合格できる気がしない。いや、きっと合格できない。
あなたはこのように自分自身に「合格できない」という制限をかけてしまっているのではないでしょうか。だとすれば、まさにそれはマインドブロックです。
不合格に違いないなんてネガティブな思い込みは今すぐ捨てましょう。そして次のように考えてください。
確かに受かる気はあまりしない。でも「受かる気がするかどうか」と「合格するかどうか」はそもそも関係が無い。
宅建はマークシートの試験だから、どんなに落ちる気満々でも受験をすればまぐれで得点して合格することもある。実際には自分は受験勉強をしてきているから、まぐれよりもずっと多くの点数がとれると考えて間違いない。
つまり合格する可能性は十分見込める!
たとえ受からない気がしていようとも、あなたが合格する未来は現実味のあるものなんです。「自分は合格できるかもしれない。それなら合格する可能性を少しでも上げられるように試行錯誤してみよう」。そんなマインドに切り替えていきましょう。
これまでやってきた勉強法を愚直に続ける
宅建に受かる気がしない人が合格するための対策の2つめはこれまでやってきた勉強法を愚直に続けることです。
あなたは誰かの勉強法を参考にしつつこれまで勉強してきたと思います。たとえば通信講座や通学講座を利用している人であれば、その講座が「このような手順で勉強してください」と指示をしていて、それに従っているはずです。
独学している人であれば、ネットで合格者が勧めていた勉強法を真似ている人や、宅建に合格した知人や先輩から勉強法を聞いてその通りにやっているという人もいるでしょう。
宅建試験の当日まで、その勉強法を信じて継続してください。というのも「受かる気がしない」という理由で勉強法を変えたり自己流を取り入れようとする人がいますが、それは良くないんです。
勉強法は基本的に試験直前まで継続することを前提に組み立てられています。その前提を守って続けるからこそ合格という結果に結びつくのです。
自己判断でやり方を変えてしまうのはリスクが大きすぎます。不安に惑わされず、自分が選んで守ってきた学習方法を継続するようにしてください。
ただし「どう考えてもこの勉強方法を選んだのは失敗だった」というときは別です。その場合は早急に勉強方法を見直して再スタートを切る必要があります。でも具体的にはどのように見直せばいいのでしょうか。
インターネットで個人が発信している情報はあまりあてにしない方が良いでしょう。もちろん個人が推す勉強法でも参考になるものもあると思います。私自身、きっと多くの人の合格を助けるはずだと信じて自分の経験に基づいた独学勉強法を発信しています。
ただ個人が発する情報はどうしてもその個人が持つ背景や特性に大きく依存していて、それがあなたにどのくらいフィットするかはわからないという属人的な側面があります。
ではどうするべきかというと、合格実績のある通信講座を使うのが良いです。なぜなら通信講座は多くの人が学びやすいと感じるようにさまざまな工夫を教材や勉強法に取り入れているから。
そして通信講座は合格するための知見を何年、何十年と積み重ねており、確固たるノウハウに基づいて受講生を合格に導いています。
私は宅建試験に合格後、個人的に複数の通信講座を購入・受講してきましたが、中でもフォーサイト宅建士講座とスタディング宅建士講座が最も合格に近づける通信講座だと感じています。
「今までの勉強法は明らかに間違っていた。勉強法を見直して再スタートを切りたい」という方にこの2つの講座を自信を持っておすすめします。講座の内容については私のレビュー記事を読んでいただくか、公式の資料請求・無料お試し講座を利用してみてください。
予想模試を解いておく
宅建に受かる気がしない人が合格するための対策の3つめは予想模試を解いておくことです。
予想模試とは「受験指導のプロフェッショナルが本試験の出題を予想し、それをもとに製作した模擬試験形式の問題集」です。毎年6~7月頃になると書店等で販売され始めます。
有難いことに予想模試はある程度的中することを期待できます。予想模試の問題によく似たものが本試験に出ることが珍しくないのです。
なので先に見た2つめの対策「これまでやってきた勉強法を愚直に続ける」を実践した上で、試験直前期には予想模試を用意して解いておくのが良いです。
予想模試に含まれている問題のうちどれが的中するかはわかりませんが、どれかはきっと的中します。自分の頭の中に「当たり」をストックするつもりで繰り返し解きましょう。
そうするとライバルよりも1点、2点、3点と多くの点を取ることができ、結果的に合格する可能性を押し上げることができます。
「そんな簡単な対策で良いわけない」と思う人へ
「いや~どうかな。そんな簡単そうな対策3つで合格するっていうのはさすがに厳しいんじゃない?」
そのように感じる人もいると思います。確かに今回紹介した3つの対策はいずれも難しいものではなく、その気になれば今日・明日にも実行できるものでしょう。そんな誰でもできるような対策ではやっぱり受かる気がしそうにない、というのはもっともかもしれません。
しかしぜひ知っておいてほしいのですが、宅建試験に合格する人の多くは今回紹介した対策を意識的または無意識的に実践しているんです。
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受かる人は積極的にマインドブロックを解除しています。一瞬「自分に無理なのではないか」という思いがよぎっても「いや、毎年合格者は出ている。同じ人間の自分に合格できないわけがない」と考え直して、心の速度制限装置をOFFに切り替えています。
受かる人はそれまでやってきた学習法にこだわって、最後までやり抜いています。時には不安になることもありますが、信じてやり続けることが良い結果を生むことを彼らはよく知っています。だから寄り道をすることなくひたむきに勉強し続けます。
受かる人は予想模試を解いています。専門家の知見を自分の知識として吸収することで他の多くの受験生よりも前に進めます。そうして得点力を最大限高めた状態で試験に臨もうとするのです。
簡単なように見えて実は多くの合格者が実践している対策だとすれば「受かる気がしない、でも受かりたい」と思っている人がやらない理由はありません。
この記事のまとめ
今回は「宅建に受かる気がしない人が合格するための3つの対策」についてお話ししました。3つの対策を復習すると次の通りです。
- マインドブロックを取り払う
- 試験を受ければ運だけで受かることもある。受験勉強をしていれば運に実力が上乗せされる。合格の可能性を信じよう
- これまでやってきた勉強法を愚直に続ける
- 自己流に陥るのではなく、心に決めて信じてきた学習の進め方を継続しよう
- 予想模試を解いておく
- 専門家の予想を直前期の学習に取り入れ、本番での得点力アップを狙おう
不安になる気持ちはわかります。でもまだできることがあるはずです。宅建試験の当日まであなたのベストを尽くしてください。
以上、参考になれば嬉しいです。
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次回は宅建試験が難しいと感じる要因を見極め、対策を練っていきます。下のブログカードをタップすると移動できます。